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356:守人 02/26 13:32 [ilikewizard_nao@yahoo.co.jp <]
そうして考えること数分、アニーは尿意を感じた。
(トイレへ・・・)
行こうとして足を動かそうとするが・・・動かない。かろうじて上半身は動かせるのだが、両足は脱力
しきって動く気配すらない。
(だめっ!このままじゃ・・・我慢できなくなる)
アニーは必死になって考える。幸い尿意は急激なものではなかった。それでも絶望的なこの状況は、彼
女の心を焦りで満たしていった。
アニーが尿意を感じてから3分経過した。それまで微動だにしなかった彼女は、突然右へと体を横転さ
せ―――ベッドの下へ落ちた。
(っ〜〜〜〜〜!!)(ジュッ)
まずい。今の衝撃で少しちびってしまった。だが本格的に決壊したわけではない。アニーは両腕に力を
入れ、ゆっくりと床を這っていった。
ベッドからトイレまではおよそ十メートル。アニーにとってその距離はあまりにも長かった。病気で
体力が低下している彼女は、やがて力尽きてしまった。
(ああ・・・・もう・・だめ)(シャー)
また少しちびった。このままではいつか全て漏らしてしまうだろう。
(いくら病気だからって・・・足が動かないからって・・・おもらしは嫌!!)
アニーは目に涙を浮かべながらそう思った。
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