[*]前 次[#] [0]戻 [4]履歴
[1]最新 [2]最初 ▼[3]コメント欄

小説板
36/44頁 (437件)
357:守人 02/26 23:42 [ilikewizard_nao@yahoo.co.jp <]
 その思いが届いたのか、はたまた偶然か、声が聞こえた。
 「♪かーぜ、かーぜ。ゴホゴホ、クシュン。ブルブル、バタッ♪」
 声とは、ひどく独創的な歌だった。アニーが知る限り、こんな歌を歌うのは一人しかいない。
 「やあアニー、大丈夫?」(ガチャ)
 ドアが開くのと同時に、真っ赤な髪が目立つ小柄な少年―――マオが部屋に入ってきた。
 「・・・・・・!? アニー、どうしたの、立てる?」
 そして倒れているアニーを発見。マオは自分の肩を貸し、アニーをなんとか立たせた。その際にアニーは
マオの耳元で「トイレ・・・」と呟いた。その言葉の意味を理解したマオは、急いでトイレへ向かおうとし
たが・・・遅かった。(ジュ、ジュ・・シュワーーーーー)
 アニーの膀胱は限界を迎えた。
 同時に脱力しきり、崩れる体。それは一種の現実逃避行動なのか、アニーは床に仰向けに倒れ、そのまま
気絶してしまった。
[*]前 次[#]
▲[6]上に [8]最新レス [7]ピク一覧

名前:
Eメール:
コメント:

sage
IDを表示
画像を投稿(たぬピク)
現在地を晒す