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小説板
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65:黒兎 05/28 03:53
「(あうう……せめてちょっと待ってって言えば良かったよーー)」

夜の砂浜を歩きながらジーニアスは後悔の念に追われていた
もともとおもらしするつもりでなく、あくまで実験と言う形だったのがこのままではオムツ越しとはいえ好きな人の前でおもらしをしてしまう

「星が、綺麗ですね………」

「うん、そうだね」

表面上はあくまで冷静に、でもじわりじわりと染み出してくるおしっこの波と戦い心の中では悲鳴を上げているジーニアス、それとは知らずに微笑みながら空を見上げるプレセア
それにしてもプレセアの顔が妙に赤いのは気のせいだろうか?「ずっとこんな毎日が続いたら………良いんですけど……」

「そのためには今を戦い抜かなくちゃね…………ぁぁ」

そう言ったジーニアスから(しゅわぁ)と小さな水音が聞こえた
プレセアは気がつかなかったのだがジーニアスはもちろん気がついていた

「(どうしよう………もう………我慢できない………)」

オムツの中にじわじわと暖かい物が滲み出てくる
先ほどとは違って止まることはなく、むしろ溢れるがのごとく広がっていく

「でも………戦わなくて住むならそれで良いんです、ジーニアスも辛いはずですから………」

少し先をいくプレセアが目を閉じて砂浜に寝転ぶ、側に行こうとしたジーニアスだったがその時、我慢が限界に達した

「(駄目だ………もう………あぁぁぁ)」

じわり、じわりと暖かく濡れていくジーニアスのオムツの中から一際大きい水音が聞こえスパッツのもこもこしたお尻の部分が一回り大きくなった
放心した様子で砂浜に座りこむジーニアス、そのまま30分ほど経過して

「ふわぁぁ………もしかしてジーニアス眠くなっちゃいました?」

「ううん………そんな事はないけど……」

プレセアに声をかけられて頭の中が白紙から元に戻る、しかしそれと同時に猛烈な後悔が押し寄せてきた
好きな人の目の前でおもらし、12歳なのにオムツを履いたままおもらし
その単語が頭から離れないジーニアス、僕は子供じゃない、と必死で考えたがやらかしてしまったことはどう見ても子供以下である

「それじゃあそろそろ帰りましょうか、私も眠くなってきちゃいましたし」

「うん、誘ってくれてありがとう」

「いえ、私はジーニアスのこと好きですから」

そういったプレセアはジーニアスの手を取ってホテルへの道を歩いていった
ジーニアスは匂いでばれないか、お尻のもこもこでばれないかと必死であったのは秘密である

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