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敵キャラユーリとヒッポのエロ小説大募集
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49:藍梅ひらる 06/06 17:55 [sage]
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 ヒッポ「どうしたんですか? ユーリさん。」 突然、頭を抱え 苦しそうに呻くユーリを目にして、咄嗟に声を掛ける。
 ユーリ「あなたは 一体、誰? 思い出せない!」 
 苦しむユーリを見て、少しでも苦しみから 和らげようと、ヒッポは 思い切った決断をする。
 ヒッポ「ユーリさん、どうか 思い出して下さい!」 祈るように言うと ヒッポは、ユーリの上に覆いかぶさり、そして優しく キスをする。ユーリは一瞬、驚いたように抵抗をみせたが、それは最初だけで その後は大人しく、されるがままになっている。
 ヒッポは我に返る。どんな事情が あろうとも、口づけは やばかったと感じ、急に その行いが恥ずかしくなり、急いで ユーリから離れる。
 ヒッポ「す、すみません。つい…。」 どんな仕返しが来るかと覚悟を決め、そして恐る恐る ユーリの顔を覗う。ユーリは頬を僅かに赤く染めており、それに 先程まで感じていた邪険そうな表情も、すっかり消えていた。
 ヒッポ「ユーリさん……?」 今が どういった気持ちなのか、確認するように呼び掛けてみる。
 ユーリの表情が だんだんと喜びが伴った笑顔へと変化していく。
 ユーリ「分かりますわ。ヒッポさんのこと。ヒッポさんのおかげで、ユーリの記憶が甦りました。」
 ヒッポ「い、いえ、私は…。」 先程の行為を思い出し、照れ隠しで視線を逸らす。ユーリも それを感じたのか、二人して照れてしまっていた。
 ユーリ「ごめんなさい、ヒッポさん。ブラックビューティーシスターズの術に掛かったとはいえ、一番 大切なヒッポさんのことを忘れてしまうなんて…。」
 ヒッポ「いいんですよ。ユーリさんの記憶の中に、私の記憶が少しでも 忘れずに残っていたから、思い出すことができたんです。」 そこで二人は笑顔となり、再会を喜び合った。
 ユーリ「では、ヒッポさん、ここから脱出しましょうか。」 再会の嬉しさの余韻が冷めた頃、ユーリが話し掛ける。
 ヒッポ「でも、ブラックビューティーシスターズが まだ います。 あいつらをどうにか しないと どうにもならない。」
 ユーリ「でも、いつまでも ここにいても、どうにもならないですわ。」
 ヒッポ「それは そうですけど…。」
 ユーリ「大丈夫。きっと、上手くいきますわ。」
 ヒッポの心配をよそに、ユーリは余裕そうだった。ユーリは気を集中させると、手中にエネルギー弾を生み出す。そして、それを埋め尽くされた岩塊に向けて、掛け声とともに打ち出した。ヒッポの後ろに 覆いつくされていた岩が吹き飛ぶ。
 ユーリ「さぁ、ヒッポさん、出ますわよ。」
 そんなユーリの豪快な行動を見て、ただ唖然とするヒッポであった…。

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