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敵キャラユーリとヒッポのエロ小説大募集
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63:藍梅ひらる 07/18 18:27 ID:KU [sage]
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 地上で暮らしている時も、いつかは ユーリと出会えることを信じ、それが身の支えとなっていた。しかし、ユーリと永久に会えないと分かっている暮らしの中では、何を糧に生きていけばいいのか。自分は どうなっても構わないから、絶対にユーリを失いたくなかった。それに 先程 最後まで諦めないと、ユーリと約束したばかりだ。それらの想いが ヒッポの心を熱くし、身体にも激しい躍動を湧き起こす。そんな感情の赴くまま、ヒッポは 巻き付く触手を引きちぎるような勢いで暴れ出した。
 イソギンチャン「久々に喋るようにみえるけど、本当は いろいろなところで喋ってたのよ。だけど、いちいち入れるの面倒だし そんなに重要なこと喋ってないってことで、カットされてたのよ。あ〜、くやし! と、そんなこと言ってる場合じゃなかったわね。」
 シェシェ「ん? …あいつは一体、どこに向かって喋ってる訳?」
 ミミ「…さあ。それより イソギンチャン、今度 そいつを放したら、ただじゃ おかないからね。」
 こちらの様子に気付いたシェシェとミミが、手の中の黒いエネルギーを増幅させながら言う。
 イソギンチャン「ほら、暴れるんじゃないよ。今度 あんたに逃げられたら、次に消されるのは この あたし。それ以上、暴れてみな。この私の獰猛な口が黙っちゃいないよ。」 そう言うと同時に、首の下に隠された大きく醜怪な口が再び 開く。
 ヒッポの後ろで 怪異的な音を立てながら、開くそれに 思わず振り向いてしまう。普通なら 大きな牙に身が竦みそうになるのだが、今のヒッポは もう無我夢中で そんな気持ちになる余裕もなかった。暴れまくる中、無意識にもヒッポの翼が勢いよく拡がると それが思いきり 背後の口にぶち当たった。
 イソギンチャン「ぎえ〜〜!」 予想もつかなかった反撃を喰らい、悲鳴と共に巻きついていた触手が緩む。
 ヒッポはそれを機に 触手から脱出すると、ユーリのほうに向けて一目散に駆け出した。

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