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5:名無しレッズさん 06/11 13:44 ID:??? [sage]
― 選手会自体の活動はどうですか?
黒部 いろいろと活動が難しいというのはあります。選手会でなにかをしようとした時に、若い選手の案とベテラン選手の案は全然違うんです。それを選手会全体の意思として、どう統一していくかということになります。例えば、セレッソ時代のことですが、練習場にはシャワーと家庭用の風呂だけで、数人が一度に入れるような風呂がなかったんですね。練習場のある西成区の条例で大きい風呂が入れられなかったらしいんです。身体を温めるための家庭用の風呂が少しあるくらいだったんです。プロとしての身体のケアを考えれば必要だと思うので、チームから区に交渉して欲しいところだったんですけど、選手の中でも意思が統一されているかというとそうでもないんですよね。若い選手は「シャワーだけでいいじゃん」って思うかも知れない。ベテランが欲しいと思っても、選手会の意思はなかなか統一できないわけなんですよね。
― 浦和に来て感じる、チーム作りの上手さってどんなところですか?
相馬 レッズはとてもまとまっていますし、以前Jリーグでプロ選手をしていた人が、フロントに入っているんですよね。そういうところがいいのではないでしょうか。
黒部 うん、それはあるね。選手の気持ちもそれなりにわかってくれるしね。
相馬 プロ選手を経験していないとわからない部分…感情や契約についてのことなど、元プロ選手じゃない人に伝えようとしても、微妙に伝わらないところがあるんです。そういう意味ではレッズは伝えやすいですね。
黒部 経営サイドの方がプロ選手出身ではなく、普通の企業から出向されている方だと、僕たちが現在もらっている給料を「もらいすぎだ」と捉えている人もいるんですね。でも、サッカー選手の現役は30歳くらいまでしか出来ないんですから、言い換えると、30歳以降の給料や退職金などを先にもらっているようなものだと思うんです。そういう気持ちが伝わらなかったりする。
相馬 確かにそれを理解してもらうのは難しかったりしますよね。
黒部 だから相馬の言う、プロ経験者のフロント入りが必要なんだと思うんですよね。契約交渉の席でフロントの人から「チームを徐々に良くしていきたいと考えている。5年後にはこういうチームにしたい。だから給料を抑えたい」と言われても、30歳前後の選手だったらあと2、3年しかプレーできないかも知れないんです。5年後の目標に向かって財政を考えているから少し我慢してくれって言われても納得しづらい。プロ社会なんですから、僕らは翌年クビになるかもしれない。プロ経験のある人であれば立場があれども「僕らは将来が不安でしょうがないんですよ」と話した時にも、「ああ、俺もそうだったなあ」と少しは理解してくれるだろうし。そういう理解をしてくれる人が浦和には多いので、選手としてもいいムードになれますよね。
相馬 僕は話すことがなくなりましたね!(笑)
― ありがとうございました。
ttp://j-leaguers.net/special/player2006/file014.html
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