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   懐かしいなぁ ネタバレさん  
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96:黄朝日 08/09 12:37
福島第一原発事故は一向に収束の気配を見せず、全国には54基の原子炉がある。
たとえ、運転を停止しても、いずれかの原発の直下で巨大地震が起きて、その衝撃自体で
原子炉圧力容器や格納容器、或いは配管が破損して、核燃料が環境に露出することになれば、
福島第一と同じ事が起きる。日本中どこでも地震は起きるのであるから、それがいつ起きてもおかしくない。
地震国の日本でとんでもないものを大量に建造してしまったわけだが、秘密裡に創られたわけではない。
長期間続いた自民党政権時代に「原子力政策を推進すること」や「福島第一原発を建設することは」、
メディアが報じていた。小出助教は1970年10月から原子力は推進するべきでは無いと言い続けていたのに、
1972年に福島第一原発の建設工事は着工し、それを誰も何とも思わなかった。

確かに国家は安全だと国民を騙したが、小出助教のように原発は危険だと主張する人々の話を知ろうともしなかった
その当時から最近まで、有権者は原子力推進エネルギー政策を標榜する自民党に政権を託し続けた。
代議制民主主義なのである。投票行動を通じ、原子力推進エネルギー政策を標榜する政党に政権をずっと
任せ続けた、主権者国民が、自らの選択の結果、今回のような悲惨な事態を自らもたらしたのである。
「知らなかった」は言い訳にならない。投票行動とて大人の「仕事」の一つであり、仕事は結果が全てだ。

小出助教の語り口はいつものように極めて沈着冷静。客観的であり、公正無私だ。
だから、説得力がある。
小出助教は、もはや日本には、311前には戻らない、全く汚染されていない土地も食べ物もないのであり、
子供には責任は無いが、大人はこの間の責任に応じて、汚染されたものを食べるしかないという。
誠に残念な状況になってしまったが、小出助教の論理は正しいと思う。東電と国が悪いといくらいっても、
放射性物質は決して消えないのである。
311を経験した全ての日本人(少なくとも選挙権のある者)が読むべき本だろう。

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sage
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