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27: 10/07 17:18
・・・・・・・・・・
「撮影終了!さてと帰るか!」
カメラマンが自動ドアの方へ行くと、
「アッ、馬鹿!ヤメロ!殺す気か!」
「え?何?」
「自動ドアの方に行くな!まだ腕輪を取っていないんだぞ!」
「・・・は?
もしかして・・・本当に・・・」
「本当にやっているんだよ!(カチャカチャ)ほら外した腕輪の中に毒針があるだろ!」
「嘘でしょ・・・まさか・・・本当に・・・ねぇ?・・・」
「本当に即死性の毒針なんだよ!何ならその辺のしぃで試してみろ!」
カメラマンが恐る恐る生きているしぃの腕に毒針を刺すと
「ハニャ!・・・・・・」
しぃは一瞬大きな声を出した後静かになった・・・・・・「脈拍がありません・・・・
死んでいます・・・」
「・・・・何で?・・・」
カメラマン達に一つの疑問が・・・
「何でこんなことをしているんですか!
間違ったら死んでいましたよ!
いくらジャンケンをしまくったしぃだからって!
あそこまで行く可能性は0じゃないんですよ!
なんて馬鹿な事をしているんですか!」
当然の疑問が出たが・・・
モララーは微笑みながら、
「何を言っているんだ?
これ位やらないと二匹を苦しめられないだろ?
表情か何かで嘘だってばれてしまったら興が冷めちゃうじゃん
本当に命を懸けていなきゃいけないところだったんだよ
だから懸けた、それだけだよ・・・」
と言った・・・
「だからって・・・だからって・・・」
「じゃあ、帰るね、後始末はよろしく・・・」
困惑して動けないでいるカメラマン達をよそにモララーは一人自分の家に帰っていった・・・モララーの帰り道、
「賭けないと、賭けていないと・・・あの人を越せない・・・」
モララーの独り言は何時間でも続いていた・・・
彼の尊敬する、【あの人】の事を・・・
彼は追い続けている
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