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9: 10/07 17:08
テーブルの下から聞こえる短い機械音と一緒に負けた左利きのしぃが叫びだす!
何が起きたのか分からないが彼女の眼に涙が!
何かの痛みを感じた涙が!
・・・一滴流れた・・・
モララーは彼女の足を確認し、右利きのしぃの顔を見る
其の顔には『虐殺厨』共通の・・・どう形容すれば良いのだろうか?
平凡な日常を過ごしている人にとって絶対感じ得ない何か・・・
オーラ・・そう、オーラだ!
被虐者の恐怖を誘う何らかのオーラに溢れていた
日常で突然このオーラを受けて自分は生きていられると思える【物】はそうはいないだろう「さてと、実感した所でこの【万力ジャンケン】説明を始めよう」
「・・・・・」
急の事に唖然としている右利きのしぃと、
痛みと悶絶している左利きのしぃを尻目に、
モララーは淡々とした口調で説明を始める・・・
この最悪で最高のゲーム【万力ジャンケン】の・・・
「ハイハイ、僕の顔を見て、ちょっと君達テーブルの上を見て・・・
此処にカメラがあるだろ、このテーブルの上を撮るカメラの前で君達はジャンケンをしてもらいます。
ジャンケンで勝った方は何の変化も有りませんが、負けた方は利き手の逆の手若しくは足の指の【機械式万力】のどれか一つををランダムに作動させて
指をこのドリル型の針で押しつぶさずに回転させて1_ずつ深く、直径5_の穴を削り取っていく。
今のは彼女は右足の中指が選ばれたようだ、良かったね、まだ爪の上だよ、そんなに痛くないよね?
けどまた負けちゃったらどうなるかな?
多分血が出るなんてレベルじゃないと思うけど・・・
まあ『押し潰す』んじゃなく『削り取る』んだからね、
その痛みは酷いはずだよ・・・・
肉どころじゃなく、爪も、骨も、皮も、『ドリルでバラバラのグチャグチャ』になるんだから・・・」
「・・・・・!」
「ヒィィオナガイ!ダッコ スルカラ! ダッコ スルカラ コロサナイデ!!」
「蚤臭いダッコなんか要らないよ・・
さぁ、ジャンケンをして・・・
やらないなら
それでも・・(チャキ) いいんだけどね」
「・・! ジャンケンホイ!」
「ヤ、ヤメ・・ アッ・・ホイ!」
銃を突きつけるモララーにせかされ
急に必死になりだしたしぃ達は
急いでジャンケンをし、今度は右利きの負けだが・・・
「チョットアンタ!アトダシ シタデショ」
「ショウガナイデショ!アンタガ キュウニ ダスノガ イケナイノヨ!」
右利きのしぃがカンカンに起こっている
どうやら左利きの方が後出しをしたようだ・・・
「モララー!アトダシ シタカラ・・」
「後出しは認めているよ・・・」
「エッ!」
「認めているんだよ、この【万力ジャンケン】は【後出しを認めている】、
因みに言うけど【勝敗を決めている】のは僕じゃなく【別室でカメラの映像を通して見ている同僚】だ、
そいつが勝敗を見て万力のスイッチを押している」
「ソンナ・・・」
「更にそいつにはカメラの映像以外何も聞こえもしない
だから、『早出し』しているのか『後出し』しているのか判らないんだよ
画面しか見ていないからね・・・
つまり、どんなにキミが不正を証明しようと叫ぼうが 『無駄』 なんだよ、
カメラの向うの同僚には判らないからね
君達がどんな声で叫ぼうと・・・何を言おうと・・・死のうと・・・」
「・・・・・」
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