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336: 12/21 19:27 [sage]
「アゥ……ウァー……」
同じ様に右目も潰してみたけれど『ゾクゾク』はもう無かった。
もう悲鳴を上げてくれない。コレ、もう要らない。丁度良く箒が落ちていた。理由はもう分からない。考えない。
毛に近い方の柄を持ち、思い切りコレの頭部に振り下ろす。
鈍い音と共に何かが砕ける感覚があった。
頭蓋骨なんて意外と脆いもんだな。再び振り上げる。振り下ろす。
頭部が割れ、辺りに脳漿が飛び散る。お世辞にも綺麗とは言えない。
振り上げる。振り下ろす。振り上げる。振り下ろす。
振り上げる。振り下ろす。振り上げる。振り下ろす。
振り上げる。振り下ろす。振り上げる。振り下ろす。
振り上げる。振り下ろす。振り上げる。振り下ろす。
振り上げる。振り下ろす。振り上げる。振り下ろす。もうコレはピクリとも動かない。
━
元々右腕と左足だったモノを拾い、左腕だった部分を掴み
崖際まで引き摺り運ぶ。
見下ろすと相変わらずの木々が風雨に晒されている。風雨と、暗闇と、木々だけの世界へ両手に持っている「モノ」を放り投げた。コレは僕の手から離れる。コレからソレへ。ソレは段々小さくなる。ソレからアレへ。アレはもう見えなくなった。アレからドレへ。ドレはドコカへ行ってしまった。否、「掃除」したのだ。
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