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苑子昔話
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136: 03/19 09:11 ID:??? [sage]
ある日、としおがよその畑に行き野菜を盗んで帰ろうとしたときのことであった。
「ちょっと、よその畑でなにやってんのよ」
振り返るととしおと2・3は年の差があると思われる少女がとしおをにらんでいた。
少女は清潔な衣服を身につけ、いかにもしつけが行き届いていると言った感じだ。
「親に言われたから仕方ないんだよ!」
男の意地からか少し強気でとしおは答えた。
「てか、お前誰?」
それはこっちのせりふだ。少女は思ったが慎んだ。

少女はとしおの実の姉、依子だった。

ゆきのたちはパートで稼いだ後、この村に引っ越してきた。
家は借家だがその後も農作業などして生計を立て、依子は村の学校に通うことになった。
よく気の利く依子はゆきのを手伝い、今日も野菜の世話に来ていたのだった。

そんなことなど知らないとしおは、一人勝手な妄想に耽っているのであった。
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sage
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