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苑子応援SSスレ next1
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48: 06/26 12:03 [sage]
今日は朝から猛烈に体の不調を感じた木下であったが、
親の前でなかなか切り出せず学校にきてしまった。
「頭痛い…」
時計の針ばかりが気になってとても授業どころではない。
「木下!聞いているのか。」
「う…ん、いてっ!」
教師の投げたチョークが木下の顔面にヒットした。
「どうした?具合でも悪いのか。」
「あ、いや、ごめんなさい。」
周りからクスクスと笑い声が聞こえる。
「顔色が良くないぞ。保健室いきなさい。おい、保健係!木下を保健室に連れて行ってやれ。」
「・・・はい。」
保健係の苑子は木下の隣の席である。
劣等生で木下と同レベルの嫌われ者、大きな顔に短い手足、近くに寄るとムッとした臭いがする。好みではなかったが「この程度の女なら落とせるはず」と密かに狙っていた相手だった。
「いこ、ヒゲキックス。」
木下は苑子に手を引かれて教室を後にした。
クラスメートは厄介者二人が教室から出て行ってくれた事に喜んだ。

おしまい
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sage
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