[*]前 次[#] [0]戻 [4]履歴
[1]最新 [2]最初 ▼[3]コメント欄

苑子応援SSスレ next1
5/147頁 (1462件)
49: 06/26 12:13 [sage]
保健室に行く間、木下の体はゾクゾクとしていた。
それは風邪によるものではない。
憧れの井上さんが私の右手を握っている…。
それは、木下が生涯で初めて感じた「恋心」かも知れなかった。
「あのっ…」
「えっ?」
木下の口元は震えていた。
思わず、繋いだ手をふりほどき口元を押さえた。
「気分、悪いの?トイレ、行く?」
「あ、いや、いいよ、ありがと、井上さん。」
「着いたよ、保健室。」
「どうも。」
「お大事に。」
教室に戻る井上に小さく敬礼(笑)をした木下であった。

一方、井上は自分がクラス1の嫌われ者に好かれてしまった事を感じとり、「付きまとわれたりしたらたまらない、なるべく関わらないようにしよう」と心に決めたのだった。完
[*]前 次[#]
▲[6]上に [8]最新レス [7]ピク一覧

名前:
Eメール:
コメント:

sage
IDを表示
画像を投稿(たぬピク)
現在地を晒す