[*]前 次[#] [0]戻 [4]履歴
[1]最新 [2]最初 ▼[3]コメント欄

苑子応援SSスレ next1
7/147頁 (1462件)
65: 06/27 12:15
「やった!合格だ!」
合格者発表で、自分の受験番号を見つけた男は、歓喜し、あるいは落胆する、その他の受験者の前で子供のように飛び跳ねて喜んだ。
「普通の男の子に戻る!そして、面白おかしくいきてやるqんだ。」
と、硬い決意を胸に、スターになるべく入ったお笑い芸人養成学校を辞め、
対して、金銭を所持していなかった男は、コンビニバイトを転々とする傍ら、なけなしの小遣いで買った専門書を片手に猛勉強し、
3浪の末、ようやく、国内の難関大学に合格した。
バカにされたくないという思いが強かった男だが、今はそれよりも、今から思う存分、好きなことに打ち込める優越感と、キャンパスライフと、明るい将来を思い描いていた。

今日からお世話になる下宿。
駅からは大分歩かなければいけない上、3畳半という狭さだったが、今まで置かれてきた環境を思えばちょっとした城だ。
男の顔に笑みがこぼれた。

「相部屋にしていただいてもいいですか?」
そう、下宿の管理人に言われ、男はためらいも感じたがどうしてもと言われて了承した。
部屋でゲームをしていると、いきなり入り口のドアが開き、20代ぐらいの女性が入ってきた。
「今日からここでお世話になります、苑子です。よろしくお願いします。」

つづく
[*]前 次[#]
▲[6]上に [8]最新レス [7]ピク一覧

名前:
Eメール:
コメント:

sage
IDを表示
画像を投稿(たぬピク)
現在地を晒す