片思いの夢


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片思いの夢

1: 圭一新:08/06/08 01:55 ID:Qk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
これから話す事は、僕が胸の内に閉まっておいた話です。

2: 圭一新:08/06/08 02:05 ID:Qk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
中学校三年の伊藤圭介。彼はごく一般的な中学生。成績はそこそこ。運動神経は人一倍悪い。優しい性格で、よくいろんな友達ができる彼は、中学初の恋をする。そのきっかけは、ある日のことだった。圭介は友達である横山勇と黒板の前でゲームについて熱く語り合っている時だった。「ねぇ、伊藤君と横山君っていつも一緒だよね?」後ろの方から知っている女子の声が聞こえた。「え?」振り返る圭介。振り返ると、中にの時に一緒のクラスだった松本心さんだった。

3: 圭一新:08/06/08 02:13 ID:Qk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
圭介は少し顔を赤らめかせた。「そ、そんな事ないよ。仲が良いってだけで」そしたら一緒にいた横山が「松本さんはゲームとかしないんですか?」と言った。「女子なのにゲームなんかするわけないでしょうが」圭介が突っ込んだ。「何でッ!分かんないでしょ!全く貴方は〜ゲームの良さが分かってるようで分かってないような〜」横山がそう言った。横山ははっきり言って、ゲームオタク。圭介も十分にオタクだが、横山にはかなわない。「でも女子だぞ」圭介がまた突っ込んだ。<続く

4: 圭一新:08/06/08 02:31 ID:Qk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「そんなの関係ないですよ」横山が言った。二人は自分達の話で盛り上がってしまい、松本さんが居ることをすっかり忘れていた。「あはははは!」松本さんが急に笑った。「君たちって面白いね。中2の時もそうだったけど」圭介は思った。(確かに、横山とは結構仲が良い)圭介はまた顔を赤くした。その時チャイヌがなった。授業の始まりの音だ。「じゃ私は行くね?」そう言って松本さんは自分の友達の方えむかった<続く

5: 圭一新:08/06/08 13:05 ID:Qk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
次の授業は英語、圭介の第一に苦手な科目だった。みんなが席についた。圭介は横山と席は隣で、いつも話しているためよく先生に叱られる。ガラン。先生が教室に入ってきた。「は〜い、じぁまず教科書の6ページを開いて」英語の担任は高柳先生。つい最近結婚した先生だ。そのためか、妙にお腹が大きくなっている。「あれ?先生、また腹一段とでかくなって」クラスの男子が言った。「はいはい。分かったから、小林君?教科書は今日は持ってきたの?」小林はいつもいろんな物を忘れている。その中で英語はほとんど持ってきてない。今日も机に教科書が出ていない。「また忘れたのか?」圭介は小さい声で言った。そしたら高柳先生が「まったく。しょうがない、私の仮の教科書を貸すので。それでは授業を始めます。昨日の復習ですね。<続き

6: 圭一新:08/06/08 13:34 ID:Qk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
先生が授業を始めた。高柳先生のクラスはリーディングマラソンと言う授業をする。リーディングマラソンとは、隣の人と教科書に書いてある英文を読みあう事。読み終えたら黄色いカードに何日に呼んだかを記入して先生にだす。こういう授業。「あ・・・はぶー・・ぐぇ?」圭介は英文を読むのは好きではなかった。<続く

7: 圭一新:08/06/08 19:46 ID:Qk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「圭介さんたまりあ、ちゃんと勉強しましょうね」横山が言った。「何でッ!俺は日本人だぜ?英語なんか勉強しなくても・・・」早く終われ。圭介は心の底から願っていた。そして、その願いがかなったのか、終わりのチャイヌが鳴った。「ふーやっと終わった。あー疲れた」次の授業は数学。数学は基本クラスと標準クラスに別れている。圭介は基本のため横山とクラスが別れてしまうのだ。「じゃな横山。俺そろそろ行くわ」圭介は横山に言った。「じゃ!数学頑張れよ」そう言いながら横山は見送ってくれた。基本の教室に入ったら、同じクラスの小笠原が話しかけてきた。「お!伊藤ーおひさー」おひさ、と言っても同じクラスなのに変な奴だと思った。「おひさ、って同じクラスだろうがッ!」でも、確かについ最近、小笠原は教室に居なかった。だから、おひさと言ってもおかしくない。「そういやー最近お前、学校休んでたみたいだけど、何かあったのか?」圭介が聞くと、小笠原が少し目に涙を浮かばせていた。<続く

8: 圭一新:08/06/08 20:07 ID:Qk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「俺の母さん・・・死んじゃってさ・・・」急の発言に驚いた圭介。(死んだ?嘘だろ?小笠原のお母さんってとっても優しかったのに、何で?)思った事を聞きたかったが、余りにもかわいそすぎて聞けなかった。その時、今まで閉じていた小笠原の口が開いた。「がん・・・だったんだって・・・」何と返せば良いか分からなかった。「そ、そうか。それで葬式には行ったのか?」圭介が聞くと、小笠原が「行ってない。大好きだったお母さんの葬式なんか・・・行けないよ。伊藤・・・大好きな人が居なくなるって、どんな気持ちか分かるか?」その言葉は、圭介の胸に槍のように突き刺さった。<続く

9: 圭一新:08/06/08 20:18 ID:Qk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
その時、チャイヌが鳴った。みんな先生が来る前に席につかんと慌てて席に座った。圭介の席は、小笠原のすぐ後ろだった。(俺・・・悪い事しちゃったな・・・)圭介がそう思っている時だった。ガラン!先生がやってきた。田中先生だ。中2の時、お世話になった先生だ。「は〜い、みんなが居るか確認するぞ!」先生が出席を確認している。(あいかわらず、張り切ってるな〜)そう思ったとたん、田中先生が言った。「あれ?松本さんが居ないぞ?誰か、松本さんを知りませんか?」クラスの女子が騒いでいた。その時、ガラン!と音がした。みんな一斉に音のした方え向く。松本さんだった。<続く

10: 圭一新:08/06/08 20:41 ID:Qk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「す、すみません!ちゅっとトイレに行ってて」松本さんが言った。そうすると田中先生が、松本さんに質問した。「WCに行ってきたのか。で?大小どっち?」松本さんは、顔を赤くして言った。「あの?先生・・・女の子にそういう質問は・・・」そう言う松本さんに、田中先生が「冗談です。さ!早く席に着いてくれ。今日は、みんなの待っていた席替えだ!」(え?席替え?聞いてないぞティーチャー!)そう心の中で言っていた圭介。「じゃまずは、クジを引いてくれ!先生が昨日、一時間もかけて作ったんだからな!」クラスのみんなは不満そうだった。それでも引かないと先には進めない。みんなイヤイヤクジを引いた。「えーっとー俺の席は・・・此処か」自分の新しい席に座る圭介。隣は男子が良いと思っていた。最後に引くのは松本さんだった。運が良ければ、この席を独り占めできると、期待していた。そう思っていると、松本さんが、チャッカリと隣に座ってきた。

11: 圭一新:08/06/08 21:17 ID:Qk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「え?あの、松本さん?」心に描いていた[独占]という言葉が砕け散った。「ん?どうしたの伊藤くん?」どうした?どうしたじゃない。「あの、もしかして、松本さんの席って・・・僕の隣ですか?」顔が赤くなったのが自分でも分かった。「うん!そうだよ!よろしくね伊藤くん!」(お、落ち着け俺!ただ隣に女子が来ただけであり、恥ずかしがる理由はどこにも無い!)そう自分に言い聞かせた。恐らく、今日の授業は席替えで終わりだろ。そんな事を考えている時だった。「伊藤くん?」急に松本さんが話しかけてきた。「な、なに?松本さん?」緊張しているのが自分でも分かった。「いや、ずーっと同じ方を向いてるから」そんな事か。そう思った。「いや、あはははは」その時、チャイヌが鳴った。(おぉ!チャイヌよ!よく我を助けてくれた)圭介はチャイヌに感謝した。<続く

12: 圭一新:08/06/08 22:12 ID:Qk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
授業が終わると次はお弁当の時間。みんなが大はしゃぎしている。それもそのはず、いつもは五十分授業なのだが、今日は四十分授業といつもより五分短いのだ。そして今日は四時間授業で、弁当を食べれば学校はおしまいだ。「さて!パンでも買いに行くか。横山!お前も買いに行くだろ?」圭介が横山に質問する。「あったぼーよー圭介さんたまりあ!シタッフー!」テンションがいつもより高い。何かあったのだるーか?パンを買いに行っている途中で聞いてみた。「なぁ横山」話しかけると「ん?どうしたちゃんけー」やっぱり普通じゃない!頭がおかしくなってるのだろーか?「お前、いつもとテンションが違うから」そう言うと「そうなんだよー実はさー席替えした時に、隣が桂さんになってさー」桂?あー同じクラスにそんな奴はいたなー。桂は俺と同じ小学校。松本さんと比べると、桂はとても元気なキャラだ。でも、横山って、元気な人、好きだったか?<続く

13: 圭一新:08/06/08 23:15 ID:Qk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
いったい横山に何が?!思い切って圭介が横山に聞いた「横山・・・お前・・・まさか、桂の事・・・好きなのか?」急の質問におどおどする横山。「んー好きーなのかな?でも、俺が桂さんの事好きだったら圭ちゃんはどうする?」何を言い出すんだコイツは。「別に、どうもしないけど?」正直な気持ちで言った圭介。「ホントー?まぁそうなら良いけどさ!で?ちゃんけーは?」(はぁ?何言ってんだコイツ?)そう思った圭介は、横山に聞いてみた。「どういう意味?」そうすると、横山が「圭ちゃんは、松本が好きなんでしょ?」え?な、何をまた!また顔が赤くなるのが分かった。「ば、馬鹿!変な事言ってんじゃねー!第一、俺らは受験勉強で忙しいのに、恋いなんか!」そこで言葉を止めた。<続く

14: 圭一新:08/06/09 00:22 ID:7M [ softbank219042081139.bbtec.net ]
俺は、受験勉強なんかしてないのに・・・こういうときに限って、勉強を出す。「・・・ごめん」意味も無く謝ってしまった。「いやー別に謝らなくても」横山が言った。どうも恋いの話になると俺は変になってしまう。そんな話をしている最中にも、パンの販売機に着いてしまった。「どれ、カレーパンはあるかな?」圭介が販売機の中を確認しているとき「よ!伊藤に横山!」?誰かと思って振り返った。振り返ると、そこに居たのは桂だった。「か、桂さん!」横山が緊張しているのがイヤでも分かる。「なんか用か桂?、用が無いなら話しかけてくんなよ」圭介が言った。「なーに怒ってんの?マジ意味不明!ただあんたらに話しかけただけでしょー!」ムカ、圭介は少しイラっときた。「うるさい!だいたい、桂は小学校の頃からうるさすぎなんだよ!」圭介が少しキツく言った。「そんな言い方は無いでしょー圭介さんたまりあ」横山が桂をかばうかのように言った。「そうそ!横山の言う通り!伊藤!もう少し女子に優しくしなよ!」(優しくはしてる。桂にだって、始めは優しくしてた。でも!俺に急に冷たくしたのはお前の方だろ!それに、横山にもう早速呼び捨てかよ!)圭介はそう思った<続く

15: 圭一新:08/06/09 00:39 ID:7M [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「はいはい、優しく優しく」圭介は早く桂との話を終わらせたいのか、チャッチャット話を終わらせ、販売機でパンを買い教室へ行こうとした時「なぁ圭介さんたまりあ」横山が話かけて来た。「ん?」圭介が不機嫌そうに答えた。「いや・・・桂さんと一緒に教室に戻っちゃダメか?」横山が聞いて来た。「別に良いけど?じゃ俺は先に行く!」(桂なんかと一緒に居てたまるか!)圭介はそう思いながら、一人教室へ向かっていった。「おい!」おいの後に、横山は何かを言っていたようだったが、圭介には聞こえなかった。(まったく!何を考えてるんだ?桂の事が好きなんて、横山も変わってるな)そう、心でブツブツ思いながら圭介は教室に向かった。<続く

16: 圭一新:08/06/09 00:51 ID:7M [ softbank219042081139.bbtec.net ]
あまりにもムカムカしたので、教室まで走って帰る事にした。ダッダッダ!大きい音を立てながら階段を上がって行く。その時だった。ドン!誰かに打つかってしまった。「いてて」圭介はそう言いながら立ちあがって、倒れてる子を起こしてあげた。「ありがとう」その子に礼を言われた。「いやー別に良い・・・え?貴方は?」倒れた時は相手の顔を見ていなかったから分からなかったが、よく相手の顔を見ると「ま、松本さん?!」頭の中が一瞬、まっ白になった。「も〜学校のルール、忘れたの?」学校のルール?「あの、ルールって?」圭介が松本さんに聞いた。「学校の規則!廊下を走ってはいけない!」あーそんなのもあったな・・・そう圭介は思った。<続く

17: 圭一新:08/06/09 01:06 ID:7M [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「でも、そんな法則、誰も守ってないと思うけど?」圭介が松本さんに言った。「でも、走るなら、もっとゆっくり走るとかしないと危ないよ?」そう言う松本さんも人の事は言えない。この間、昼休みの時、十分に走っていた。そのスピードは、外国の戦闘機、ステル機なみだ。「分かりました。きおつけます」そう圭介が言うと「じぁ私はパンを買いに行くから」え?いつも弁当を持ってきてる松本さんがパンを買いに行く?珍しい事だった。「あ、あの松本さん」圭介が話しかけると、松本さんが「ん?何」と言い返してきた。「あの、よかったら、カレーパン、分けあって食べませんか?」松本さんは、しばらく口を閉じたままだった。「どうして?」松本さんが質問してきた。「いや、ぶつかったし、そのおわびみたいな?」少し照れながら圭介は言った。<続く

18: 圭一新:08/06/09 15:41 ID:7M [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「ん〜どうしよー」そりゃーためらうよなー。そんなに話した事の無い男子に、一緒に食べない?って言われてるようなもんだもんな。圭介は良い返事は無いと思っていた。だが「いいよ。じゃ分けあって食べよっか!」え?良いのかよ・・・圭介は驚いた。「あ、あの?松本さん?・・・今何と・・・」もう一度確認する圭介。「え?だから、良いよって言ったんだけど」聞き間違い?それとも夢?圭介は自分のほほをたたいた。痛い!やはり夢ではないようだ。「じゃー何処で食べますか?」いくら何でも、教室には他の男子や女子が居る。変な噂を立てられたら、溜まったもんじゃない!「ん〜じゃー屋上で食べない?」屋上?屋上はよくマンガなんかで、不良の溜まり場として有名だ。どうするか・・・そう思っている時、松本さんが、圭介の顔をじっと眺めていた。「な、何?」顔が一気に赤くなる。「君、マンガの読みすぎだよ?」ニコニコしながらそう言った松本さん。「え?マンガの読みすぎって?」圭介が聞くと「伊藤くん、屋上には、不良が居ると思ったんでしょ?よくマンガとかだと、不良の溜まり場って事で有名だもんね〜」図星だった。どうやら松本さんには、俺の考えている事が分かるようだ。<続く

19: 圭一新:08/06/09 18:54 ID:7M [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「も〜不良なんか居ないよ?まったく伊藤くんは」でも、何で俺が考えている事が分かるんだ?「あの、何で、僕の考えている事が分かるんですか?」圭介が松本さんに聞いた。「だって、顔に出てるんだもん!君は嘘をつけないタイプだね」確かにそうだ。って、早く行かないと桂と横山が帰ってくる!そう思った圭介は松本さんに「松本さん、そろそろ屋上に行きませんか?」下でにでながら聞く圭介の質問に松本さんは「そうだね!じゃ行こっか!」っと言って階段を一緒に上がった。バタン!屋上のドアを開けると、誰も居なかった。「貸し切り?」思った事を思わず言った圭介。「あはは!貸し切りな訳ないでしょ?」松本さんが笑いながら言った。「ほら!早くパンを分けあって食べよ?」松本さんの言葉にびっくりした圭介。はせはせとパンの袋を開ける。「じゃ、どんな感じに分けますか?」圭介が聞くと松本さんが「普通に一回ちぎれば良いんじゃない?」と言った。余りにも普通の分け方だ。「分かった、じゃちぎるよ?」バサ!パンが半分にちぎれた。<続く

20: 圭一新:08/06/09 20:16 ID:7M [ softbank219042081139.bbtec.net ]
だがやはり、大きい方と小さい方で分けられてしまう。「あ・・・あは・・松本さんは、どっち食べます?」圭介が松本さんに質問した。「え?えーっと、どうしよーじゃ大きい方を君にあげるよ」松本さんは遠慮がちな人なので、すぐに大小を聞かれると、小と言ってしまうらしい。「遠慮しないでください。大きい方を松本さんに・・」そう言うと「だ、だめだよ!君のパンなんだから!」でも圭介は、大きい方をあげたくてしかたない。そう思った時!「ま、松本さん?!な、何を?!」松本さんの手が、圭介の口元に近ずいて来る。「良いからじっとして!」ドキドキする圭介。だがきずくと、松本さんの手の中には、パンが入っていた。パク!そのパンが圭介の中に入る。「どう?美味しい?」照れすぎて味も分からない。その時圭介は思った。(日本で最初の総理大臣は伊藤博文)とくだらない事を考え緊張を和らげようとした。<続く

21: 圭一新:08/06/09 23:23 ID:7M [ softbank219042081139.bbtec.net ]
だが柔らがない。顔が真っ赤になる。「伊藤くん?顔赤いよ?大丈夫?」「え?」ぼーっとしていたため、びっくりする圭介。「熱でもあるの?それとも、私の手にばい菌が着いてて、それでお腹を壊したとか?」あはは!あり得ない事を松本さんは言うんだと圭介は思った。でも、そこが可愛い・・って何を考えてんだ俺は。と、圭介は自分を心の中で説教した。その時チャイヌが鳴った。いつもは鳴ると嬉しが、今日は嬉しくなかった。「あ、チャイヌ鳴ったよ!教室に戻ろうよ!」松本さんが言った。「ご、ごめん!僕は少し遅れて行きますから、松本さんは先に行ってください」 <続く

22: 圭一新:08/06/10 19:37 ID:.g [ softbank219042081139.bbtec.net ]
本当は一緒に、教室に帰りたかった。でも、教室には、他の友達が居る。松本さんともし、一緒に帰ったら、どうなるか想像できた。「伊藤くん?」松本さんが心配そうに言った。「ごめん・・・松本さんに・・・迷惑は欠けたくないんですよ」何を言っているのか分からないような顔を松本さんはしている。「迷惑?あの・・私何か・・悪いこと・・しちゃった?」松本さんが圭介に質問する。「いえ!そんな!あははは!」何を笑ってるんだ俺は・・。圭介は思った。だがその時だった。「あはははは!」今まで悲しい顔をしていた松本さんが笑った。「キミが笑うと、つられて私も笑っちゃうよ!」よかった・・変な妄想をしているのがバレなくて。圭介は少しほっとした。「じゃ私は先に、教室に戻るね!ばいばい」「ば、・・さようなら」ばいばいって言いたかった。でも圭介は、松本さんとそんなにひたしくない。ばいばいは、もっと仲良くなってから言いたい。そう圭介が思っているときだった。<続く

23: 圭一新:08/06/10 20:06 ID:.g [ softbank219042081139.bbtec.net ]
バン!屋上のドアが急に開いた。「伊藤!何やってんの!私の彼氏のくせに!」誰?あ!思い出した!翼だ!勝手に俺を彼氏と思ってるヤローだ!「も〜私とご飯食べるんじゃなかったの?!」か、勝手な事を!「ば、バカ!何言ってんだ!それに、何度も言うけど、俺はお前の彼氏じゃない!おわかり?!」圭介が翼に怒鳴っている。だが翼は、圭介の言葉を無視し、圭介の右腕に抱きついた。「ダーリーン!大好き〜」誰がダーリンだっ!そう思っていると、翼が松本さんに目をやった。「アンタ、誰?」キツク松本さんに翼が質問する。「え?あの・・松本・・心ですけど?」松本さんがそう言った瞬間に、翼が圭介の腕を放した。「あー知ってる。うちのクラスの男子が、アンタの事、よく噂してるから〜」「え?わ、私の・・噂って・・?」松本さんが、暗い声で言うと、翼が「決まってんじゃん!松本とあんな事やこんな事をしたいって話〜」その瞬間だった。<続く

24: 圭一新:08/06/10 20:26 ID:.g [ softbank219042081139.bbtec.net ]
松本さんが走って屋上のドアから出ていった。「ふーやっと圭介と二人っきりだね」何を笑ってる?!「お前!何、松本さんに言ってんだよ!」圭介が翼におもいっきり怒鳴った。「え?だ、だって、彼奴・・圭介の事を・狙って・」「ふざけんな!」圭介が必死に松本さんの後を追った。「松本さん!待ってください!」圭介が松本さんを止めようとした時、「来ないで!」松本さんが圭介に怒鳴った。「え?松本・・」驚いた圭介。「・・男子はみんなそう!女の子の気持ちも考えないで!女子の心より、体の方を気にして!何で!女子は男子にとって遊び道具みたいな存在なの?!私もしょせん、ただのオモチャなの?!・・!もうやだ!やだ!」その時だった。「ッ!伊藤・・くん?」圭介が、泣いている松本さんを抱きしめた。「オモチャなんかじゃない。松本さんは、松本さんだよ?」「私は・・私・・?」「うん。そうだよ。」圭介は、優しく、暖かく松本さんを抱きしめた。<続く

25: 圭一新:08/06/10 22:36 ID:.g [ softbank219042081139.bbtec.net ]
とても顔を赤くする松本さん。「あ、ありがとう・・」「あ、い、いや!す、すみません!抱きしめたりして!」慌てて松本さんから離れようとする圭介。その時、松本さんが圭介の右手を両手で握りしめた。「が!ま、松本さん!な、なにを?!」「照れないで。キミの手って、なんか・・暖かみが感じる」「え?あの・・その・・」もう、死ぬ直前なみに、圭介は緊張していた。そして、次はなんと、松本さんは圭介のほほを右手で触った。「な!なにを?!」「優しいね・・・ねぇ伊藤くん?」「な、何?」「その・・・圭介くんって、呼んで良いかな?」この言葉に驚いた圭介。松本さんは、友達の事も名前では呼ばない。なのに、圭介の事は名前で呼びたいと言っているようなものだった。<続く

26: 圭一新:08/06/11 19:26 ID:Ig [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「あの、・・・俺だけ名前で呼んだら・・」「恋人って言われるのが・・嫌だ・・よね?」松本さんが悲しそうに聞く。「あ、いや!松本さんに、問題が無ければ良いよ?」圭介が優しく言う。「あ、ありがとう・・・」また顔を赤くする松本さん。「ねぇ?圭介・・・」言葉を途中で止めた松本さん。「べつに、圭介って呼び捨てでも良いよ?」と圭介が言った。いかにも松本さんは、呼び捨てにしてみたい、という感じの顔をしていたので、圭介が許可したのだ。どうやらそれは、図星だったらしい。「ありがとう・・圭介」圭介はうなずいた。それより、さっき松本さんが言おうとしていたのか圭介は知りたかった。「松本さん、さっき俺に何を言おうと・・・?」おそるおそる聞くと「あ、その・・・私の事を松本って呼んでほしいって言おうとしたの」また顔を赤くする松本。「松本・・・これで良いの?」そう聞くと松本さんは、ニコニコしながらうなずいた。<続く

27: 圭一新:08/06/11 19:49 ID:Ig [ softbank219042081139.bbtec.net ]
その瞬間だった。急に松本が圭介に抱きついた。「あ、松本?どうしたの・・?」よく見ると松本の目には涙が溢れていた。「・・・私ね?・・ッ!・・・こういうふうに・・・抱きしめられた事が・・・無いの・・・」え?無いって・・・家族には?「松本?家族が居るだろ?」「お母さんは・・・もう死んじゃって居ないんだよ!」お母さんが居ない?!小笠原と同じ?「お父さんは・・・全然帰ってこないの!・・ッ・・私は・・ずっと家で一人ぼっちなんだよ・・・」その言葉を聞いた圭介は、松本を強く抱きしめる。そして圭介が松本の耳元で言った。「一人じゃない」「え?」「俺は・・いつも・・・松本の側にいる」その言葉は、松本の心に雪のように降り注いだ。「松本・・・好きだ・・」「うん・・・私も・・・好きだよ?・・・」その時だった。チャイヌが鳴った。<続く

28: 圭一新:08/06/11 23:32 ID:Ig [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「圭介・・・そろそろ戻らないと・・・帰りの学活に、遅れるよ・・・」松本が圭介から離れようとした時「今、俺がやった事は・・・他の奴には内緒だよ?」「え?」松本が何かを言おうとした瞬間だった。「ッ!」圭介が松本にキスをした。離れようとする松本を圭介は放さなかった。「ん!」そして松本を圭介は放した。「な、何考えて・・」「もう・・・松本を悲しませたくないから・・・」圭介がそう言いながら松本のほほに手をつけた。「う、う〜、いくら何でも、照れるよ・・・バカ・・」照れてる照れてる。「じぁ行こっか!、早く行くよ!」圭介は松本から離れて教室に戻ろうとした時「あ、待ってよ!」「ん?」「一緒に・・・戻りたいよ・・・」松本は、照れながら圭介の方に向かってきた。<続く

29: 圭一新:08/06/14 22:43 ID:Sk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「行こう?」「うん・・・」その時、また圭介は松本を抱きしめた。「もう・・・一人じゃない、んだよね?」「うん・・・一人じゃないよ・・」二人は見つめ会い、またキスをした。「松本」「圭介」「いつでも側に居る」二人同時に同じ事を言った。その時チャイヌが鳴った。「あ!やばい!早く行かなきゃ!先生に怒られる!」「え?あ、ちょっと!」圭介は松本の手を強引に引っ張った。「早く早く!」圭介が笑いながら言った。「だから待ってよ!」松本も笑いながら言う。

30: 圭一新:08/06/15 02:04 ID:LI [ softbank219042081139.bbtec.net ]
<圭一新から一言>この「片思いの夢」をごらんの皆様(ひぐらしの仲間)私が通っている掲示板に、私が小説を書いていると掲示板の仲間に言ったところ、だいぶ人気のようです。掲示板の皆さん本当にありがとう。そこで皆様に言いたい事があります。今回の主人公は伊藤圭介という人物です。そして、その恋人が松本心。今回の物語は、全て圭介側の話に成っています。そこで、もしこの小説がまだ人気があるのなら、今度は、松本心側の物語も作るという事も考えています。物語的には、圭介がなになにをしている時、松本心が何をしていたのか、という物語です。本当に愛読させてくださり、ありがとうございます。あと、掲示板の皆様、漫画化してほしい!という意見がありましたよね?まだ未定ですけど、漫画化は実現するつもりです。楽しみにしといてください。ではこれからも「片思いの夢」をよろしくお願いします。話の続きは下のスレで!

31: 沙羅:08/06/16 18:02 ID:ug [ 58-70-58-200.eonet.ne.jp ]
こんにちゎ!
掲示板で聞いていましたので,いつも見ていました!

えぇ!?漫画化するつもりなんですか!?
頑張ってくださいよ〜><
私がんがん応援しちゃいますから^^

では,失礼しますッ

32: 殺鬼:08/06/16 20:44 ID:g. [ softbank126070020010.bbtec.net ]
漫画化!?
漫画化って、どうするの?本屋で売るの?
え、えぇ?えぇぇ!?圭が絵描くの?
り、理解できないや、あは・・・?
その話、詳しく教えてね!!!

33: 圭一新:08/06/24 01:01 ID:WE [ softbank219042081139.bbtec.net ]
二人が教室に着いた時、帰りの学活がもう終わろうとしている時だった。ガラン!圭介がおもいっきりドアを開ける。<続く

34: 圭一新:08/06/28 15:55 ID:wk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「すみません!お、おくれた!」急いで教室に圭介が入った瞬間だった・・・「いぃぃぃとぉぉぉ!なーにーやってたぁぁぁ!」先生のパンチが圭介にジャストに当たった「ぐぅぇ!」バタン!圭介がおもいっきり倒れる。「あ・・・伊藤くん・・・大丈夫?」松本が圭介に話しかける「いったい何処でなにをしてた?えぇ?しかも女子と遅れて来るとは!何をやってた!」クラス全員の目線が圭介に向けられる。「伊藤〜何をやってたんだ?」「まさか、お前」「がぁぁぁ!何を考えてんだぁぁぁ!バカ!」圭介が激怒したその瞬間「だぁぁぁ?何激怒してんだぁぁぁ?!」ズバ!「てぃ、ティチャー!待ってくれ!ウェイテゥ!待て!人の話を!」その時、後ろからバケツが飛んできた。「ぶぁぁぁ!」飛ばしてきたのは松本の友達の日向だった。「ごらぁぁ!伊藤!お前、心に何したんだ!」先生の激しい攻撃に耐えるだけで精一杯だったのに!<続く

35: 圭一新:08/06/28 16:12 ID:wk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「何を考えてんだぁぁ!」圭介が日向に怒鳴って言ったが日向はすぐに松本の方へ向かっていった。「心〜大丈夫?何か変な事されなかった?!おい伊藤!心に何かあったらお前ブッ殺す!」日向が激怒しながら圭介に言う。「だから何もしてないって!」二人が言い争っていると「はいはい、もう良いから、席に座れ!帰りの学活を始めるぞ!」先生が帰りの学活を始めた。圭介も席に着いた。(は〜もう帰りの学活か・・・)<続く

36: 圭一新:08/06/28 16:37 ID:wk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
圭介は帰りの学活の時になるといつも暗い気持ちになる。そして終わりのチャイヌが鳴る。みんなカバンを背負い、帰っていく。「おい横山・・・お前の家に遊びに行っても良いか?」「いや〜ゴメンな圭ちゃん。今日は無理なんだわ〜圭ちゃんも今日はかえんな」あっさりと断られた。(チェ・・・何だよ・・・いつもなら良いって言う癖に・・・)圭介は家に帰りたくなかった。「しょうがね〜ゲーセンにでも行くか・・・」

37: 圭一新:08/06/28 17:05 ID:wk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
第一章・助けを呼ぶ者・俺は一人ゲーセンに向かった。俺の楽しい時間は、学校に居る時間ぐらいだった。俺は・・・家が嫌いだった・・・家族もみんな・・・。俺の家は・・・家族みんなが他人のように思える所だった。母さんはまともに飯も作らないし・・・姉ちゃんは、男のけつを追いかけて一ヶ月に一回ぐらいしか帰ってこない。親父は、自分の会社が潰れる事に腹を立ててよく家族を殴ったりする。現に俺も殴られたことがある。そのせいで俺の腹や腕、背中にはいろんな傷跡がある。だから体育の時間、俺は一人トイレで着替えている。傷を見られたくないから・・・。正直、人生に疲れた・・・。俺の家えの帰宅時間は無い。だいたい俺は、いつも自分の荷物を持ち歩いてるから・・・家に帰らなくっても十分なんだ。<続く

38: 圭一新:08/06/28 17:31 ID:wk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「はぁー」ため息ついても何にも起こんないのにな・・・「あれ?圭介?」?!誰かと思ったら母さんだった。「んか用かよ?」「いい加減に帰ってきなさい!ちゃんとご飯も食べてないんでしょ?!」なんだコイツ!いつも飯つくんねーくせに!「はぁ?!何言ってんだよ?!いつもは飯つくらねーくせに!何母親ぶってんだよ!」「お母さんに向かって何その口調は?!」「黙れ!」俺はそう言いながら走った。ゲーセンにはもう行けないと思った。俺はとにかく走った。気が着いたら、俺は川の土手に居た。「くぅ・・!ふざけんな・・・!何が・・・何が!」そんな時だった・・・雨が降ってきた・・・その雨は・・・現実を見ろって、俺に言っているようだった。「圭?」後ろから懐かしい声がした。<続く

39: 圭一新:08/06/28 19:56 ID:wk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
誰かと思ったら・・・小学校の頃仲の良かった西河有利だった。「あ・・・西河・・・お前・・・受験したんじゃ・・・」「いや・・・合格はしたけど・・・その・・・またこっちに引っ越してきて・・・」・・・懐かしかった・・・西河は・・・俺が初めて好きになった人だったから・・・。「西河・・・俺・・・」そんな時だった。西河の体が消え始めている。「あ!おい西河!」そんな時だった「ごめんなさい・・・今日の事は・・・全部夢・・」「はぁ?おい西河!西河!!」ばた!気がつくと、俺は自分のベットにいた。「・・・夢?」は〜何だったんだ?って・・・「がぁぁぁ!も〜こんな時間!」今日は学校だ!やべ〜また先生に殺される!<続く

40: 圭一新:08/06/28 20:10 ID:wk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
俺は急いで学校のしたくをして、階段を下り、家族にきずかれないように家を出た。俺が学校に着いたのは、朝学活が終わった直後だった。「伊藤〜またまた遅刻か〜?」「ちげーよ!変な夢のせいだろ?」そんな時だった。松本も遅刻してきた。「心〜遅刻してると高校行けないよ〜」「えへへ、ごめん」そういやー松本は昨日の事覚えてんのかな?「おい松本」「ん?珍しいねー伊藤君から話しかけてくるなんて?」はぁ?「なぁ?何を言ってんだ?昨日俺達は・・・」「昨日?」おい!松本は昨日あった事を忘れてんのか?!「昨日俺達・・・階段のとこで・・・」「階段?私は昨日、家にいたよ?」え?だって昨日俺と松本は・・・「おい伊藤!昨日は日曜だぞ!」はぁ?日曜?「お前まさか・・・心とラブラブした夢でも見たんじゃないだろーな?」夢?あれが夢?何がどうなって・・・<続く

41: 圭一新:08/06/28 22:12 ID:wk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「伊藤!」日向が急に俺に殴りかかってきた。「ごぉあぁ!」いってー!「ごら日向!何すんだよ!」「うっせー!心に手出したらぜっていブッ殺す!」人の話を聞けよ!「も〜圭介さんたまりあ〜以外に、変な気持ちを持ってますな〜」殺す!「ぎぁぁぁ!」「黙れ横山!」でも何で・・・あれは・・・夢?・・・あ!そういえば!西河が・・・(ごめんなさい・・・今日の事は・・・全部夢・・)あれって・・・いったい・・・「伊藤君?」「ん?何だよ松本?」たく・・・全部忘れてんだな・・・「放課後、話があるの」話?「どんな話?」「良いから・・・ね?」「え?あ、あぁぁ」はーじゃー松本とキスした事も全部夢だったのかよ?「はーないわー」「ドンマイ!」「黙れ!横山!」気がつけば・・・もう帰りの学活だった・・・。くそ・・・また家に帰んなきゃいけねーのかよ!<続く

42: 圭一新:08/06/29 00:54 ID:jY [ softbank219042081139.bbtec.net ]
たりーな。そういやー松本に放課後会わなきゃいけねーんだよなー。「伊藤、松本さんに告白してこいよ〜」「告白?はー全部夢だったんだよな〜。こうなるなら、夢の中で楽しんでりぁよかった」俺は早速、松本と約束した第一図書室へ行った。「・・・」松本はまだ来てないようだな・・・。「たく〜何なんだよ!何がどうなってんだ!」その時だった。「伊藤君?」「ん?」振り返ると、松本が居た。「ごめんね?遅れて・・・怒ってる?」「・・・いや・・・怒ってないよ・・・」本当は怒ってんだけどな・・・「よかった」「へー」俺はため息をつきながら部屋を見渡す。「ん?」「ん?どうしたの伊藤君?」思えば・・・人が居ない?「この教室って、図書室なのに、全然人居ないな?」「え?伊藤君知らないの?」え?知らない?「この教室は・・・もう長い間、使われてないの・・・」使われてない?「此処・・・日も当たんない所だから・・・違う所に図書室を作ろうって事になって・・・」「そうだったのか・・・」<続く

43: 圭一新:08/06/29 01:15 ID:jY [ softbank219042081139.bbtec.net ]
そういやー何か朝会で校長が言ってたな「で?何なんだ、話って?」「あ、そうだったね・・・ごめん」・・・「いや・・早く用件を言ってくれ」はーたく・・・「伊藤君・・・君も、私とキスした夢を見たの?」え?「答えて」「あ、あぁぁいちよ・・・」何だ?「今日、おかしいと思ったんだ。君はいつも、私を松本さんって言うのに、今日は呼び捨てにしたよね?私・・・夢の中で、君に呼び捨てで呼んで良いって言ったんだよ。だから・・」「つまり、俺達は同じ夢を見ていたって言いたいんだろ?」「うん」てことは・・・「じゃ松本は・・・俺の事を・・・」「うん・・好きだよ?」覚えてた?「まじかよ?これは夢じゃないよな?」再度確認「うん・・・」松本はそう言うと、俺に急に抱きついてきた。「松本・・・」嬉しかった・・・ホントに・・「伊藤君・・いや・・圭・・」圭か・・・懐かしい響きだな・・・。「ん?あれ?ケータイが鳴ってる」誰だ?って・・・親父?「・・・」「どうしたの?電話、出ないの?」くそ!せっかく良い時だったのに・・!「松本わりぃ、俺もう帰るわ・・」「うん・・」松本が元気を無くした顔をしている。「明日、一緒に飯を食おう」「え?うん!」「じぁなぁ」<続く

44: 圭一新:08/06/29 01:34 ID:jY [ softbank219042081139.bbtec.net ]
俺はそう言いながら図書室を出た。そして電話にでる。「もしもし」「圭介・・今何処に居る・・」「何処って・・学校ですが何か?」なにを聞いてんだ?「すぐに帰ってこい」「はぁ帰る?なに言ってんだ?帰るわけねーだろ?!」「母さんが、悲しがってる」ふざけんな!「悲しがってる?勝手にしろよ!じぁな!」ブチ!俺はおもいっきり電話を切った。たく・・!何が悲しいだ・・・!ふざけやがって!「さてーどうするかな?」ん?あの影は・・あ、西河!俺は急いで西河の居る方へ向かっていった。「はーはー、おい西河!」「圭・・・元気?」何なんだよ?いったい!「西河・・・お前は一体・・・何なんだ?」「私は・・・君の・・守神だよ?」え?何言って?「圭・・」あ、また西河の体が・・「待て西河!お前どうしたんだよ?!おい!」だが・・俺の声は届く前に、西河は消えてしまった。「あ・・・西河・・・」第一章・前編終了<後半へ続きます

45: 圭一新:08/06/29 01:46 ID:jY [ softbank219042081139.bbtec.net ]
<後編>痛い!痛い!俺はまた親父に殴られていた。「何処で何してた?」「ぐぅ!テメーに答えるしつようはねー!がぁぁ!」親父がおもいっきり俺の腹に蹴りを入れた。「口答えするな!」「うっせーんだよ!」俺は腹を抱えながら、自分の荷物を全部集めて家を出た。「くそー!死んじまえ・・・!」俺は・・・そう言いながら走った。走った。今思えば・・・自分で殺す事だって出来たはずなのにな・・・。今でも俺の家は荒れている。チャイルドワールドに電話すれば・・・良かったのかもな・・・<続く

46: 圭一新:08/06/29 12:51 ID:jY [ softbank219042081139.bbtec.net ]
でも・・・救いようがない・・・誰も助けてくれない・・・たとえ、助けを叫んでも・・すぐに冗談だと思われる・・。「は〜」今の時間は、午前の5:30・・・あと、二時間ぐらいで学校だ・・・「しゃうがない・・私宅でもしとくか・・」今俺が居るのは、誰も使ってないボロアパートだ。いつもなら、横山の家に泊まってんだがな・・。午前7:00・・・学校の時間になった。俺は朝飯を買いにコンビニに行ってパンを買って学校に向かった。「いつも思う・・・この学校が・・・俺を助けてくれる・・・」そんな時だった。「おはよう圭!」誰かと思ったら、松本だった。「ん?おはよう松本」そのとたん、松本の顔が暗くなった。「松本?」「君・・ちゃんと家に帰ってるの?」<続く

47: 圭一新:08/06/29 14:26 ID:jY [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「帰ってるけど?」何なんだ一体・・「だって・・君の格好・・昨日と同じだから・・」格好?あ・・そうか・・昨日と同じ格好してきたんだったな・・「あ、いや・・・これは・・その・・」「何か家であるの?」「・・・」松本になら・・・話しても良いか・・・「松本・・・実は・・俺・・・」その後、俺は松本に全部話した。家の事・・・虐待を受けてる事・・全部・・・「そんな・・・圭が・・虐待を?」「へへへ・・・お陰さんで・・・体が傷だらけだ・・・」・・・少しは楽になった・・だが・・これで俺が家庭問題から解放された訳ではない・・・「じゃ・・圭は・・どうするの?」「俺は・・・もう・・中学を卒業したら・・・行き場がないな・・・」どうしようもない・・・もう・・・俺に出来る事と言えば・・「だったら、私の家から高校に通えば良い!」え?何言ってんだコイツ?「私の家で暮らせば良いよ!母さんには、私が何とか言うから・・・だから・・・」「松本・・・」俺の問題なのに・・・コイツにまで迷惑を・・・<続く

48: 圭一新:08/06/29 14:46 ID:jY [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「だから・・行き場が無いなんて言わないでよ・・」松本・・・「お前・・・」<続く

49: 圭一新:08/06/29 19:09 ID:jY [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「ありがと・・・」俺そう言いながら松本の頭を撫でてやった。「圭・・・」俺の家庭問題を・・・松本に背負わせる事なんかできない・・・「でも・・・松本・・・お前の家には行けない・・・これは・・・俺の問題だから・・」「じゃ・・・どうするの?」本当は逃げたかった・・・松本の家に・・・でも・・俺はもう逃げねー!「今日、家に帰って・・・家族と話す・・・!」「・・・分かった・・」怖い・・怖い・・・そんな心があった・・・。放課後・・・俺は覚悟を決めて家に帰る事にした。「ふー行くか・・・」そんな時だった・・・「圭!」え?振り返ると、横山と松本、桂の三人が居た。「お、お前ら・・・」結構・・嬉しかった・・・「いってらっしゃい!」松本・・・「ああ!」俺は仲間達の暖かい見送りを胸に家に向かった<続く

50: 圭一新:08/07/06 21:49 ID:G6 [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「待ってろ!バカ親父!」俺はそう言いながら走って家に向かった。「ハァハァ」息が切れる。でも、松本に言ったから・・・親父と話すって・・・「ハァハァッくそ!親父!」俺は唸りながら走った。気が付くと、俺は家の前に居た。「ハァ・・ハァ・・ッハァ」息を整える。「行くぞ」俺はそう言いながら家に入った。ガラン!ドアを開けると、中には親父が居た。「・・・」なぜか黙っている。「お帰りの一言もなしかよ。母さんは?」その時、親父の口が開いた。「母さんは・・・死んだよ」!?急の発言に俺は驚いた。「し、死んだ!?何で!?親父、冗談だったらキレるぞ!」すると、さっきまで座ってた親父が立った。そのまま押入の方へ向かう。「おい!親父!聞いてんのかよ!?」その時だった。親父が押入のドアを開けた。「アッ!」押入の中にあったのは・・・母さんの遺体だった。「へへ・・・何だよこれ・・?」<続く

51: 圭一新:08/07/07 01:36 ID:3k [ softbank219042081139.bbtec.net ]
頭が真っ白になった・・・「んなんだよこれは!?あぁ!?」俺は親父の首ねっこをつかんだ。「母さんに何したんだよ!?あぁ!?」その時だった。「ぐぁ!」俺はおもいっきり親父に殴り飛ばされた。「いちいちうるさいんだよ〜たく。母さんが死んだのは、俺が殺したからさ」何なんだ・・何で!?「実際お前だってそうだろ?母さんを憎んでただろ?だから、俺はお前のために殺したんだよ」くそ親父!「ふざけんな!テメー!何が俺の為だ!俺が母さんを嫌いになった理由はな!お前が母さんをこき使ってるからだったんだよ!そのせいで、母さんは・・・飯も作んなくなった!」本当は・・母さんが好きだったんだ・・なのに・・「アハハハハ!じゃ何か?全部俺がいけないってのか?」「あぁ・・!そうだ!このくそ親父!大嫌いだ!」俺はそう言いながら親父を殴った。「大嫌いだ!大嫌いだ!」親父の顔はもう粉々にっていた。<続く

52: 圭一新:08/07/07 01:53 ID:3k [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「死んじまえ!」俺がそう言って親父をバットで殴ろうとした時だった。「だめだよ!圭!」振り返ると、松本と警察が居た。「ま、松本・・・」「圭・・いくら憎くっても・・殺しちゃだめだよ!」思えば・・・松本が止めに入らなければ・・・今ごろ・・・「伊藤竜助、虐待および妻殺害罪により逮捕する」警察がそう言うと・・・親父は素直に警察の車に入って行った。「なぁ松本・・・」「何?」「何で・・・来てくれたんだ?」少し照れながら聞いてみた。「初恋の人が・・キズつくのがイヤだったから」「・・サンキュー松本」その瞬間、また急に松本が抱きついてきた。「なぁ!何だよ急に!」「圭!えへへへ!」こいつは・・・。でも良いよな?別にこういうのも・・・変わらないから・・・<第一章完結・<圭一新>どうでしたか?今回の話は?今回の話のテーマは「虐待」です。この世には、虐待を受けている人も居ると思います。そんな時、恋人や友達に助けを叫んでみてください。次は第二章・誕生日です。ぜひ、読んでください!

53: 圭一新:08/07/07 23:08 ID:3k [ softbank219042081139.bbtec.net ]
第二章・誕生日・俺の家庭問題、虐待問題が終わったあと・・・「ねぇ圭!」松本が刑務所から出てきた俺を待っていた。「ん?何だ松本」「圭は、これからどうするの?」これから?あぁーそうかー家には帰れない、どうする俺!「何だったら、私の家に来ない?」「だぁ?」ナニを言ってんだコイツ・・・?「え?だから・・・」「だぁー!何を言ってんだ!」怒鳴り散らす俺「え?え?だ、だって」「だってじゃねー!何を考えてんだ!?男子が女子の家に住むってのか!?」ずんずん攻める俺。だが・・・「うん」「がぁ・・!」と、俺の思いも虚しく・・・結局は松本の家に住む事になってしまった・・・。「此処が私の家」見るからに、普通の家だ。きっと家族も穏やかなんだろーな。「こっちこっち!」松本がまるで猫の様な手で俺を呼ぶ。「はいはい」俺はそう言いながら松本の家に入った。<続く

54: 圭一新:08/07/11 22:16 ID:Ig [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「お母さん!ただいま!」元気が良いな・・・俺はこんなふうに家に入った事なんてないのに・・「あら、おかえりなさい心。あら!」松本の母さん俺をじっと見る。「あ・・・ど、どうも・・・」おどおどする俺に、松本の母さんが言った「あら!心のお友達?男の子とは珍しいわね〜」ははは・・・何か大変な所に足を踏み入れてしまったと思った。「うん!初めて出来た、初恋の人だよ!」?バカ!何を本当の事を!「あら!?じゃ心はもうキスとかしたの?」「うん!したした!でもファーストキスは、圭が強引にやってきたんだよ〜!」ななななななな!「あらあら!積極的な人ね!」「うん!それでね!」その時、俺の爆発グラフがMAXになった「だー!何をいっているんだぁぁ!?強引!?違うだろ!?お前が泣いてたから慰めようと思ってやっただけでだな!」その時、松本が泣き出した「じぁ圭は私の事が嫌いなの!?」「だから!」その時「はいはい!喧嘩はそこまで!良いわね〜最初から両想いで〜」何なんだ・・・いったい・・・<続く

55: 圭一新:08/07/11 22:44 ID:Ig [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「さぁ!二人とも!お腹空いたでしょ?」確かに・・「あぁその前に圭に話があるから」?「あらそう?じぁ良いけど?」松本はうなずいて俺の手を引いて部屋へ向かった。「ん?そういえば、松本の母さんって死んだんじゃなかったっけ?」今まで忘れてた・・・「うん・・・本当のお母さんは・・交通事故で死んじゃったんだ・・今は・・誠子さんが面倒をみてくれてて・・・」「でも母さんじゃないのに・・何で母さんって呼ぶんだ?」だいたいはー母さんなんて呼ばないのに・・珍しいと思った「あの人・・子供が欲しかったんだって・・でも体の調子が変で・・・で、私の面倒を見てくれるようになって・・・」松本の目に涙が溢れていた。「でも、そっくりなの!前のお母さんに・・!だから・・お母さんって・・・呼んじゃうんだ・・・」何も言えない・・・「それがきっかけで・・・誠子さん、みよじを変えたんだよね」「そうか・・悪い・・」俺は謝った。「いいや!全然平気!この事を話したくてキミを部屋に連れてきたんだよ?」そうだったのか・・。<続く

56: 圭一新:08/07/14 00:22 ID:Sk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「でも、連れてきても意味無かったかな・・・」松本はまるで・・・見破られたって感じの顔をしていた。「悪い・・・」俺は頭をかきながら言った。「良いって事よ!」松本はそう言うと、自分の机の引き出しから写真を取り出した。「これが本当のお母さん」写真を見た俺は驚く事しか出来なかった。「こ、これって・・・」「うん・・そっくりでしょ?今居る誠子さんに!最初見た時・・お母さんが・・生きてたのって思っちゃったよ」でも生きているなんてのはあり得ない。でも、この似方も普通じゃない!「同一人物って可能性は?」俺は聞いてみた「あり得ない」「そうか・・・」また悪い事・・聞いちまった・・そんな時「心〜降りてらっしゃい、ご飯出来たよ!」松本は、はーい、と言って写真を引き出しに戻し、俺の手を引いた「いこう?」「あぁぁ」今の俺は、こう言うことしか出来なかった<第二章・誕生日、主人公圭介編、終了。次のスレはこの話の続きですが、主人公が圭介から松本心に変化します。

57: 圭一新:08/07/14 17:28 ID:Sk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
私の名前は松本心。学年は、中学三年生。性格は・・・よく天然って言われてるんだ。最近、とても優しい男性に出会いました。彼の名前は伊藤圭介。優しい性格なんだけど・・・親から虐待を受けてたんだって。あんなに優しい人でも虐待を受けるんだってその時思ったんだ。それで、何かよく分からないんだけど・・・お父さんが逮捕されるとか・・お母さんが死んだとかで・・ややこしくなってきて・・・で、私の家に住むことになったんだ。でも・・・お母さんが死んだって事は・・私と同じなんだよね。今居るお母さんは・・誠子さん。前のお母さんにそっくりなんだ。圭も言ってた。「心〜降りてらっしゃい、ご飯出来たよ!」「はーい」私はそう言うと、圭の手を引いた。「いこ?」圭はしばらく黙ってから「あぁぁ」って言った。<続く

58: 圭一新:08/07/15 12:48 ID:LI [ softbank219042081139.bbtec.net ]
私達は階段を降りてキッチンに向かった。「お母さん!今日のご飯は?」私は元気な声で誠子さんに質問した。「今日のご飯はねー!カレーライスよ!心が大好きな!」おいしそ〜!「ありがとう!」私はそう言うと、椅子に座った。その時だった「ただいま〜♪」お父さんが帰ってきた。「お帰り!」そう言うと、お父さんは私の頭を撫でてくれた「おー我が娘〜相変わらず・・・?誰だ?おまえは?」お父さんの目線が圭に向いてる「俺?俺の名前は伊藤圭介だ」普通に答えるな・・・そう思ったその瞬間「んだ事は聞いてねー!お前みたいなヤローが何で俺らの家に居るのかって聞いてんだよ!?」<続く

59: 岡崎朋也:08/07/16 21:15 ID:32 [ softbank219042081139.bbtec.net ]
<名前変えました!でも物語は変更ないので!よろしくおねがいします!

60: 岡崎朋也:08/07/16 21:32 ID:32 [ softbank219042081139.bbtec.net ]
圭が危ない!「いや・・・俺はただ・・・」私が何とかしないと!「待ってお父さん!話せば分かってくれるから!」あれから何分たったか分からないけど・・・圭の事を全部お父さんに話したんだ。「と・・・言う訳なんだけど・・・」その時のお父さんの顔は・・・なんて言えば言いのかな・・・とにかく、怖そうな顔をしてた。「ほーだいたいの話は分かった。で!?」お父さんが見た先は圭だった。「え?俺かよ・・・」圭は、何なんだって感じの顔をしてた。「お前・・・どんな感じで娘と仲良くなった?俺はそこが聞きたい」え?話がそれてる?「でぇ?いや別に・・」圭が、いや別にの後に何か言いかけた瞬間だった「いや別に・・じゃないだろ!?もっとこうー何かをして落としたに違いない!例を上げるならだ・・・[おい心!俺はお前を愛してる・・いつもお前の事で頭がいっぱいだ・・このまま行くと!どうにかなってしまいそうなんだ!だから頼む!俺と付き合ってくれ!]って感じで落としたんだろ?」言ってる事がむちゃくちゃ・・・<続く

61: 岡崎朋也:08/07/17 01:23 ID:dk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「だぁーに言ってんだ!そんな落とし方はしてねーよ!」け、圭!何言って!「良いか!耳の穴をかっぽじってよく聞け!俺はッ!」バフ!私は圭を気絶させた。「こら心?いけませんよ?友達を気絶させちゃー」ごめん!圭・・・「へへへ・・・ごめんお母さん、お父さん!私、圭を連れて、自分の部屋でご飯食べるよ」私はそう言うと好物のサラダを取って部屋に急いだ。「心〜!サラダだけじゃ栄養がないわよー!」下で母さんが言った。私は、はーい!とだけ言い残し、部屋に入った。「ふ〜ふ〜疲れた〜」圭って・・・体重どんぐらいなのかな・・・「いっ!たく!ごぉらぁ松本心!」あぁぁ圭がキレてる・・・「一体何を考えてんだお前は!だいたいお前はなー!ッ!」その時・・・時間が止まったって、圭は思ったのかも。「松本・・・お前・・・」私は圭にキスをして黙らせたんだ。「ごめん・・・キスをこんなふうに使って。でも・・・お父さんには・・・ゆっくり圭の話をしたいから。自分の口で・・・だからまた連れてきたんだ」私がそう言うと、圭は、そうだったのか・・・って感じの顔をしてた。こうして・・・今日の一日が終わった。<続く

62: 岡崎朋也:08/07/18 00:42 ID:1A [ softbank219042081139.bbtec.net ]
次の日の事だった。「ん〜重いよ〜ん?」本当の重くって、何だろ?って感じで見たら、圭が私のお腹の上に体を乗せてたんだ。「ん!け、圭!寝相悪すぎ!」私はそう言うと、圭をおもいっきりベッドから突き落とした。「ん〜?何処だ此処は〜?今良い夢を見てたんだぜ〜」寝ぼけてる・・・のかな?「圭!おはよ♪此処は私の部屋のベットでーす♪」私がそう言うと、圭はこっちを向いた。「ん?あ!そうか!」やっと覚醒したのかな?「俺は昨日・・・お前に強引に家に入らされ、強制的に泊まったんだよな」まだ寝ぼけてるの・・・「くっくっ!冗談だよ!おはよ!松本!」圭は笑いながら言った。「も!圭のバカ!」私は圭のほっぺをひねった。「いで!いででで!」そんな時だった「心〜圭介君!朝ご飯よ!」私は返事をして、圭の左足をつかんで階段を降りた。<続く

63: 岡崎朋也:08/07/23 23:01 ID:iI [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「おはよ〜」私は母さんと父さんに言った。その瞬間だった・・・(お願い・・・あの人を・・・助けて・・・)え?<続く

64: 岡崎朋也:08/08/04 01:40 ID:Sw [ softbank219042081139.bbtec.net ]
最近、いろいろあって書き込み出来ませんでした。すみません。明日から続きを書きたいと思います

65: 岡崎朋也:08/08/06 14:21 ID:G6 [ softbank219042081139.bbtec.net ]
続き<私は、一回立ち止まり、後ろを振り返った。そしたら・・・見たことのない・・・女の人が立っていた。「貴方は・・・誰?」私はその女の人に質問する。「・・・貴方の・・・母親を!」え?その瞬間だった「えてーんだよー!」圭が後ろから蹴りかかって来た。「痛い!」私は前の倒れ込んだ。「もー!圭のバカ!」私は圭の怒鳴り、女の人が立っていた所を見てみた。でも、もう少女の姿はなかったんだ・・・。「ん!圭のせいだからね!」「あぁ?何かしたかよ?」圭は他にも文句を言っているようだったが、怒っていた私の耳には入らなかった。その後、私と圭は誠子さんのご飯を食べて家を出た。「おぉっはー伊藤!」あれ?誰かな?「おぉ!久しぶりだな!河口!」河口?んー何か・・・二人で盛り上がってるよ・・・「なぁ、伊藤!お前がまさか女子と一緒に登校するなんてなー熱いぜ!」「違うは!」その時、私は圭の右腕に飛びついた「な、何してんだコラ〜!」「おーやってる、やってるー」私は自分の顔を圭の右腕にしばらく押しつけてから言った。<続く

66: 岡崎朋也:08/08/06 17:15 ID:G6 [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「んんん!私を忘れないで!」私は圭に怒鳴った。「忘れてないだろ!第一、一緒に登校してるし、今はただ友達と話してただけだろ?」圭も私に怒鳴った。そしたら、圭の隣に居た河口君がいった「ダメだな〜伊藤!女はな!自分の彼氏が他の奴と話してるだけでやきもちを焼くんだぜ?」河口君の言っている事は正解だった。圭が、友達と話してると・・・何かイヤなんだよね。「友達に・・・な?」圭はバカバカしいと言う顔をしていた。「ま、良いか。ん?だぁぁぁ!」「ど、どうしたの?圭?」何があったのかな?「じ、時間がやばい!もう八時だ!走れ!」圭は私だけ引っ張って走った。「どぉぉぉ!待て!伊藤!」私は、走りながら思った(おバカだな・・・ははは)<続く 

67: 岡崎朋也:08/08/06 17:40 ID:G6 [ softbank219042081139.bbtec.net ]
コーンコーンカーンコーン、チャイヌが鳴った時ちょうどに私達は学校についた。「お!見ろよ!遅刻常習犯だぜ!」どうやら圭に言っているようだ「常習犯じゃないわー!まだ遅刻は十回目じゃー!」十分遅刻常習犯だよ・・・「お?おはようございますは!圭介さんたまりあ」ドテン!あ、圭が・・・「だから、さんたまりあはやめろって。お前も名前の最後に変なのつけるぞ!横山!」相変わらず、二人は仲が良いようだった「どんなのにしてほしい?徳間さんたまりあか?」「遠慮しますは!」キーンコーンカーンコーン「あ!圭、一時間目のチャイヌが鳴ったよ!」圭はとぼけた顔で私を見た。「え?まじか!おい横山、一時間目って科目何?」「ん?数学ですけど?でも間にあわないね、ここ、校庭だし」え?まさか横山君も・・・「あー!そうだった!お前も遅刻常習犯だったなー!懐かしい〜!」は、話してる場合じゃ・・・「くっ・・・チャン圭が思い出してくれて・・・感動だぜ!我が心の友よ!」私は盛り上がってる圭の右腕を持って言った。<続く

68: 岡崎朋也:08/08/09 02:56 ID:7M [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「盛り上がるのも良いけど・・・教室に行った方が・・・」私は弱弱と言った。そしたら圭が「ん?あぁそうだな。おい横山!早く行くぞ!」圭は私の手を引っ張って教室に向かっていった。教室に来ると「心〜また遅刻?」私の友達の日向ちゃん。唯一の友達。「いや・・・遅刻したくてやったんじゃなくて・・えへへへ」「さては!遅刻常習犯のせいか!?あんた彼氏変えなさい!」日向ちゃんは、まだ私が圭と付き合う事を認めてないみたい。<続く

69: 岡崎朋也:08/08/09 23:06 ID:7M [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「おっはー」圭が私よりも遅れて教室に入ってきた。「あぁ!圭!」私は圭の方に向かった。「よ!」圭は私に言った。でも・・・その瞬間だった「ごぉらぁ伊藤!アンタねー!心まで遅刻常習犯にさせるき!?」日向ちゃんはそう言いながら圭の事を蹴り飛ばした。「ぎぃだぁぁぁいぃぃ!」圭はおもいっきり倒れ込んだ。「ったく!アンタみたいな奴にはねー心の誕生日とかなんか教えてやんないからね!」日向ちゃん・・・。私の誕生日は6月15日。今日は6月4日だから、あと少しなんだよね。<続く

70: 岡崎朋也:08/08/10 14:13 ID:.g [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「心、良い?伊藤に誕生日なんか教えちゃダメだからね!」え?ダメって?「おぉい!何だよそれは!?何で教えてもらっちゃいけねーんだよ!」圭は日向ちゃんに怒鳴りつける。「何怒ってんの?少しは感を働かせて心の誕生日ぐらい当ててみなさいよね!彼氏でしょ!アンタ!」日向ちゃんがそう言うと、圭は黙り込んでしまった。(ダメージが、大きかったのかな・・・へへへ)>第二章・誕生日編、前編終了

71: 岡崎朋也:08/08/10 14:46 ID:.g [ softbank219042081139.bbtec.net ]
<後編>今日は6月10日。私の誕生日まで、あと五日。「ん〜」「心〜そんなに怒るなって〜悪気はなかったんだから」私はあれから、日向ちゅんとあんまり話さなくなった。だって!圭に「おめでとう!心!」って祝ってもらいたかったのに!なのに・・・日向ちゃんが・・・「心〜ごめんよー遅刻のマスターに教えても良いから〜」「ん〜!圭だよ!伊藤圭介!遅刻マスターじゃないよ!」私は日向ちゃんに怒鳴った。「ごめん!心!」私は日向ちゃんの言葉を無視して家に帰った。でも、その時おもった(家に帰っても、圭は居るんだよね・・・)私はしばらく足を止めて考えた。それで思いついた!帰ったら、私の誕生日を教えれば良いんだって!私は急に嬉しくなって走り出した。「ただいま!圭!圭居るかな!?」私は玄関の所で圭を呼んだ。「圭〜!圭!」でも、何度呼んでも返事がない。と言うより、家族の返事もない。「みんな、出かけちゃったのかな?」私は靴を脱いでキッチンに向かった。でも誰も居ない。「も〜お母さんとお父さんまで!ん?」私はぷんぷん怒っていると、テーブルの上に手紙が置いてあった。手紙の内容は[心へ。心、今お父さん達は大学病院に居る。学校から帰ってきたら来てくれ]

72: 岡崎朋也:08/08/10 15:05 ID:.g [ softbank219042081139.bbtec.net ]
と書いてあった。「だ、大学病院!?」私は驚いた。お母さんか誰かに、何かあったのかな!?圭はまだ帰ってきてないし・・・でもこれは家族の問題だもんね!私は制服のまま大学病院に向かった。私が大学病院についたのは、もう夕方の頃だった。「ん?心!こっちだ!」お父さんが私に呼びかけた。「あ!お父さん!」私は急いでお父さんのとこに向かった。「お父さん!誠子さんに何かあったの!?ねぇ!」私はお父さんの服をつかみながら言った。「いや、誠子は大丈夫だ」「え?そうなの?」私はホットしてその場に座り込んだ。「なんだ〜誠子さんじゃないのか。じゃ誰なの?」私はお父さんに聞いた。「あぁ、誠子じゃないんだが・・・」お父さんは、いかにも私に悪いような顔をしていた。「お父さん?」私はもう一度聞いた。そしたら「実は・・・あの小僧が・・・交通事故にあってな・・・」あの小僧?え・・・まさか「圭!?圭なの!?ねぇ!!お父さん!!答えてよ!!圭なの!?」私はお父さんに怒鳴りながら聞いた。<続く

73: 岡崎朋也:08/08/10 21:16 ID:.g [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「あぁ・・・そうだ・・・」私はその言葉を聞いた瞬間、時間が一瞬止まったように思った。        「何の冗談?圭が・・・事故にあったって?」<続く

74: 岡崎朋也:08/08/10 21:28 ID:.g [ softbank219042081139.bbtec.net ]
何か・・・頭がボーットした。私は・・・また好きな人を失うの?母さんだけで十分だよ・・・なのに・・・今度は圭まで・・・私がそう思っていると、お父さんが「バカ野郎!泣いてんじゃねー!彼奴は死んでねー!早く彼奴の病室にいってやれ!」「お父さん・・・?」初めてお父さんに怒鳴られた。私はお父さんに言われた通り、圭の病室に向かった。<続く 

75: 岡崎朋也:08/08/10 21:48 ID:.g [ softbank219042081139.bbtec.net ]
私は圭が居る病室の前で足を止めた。
「今、私が入ったとして・・・何をしてあげられるの?」
私はそのまま動けなくなった。
「圭・・・ごめんね・・・私はやっぱり・・・なにも・・・」
その瞬間だった。
(なにもしてあげられなくても・・・側に居てあげて・・・)
「え?貴方は?」
(私は・・・彼になにもしてあげられない・・・でも貴方は違う!お願い・・・側に・・・居てあげて・・・)
その声はそこで途切れた。その声の人は・・・泣いていたのかな?私はしばらく考えた。
でも、考えていてもしょうがないよね!後で考えよ!今は圭の側に居てあげなきゃね!
「圭!大丈夫!?」
私はドアを開けながら言った。でも、開けた瞬間・・・私は後悔した。<続く

76: 岡崎朋也:08/08/10 22:02 ID:.g [ softbank219042081139.bbtec.net ]
圭は・・・包帯を体じゅうに巻いていた。
「あ・・・!け、圭!?」
私は急いで圭の転がるベットに向かった。
「圭!圭!」
圭は意識がないみたいだった。
「圭!イヤだよ!死なないでよ!まだ私、圭に誕生日も教えてないよ!」
私は圭の体を揺さぶりながら言った。でも、圭は何の反応もなかった。
「圭・・・私の誕生日はね・・・6月15日なんだよ・・・あと・・・五日なんだよ?」
私は目から涙が溢れてきた。悲しくて悲しくて・・・しょうがなかった。その瞬間に後ろから声がした。
「ダーリン!」
誰かと思ったら、翼ちゃんだった。
「ダーリン!ダーリン!どうしたの!?ねぇ!?」
私は一歩引いて圭の様子を見ていた。そしたら翼ちゃんが私の方を向いた。
「アンタ・・!ダーリンに何したのよ!?答えてよ!!!」
「何もして・・・」
「嘘をつくな!!!」
翼ちゃんはそう良いながら私の顔をひっぱたいた。<続く

77: 岡崎朋也:08/08/10 22:19 ID:.g [ softbank219042081139.bbtec.net ]
私は後ろに倒れ込んだ。
「アンタ!自分が何をしたのかわかってんの!?」
「私は・・・何もしてないよ・・・何も知らないよ・・・」
私は、悔しさと悲しみが混じった涙が出た。
「はぁ?何?泣いてる訳?意味分かんないし!泣きたいのは私なんだよ!」
翼ちゃんはそう言うと私の髪の毛を引っ張り上げた。
「痛いっ痛い!」
「痛い!?アンタよりダーリンの方が痛い思いをしたんだよ!!!何なら、此処でアンタも殺してやろうか!?」
翼ちゃんはそう言うと、ポケットからカッターを取り出した。
「どこを切ってほしい!?血管か!?それとも脈か!?」
私はもう頭が真っ白になった。
(私・・・死ぬの?)
翼ちゃんの持っているカッターは私の首に近ずいてきた。
(もう・・・私・・・)
「殺してやるぅぅぅ!!!」
私はもうダメだと思った。でも、その瞬間だった
「痛い!」
急に翼ちゃんが声を上げた。
「え?あ・・・」
私の目には・・・包帯まみれの圭の姿があった。<続く

78: 岡崎朋也:08/08/10 22:52 ID:.g [ softbank219042081139.bbtec.net ]
圭は私を切ろうとした翼ちゃんの首もとをつかんでいた。
「だ、ダーリン!」
翼ちゃんは驚いた様子だった。私も驚いた、だってさっきまで意識がなかった圭が急に動いて私を助けてくれたんだから。
「だ、ダーリン・・・な、何で?」
「帰れ・・・」
「え?だ、だーり」
「帰れって言ってんだよ!!!」
圭は翼ちゃんにすごい勢いで怒鳴り散らした。翼ちゃんは驚いて病室を出ていった。
「ハァ・・・ハァ・・・」
圭はゼイゼイしながら私に近ずいてきた。
「け、圭?」
「ハァ・・・ハァ・・・へへへ・・・俺って強いだろ・・・?」
圭は少し苦笑いをした後、私の体に倒れ込んだ。
「け、圭!?圭!しっかりしてよ!ねぇ!圭!圭!」
私の呼び声が聞こえたのか、お医者さんが病室に入って来た。
「どうしました!?伊藤さん!?しっかりして!」
私はその場に居ても何も出来なかった。
「とにかくんベットに寝かせなければ!そこのキミ、手伝ってくれ!」
「は、はい!」
私はそのお医者さんの言う通り、圭をベットに寝かせた。
「あの?圭の・・・圭介君の状態は?」
「ん・・・何故なんだ?」
何か意外って感じの顔をしていた。
「あの・・・何が何故なんですか?」
<続く

79: 岡崎朋也:08/08/11 00:46 ID:Ig [ softbank219042081139.bbtec.net ]
私はお医者さんに聞いた。
「いやね、普通この怪我では立ち上がれないと思ったんだが・・・」
え?立ち上がる事が出来ないって・・・どういう・・・
「まぁ、立ち上がる事が出来たって事は〜それなりの元気はあるんですね!」
お医者さんは笑いながら言った。
「あの・・・どのくらいで治りますか?」
「ん〜まぁー最低・・・10日はかかるんじゃないかな〜」
10日か・・・てことは、私の誕生日には間に合わないのか・・・。圭に・・・祝ってもらいたかったな・・・。
「ん?まぁがっかりしないでね。10日間だけだから」
「はい・・・すみません・・・あの、圭を頼みます」
私はお医者さんに頼み病院を後にした。
<続く

80: 岡崎朋也:08/08/11 01:04 ID:Ig [ softbank219042081139.bbtec.net ]
6月15日・・・今日は私の誕生日。
「心〜おはよ!プラス!誕生日おめでとう!」
今日最初におめでとうって言ってくれたのは日向ちゃんだった。
「ありがとう・・・」
「ん?心アンタ悲しそうな顔してるね?」
「そ、そんなことないよ・・・」
でも、本当は元気なんてなかった。私は今日・・・圭に最初におめでとう!って言ってもらいたかったんだ。でも、その圭は今・・・入院してて居ないんだよね。
「心?泣いてる?」
「泣いてませんよ!へへへ!全然元気です!」
「何だよ!心配させんな!」
私は、わざと元気なふりをした。友達に・・・元気のないところを見られたくなかったから。
「ねぇ!?誕生日パーティー、どこでやるの?勿論、遅刻常習犯の彼氏も来るんでしょ?」
「いや!あんな人は呼びません」
何を言ってるんだろ・・・私
「え?何で呼ばないの?喧嘩でもしたの?」
「違う・・・圭は・・・用事で来れないんだって!だから、私達や、横山君や桂ちゃんを呼んでパーティーしよ!」
「え?うん・・・良いけど・・・」
「はい!決定!」
私は・・・圭を今日だけ忘れようと思った。今日だけ・・・
<続く

81: 岡崎朋也:08/08/11 01:24 ID:Ig [ softbank219042081139.bbtec.net ]
今は夜の九時、みんな私の家に集まってパーティーを楽しんでる。
「いえーい今日は告白ゲームだぜぇ!」
みんなはいろんな仮装をしていた。私は普通の私服だけど、みんなは激しい仮装をしてた。
横山君はネズミの格好
日向ちゃんは魔女の格好
桂ちゃんは浴衣
で、あと一人は・・・横山達の知り合いの人で、黒いフードで顔が見えない人。誰なのかな?
「おぉい!横山!アンタ、ケーキ食べ過ぎ!」
「何!?はっ!させるか!」
ははは・・・私の家が・・・戦争状態に・・・
「おい!フードボーイ!車イスなんだから欲しいの取れないだろ?ほら、チキンだ!」
横山君って・・・パーティーの時とかには人格が変わるんだ・・・
「いやーよく食べたよ!心!15歳!おめでとう!」
「うん!ありがとね!」
気がつけばもう夜中の一時だった。
「やばい!もう帰ります!」
みんな帰る私宅をした。
「あぁ!玄関まで送るよ!」
私はみんなを玄関まで送った。
「ばいばーい」
「うん!ありがと!」
みんなは何度か私を見てから帰っていった。
<続く

82: 岡崎朋也:08/08/11 01:39 ID:Ig [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「はー」
私は一度ため息をついて家に入ろうとした瞬間だった
「中途半端な誕生日だな」
「え?誰?」
私は振り返った。そして・・・そこに居たのはフードの仮装をしている子だった。
「キミは?」
「6月15日ね〜変な時に生まれたな?」
初めての人に対して、失礼な態度だと思った。
「貴方に言われるすじあいありません!」
「言うすじあいがあんだよな!」
私はだんだん腹が立ってきて、ついに爆発した
「いい加減にしてよ!初対面なのに!」
その瞬間、フードの子は車イスから立ち上がって、私の顔に手をつけた。
「ん!やめて!いい加減にしないと!私は!」
その瞬間だった。
「ん!」
私はその子にキスをされた。このとき、私はとてもショックだった。
「うざけないで!」
私はその人を殴った。
「貴方は何様なんですか!?私は!」
「いてーぞ!おまえ!」
「え?」
そのとき、その人のフードが取れた。
<続く

83: 岡崎朋也:08/08/11 03:15 ID:Ig [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「はぁ・・!」
そのフードから出てきた顔は・・・圭の顔だった。
「圭・・・入院してたはずじゃ!」
「何言ってるんだよ!大した怪我じゃねーし!いで!」
まだ怪我も治ってないのに・・・どうして・・・
「圭・・・ちゃんと・・・居てくれたんだね・・・」
私は今まで我慢していた涙を一気に出した。
「な、何だよお前・・・」
「圭・・・!ありがと!」
私は圭に抱きついた。そして、顔をスリスリしたんだ。
「な!?お前!さりげに涙を俺の服でふいてんじゃねーぞ!」
「心配させたおかえしだよ!」
私は笑いながらそう言った。
「松本?」
「何?圭」
「お誕生日・・・おめでとう。そして、大好きだ」
大好きって言葉で私は一気に赤くなった。
「何照れてんだ?」
「て、照れてないよ!」
「あぁそうかい」
私はしばらく動かなかった。恥ずかしかったから。
「ねぇ圭・・・」
「ん?何すか?」
「その・・・キスしてくれるかな?」
私は圭に聞いた。
「良いよ?」
「あ、ありがと」
私は恥ずかしかったけど、圭は何にも考えてなかったみたいだね。でも、私にとって・・・今回の誕生日は・・・今までで最高の誕生日になった。 

84: 岡崎朋也:08/08/11 03:22 ID:Ig [ softbank219042081139.bbtec.net ]
第二章・誕生日編・終了。
<岡崎から一言
どうでしたか?今回の話?
ちょっと途中から主人公変更がありました。
まぁ次の章では伊藤圭介に戻しますが。
ついに次は第三章です!
楽しみにしててください!

85: 岡崎朋也:08/08/11 03:47 ID:Ig [ softbank219042081139.bbtec.net ]
第三章・心配な後輩
松本の誕生日から五日がたった。
俺はあの後、松本の親父さんに病院にまたブチ込まれた。
「圭・・・機嫌が悪いの?」
「当たり前だ!あのままお前が黙っていれば!」
その瞬間だった
「ごぉふっ!」
「なぁに言ってる!?テメーはけが人だろ!?」
相変わらず激しい親父さんだ。
「お父さん!ダメだよ!殴っちゃ!」
「あぁすまんな!」
「すまんな!じゃねーよ!」
俺は親父さんに激を飛ばした。
「つか、何で親父さんが?」
「あ、ごめんね!今追い出すね!」
松本はそう言いながら親父さんの腕をつかんだ。
「何!?追い出す!?やめろー!!おい!テメーうちの娘に何かしたらゆるさねーぞ!」
「うるさい!」
松本は親父さんを廊下に出した。
「へへへ・・・ごめんね!」
「別に良いけど?」
俺はそう言いながら病室の窓から外を見た。
「何か考えごと?」
「いやー明日やっと此処をでれるけどさ、何かな・・・」
「出たくないなら、どっかの骨でも折りますけど?」
何を考えてる?こいつは・・・
「バカ!出たくてたまらないんだよ!」
「ふーん、そうなんだ」
「疑ってるのか?良いぜ?なら、此処から今脱走して!」
「ダメですよ!」
<続

86: 岡崎朋也:08/08/11 13:41 ID:Ig [ softbank219042081139.bbtec.net ]
松本は動こうとする俺を押さえた。
「痛い!そこ押すなよ!傷口だぞ!」
「あぁ、ごめん!」
松本は慌てて手を離した。
(てか・・・眠いんだけど・・・)
松本が居ると眠れないんだよな。いろいろちょっかいをだして来るから。
「ねぇ?圭」
さっきまで黙ってた松本が喋りだした。
「ん?何?」
「どうして、交通事故になんかあったの?」
その時、俺は思った。
あの事故が俺の不注意でおきた事故ということを。
(俺の不注意でおきた事故なんて松本にバレたら・・・)
「何か圭、顔色悪いね?」
「うぇ!?な、なはは!全然平気だ!ははは!」
俺の顔はだいぶ悪い顔をしているらしいな。
「どーせ!圭の不注意でしょ!?隠しても無駄なんだから!!」
「な!ぐう〜俺の不注意って何でわかんだよ!」
俺は松本に聞いた。
「どうせ、何か考えながら歩いてたんでしょ?」
「違う!お前の事を!」
やばい・・・!
「え?圭、私の事を考えながら歩いてたの?」
「だぁぁぁ!違う!違う!」
<続く

87: 岡崎朋也:08/08/11 13:59 ID:Ig [ softbank219042081139.bbtec.net ]
次の日・・・
「伊藤さん、退院おめでとうございます」
誰かと思えば、病院に居た俺の面倒を見てくれた野村さんだった。
「体の調子はどうだい?」
「まぁまぁってところだな」
俺は制服を着た。
「私宅が出来たら言ってくれ、車で学校まで送るよ」
けが人の俺を学校まで送ってくれるってか。
「ふん・・・ありがたいけど、もう迎えがきてんだ」
「迎え?」
俺はそとに居る松本に手を振った。
「あ、そうか!お熱い仲だねー!」
「熱くなんかねー!」
俺は野村さんにそう言うと、病院を後にした。
「圭〜おはよ!」
「おう!おはよ!早く行くか!」
俺は松本の手を引いて歩きだした。
<続く

88: 岡崎朋也:08/08/12 00:17 ID:TI [ softbank219042081139.bbtec.net ]
俺は松本を連れてコンビニに向かった。
「ん〜これは安いな〜」
「あ!圭!圭!見て!」
松本は喜びながら俺に近ずいて来た。
「ん?何?松本」
「見て見て!」
松本は、手に持っている物を俺に見せてきた。
「こ、これって・・・」
「うん!そうだよ!子供の頃はやったソーセージマンだよ!」
そいや・・・そんなのもあったな。
ソーセージマンって確か俺が幼稚園の頃にやってたアニメだったな。
「かわいいね〜
「まさか・・・欲しいとか言わないよな?」
「欲しいです!!!」
「ダメ!」
俺は速却下した。
そしたら、後ろから声がした。
「ソーセージマンは、とっても凄いんだから!」
「ん?誰?」
俺はそう言いながら振り返った。するとそこには、俺達と同じ制服の女子生徒が立っていた。
「誰だ?アンタは?」
俺は質問した。すると、その少女は口を開いた。
「か、川村由香だよ!」
「川村・・・由香?」
<続く

89: 岡崎朋也:08/08/14 22:25 ID:Sk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「川村・・・由香?」
俺はしばらくその少女を見ながらボーットしていた。
「あの・・・圭?」
しばらくして松本が話かけてきた。
「ん?どうした?」
「その・・・時間がね・・・もう九時なんだよね・・・」
九時?え!もうそんな時間って・・・
「だぁぁぁ!もう九時だ!松本、行くぞ!!」
「え!?ちょ、ちょっと圭!!」
俺は松本の腕をつかんで走りながらコンビニを出た。
「はぁはぁ!まずいぞ!遅刻だぁぁぁ!!」
「待てよ〜!」
「ん!?ってテメーは!!」
後ろを振り返ると由香が俺を殺す勢いで追いかけて来た。
「まだぁぁぁ!ソーセージマンの話は終わってない〜!!」
「聞いてる暇はねーんだよ〜!!」
俺は怒鳴りながら走った。
「ちょっと圭!」
「何だよ!?遅刻だぜー!?」
松本は俺に何かを言っているようだったが、走っている俺の耳には入らなかった。

90: 岡崎朋也:08/08/16 13:10 ID:32 [ softbank219042081139.bbtec.net ]
俺達が学校に着いた頃はもう一時間目が終わった時だった。
「チャン圭〜遅刻はやばいっしょ〜」
横山がそう言いながら近ずいてきた。
「しょーがないだろ!?変な後輩にかまられたんだから!!!」
俺は怒りながら言った。すると、後ろの方から声がした。
「由香は変な後輩じゃないです!」
「なぁ!ま、まさか・・・」
俺は後ろを向いた・・・
するとそこには、由香が立っていた。
「は〜あのな、此処は中3のクラスだぞ?何で中2のお前が普通に中3のクラスに入ってくるんだ?」
「良いんだ!」
由香はそう良いながら、またもやソーセージマンの話を始めた。
「良いですか?ソーセージマンは」
「分かった分かった!今は話してる暇はねーんだって!」
俺はそう言いながら次の授業の準備をした。
「あぁ!待ってよ!話は終わってないです!」
「もうとっくの昔に終わってるぜ?」
俺は椅子から立ち上がり、中2のクラスに由香を送る事にした。
「イヤです!行きたくないです!!」
「離さない!もう授業が始まるぞ!?」
俺は由香を強引に引っ張り中2のクラスに向かった。
<続く

91: 岡崎朋也:08/08/16 20:47 ID:32 [ softbank219042081139.bbtec.net ]
由香のクラスは2年4組
中途半端なクラスだな・・・
「ほれ、着いたぞ?」
「う・・・」
「由香?」
俺は由香の顔を見た。そしたら、由香は泣きそうな顔をしていた。
「ゆ、由香・・・?」
「行きたくないです・・・」
何でそんなに嫌がるんだ?
虐めにでもあってるのか?
「とにかく、教室に入るぞ?」
俺は由香の手を引いて教室に入った。
だが・・・由香が嫌がっていた理由が分かった・・・
「あぁ・・・」
由香の机の上には、マジックペンでいろんな事が書かれていたんだ。
中には[死ね!!・クズ!キモイ]などの、最悪な言葉が書かれていた。
「何だよ・・・これは・・・」
「・・・・・」
由香は、黙り込んだ。
俺も由香と一緒に黙り込んだ。
「あぁ!見てみて!由香だよ!」
振り返ると、由香の同級生らしい奴等が居た。
「えー!マジ?やだー」
「最近、不登校だったのに、また来たの?」
イライラするほど俺は頭に来た。
<続く

92: 岡崎朋也:08/08/16 21:18 ID:32 [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「でもさー今更来て何になんのかねー」
俺はもう耐えられなくなった。
「お前等!由香を虐めてんのか!?」
「虐め?アハハハハ!そんな事ないですよ〜」
相手の女はいかにも、私は何も知りません、って感じの顔で俺を見ながら言った。
「テメー!いい加減に!」
その瞬間だった。
「チャン圭ぃぃぃ!」
いきなり横山が俺に飛びついて来た。
「うぉ!な、何だよ!?」
「大変だ!ヤバいって!」
横山はそう言いながら俺の腕に顔をスリスリした。
「やめろ!気持ち悪いぞ!!」
「良いから聞けって!俺の話を!」
「わーった聞いてやるから!落ち着けよ!」
俺は体にくっついている横山を蹴り離した。
「YES!さすがはチャン圭!話が早いな!じゃ〜聞いてくれ!」
「由香、一緒に来い」
「はい・・・」
「って!無視ですか貴方!!」
俺は由香とうるさい横山を連れて中2の教室をでた。
<続く

93: 岡崎朋也:08/08/17 21:10 ID:dk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
その後、俺達は体育館裏に向かった。
「あの・・・」
「気にすんなよ、たまには授業をサボっても良いだろ?」
俺はそう言いながら座り込んだ。
「お待たせ!チャン圭!コンビニから○○本買ってきたよ〜」
横山はそう言いながら俺に近寄って来た。
「おーい横山」
「ん?どうしたチャン圭」
「消えろ」
俺は横山を殴り飛ばした。
「だ!何するんだよ!」
「何するんだよじゃないだろ!?俺は飲み物買って来いって言ったんだぞ!○○本なんか頼んだ覚えはねー!」
俺は激しく横山に激を飛ばした。
「だからって、怒らなくっても・・・」
横山はそう言いながら立ち上がった。
<続く

94: 岡崎朋也:08/08/29 21:46 ID:jY [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「ん?そいやーチャン圭、そこの子誰?」
横山は由香の方を向きながら聞いてきた
「わ、私は由香!」
由香は顔を赤くしながら言った
「おー由香ですか、よろしく」
横山はそう言いながら由香の両肩を持った
「あの?何ですか?」
「グラナド知ってる?」
「え?グラナド?」
グラナドってのはー深夜にやってるアニメだ。
横山はそのアニメに最近ハマッてるみたいでな。
ゲームまで買ってたからな。
「いや〜グラナドは本当に良い〜!まじ楽しいから!キミもやろうな!?」
「あ、あの・・・」
これはもう軽いナンパだな・・・
「おいおい横山、ナンパ化してっぞ?」
俺は横山を止めにかかった
<続く

95: 岡崎朋也:08/09/02 18:45 ID:fo [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「ナンパなんかじゃないって!」
横山はそう言いながら由香の両肩から手を引いた
「あの・・・」
「気にすんな!コイツはただの深夜番組オタクだから」
俺は横山の方を指さして言った
「深夜番のオタクって・・・酷い・・・」
横山は花が枯れた用に座り込んだ
「ち、チャン圭・・・青春を大切に・・・」
横山はだんだん顔がゾンビの様になっていった
<続く

96: 岡崎朋也:08/09/03 21:00 ID:2k [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「分かった・・!横山!」
俺はそう言いながら倒れた横山の両手を掴みながら言った
「お前が死んでも、忘れねー!」
俺は横山の体をお越し、ゴミ置き場に連れていった
「チャン圭?此処は」
「じゃな横山」
「フィ!ま、待って!まてまて!」
俺は横山をゴミ置き場に放置し、由香の所に戻った
「あの・・・彼を・・・」
「気にすんな!彼奴はゾンビだから痛みも感じないって!」
俺は横山を心配する由香の頭をなでながら言った
「まぁ・・・いいかな」
由香はそう言いながら座った
「で?何で虐めにあってたんだ?」
俺がそう聞くと、由香は暗い顔になりながら言った
「私は・・・何もしてないのに・・・みんなが・・・」
「・・・そういう世界なんだよ・・・」
俺は空を見ながら言った
「え?そうなんですか?」
「聞きたいか?俺が中1の時に受けた虐めの内容・・・」
俺がそう言うと、由香は静かにうなずいた
「あれは・・・中学に入学したすぐ後の事だった・・・」
<続く

97: 岡崎朋也:08/09/13 21:40 ID:Bc [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「あの時の俺は・・・今みたいに元気な奴じゃなかった・・・」
そう・・・
中学一年の時は最悪だった・・・
入学してまだ一ヶ月だったのに・・・
「おい!伊藤!マジで死ね!」
「本当に何なのあの子?」
俺は・・・中1の時はこんな感じだった・・・
何もしてないのに・・・
死ね死ね言われて・・・・
正直、みんなを殺してやろうと考えた時もあった・・・
「悔しいか?なら何かしてみろよ?」
「・・・・・」
あの時は何も出来なかった・・・
絶対に殴ったりしたら殺されると思ったからな・・・
だから俺はじっと、ただ黙っている事しか出来なかった・・・
でも、もう限界って感じた時があった・・・
それは・・・体験学習の前日の日の事だった・・・
<続く

98: 岡崎朋也:08/09/13 22:00 ID:Bc [ softbank219042081139.bbtec.net ]
いつもどうり、教室に居た俺に浅井って奴が話しかけてきた
「おい伊藤!お前友達居るのか?」
「・・・・」
「こんな質問も答えられねーのかよ!?ハハハハ!」
クソ野郎がッ!
「ま、お前みたいな野郎と友達になろうとする奴も居ないだろうけどな」
この時、俺はもう限界に来た
「まー友達が居ないからってしょげんな!その代わりに構ってやるから!」
浅井はそう言いながら教室を出ていった
でも俺は浅井を追いかけた
「待てよ!浅井!!!」
「何だよ!?」
浅井はそう言いながら振り向いた
その瞬間、俺は浅井を殴り飛ばした
「友達が居ないだぁ!?勝手な事言ってんじゃねーぞ!!テメーラみたいなゲス野郎と付き合いたくないだけだ!」
俺は浅井の首もとをつかみながらいった
でも、運がないことに
先生に浅井がチクりやがってな・・・
俺は体験学習いや、学校にも行けなくなった・・・
<続く

99: 岡崎朋也:08/09/13 22:13 ID:Bc [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「俺が受けてた虐めはこんなもんだな」
俺は由香の方を見ながら言った
「そんな事があったんだ・・・」
由香は少し悲しそうな顔をしながら言った
「うぅ!うぅ!圭ちゃん!そんな虐めを受けてたなんて!」
「そうそうって!何で横山が此処に!」
俺は横山に言った
「何でって、ゴミ収拾者のオッサンに怒られてさ〜あそこ、結構居心地が良かったのに」
良かったのかよ・・・
なら帰ってこなければ良いのに・・・
「ま、横山の話は置いといて、つまり由香、嫌なら嫌って言えばいいんだよ勿論、殴っちゃダメだけどな」
俺は由香の方を見ながら言った
「でも、やめてくれるかな・・・」
「大丈夫だ!そうすりゃ!その虐めてた奴と友達になれるかもしれねーしな!」
<続く

100: 岡崎朋也:08/09/24 00:15 ID:WE [ softbank219042081139.bbtec.net ]
俺は大声で言った
「まじ!?チャン圭、友達になったの!?」
「いや・・・友達ではないがー虐めの立場ではなくなったってやつか?」
俺は頭をかきながら言った
「でも凄いよ・・・私には出来ない・・・」
由香はまた暗い顔になった
「大丈夫だ!言ってみろ!お前なら出来るよ!」
俺は由香の頭を叩きながら言った
「うん・・!やってみる!」
「そうだ!その調子だ!行ってこい!」
「ウっす!じゃ行ってきます!」
由香は凄いスピードで走っていった
「チャン圭って過去に虐めにあってたなんて・・・」
しばらくして横山がそう言った
「殴ったってのは嘘だよ」
「え!?じゃー何で由香には」
「あーでも言わないと行けないでしょ・・・」
俺はそう言いながら座り込んだ
「じゃー本当は?」
「人の過去に首突っ込むな!」
俺が虐めにあっていた過去・・・
その過去はなくせない・・・
本当はなくしたいけどな・・・
<第三章・心配な後輩終了

101: 岡崎朋也:08/09/29 02:44 ID:jY [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「作者より」
みなさん、片思いの夢もついに100スレに到達!
ごらんになっている方々、ありがとうございますね!
ついに第三章も終わり、残るは二章となりました。
ここまでの事で何かこの小説に意見があれば書き込んでください
ただし、書き込み期限は今週の水曜日までとさせていただきます
よろしくお願いします

102: 岡崎朋也:08/10/05 00:00 ID:3w [ softbank219042081139.bbtec.net ]
第四章・友達の彼女
「横山勇・・・年齢14歳の中学三年生・・・成績はオール4・・・が、しかし・・・奴は彼女が一人も居ないと言う可愛そうな奴だった・・・彼奴はこのまま、一人も彼女を作らずに中学時代を終えてしまうのか!!??」
「って!何ナレーターみたいなセリフいってんですか!?しかもそれじゃーいかにも僕がもててないみたいじゃないッスカ!!」
「あ、お前居たのか?わりーきずかなかった」
俺達が今居るところは放送室
横山と一緒に此処の部屋を掃除してってわけだ
「きずかなかったってね!さっきから此処に居ましたから!!」
俺は怒鳴っている横山を無視して掃除を再会した
「えーっとー何だこれは・・・」
「って無視ッスカ!?」
<続く 

103: 岡崎朋也:08/10/05 00:16 ID:3w [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「はー何で此処の掃除の担当になったのかねー」
「圭ちゃんが悪いんでしょ・・・桂にじゃんけんでまけちゃってさ!」
好きで負けた訳じゃねーっての・・・
「でも桂は何に関しても最強だからなー勝てないって」
俺はそう良いながら落ちていたマイクを机の上に乗せた
そんなときだった
ガラン!
「圭!掃除の調子はどうかな?」
松本が入ってきた
おそらくは先生に俺達を監視するように頼まれて来たのだろう
「サボってなかったかな?」
「あー横山がナレーターになりきってたな・・・」
「それは貴方でしょ!!」
ま、うるさい横山は置いといて・・・
<続く

104: 岡崎朋也:08/10/05 20:17 ID:3w [ softbank219042081139.bbtec.net ]
とっとと掃除を終わらすか
「ってまた無視ですか・・・」
「ん?何か言ってたか?」
「アンタ耳持ってないんですかね!!」
「良いから早く掃除しろよ」
俺はそう言いながら掃除をまた始めた
「軽く流すなよ・・・」
横山もそう言いながら掃除を再開した
「ま、この調子なら私が監視してなくても平気だね」
「って、監視のつもりだったのかよ・・・」
俺は小声で松本に突っ込んだ
「じゃーまた後で教室で!終わったら一緒に帰ろうね!」
「はいよ・・・」
松本はそう言うと放送室から出ていった。
それからしばらくのたった時だった
「ん?何だこれは・・・」
俺は放送室の本棚の一番奥から変な封筒を拾った
「何で放送室に封筒が・・・」
その時、横山が俺に話かけてきた
「どうしたチャン圭?」
「そのチャン圭止めろ」
ポカっと一発殴った
「ん?封筒?なんで圭ちゃんが封筒を?」
「殴ってもノーリアクションかよ・・・」
(今度からは本気で殴ろう・・・)
そう思った
「そんなのどーでも良いから、で?その封筒は?」
「さー知らないな。でも、この感覚からすると・・・中身が入ってるみたいだな・・・」
「まじかよ!」
横山は大興奮しながら言った
<続く

105: 岡崎朋也:08/10/11 15:52 ID:Ig [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「開けてみるか?」
「いや!僕が開けるよ!」
横山は俺から封筒を奪い取った
「何が出るかな?」
「開ける時ぐらい黙って開けろな」
横山は俺の言葉を無視しながら封筒を切り始めた
「のぉぉ!!何か出た!!」
「な、何が出たんだ!?って・・・何だよこれ・・・」
中に入っていたのは紙だった
「手紙なのか?横山、読んでみろ」
「人に命令するな!!」
「もしかしたら、『この手紙を読んでくださった方には賞金一億円をプレゼント!』ってやつかもしれない!」
「おぉ!さすが圭ちゃん!よっし!開けるぜ!」
ふっ!相変わらず話が早い・・・
「どうだ横山?何か書いてあったか?」
「チャン圭・・・僕、恋が実るかも」
「あ?恋が?」
何を言ってるんだ?まさか手紙に変な物質でもついてたのか!?
「大丈夫か横山!!医者に見てもらったほうがよさそうだな!」
「何言ってんですか貴方は!?それより見ろよこれ!」
横山は興奮している・・・変な写真でも張ってあったのか?
「何だよ?んなになに『これを最初に読んだ貴方はまもなく恋がみのります。恋がみのるのは今から三日後・・・頑張りましょう』だと?」
「なな!凄くね!?最初にこれを読んだのは僕だし!!」続

106: 岡崎朋也:08/10/11 20:28 ID:Ig [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「お前、本気で信じてるのか?」
「当たり前だろ!ついに僕の時代が来たってやつかね!」
ホントにコイツは・・・・
ーーー放課後ーーー
放課後、俺は松本と帰る約束をしていたので待ち合わせ場所に向かおうとしていた
「はー横山の奴、あんな紙切れ一枚でよくまー信じるよな・・・」
彼奴はあんなの信じる奴じゃないと思っていたんだがな・・・
そう思っていると
「オッス!チャン圭!また松本さんとラブラブ下校ですか?」
「勝手にラブラブにするなよ!で?お前はあの後、何かあったのか?」
俺がそう言った瞬間、横山の顔が真っ青になった
どうやら何も変化は無かったらしい・・・
「良い子が産みたいです・・・」
「産みたいんじゃなくて産ませたいだろ?」
「圭ちゃんは良いよね・・・松本さんとやっちゃえば産めるんだからさ」
「な、何言ってんだよ!!」
コイツ!頭がラリってるのか?
「はぁ〜僕なんかね〜」
「たく!松本に聞かれてたらやばかったな・・・」
「はー良い人いないかな?」
「じゃな横山」
「って無視するなよ!ってか!人の悩みを聞いてくれないのか!?」
続く

107: 岡崎朋也:08/10/12 20:54 ID:TI [ softbank219042081139.bbtec.net ]
俺は横山の事を無視して松本との待ち合わせ場所に向かった
「おーい!圭!」
「ん?松本か・・・」
「え?どうしたのかな?」
さすがにさっき横山が言った事をコイツに教えるわけにはいかないよな・・・
「圭?」
「気にするな!」
「な・・・何の事かな?」
「良いから良いから!俺の事は気にするなよ!それより、お前さ晩飯の支度手伝うんだろ?」
「え?う、うん・・・」
「なら、早く行こうぜ?」
俺はそう言いながら走り出した
「あ!ま、待ってよ!圭!」
「早くしろ!」
子供か・・・
何か、無性に引っかかるな・・・
横山の野郎・・・!
でも、俺達は・・・
結婚するまで果たして付き合っているのだろうか・・・・
ーーーーーーーーー
気がつくと、俺は松本の家の前に居た
辺りを見回すと松本は居ない
「早く走りすぎたか・・・」
先に家に入るのも何か気が引けるしな・・・
そう思っていた時だった
「何やってるんだね少年」
誰かと思えば松本の親父さんだった
<続く

108: 岡崎朋也:08/10/13 00:38 ID:Bc [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「何か用ッスか?」
「心はどうした?」
まずい・・・置いてきたなんて言ったらどうなるか・・・
「・・・・」
「どうした?心は?」
しょうがない・・・横山!お前には犠牲になってもらうぞ・・・!
「実は・・・松本の奴は・・・横山との間に子を授かってしまって・・・」
「何!?う、うちの娘が・・!」
よし・・・良い感じだな・・・
「何言ってるのかな?圭?」
「あ、松本・・・!」
まずい・・・
「娘よ!!子を授かったってのは!?」
「んんん〜圭の嘘だよ!私は圭に置き去りにされたの!!」
なぁ!バカ!
「おい少年・・・」
「へへへ・・・信じるアンタが愚かだ・・・」
「一回あの世を見てみるか・・・?そうすりゃー今より少しはましになって生まれ変わってこれるだろ・・・」
「遠慮します・・・」
ーーーその日の夜ーーー
「え?横山君に恋人が?」
「いやまだ何の変化もないみたいだけどな・・・」
晩飯を済ませた俺は松本の部屋に居た
「ほんと・・・めずらしいな・・・」
「何がかな?」
「ん?横山の事だよ・・・彼奴さ・・・今まで恋人的存在だったのはゲーム機ぐらいだろ・・・」
「そんな事は・・・」
「彼奴の事だからありえる!」
<続く

109: 岡崎朋也:08/10/13 00:54 ID:Bc [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「いくら横山君でも・・・」
「いや!ありえるさ!」
本当に珍しい光景だった・・・
横山の奴が女子に夢中だなんてな・・・
「ねぇ・・・圭・・・」
「ん?っておい!!」
急に松本が俺をベットに押し倒した
「おい!何だよ!急に!」
「だって・・・圭さ・・・最近全然キスしてくれないんだもん・・・」
あーそうだったな・・・
最後にキスしたのは・・・
コイツの誕生日だったよな・・・そのあとはやってねーや・・・
「悪い・・・」
俺はそう良いながら松本を抱きしめた
「・・・圭・・・」
「キスしてやるから・・・」
俺は腕を松本の首に絡めながらキスをした
「っん!前より激しいかな・・・」
「そうか?悪い・・・」
「もう一回・・・」
「こりねー奴だな・・・」
俺達はその晩・・・
ずっと二人っきりですごした・・・
つもりだったんだが・・・
「ダメ!」
「何でだよ?良いだろ!一緒に寝るくらい!」
「ダメ・・・また今度ね・・・じゃー寝るから!」
「おい!こら心!!」
「え!?」
あ・・・
何したの名前で呼んでんだよ・・・
<続く

110: 岡崎朋也:08/10/13 01:14 ID:Bc [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「あ・・・気にするな・・・」
「うぅ・・・」
松本はとっても顔を赤くしていた
「んな照れるなよ・・・」
「いや・・・おやすみ・・・」
松本はそう良いながらゆっくりとドアをしめた
「おやすみ・・・ま、・・・心・・・」
ーーー次の日ーーー
「ふぁ〜ん・・・クソ!ねみー!」
俺はブイブイ文句を良いながら起きた
「えーっとー家からもってきたシャツは・・・」
その時だった
ドンドン!!
ドアを叩く音がした
「何方?」
「わ、私だよ・・・えへへ・・・」
「来るな」
俺はズバっと松本に言った
「まだ入るとか言ってないよ?」
「どの道言うんだろ?」
俺はズボンをはきながら言った
「ダメなのかな?」
「・・・どうぞ・・・」
「あ、ありがとう・・・」
そう言うと松本は俺の部屋に入ってきた
「お、おはよう!圭・・・」
「あぁ・・・おはよう・・・心・・・じゃなくて!松本!!」
俺は心からいそいで松本に修正した
「はは・・・は・・・は」
松本は笑っていない・・・
逆に顔がまっかっかだった
「わ、悪い・・・これからはちゃんと上の名前で呼ぶからさ・・・」
「良いよ・・・心で・・・」
は?何を言ってるんだ?
<続く

111: 岡崎朋也:08/10/26 13:22 ID:oM [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「あのな・・・下の名前で呼んで良いのは夫婦になってからだろ?」
「ん〜そうなの?」
「出直せ」
俺は松本を部屋から追い出した
「ちょっと!圭!まだ話は・・・」
「もう終わってる」
ーーー登校中ーーー
今日俺は一人で学校に登校した
何でも松本の奴は委員会で早く学校に行かなきゃいけなかったらしい・・・
「・・・・・・」
いつもなら・・・うるさい奴(横山)が一緒なのにな
ーーー学校ーーー
「よ!圭ちゃん!」
横山は珍しく遅刻して来た
「お前な・・・今もう三時間目だぞ?」
「なーに!大丈夫さ!」
何がだよ・・・
「で?あの後はどうだった?」
「あ!そうそう!俺ね!翼ちゃんと付き合う事になったんだよね!」
俺は横山の言葉を聞いた瞬間、席から立ち上がった
「え?どうしたの?」
「つ、翼とだと?お、お前・・・」
「ん?何?圭ちゃんは松本さんでしょ?」
「そういう事じゃねー!!!」
俺は横山の首もとを掴んだ
<続く

112: 岡崎朋也:08/10/29 16:24 ID:jY [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「お前!翼がどういう人間か知らないのか!?」
「あぁ?何それ?どういう事?」
横山は少しキレながら言った
「翼はな!自分が気に入らなければ何でもする奴だぞ!?」
俺がそう言った瞬間、横山が俺の首もとを掴んだ
「いい加減にしろよ!!何だよそれは!!僻んでんのかよ!!」
「誰も僻んでねーよ!!ただ、俺が言いたいのはな!!!」
「二人ともやめてよ!」
松本がそう言いながら俺と横山をとめに入った
「フン!」
「あ、おい待て横山!」
俺が止めようとしても横山は無視して教室を出ていった
「圭・・・あの・・・ごめん・・・」
「・・・・別に良いよ・・・」
ーーー二週間後ーーー
あれからもう二週間・・・
俺と横山はあの喧嘩以来・・・
話す事が無かった・・・
でも彼奴は彼奴で盛り上がってるみたいだけどな・・・
いつも隣には翼の奴が居て楽しそうにしてる
飯の時間も今までなら俺と横山で食べてたが・・・
今では俺はいつも一人で食べている・・・
また・・・中1の時と一緒だと思った・・・
<前半終了>

113: 岡崎朋也:08/12/13 00:45 ID:Bc [ softbank219042081139.bbtec.net ]
<後半>
「圭〜?」
「んか用かよ?」
「最近元気ないからさ・・・家でも元気ないし・・・」
確かにそうだな・・・
横山と喧嘩して以来、何かとっても暇になった気がするな・・・
「ねぇ・・・もし暇なら・・・で、で・・・」
「デートのお誘いか?」
「あ、いゃ・・・その・・・別に・・・その・・・」
松本の考えてる事はすぐに分かった
コイツは元気のない俺の事を慰めようとしてくれてるんだなって・・・
「良いよ、デートしよ」
「い、いゃ・・・イヤなら別に・・・」
「お前さ・・・」
「え・・?何・・・かな・・・」
「可愛いな」
「え、あの・!別にそれ目的で言ったわけじゃなくてね!」
松本は顔を赤くしていた
でも、そういう所が好きなんだ・・・俺は・・・
「デートのついでに、親父さんにも何か買ってくか?」
「え、えぇ?ま、待ってよぉ・・・」
「お前なー」
「え?だから・・・」
「そういう事ばっかやってると・・・食っちまうぞ?」
「が、学校で!?だ、ダメだよ!!」
また赤くなった
本当に可愛い奴だよな・・・
<続く

114: 岡崎朋也:08/12/15 23:41 ID:LI [ softbank219042081139.bbtec.net ]
ーーー放課後ーーー
「たく!体育館裏で待っててって言ってたくせによ!何で居ないんだよ!」
「け、圭〜」
松本は俺と約束した時間より20分も遅刻してきた
「お前な・・・時間ぐらい守れよ・・・」
「あぁ・・・ごめん・・・委員会で遅くなっちゃって・・・」
松本の奴は悲しそうな顔をしながら俺に言った
「別に気にしてないよ・・・じゃー行くか」
「えぇ?ど、何処に・・・かな?」
「ホテル」
「えぇ!!何でホテルなの!?」
「お前を食べるため
「い、いやだよ・・・」
やべー泣きそうだ・・・
「嘘だって!」
「えぇ?嘘なの?」
「当たり前だろ!」
「そ、そうだよね・・・でも・・・」
でも・・・?
「私、初めての人は・・・圭が良いな・・・」
「お前な・・・この小説を18禁小説にしようとしてんだろ?」
「えぇ!?べ、別にそんなつもりじゃ!」
松本は顔を赤くしながら言った
そんな時だった
「相変わらずラブラブみたいだね〜」
振り返るとそこには横山の奴が立っていた
<続く

115: 岡崎朋也:08/12/17 01:20 ID:dk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「・・・・」
「あ、横山君・・・」
「圭ちゃんもすみにおけないね〜」
横山はそう良いながら俺達に近ずいて来た
「帰ろう松本」
「えぇ?で、でも・・・」
俺は松本の手を引いて帰ろうとした
「け、圭!ダメだよ!仲直りしてよ!」
「んな奴と仲直りする気はねーよ!」
「で、でもぉ・・・でもぉ・・・」
松本は泣きそうになっていた
「お前な・・・何で泣くんだよ・・・」
「だって・・・だって・・・」
「おい・・・松本・・・」
「圭と横山くんが喧嘩してるのはやなの!!あんなに仲よかったのに!!何でそんな恋愛の事で喧嘩するの!!」
松本は顔を赤くし目からは涙を流しながら言った
「仲直り・・・仲直り・・・」
「わかった・・・ちょっと此処で待ってろな」
「えぇ?」
俺は横山の方に向かった
「・・・・」
「話があんだよ・・・ちょっと裏でろ・・・!」
「・・・良いけど?」
俺はそう言いながら横山と一緒に屋上に向かった
<続く

116: 岡崎朋也:08/12/17 22:52 ID:dk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「でぇ?屋上で何しようってわけ?」
「・・・・」
「言っとくけど、喧嘩ならする気はないよ?」
「あたりめーだろ・・・喧嘩したって俺の方が上なんだしな」
「ズバって言いますね〜」
横山はそう言いながら座り込んだ
「実はさ、圭ちゃんに話したい事があってさ」
「悪いが、翼とのラブラブ話は聞く気はねーぞ?」
俺はそう言いながら横山の隣に座った
「あぁ、翼ちゃんとは別れたんだよ・・・」
「はぁ?何で別れたんだよ?」
「圭ちゃんの言う通り、結構怖い人だったからさ〜」
横山は頭をかきながら言った
「そんで自分から別れたって落ちか?」
「その通り!!それにさ・・・」
「それに?」
「こんな事で大事な親友を失いたくないしさ
「・・・・フン・・・」
「何だよ!」
「別に、何でもねーよ」
俺はそう言いながら立ち上がった
「仲直り・・・できんのかな?おれら」
「出来ないんじゃねーの?」
「何だよそれ!!」
「アッハハハ!冗談だよ冗談」
「冗談に聞こえねーよ!!」
それから俺と横山はまた話すようになった
ま、コイツのおかげで・・・
中学校生活はちょっとは楽しめたな・・・
<第四章・終了>

117: 岡崎朋也:08/12/17 23:28 ID:dk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
最終章・最後に好きだと言えなくて・・・
朝・・・スズメ達がピュービューうるさい声をあげていた・・・
「ん?ふぁぁん・・・もう朝かよ・・・早・・・」
俺は文句を言いながら学校の支度をした
「は〜ったくよ〜学校とかだり〜」
思えば・・・もう十二月・・・もう少しで卒業か・・・
そう思っていた時
ドンドン
「圭〜起きてるかな?」
「起きてるよ?良いぜ入ってきても」
「じゃー遠慮なく」
松本はそう言いながら入ってきた
「あ、あれぇ?圭どこ?」
俺は松本の後ろに静かに忍び寄った
「どこ?どこ?」
「此処だよ」
「えぇ!?」
俺は振り返った松本の事を押し倒した
「げ、圭!?ちょっと!」
「顔が赤くなってるぜ?」
「い、イヤだよ」
「初めての人は俺が良いって言ってただろ?」
「でもぉ・・・今は・・・学校に行く前だし・・・」
「じゃー学校から帰ってきたらな」
俺はそう言いながら松本の上から起きあがった
<続く

118: 岡崎朋也:08/12/17 23:28 ID:dk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
最終章・最後に好きだと言えなくて・・・
朝・・・スズメ達がピュービューうるさい声をあげていた・・・
「ん?ふぁぁん・・・もう朝かよ・・・早・・・」
俺は文句を言いながら学校の支度をした
「は〜ったくよ〜学校とかだり〜」
思えば・・・もう十二月・・・もう少しで卒業か・・・
そう思っていた時
ドンドン
「圭〜起きてるかな?」
「起きてるよ?良いぜ入ってきても」
「じゃー遠慮なく」
松本はそう言いながら入ってきた
「あ、あれぇ?圭どこ?」
俺は松本の後ろに静かに忍び寄った
「どこ?どこ?」
「此処だよ」
「えぇ!?」
俺は振り返った松本の事を押し倒した
「げ、圭!?ちょっと!」
「顔が赤くなってるぜ?」
「い、イヤだよ」
「初めての人は俺が良いって言ってただろ?」
「でもぉ・・・今は・・・学校に行く前だし・・・」
「じゃー学校から帰ってきたらな」
俺はそう言いながら松本の上から起きあがった
<続く

119: 岡崎朋也:08/12/17 23:31 ID:dk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
すみません
同じやつ二つもはっちゃいました

120: 岡崎朋也:08/12/25 23:55 ID:K6 [ softbank219042081139.bbtec.net ]
「え?帰って来てからもダメだよ!!」
「冗談だよ」
俺はシャツを着ながら言った
「もぉ・・・バカぁ・・・」
「言ってろよ」
「もお!って・・・今何時?」
俺は時計を見た
もう8時30分だった
「お?まだこんな時間か」
「まだってもう学校が始まる時間だよ!!」
松本はそう言いながら走って家を出ていった
「は〜めんどくせ〜」
俺も松本を追う用に家を出た
ーーー学校ーーー
「うっす!おはようチャン圭〜!」
「お前な〜今何時だと思ってんだよ?」
「12時ジャストだけど?」
「余裕みたいな顔しながら言ってんじゃねーよ」
横山の奴は最近遅刻ぎみだ・・・
どうも最近眠れないらしい・・・
「ね〜圭?」
「ん?何だよ松本」
「いや・・・あとでで良いや・・・ごめん・・・」
松本の奴は顔を赤くしながら言った
「んだ?彼奴?」
「そいやー圭ちゃんまだ松本って呼んでんの?」
「何か悪いかよ?」
「いやさ、付き合ってるなら名前で呼んでも良いんじゃないのかなーって」
確かにそうだな・・・
そいやー彼奴最初は俺の事圭介ってよんでたのに・・・
何故に今では圭だけに・・・
「圭ちゃん?」
「名前だけでね〜ま、考えとこう」
<続く

121: 名無し:09/01/16 19:35 ID:tM [ p7081-ipbfp1602fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp ]
120…凄いデスねぇ〜
尊敬しますよ、しかし続きが楽しみです…////////////

122: ライトニング:09/01/16 22:56 ID:32 [ softbank219042081139.bbtec.net ]
では久々に続きを!
松本を名前で呼ぶか〜
まー付き合ってるんだし・・・
良いとは思うが・・・
でもな〜やっぱハズいな・・・
ーーー放課後ーーー
「圭〜」
「っ!来た・・・」
「どうしたの?驚いた顔して」
「な、何でもねーよ!こころぉぉ・・・」
「う?圭、今なんて言った?」
「べ、別に!ただ心って呼んだだけで・・・その・・・」
「ほぉ?」
コイツ・・・!
こうゆう時ばっか天然になりやがって・・・!
「あの・・・圭?」
「う、うるせぇ!俺は先に帰るからな!」
「え!?ちょ!待ってよ!話の内容ってか、何でそうなんのー!」
俺は松本の言葉を無視しながら走った・・・
この時は本当に恥ずかしかったんだぜ?
なのにお前って奴はさ・・・
空気が読めてないっていうか
<続く

123: ライトニング:09/01/17 23:22 ID:dk [ softbank219042081139.bbtec.net ]
ーーー夢の世界ーーー
「圭・・・圭・・・」
「ダメだ!心!!行くな!!」
「はぁ・・・はぁ・・・圭・・・私・・・」
「おい!頼む!行かないでくれ!ずっと俺の側に居てくれ!!」
「ヒック・・・圭・・・今まで・・・ありがと・・・」
「待て!ダメだ!!俺はまだお前にちゃんと好きだって言えてないんだぞ!?」
「もぉ・・・十分だよ・・・圭・・・けぃ・・・け・・・ぃ・・・」
ピーーー
「心?心・・・?心!ココロォォォ!!!」
ーーー朝ーーー
「心!!!」
はぁ・・・はぁ・・・
夢・・・?だったのか・・・?
「圭!?どうしたの!?」
「え?あぁ・・・何でもないよ・・・」
「そう?」
「あぁ・・・そいやー今日は日曜日だろ?どっか遊びに行こうぜ?」
「えぇ?う、うん・・・良いよ?」
「よし!じゃー着替えろよ!俺も着替えっから」
「うん・・・」
心はそう言いながらドアを閉めた
<続く

124: アイマス信者:09/04/05 13:06 ID:z6 [ 203.141.152.22.static.zoot.jp ]
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