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11:和泉 08/19 15:53 ID:Lk 61-22-154-21.rev.home.ne.jp
  第4話
―次の日
「真優!待てよ!」
休み時間になると、宗助は真優のあとを付いてきた。
「付いて来ないで」
冷たくそう言うと、廊下をずんすんと歩いていく。
「わあっ!」
ドンッ!と誰かにぶつかって真優は声をあげる。
「ご、ごめんなさ・・」
とっさに謝る真優。
「・・あれ、真優か」
「へ?」
名前を呼ばれてぶつかった人の顔を見る。
「お・・大林!」
真優はそう言うと、大林はいつもの笑顔を見せた。
その笑顔にドキッとする。
――な・・何なわけ?この感情・・。
「真優!!」
後ろから宗助の声が聞こえる。
「宗助?何やってんだお前ら」
大林が宗助に声をかけようとするのを真優は止め、
「ごっごめん!!」
そう言うと、階段を素早く駆け下りて行った。
そのあとを何秒かして宗助が大林の横を通りすぎ真優を追っていった。
「・・何だ?あいつら・・・」
大林は二人が走り去っていったあとを向いて呟くと、
溜め息をついて教室に入っていった。
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sage
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