僕ノ恋、恋ノ君。


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僕ノ恋、恋ノ君。

1: 殺鬼:08/09/08 20:48 ID:TI [ softbank126070020010.bbtec.net ]
【登場人物】

東間 かずき

野江 花里

海老谷 心愛

福原 迅

設楽 萌

設楽 広一




僕ノ恋、恋ノ君。










2: 殺鬼:08/09/08 20:53 ID:TI [ softbank126070020010.bbtec.net ]

僕ノ恋、恋ノ君。







僕の名前は東間かずき。
僕の名前には二つの不満がある。
一つ目。
それは名字だ。
“あずま”といえば“東”としか見た事が無い。
僕の場合“東間”。
中学の頃なんか“ひがしま”等といわれたことがあった。
二つ目。
それは下の名前だ。
“かずき”という名前は平仮名なのだ。
どうせなら男なのだし、カッコイイ漢字をつけて欲しかった。


・・・決してイケメンではないのだから。
名前ぐらいかっこよくして欲しかった・・・。





そう思うとまた心が切なくなる・・・
なんて内気な男なんだ・・・
男の癖になぁ・・・・・






3: 殺鬼:08/09/08 21:04 ID:TI [ softbank126070020010.bbtec.net ]

僕ノ恋、恋ノ君。





何て落ち込みながら僕は新しい高校へと向かった。
アニメのような『遅刻遅刻〜〜〜』というのは絶対に無く、
用心深い僕はマイペースに学校へと行く。

そしてアニメのような『急いでいて角で誰かにぶつかった』『そして恋に発展した』等と言うことを脳味噌の隅っこに考えながら歩いていた。




そのままずっと歩いていくと、10字型の道路になった。

ん?よく見ると10字のど真ん中に子猫がいるじゃないか・・・
それに・・・・


ブオォォォォ・・・


車の音!?

助けないと!!!




その一心で僕は走った。



「うっ・・・うおぉぉぉぉぉ!!!」









シーン・・・・・・・



此処は・・・?
僕・・・結局守れずに死んだのか・・・?
なんて情けない男なんだ・・・

あぁ・・・

助けなければ良かったと思ってしまった・・・




「にゃぁ〜〜〜」


!!!!!!!
何!?生きてる!?




「子猫!!!大丈夫か!?」


「にゃぁ〜〜〜」

子猫は僕の頬をなめている。
“有難う”と言っているようだ。



「あぁ・・・ゴメンよ。有難う。」


僕は子猫を安全な所へ連れて行き、再び立ち上がった。






4: 殺鬼:08/09/08 21:17 ID:TI [ softbank126070020010.bbtec.net ]

僕ノ恋、恋ノ君。




あぁ・・・

服が汚くなったな・・・・




パンパンとはたき大きくため息をついた。




「ちょっと!!!」




「!?」

何だ!?後ろから声・・・?




そっ・・・そういえば・・・!?




子猫を抱え込むときに誰かの手に当たった気がする・・・



「もうっっ!!!私が助けようとしたのにぃ〜・・・」



あれ・・・車は一回止まったのか・・・




「まったく・・・私死ぬかと思ったし。」

「・・・スイマセン。」

「スイマセンじゃないわよ!!!」

「・・・え?」

「ごめんなさいでしょ!?」

「・・・ごめんなさい・・・」

「うんうん、それでいいよ。」


彼女は円満の笑顔を魅せた。


「じゃねっっ




どくんっっっ・・・




待て・・・今、“どくんっっっ”ってなった・・・?





これって・・・まさか・・・・恋・・・?





待てよ・・・



アニメみたいな事は妄想だけだと・・・




こんな内気な男にそんな事が!?




・・・嘘だろ?




僕、さっきのでやっぱおかしくなったか?


此処、天国か?地獄か?





違う・・・・天国でも地獄でもない・・・








これは・・・・


完全な・・・・









“恋”だー・・・!!!!!!




5: 殺鬼:08/09/09 20:33 ID:JQ [ softbank126070020010.bbtec.net ]
僕ノ恋、恋ノ君。






嘘だろ・・・?


この僕が・・・・・コイ・・・・・・!?




16年間生きてて一度も無かった恋・・・


これが・・・・恋・・・なのか???






いや!待てよ!!!



これが恋って、誰が決めたんだ!?




恋なのか・・・・?




誰か・・・・






教えてくれー・・・







ー入学式


「今日からあなたたちはー・・・・


話長いな・・・



「うっせぇよぉ〜〜〜黙れよっアハハ!!!」


後ろは五月蝿いな・・・


何だ?




僕は後ろを振り向いた。


すると楽しそうに隣の女子とじゃれあっている。

中学からの親友なのか?

此処まで女子とじゃれあう事ができるのは・・・


いや、待て。

この二人顔が似てないか・・・?




という事は・・・



双子か・・・



珍しい。



生まれて初めて男&女の双子を見た。



似てないものだと思っていたが・・

案外似てるものだな。





僕はずっと後ろを見ていた。




「ちゃんと前見ときなよ」



「え?あ・あぁ。」




横の女子が言って来た。




コイツ・・・


偉そうなこといっときながらヤンキーポくないか?



髪は茶髪に巻いてあるし、
まつげも上に上がりすぎじゃないか?
制服も太ももが見えすぎてるぞ。
あ・・・これは変態か。

目も・・・よく見たら青いぞ?
カラコンって奴か・・・




僕の心は段々じわじわと苛立ちが上に上に上ってきた。

だけどこんな所で騒ぎを起こすと第一印象が悪い。

ただでさえこんな内気で印象悪いってのに、

これ以上悪くなりたくないな。

もてたいとは思わないけどな。

だけど・・・あの子には・・・“スキ”って言われると嬉しい・・・な・・・。




“じゃねっっ






・・・・・恋とは・・・切ないものだー・・・・






6: 殺鬼:08/09/12 20:34 ID:eQ [ softbank126070020010.bbtec.net ]
僕ノ恋、恋ノ君。




そして僕のクラスは1年C組だ。
席は適当だという事で窓際の一番後ろに座った。

教室はワイワイ五月蝿い。
どうやったらあんなに五月蝿くなるのか。
僕は不思議で不思議でしょうがない。




そいつ等を虫けらを見るような目で上からみていると、
恋に落ちたアイツと隣にいた大人っぽいアイツと、
五月蝿い双子が居た。

双子なのに同じクラスなのか・・・







ガタガタッッ!!!


「はいっ!!!皆席座ってぇ〜〜〜!!!」

あいつが担当教師か。


「っていっても何処でもいいけど・・・とりあえず早く座る!!!」

「は〜いっ」






「うん!じゃぁまず自己紹介しよっか。
 私は牧田ユウコ。“先生”って呼ぶのはやめてね。
 まっきーとか、ユウコでも構わない。
 私は新米のペーペーだから、皆と同じ立場。
 だから皆好きなようによんで!」

「じゃぁ俺マッキー♪」
「ユウコリンは!?」

「あはは、何でもいいよ。

 じゃぁ次君から自己紹介して!」






「・・・私ですか?」
「うん。」




「私は海老谷心愛です。」
「海老谷・・・さん?」
「ハイ。」
「どう呼んだらいいかな?中学のときのあだ名とか。ある?」
「・・・別に」
「・・・エビチャンは嫌かな・・・?」
「・・・別に」
「じゃあエビチャンで!!!」
「・・・。」




何だアイツ、無関心かよ。
あんなに必死に頑張ってる人間に対して・・・

・・・まぁそんな奴もいるか。



・・・・・・・此処に。


よく考えたら僕もそうか・・・?





「オイ」




「・・・?」

「オイ」




「!?何だ?」

隣の奴が話しかけてきた(?)。

いや、違う。


「お前だぞ。次。」




あっあぁ!?
考えてる間にもう僕の番まで・・・




「僕は東間かずき。あだ名とかは・・・カズ・・・とか。特に無かったけど。」

「そっか。じゃあカズだね!!!」
「・・・はぁ。」


それにしてもあの人は何故テンションが高いのだろう・・。
イライラしてくる・・・!!!









「野江花里でぇっっす!!!あだ名は、ノエリンとか、カッサンとかかなっ!!!えへ
「う〜ん・・・じゃぁ・・・どっちで行こう?」
「でも・・・私の名前あだ名付けにくいから、普通でいいですよ!」
「・・・そう。じゃぁ花里だね!」
「はい!!!」




野江花里・・・・かぁ・・・。


元気だな・・・




「設楽萌でぇっすぅぅぅ???
 モエって書くけど、メバエって読みマァス♪ヨロシクぅ!!!」
「設楽広一。こうちゃんって呼ばれたりもします!」




「福原迅。」









そして明日から本格的に学校生活が始まって行った。
しかし・・・友達も出来ていない僕に・・・
学校生活を楽しく送れるわけなど・・・






7: 殺鬼:08/09/12 20:38 ID:eQ [ softbank126070020010.bbtec.net ]
ごめんなさい

「設楽萌でぇっすぅぅぅ???」
の所、
「設楽萌でぇっすぅぅぅ」
です。ごめんなさい。

8: 殺鬼:08/09/14 18:43 ID:wQ [ softbank126070020010.bbtec.net ]
僕ノ恋、恋ノ君。




「はぁ・・・」




知ってる奴もいない学校へいく事をうんざりしている僕。

またあの子に出会えたら・・・


何て思えば少し前向きになれる。




それが恋だと・・・









「やっと気づいたの?」



え!?えぇ!?!?




僕は後ろを振り向いた。




するとそこにはあの双子が居た。


「広一やっと気づいたのぉ!?」
「んなこと気づくわけねぇしぃ・・・」
「萌もっと前から気づいてたよ?」
「もっと前っつっても昨日だろ?」




何の話をしてるんだ?この二人は・・・

“昨日”って・・・

当てはまる・・・


わざわざ僕の後ろで言うなんて・・・




こいつらっ・・・!!!




「“アイツが犯人ぐらいわかるじゃぁんっっ!!!”」








・・・・え?




「いや、あいつかと思ったんだよ・・・」




・・・?




「ってかあの小説難しくね?」





・・・小説?




小説の話か・・・?




「広一は馬鹿だもんねぇ!」




・・・なんだ。
小説の話か。

はぁ・・・・








心が重くなったっつの・・・







「・・・あれ?」
「どうした?萌。」
「あの前に居る人、東間かずきって人じゃない??」


「・・・え?」




僕は焦った。
何故コイツが知っているのか。




「・・・あ、そうだ。ホントダ。」




男の方も。




「・・・え?なんでしってんの・・・?」
「だって昨日自己紹介してたしぃ・・・」
「そんなのわざわざ憶えてるのか?」
「コイツ、結構人の名前憶える奴だから。」
「・・・・」




女の方は僕の横へ小走りでやってきて、笑顔でこういった。



「ねぇ、ねぇ!カズって呼んでもいい?」
「・・・別にいいけど。」
「ホント!?じゃぁ私は萌って呼んで!!!」
「・・・あぁ・・・」
「広一!広一!早く!!」
「何だよ・・・」

「コイツは広一!広一って呼んでやって!!!」
「判った。ヨロシクな。」
「あぁ。カズ。」




・・・今、僕に友達が出来た?


初めての、友達が。




「・・・有難う。萌、広一。」


「え?私、何かした??えっへへ♪」
「俺何もしてねぇけどw」

「いや・・・なんもねぇ。」









9: 殺鬼:08/09/16 21:24 ID:g. [ softbank126070020010.bbtec.net ]
「でさでさぁ〜!?聞いてよカズゥ!!!」
「うんうん・・・・」
「広一がさぁ〜〜〜!?・・・・・・・・・・


長いな話が・・・
しかも何故僕に愚痴る・・・


全く。




「うるせーよ!お前だってそういう時多いじゃねえか!!!」
「萌!?萌なんもしてないよ!?してんのは広一でしょぅ!!!」
「気づいてねぇだけだっつの!!!お前も多いんだって!!!」
「だーかーらーそれは広一の思い込み!!!バッカじゃないの!?思い込みヤローめっっ!!!ねぇ!?カズ!!!」
「思い込みなんかじゃねぇよ!!!お前だってしてるっつったらしてんだよ!!!なぁ!?カズ!!!」


「・・・・・・・そうだな。」




「お前らさ、どうでもいいことで喧嘩すんのやめろよ?」
「う〜ん・・・だってぇ・・・・」
「んだよカズつめてえな・・・」

お前の所為ダヨッ!!!!!!




僕は思わずその言葉を発しそうになった。




しかし、折角できた友達を傷つけるわけには・・・・






友達関係とはこんなに難しいものだったのかー・・・。




ー学校ー


「かぁずっき君っっ!!!」
「はぃ?」


話しかけてきたのは見た事もない見知らぬ女だった。

「何?」
「私、1年D組みの油田愛美!放課後・・・話があるんだけど、いいかな?」
「・・・・うん。」
「本当!?じゃぁ、教室に来るから、待っててくれない?」
「判った」




女は去っていった。




僕はこのことを“告白”という事にまだ気づかなかった・・・









「カズ、告白かなっ!?」
「!?」

次に話しかけてきたのは萌でも、広一でもなかった。




そう・・・子猫の件で恋(!?)している女の子だった。


「えっと・・・野江花里さん・・・だっけ?」
「うん!憶えてくれたんだ!!!ありがとっ」
「で・・・野江さん、何の様?」
「ヤダ!野江さんだなんて〜!!!花里でいいよっ!!!」
「え・・・・あ・・・・判った。」



「っていうかぁ?カズ、あれ絶対告白だよ。」
「え?」
「さっきの人。油田さんだっけ。」

「・・・・・・」
「一目ぼれって奴ね。アハハ、カズ、モテモテ。」
「いや、絶対からかう気だって。あういうの。」
「そうかな?私はそうは思わないよ?」
「え?」
「いや、カズ、結構カッコイイし、性格もよさそうだしさ。」
「・・・・・花里・・・」




「なぁんちゃって♪私何言ってんだろうね!/////」




これが“嫉妬”という事をしるのはハッピーエンドを迎えるとき・・・




ってそんなとき来るのかよ!!!




10: 殺鬼:08/12/25 10:43 ID:Fw [ softbank126070020010.bbtec.net ]
ーーーー放課後ーーーー

“っていうかぁ?カズ、あれ絶対告白だよ”

“一目ぼれって奴ね。アハハ、カズ、モテモテ”

“いや、カズ、結構カッコイイし、性格もよさそうだしさ”

さっきからそんな言葉ばかり頭を流れる。

消しては現れ、消えては現れ。

そんな期待、そんな幸福があるわけないのに。

何故?何故?一体何故?

彼女が言ったから俺の期待は高鳴るばかり。




ガチャ・・・


「ごめん、遅れて」
「あ、かずき君!来てくれたんだ!!!」
「う、うん。で、話って?」

11: 名無し:09/01/16 19:29 ID:tM [ p7081-ipbfp1602fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp ]
すごい気になるんですけど…

12: 殺鬼:09/01/18 13:53 ID:5. [ softbank126070020010.bbtec.net ]
ごめんなさい・・・
今から書くので!

あの、赤い糸と私は呪い人形に来て下さった名無しさんですか?

13: 殺鬼:09/01/20 17:04 ID:jU [ softbank126070020010.bbtec.net ]
「あのっ・・・ね。私・・・」
「・・・」
「かずき君のことが好きなのッッッ!!!」




花里が言ったとおりだ・・・




「・・・僕の何処が好きなの?」
「っ・・・何処だろう・・・」




・・・ないのかよ・・・。




「好きなものに・・・理由ってないと思う!何か・・・自然になってるって言うか・・」




いい子なんだけどな・・・




でも僕には・・・




“野江花里でぇっっす!!!あだ名は、ノエリンとか、カッサンとかかなっ!!!えへ















「ゴメン・・・」
「え?」
「・・・僕には・・・好きな人が居る」
「・・・・・・・・・・・・・そっか・・・」

「ごめんね」
「ううん!!!」




酷かったかな?

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