これが俺様の結論だ

これが俺様の結論だ

1: 正当防衛：07/02/07 17:53

オレ様の見ている番組・好きな番組など（その１）
キスイヤ、ロンドンハーツ、解決塾女、愛する二人別れる二人、巨人戦中継（地上波のみ）、ビューティーコロシアム、金スマ、
ガチンコ！、Ｄのゲキジョー、あいのり、バンキシャ！、ザ世界仰天ニュース、血液型番組全般、芸能人カラオケ歌って100万円、
FACE〜見知らぬ恋人〜、風の行方、モー娘。新春！LOVEストーリーズ 、凍りつく夏、キッズ・ウォー、ハケンの品格、
太陽の季節（2002）、人間・失格〜たとえぼくが死んだら〜、牡丹と薔薇、ガラスの靴（1997日本テレビ）、
永遠の君へ、Ｍの悲劇、不信のとき〜ウーマン・ウォーズ〜、14歳の母、たったひとつの恋、子連れ狼（2004）、逃亡者（2004）、
水曜ミステリー９などの2時間ドラマ枠、フロムヘル、コレクター、ザ・ウォッチャー、殺人の追憶、シルミド、
恋人はスナイパー、輪廻、プラトニック・セックス、着信アリＦＩＮＡＬ、グエムル、僕の世界の中心は君だ、
名探偵コナン、テニスの王子様、伝説の頭　翔、ツヨシしっかりしなさい、これが私のご主人様、DEATH NOTE、
魔法少女猫X（ペケ）、ブスの瞳に恋してる、タカヤ閃武学園激闘伝、トータルファイターＫ、

137: ミスジリュウキュウスズメダイ(東日本) ：10/07/07 18:06

気になる点をいくつか。まず、全般に漂う原作者への追悼の意。
スタッフの気持ちは分かるけど、家族向けアニメなんだから、それを観客に押し付けちゃいけないでしょう。
あまりにも「しんちゃんは死なない」が連発されるのも、興ざめです。
ギャグマンガのキャラクターは死ぬ方がおかしいんだから。
ここまでアニメとして成長してきたのキャラクターなんだから、原作者の死など気にせずに邁進してほしいものです。
次に物語の設定。
「しんちゃん」としては未来へのタイムトラベルというのは初めてかもしれないけど、藤子・F・不二雄氏が「オバＱ」やドラえもん」でさんざん使ったネタで、今更新鮮味もありません。

そして、一番の問題点は、未来社会の世界観が描き込まれていないことと、物語の破綻でしょう。
終末的な未来社会の背景が全く見えないのです。
金有電器が、どのようにして光を失った世界を支配したのか、またどのようにして支配し続けているのか、そこらへんが全く見えてきません。
また、ラストの隕石群の回避は、本来ならば、物語のメインになるべきはずなのに、軽くスルー。
アクション仮面は？二人の出会いは？物語が進めば進むほど、疑問がわいてきました。
時間がないのは分かりますが、こうした細かい設定こそが命ではないでしょうか。
家族向けアニメだからこそ、ファンの多いしんちゃんだからこそ大切にしてもらいたいものです。
キャラクターを生かしていないのも残念。
前作で、見事な活躍を見せた風間君が、本作では全然生きていません。
敵陣営のナンバーツの座と言う、見るものを期待させるすばらしい設定をしておきながら、あの扱いはひどすぎます。
毎回登場する奇妙なお笑い軍団は、まあ許しましょう。
家族で安心して見えるアニメになってきているせいでしょうか、やたらと家族愛だの、仲間だのと押し付けがましいのもいけません。
「しんちゃん」はもっと破壊的なキャラクターではないでしょうか。
自分の破壊的な価値観が、なぜか社会的な価値観と合致してしまったがために、大きなパワーが出てしまうと言うのが「しんちゃん」でしょう。
良い子の「しんちゃん」なんて、らしくありません。
これらはたぶん、『オトナ帝国』や『戦国合戦』の呪縛から解放されていないからなんでしょうね。
あの作品より後は「しんちゃん」の中で、変に感動させようとするあざとさが鼻についてしまうのです。
未来社会と子どもたちの描き方は。『二十世紀少年』を思い出させましたが、その『二十世紀少年』自体が、僕には『オトナ帝国』にインスパイアされたものに思えてならないのです。（まあ、あの時代―1970年代前半―に少年時代をすごしたものは、みな同じような郷愁を持っているのでしょうけれど。）
そういうわけで、二重の意味で『オトナ帝国』の呪縛に絡みとられているかのように思えました。
あっ、それから、今作はなんでのっけからオープニングタイトルなんですか？
いつもと流れが違うんで戸惑っちゃいましたよ。
ヤフーでの高評価はいったいなんだろうと思って見ると、高得点の方は、１回ポッキリのレビューアーさんが多いですね。
「しんちゃん」ごときの評価を操作してどうなるんだよ！
と「しんちゃん」ごときに熱くなってどうするんだ…という自分がいました。
まあ、次回作も見たいから、ここの評価にだまされて見に行った人でヒットってことになってもいいのかな…。