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指導改善研修の実態 横浜市
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 しかしそれでも政府側でも及び腰で、第二のリーマンショックを起したくない腹があ
るからだ。この問題は、世界の大手銀行が米国政府に巨額罰金を支払ったマネーロンダ
リングや経済制裁国との取引やMBS不正販売などのような大口取引や投資銀行業務で
はなく、ごく普通の預金者を相手した純粋のリテール銀行業務で大規模な違法行為が行
われていた事になる。それだけ銀行業界のイメージ低下も大きく通常に不正が行われて
監査が生き届かなかった事を露呈した。こうして米国政府機関も「さっさ」と和解して
問題が拡散しないようにした。さらに今回問題が発覚したウェルズ・ファーゴ銀行とは
、リーマンショック以前も以降にも投資銀行業務に見向きもせず、ひたすら純粋のリテ
ール銀行業務に特化して業容を拡大させたと言われ、今では世界最大の株式時価総額の
銀行となっている。全企業の時価総額で世界10位(8月31日現在)です。またウェルズ
・ファーゴの2016年4〜6月期決算では純利益が55億5800万ドル(5660億円)もあり、
大雑把に言うと年間2兆円以上の純利益を稼ぐ超高収益銀行で政府から称賛されていた
銀行である。FRBやIMFなどとの取引も多く、優良銀行とされたこの銀行がこの有
様だったのである。ちなみに今回の罰金と損害賠償の合計は195億円で、利益の1%以下
である。先週末のウェルズ・ファーゴの株価は48.72ドルと、直近高値の50.80ドルから
それほど下落しているわけではなく、先週末の時価総額も2458億ドル(25兆円)もあり
るので屁でもない感じだ。日本のメガバンクグループで時価総額最大の三菱UFJフィ
ナンシャル・グループは7.5兆円でこの銀行の1~2割でしかない。ウェルズ・ファーゴは
ウォーレン・バフェットのコア保有銘柄でもあり、現在でもコカ・コーラやプロクター
&ギャンブルなどとかなりの優良企業株を並んで大量に保有している。要するにウェル
ズ・ファーゴの時価総額25兆円、年間純利益2兆円というベースとイメージとが、2011
年から繰り返されてきた違法行為の細かさと、195億円という和解金額の少なさが、
この事件の大きさと、違和感だらけで国民は納得しない。こうして今後の展開も想像で
きない大変に気持ちの悪い事件となっている。銀行業界に限らず、政界や業界にも大物
顧客を持つ銀行である。何か世界のよくない出来事の「きっかけ」になってしまってい
るような気もしています。これまで「ウエルズ・ファーゴは米国のリテール・バンキン
グのトップ・ブランド」との評判が、実は血に飢えた社員ノルマの120%を強いる、極悪
のブラック企業であったと言うこの銀行の物語に、国民は全く納得していないのである
。又、ある時には、強盗が押し入り警察ともみ合っている中、上司が「営業の電話を続
けろ」と指示したという逸話さえあったようだ。

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