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片思いの夢
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44:圭一新 06/29 01:34 ID:jY softbank219042081139.bbtec.net
俺はそう言いながら図書室を出た。そして電話にでる。「もしもし」「圭介・・今何処に居る・・」「何処って・・学校ですが何か?」なにを聞いてんだ?「すぐに帰ってこい」「はぁ帰る?なに言ってんだ?帰るわけねーだろ?!」「母さんが、悲しがってる」ふざけんな!「悲しがってる?勝手にしろよ!じぁな!」ブチ!俺はおもいっきり電話を切った。たく・・!何が悲しいだ・・・!ふざけやがって!「さてーどうするかな?」ん?あの影は・・あ、西河!俺は急いで西河の居る方へ向かっていった。「はーはー、おい西河!」「圭・・・元気?」何なんだよ?いったい!「西河・・・お前は一体・・・何なんだ?」「私は・・・君の・・守神だよ?」え?何言って?「圭・・」あ、また西河の体が・・「待て西河!お前どうしたんだよ?!おい!」だが・・俺の声は届く前に、西河は消えてしまった。「あ・・・西河・・・」第一章・前編終了<後半へ続きます
45:圭一新 06/29 01:46 ID:jY softbank219042081139.bbtec.net
<後編>痛い!痛い!俺はまた親父に殴られていた。「何処で何してた?」「ぐぅ!テメーに答えるしつようはねー!がぁぁ!」親父がおもいっきり俺の腹に蹴りを入れた。「口答えするな!」「うっせーんだよ!」俺は腹を抱えながら、自分の荷物を全部集めて家を出た。「くそー!死んじまえ・・・!」俺は・・・そう言いながら走った。走った。今思えば・・・自分で殺す事だって出来たはずなのにな・・・。今でも俺の家は荒れている。チャイルドワールドに電話すれば・・・良かったのかもな・・・<続く
46:圭一新 06/29 12:51 ID:jY softbank219042081139.bbtec.net
でも・・・救いようがない・・・誰も助けてくれない・・・たとえ、助けを叫んでも・・すぐに冗談だと思われる・・。「は~」今の時間は、午前の5:30・・・あと、二時間ぐらいで学校だ・・・「しゃうがない・・私宅でもしとくか・・」今俺が居るのは、誰も使ってないボロアパートだ。いつもなら、横山の家に泊まってんだがな・・。午前7:00・・・学校の時間になった。俺は朝飯を買いにコンビニに行ってパンを買って学校に向かった。「いつも思う・・・この学校が・・・俺を助けてくれる・・・」そんな時だった。「おはよう圭!」誰かと思ったら、松本だった。「ん?おはよう松本」そのとたん、松本の顔が暗くなった。「松本?」「君・・ちゃんと家に帰ってるの?」<続く
47:圭一新 06/29 14:26 ID:jY softbank219042081139.bbtec.net
「帰ってるけど?」何なんだ一体・・「だって・・君の格好・・昨日と同じだから・・」格好?あ・・そうか・・昨日と同じ格好してきたんだったな・・「あ、いや・・・これは・・その・・」「何か家であるの?」「・・・」松本になら・・・話しても良いか・・・「松本・・・実は・・俺・・・」その後、俺は松本に全部話した。家の事・・・虐待を受けてる事・・全部・・・「そんな・・・圭が・・虐待を?」「へへへ・・・お陰さんで・・・体が傷だらけだ・・・」・・・少しは楽になった・・だが・・これで俺が家庭問題から解放された訳ではない・・・「じゃ・・圭は・・どうするの?」「俺は・・・もう・・中学を卒業したら・・・行き場がないな・・・」どうしようもない・・・もう・・・俺に出来る事と言えば・・「だったら、私の家から高校に通えば良い!」え?何言ってんだコイツ?「私の家で暮らせば良いよ!母さんには、私が何とか言うから・・・だから・・・」「松本・・・」俺の問題なのに・・・コイツにまで迷惑を・・・<続く
48:圭一新 06/29 14:46 ID:jY softbank219042081139.bbtec.net
「だから・・行き場が無いなんて言わないでよ・・」松本・・・「お前・・・」<続く
49:圭一新 06/29 19:09 ID:jY softbank219042081139.bbtec.net
「ありがと・・・」俺そう言いながら松本の頭を撫でてやった。「圭・・・」俺の家庭問題を・・・松本に背負わせる事なんかできない・・・「でも・・・松本・・・お前の家には行けない・・・これは・・・俺の問題だから・・」「じゃ・・・どうするの?」本当は逃げたかった・・・松本の家に・・・でも・・俺はもう逃げねー!「今日、家に帰って・・・家族と話す・・・!」「・・・分かった・・」怖い・・怖い・・・そんな心があった・・・。放課後・・・俺は覚悟を決めて家に帰る事にした。「ふー行くか・・・」そんな時だった・・・「圭!」え?振り返ると、横山と松本、桂の三人が居た。「お、お前ら・・・」結構・・嬉しかった・・・「いってらっしゃい!」松本・・・「ああ!」俺は仲間達の暖かい見送りを胸に家に向かった<続く
50:圭一新 07/06 21:49 ID:G6 softbank219042081139.bbtec.net
「待ってろ!バカ親父!」俺はそう言いながら走って家に向かった。「ハァハァ」息が切れる。でも、松本に言ったから・・・親父と話すって・・・「ハァハァッくそ!親父!」俺は唸りながら走った。気が付くと、俺は家の前に居た。「ハァ・・ハァ・・ッハァ」息を整える。「行くぞ」俺はそう言いながら家に入った。ガラン!ドアを開けると、中には親父が居た。「・・・」なぜか黙っている。「お帰りの一言もなしかよ。母さんは?」その時、親父の口が開いた。「母さんは・・・死んだよ」!?急の発言に俺は驚いた。「し、死んだ!?何で!?親父、冗談だったらキレるぞ!」すると、さっきまで座ってた親父が立った。そのまま押入の方へ向かう。「おい!親父!聞いてんのかよ!?」その時だった。親父が押入のドアを開けた。「アッ!」押入の中にあったのは・・・母さんの遺体だった。「へへ・・・何だよこれ・・?」<続く
51:圭一新 07/07 01:36 ID:3k softbank219042081139.bbtec.net
頭が真っ白になった・・・「んなんだよこれは!?あぁ!?」俺は親父の首ねっこをつかんだ。「母さんに何したんだよ!?あぁ!?」その時だった。「ぐぁ!」俺はおもいっきり親父に殴り飛ばされた。「いちいちうるさいんだよ~たく。母さんが死んだのは、俺が殺したからさ」何なんだ・・何で!?「実際お前だってそうだろ?母さんを憎んでただろ?だから、俺はお前のために殺したんだよ」くそ親父!「ふざけんな!テメー!何が俺の為だ!俺が母さんを嫌いになった理由はな!お前が母さんをこき使ってるからだったんだよ!そのせいで、母さんは・・・飯も作んなくなった!」本当は・・母さんが好きだったんだ・・なのに・・「アハハハハ!じゃ何か?全部俺がいけないってのか?」「あぁ・・!そうだ!このくそ親父!大嫌いだ!」俺はそう言いながら親父を殴った。「大嫌いだ!大嫌いだ!」親父の顔はもう粉々にっていた。<続く
52:圭一新 07/07 01:53 ID:3k softbank219042081139.bbtec.net
「死んじまえ!」俺がそう言って親父をバットで殴ろうとした時だった。「だめだよ!圭!」振り返ると、松本と警察が居た。「ま、松本・・・」「圭・・いくら憎くっても・・殺しちゃだめだよ!」思えば・・・松本が止めに入らなければ・・・今ごろ・・・「伊藤竜助、虐待および妻殺害罪により逮捕する」警察がそう言うと・・・親父は素直に警察の車に入って行った。「なぁ松本・・・」「何?」「何で・・・来てくれたんだ?」少し照れながら聞いてみた。「初恋の人が・・キズつくのがイヤだったから」「・・サンキュー松本」その瞬間、また急に松本が抱きついてきた。「なぁ!何だよ急に!」「圭!えへへへ!」こいつは・・・。でも良いよな?別にこういうのも・・・変わらないから・・・<第一章完結・<圭一新>どうでしたか?今回の話は?今回の話のテーマは「虐待」です。この世には、虐待を受けている人も居ると思います。そんな時、恋人や友達に助けを叫んでみてください。次は第二章・誕生日です。ぜひ、読んでください!
53:圭一新 07/07 23:08 ID:3k softbank219042081139.bbtec.net
第二章・誕生日・俺の家庭問題、虐待問題が終わったあと・・・「ねぇ圭!」松本が刑務所から出てきた俺を待っていた。「ん?何だ松本」「圭は、これからどうするの?」これから?あぁーそうかー家には帰れない、どうする俺!「何だったら、私の家に来ない?」「だぁ?」ナニを言ってんだコイツ・・・?「え?だから・・・」「だぁー!何を言ってんだ!」怒鳴り散らす俺「え?え?だ、だって」「だってじゃねー!何を考えてんだ!?男子が女子の家に住むってのか!?」ずんずん攻める俺。だが・・・「うん」「がぁ・・!」と、俺の思いも虚しく・・・結局は松本の家に住む事になってしまった・・・。「此処が私の家」見るからに、普通の家だ。きっと家族も穏やかなんだろーな。「こっちこっち!」松本がまるで猫の様な手で俺を呼ぶ。「はいはい」俺はそう言いながら松本の家に入った。<続く
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