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78:岡崎朋也 08/10 22:52 ID:.g softbank219042081139.bbtec.net
圭は私を切ろうとした翼ちゃんの首もとをつかんでいた。
「だ、ダーリン!」
翼ちゃんは驚いた様子だった。私も驚いた、だってさっきまで意識がなかった圭が急に動いて私を助けてくれたんだから。
「だ、ダーリン・・・な、何で?」
「帰れ・・・」
「え?だ、だーり」
「帰れって言ってんだよ!!!」
圭は翼ちゃんにすごい勢いで怒鳴り散らした。翼ちゃんは驚いて病室を出ていった。
「ハァ・・・ハァ・・・」
圭はゼイゼイしながら私に近ずいてきた。
「け、圭?」
「ハァ・・・ハァ・・・へへへ・・・俺って強いだろ・・・?」
圭は少し苦笑いをした後、私の体に倒れ込んだ。
「け、圭!?圭!しっかりしてよ!ねぇ!圭!圭!」
私の呼び声が聞こえたのか、お医者さんが病室に入って来た。
「どうしました!?伊藤さん!?しっかりして!」
私はその場に居ても何も出来なかった。
「とにかくんベットに寝かせなければ!そこのキミ、手伝ってくれ!」
「は、はい!」
私はそのお医者さんの言う通り、圭をベットに寝かせた。
「あの?圭の・・・圭介君の状態は?」
「ん・・・何故なんだ?」
何か意外って感じの顔をしていた。
「あの・・・何が何故なんですか?」
<続く
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