D.C.ダ・カーポサイドストーリー小説スレ


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D.C.ダ・カーポサイドストーリー小説スレ

1: 名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/22 23:32 ID:PBZt1eKQ
ルールは特になし。
ダ・カーポのキャラが出てればどんな話でもOK。
できるだけ長文にしないように。

67: 名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/30 15:28 ID:qvz291iI
>>65の続き
「私がなにげなく聞いてあげようか。頼子さんみたいな女の子を嫌いなんていう男はいなと思うよ」
音夢はにっこり微笑むと、手元にあった少女向けの雑誌の記事を頼子に見せた。その雑誌には【恋愛相談室】という記事があり、そのページを開いたみせた。そのページにはこう載っていた。
『はじめまして。私は14歳の女の子です。ミウと言います。好きな男の子がいるんですけど、私は内気で告白することができません。どうしたらよいでしょうか?』
この記事の回答はこうだった。
『ミウちゃん。好きな男の子にミウちゃんの友達に頼んでミウちゃんの印象を聞いてもらったらどう? もし、その男の子がミウちゃんのことを好きだったら告白すればいいし、《嫌い》とか《好きじゃない》と言われたら、その時はまた考えればいいよ》
「どう? 頼子さん、これ、頼子さんと同じ様な相談事だね」
音夢は頼子の顔を見た。さっきまで泣き顔だったのが微笑んでいる。顔の表面に残った涙がキラキラに光っていた。
「このミウさんって私と似たような女の子ですね。勇気がわいてきました。純一さんの気持ちを知る方法があったのですね」
頼子はそう言うと布巾で水分を取った食器を食器棚に戻し始めた。音夢は時々、思う。頼子は朝倉家に最初、来た時は何も出来ない【落第メイド】だったが、今は家事はなんでもこなせる優秀な【スーパーメイド】になったと。。。
「音夢さん、じゃお願いしていいですか? 純一さんが私に対する気持ちを聞き出してください。私がもうちょっと外向的だったら。。。自分で純一さんに聞くんですけど。。」

つづく


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