苑子応援SSスレ next1


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1: 名無しだし@呪いだ:13/02/18 09:49
書き込めなくなったので立てました。

454: 名無しだし@呪いだ:13/09/05 13:55
「やばい、寝坊した!」
慌てて着替え、バタートスートき牛乳で流し込むと、男は家を飛び出した。
「バス停まで間に合うか。」
男は全力で走った。
小学校の運動会のかけっこではいつもビリだった。
体育なんか無ければいいのにといつも思っていた運動音痴少年がい息を切らして走っている。
皆勤賞がかかっている。
横腹が痛くなるのを必死でこらえて走りつづけた。
バス停には、もうバスが止まっていた。
「おーい!待ってくれえー!」
男は呼ぶも虚しく、バスは扉を閉め、発車。
「ああ…終わった。」
愕然とした男であったが、ちょうど交差点の信号が赤に変わってはバスは止まった。
「しめた…!」
男は最後の力を振り絞って、バスの後部の、ちょうど目線の高さにある取っ手に掴まった。
清掃業者に勤めていたので、腕力はある。
バンパーにつま先を乗せたところで、バスは走り出した。
「間に合って良かった…。」
安堵する男であった。

おしまい


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