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感動系しぃ虐殺ストーリを書くスレ
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39:雪のしぃずく 03/25 20:02 ID:EA 59-171-190-65.rev.home.ne.jp
「そろそろ…目は覚めたか? …じゃあ本題に入ろう、一体どうしてそんなにしょぼくれてんだ?」

八頭身はギコに即座に質問する、薬の効力は抜群らしく、ギコは流されるように今までの出来事を彼に話した。

「……なぁ〜るほどねぇ……それで? お前はこのまま黙ってるつもりか? ソイツを殺してやりたくねぇのかよ」

「殺して…やりたいさ…殺して…」

ギコは八頭身にそう言われると、あのチョン二ダの邪悪な笑い声を思い出し、しばらくの間、自暴自棄になって体の奥底にしまわれていた殺意が再び蘇り、体の中がムズムズして、握った拳がブルブルと震えた。
40:雪のしぃずく 03/25 20:04 ID:EA 59-171-190-65.rev.home.ne.jp
「……いい目だ。いい目になったぜ小僧……そうだよ…お前の今やるべき事は、しょぼくれて街をふらつく事でも、ましてや死ぬ事でも無い……復讐だ…!」
省24
41:雪のしぃずく 03/25 20:14 ID:EA 59-171-190-65.rev.home.ne.jp
「どうだい…この拳銃を買う気はねぇかい」

「…………」翌日…午前9時3分…ギコは携帯で電話を掛けていた。まさか出るはずは無いだろうと思っていたが、ちゃんと出た。電話越しからチョン二ダの吐き気を覚えるような粘つく声が聞こえる…

「もしもし…」

「チョン二ダか…ギコだ…今夜10時…駅前に来い、話はそれだけだ」

電話の向こうからチョン二ダがまだ何やら言っていたが、ギコは無視してそのまま電話を切った。

42:雪のしぃずく 03/25 20:16 ID:EA 59-171-190-65.rev.home.ne.jp
あの日、ギコは八頭身から…50万でトカレフを買った。八頭身は正確に言うとヤクザでは無く、組同士の抗争や、ギコのように恨みを持つ者をターゲットに銃の密売をしている男だったのだ。

昨日の夜、八頭身から買った銃は自分の部屋の片隅に置いてある…あの夜の帰り道…周りにばれないように厳重に包装された拳銃の重み…その重みにギコの血は煮えたぎった。(いよいよ…アイツを殺す時が……来た!)昨日の夜…ギコは一晩中眠る事が出来なかった。拳銃を買ったという犯罪行為に少しビクついていたのだろうか…? 分からない……寝不足の目を擦りながらギコは街を歩く、そして夜になるのを待つ…

「ここ…か…」

ギコは駅前に来た。ここは今夜、ギコがチョン二ダを呼び出した場所……そして…あの日……クリスマスの夜…しぃと待ち合わせたあの場所……

「……しぃ…俺は今夜…全てにケリを付ける…」気が付くと……空から…銀色の粒が…

43:雪のしぃずく 03/25 20:16 ID:EA 59-171-190-65.rev.home.ne.jp
「雪……」

ギコは呟く、空から降る雪を見て……

ギコはそのまま目を閉じて、肌を刺す冬の寒さと、街の色を感じた。人で賑わう街……ここにしぃがいたら…ギコはふとそう思う…『大好きだよ…ギコ君』不意に…しぃの声が聞こえたような気がした。しかし…しぃの姿はどこにも無い…「しぃ……」ギコは今頃、空の向こうに居るであろうしぃに少しでも近づこうと…歩道橋の上に上ってみる、そこから見る景色も…ギコの胸を切なくさせた。「……雪…夜まで止みそうにないな…」ギコはポツリとそう呟いた。そしてタバコに火を付けると煙を少し吸い込み…吐き出した。タバコの煙は灰色の街と、白い雪の中に溶け込んでいった。そして…日は落ち…夜が来る…最後の戦いが始まったのだ。

44:雪のしぃずく 03/25 20:19 ID:EA 59-171-190-65.rev.home.ne.jp
駅前に来る少し前・・・

「よし………」

ギコは一つだけ深呼吸をすると、自分の住んでいるアパートの部屋のドアを静かに開けた。

外は雪が降っていた。闇夜に無数の雪の粒が降り注いでいた…ギコはチョン二ダを呼び出した場所へ行く…今ギコが持っているもの…それはタバコと、ライターと、部屋の鍵…そして…チョン二ダを殺す武器……トカレフ…やがて…ギコは街頭が辺り一面を明るく照らす道に出た。あと少しでチョン二ダを呼んだあの場所に着く………

そう思うと、ギコは湧き上がる殺意によって、一歩足を進めるごとに顔が鬼のようになっていった……ギコは胸を手で押さえ、その殺意を押さえようとする(まだだ……この感情…湧きあがる黒い感情は…ギリギリまで…あいつが…チョン二ダが現れるまで表に出すな…)そう考えながらギコはさらに歩く……

45:雪のしぃずく 03/25 20:21 ID:EA 59-171-190-65.rev.home.ne.jp
そして…ギコは…チョン二ダを呼び出した場所に着いた。
省11
46:雪のしぃずく 03/25 20:23 ID:EA 59-171-190-65.rev.home.ne.jp
ギコはそう呟くと、横に置いてあった灰皿にタバコを押し付け、人ごみに紛れて向かいの歩道に向かった。歩道橋を渡り……チョン二ダの居る歩道へギコは降り立つ、そして…ゆっくりと気付かれないようにチョン二ダに向かって歩を進める…15メートル…10メートル……だんだんと距離は近づく……ギコは懐からトカレフを取り出す……!そして……気が付けばギコはチョン二ダのこめかみにトカレフを突きつけていた。チョン二ダの驚いた間抜けな顔が何だかおかしくて、ギコは笑いそうになるが、それをグッとこらえる…「ギ…!」「さよならだ…」ギコはトリガーを引いた。チョン二ダが何か言おうとしたようだが、もう遅かった。トカレフの弾は彼の顔を粉砕した。流石に銃の威力は半端じゃ無かったらしい…チョン二ダ顔の肉片は真っ赤な鮮血と共に、いたる所へ飛び散った。

47:雪のしぃずく 03/25 20:24 ID:EA 59-171-190-65.rev.home.ne.jp
バタッ…そんな感じでチョン二ダは倒れた。チョン二ダは顔の半分が無くなっていた。石畳を敷き詰めた歩道は、頭から出る血で真っ赤に染まっていた。そこらじゅうにも脳味噌のような物や、グシャグシャに潰れた眼球が散らばっていた。「キャーーーーーッ!!!」

「警察だ! 警察を呼べ!!!!!」悲鳴がギコの耳に聞こえた。周りの人々は、ざわめき、叫んでいた。「は…ハ…ハハハッ…ハハハハッッ!!」ギコは涙を流しながら笑うと、すでに死んで倒れているチョン二ダに向けてさらにトリガーを引いた。パンッ…!グチャ…!パンッ…バン…!!ドチャ…グチャ…パン! バン! ドンッッ!!!ドグチャッ…グチョ……ゲチョッ…!ギコがトリガーを引くたび、チョン二ダの体は跳ね上がり、潰れるような音を立て……血と肉片を撒き散らした。それでもギコはトリガーを引くのを止めなかった………泣き笑いの表情で…トリガーを引いていた。

48:雪のしぃずく 03/25 20:25 ID:EA 59-171-190-65.rev.home.ne.jp
やがて…

チョン二ダの体は、もはやバラバラのミンチ肉になっていた。頭も…手も足も無い…ただの肉に変わり果てていた…周りでは、その余りの光景に、女性は目を強くつぶって、男性はほとんど全員が嘔吐していた。

ギコは自分の体にかかった返り血を手でふき取ると、走ってその場から逃げ出した。「キャーーーーーーっ!!!」

「うわぁーーーーーこっちに来たぁーーーーッッ!!!」周りの人々は自分にも危害が及ぶと思い、その場から逃げ出す。「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!」ギコは泣き笑いの表情のまま、叫び声を上げ、その場から逃げた…遠くへ…

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