D.C.ダ・カーポサイドストーリー小説スレ
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1:
名無しさん@お腹いっぱい。
:04/04/22 23:32 ID:PBZt1eKQ
ルールは特になし。
ダ・カーポのキャラが出てればどんな話でもOK。
できるだけ長文にしないように。
69:
名無しさん@お腹いっぱい。
:04/06/04 07:07 ID:cQnpe7Pk
>>67
のつづき
頼子はそこまで言うと、また、泣き出してしまった。
「私ってなんで自分から純一さんに告白する勇気がないんだろう。音夢さんの力を借りないと純一さんの本当の気持ちを知ることが出来ないなんて。。。」
「えっ!?」
「私、本当は人間として生まれたかった。引き篭りの飼い主に育てられた猫なんかじゃなくて。。」
頼子はそう言うと、顔を両手で被いつくして号泣した。最初、音夢は頼子の様子をただ眺めているだけだったが、しばらくして口を開いた。
「頼子さん、私、思うんだけど、頼子さんが臆病な性格なのは、頼子さんが育った環境じゃなくて、頼子さん自身に問題があると思うよ。頼子さんってなんでもネガティブに考える傾向があるように私には思えるんだけど」
音夢は優しい言葉で頼子に話し掛けた。頼子は音夢の言葉を噛みしめるように聞くと、しばらくして、口を開いた。
「私って物事をネガティブに考えるクセがついていたんですね。純一さんに告白して、悪い結果になったらどうしようか、とか。純一さんはもしかして私のこと嫌いだとか。音夢さんの言葉で目が覚めました。私、自分の言葉で純一さんに告白します!」
頼子は長いあるモノの束縛から開放されたかのように言い放った。
つづく
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