雛苺総合スレ
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- 1: NEVADA ◆iGiNb5GM:05/03/23 11:46 ID:1vX1EEFk
- _
,',i><iヽ
/((ノノリノ))
((ミi!゚ ヮ゚ノミ)) 雛のスレなのぉ・・・
⊂)夲!つ
(ム!,,jム)
し'ノ
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- 478: ミーディアム@薔薇乙女:06/06/29 20:59 ID:M45FdyqM
- 「うぅ…ここはどこなの〜?」
雛苺はあたりを見回す、ここはどこかの工房のようだ。
首をめぐらすと、自分のすぐ横の台に寝かせられてる金糸雀が見えた。「カナ?!カナ!」
雛苺は金糸雀に必死に呼び掛けた。だが金糸雀は無残にも手足がもげ、あちこち焼け焦げたジャンクになっていた。
もはや彼女はもの言わぬ骸と化していた…
「カ…ナ…」
呼んでも無駄だということはわかっていた。
あそこまでになってしまったらもうどうしようもないのだから…
と
(ギィィィィ…)
誰かが扉をあけて工房へ入ってきたようだ。
「うゆ?誰なの〜?」
雛苺は目をこらした。その人物はポケットの中に工具一式が入った大きな前掛けをした男だった。
男は台に近寄ると金糸雀の前にかがみこんだ。焼け残った服をめくったり、頭の後ろをしげしげ見つめている。
「なんなの〜!カナの事が珍しいのなの〜! お兄ちゃん!雛の話を聞いてなの〜!
だが男は聞こえてないようだった。
ただひたすらジャンクの金糸雀をみつめているだけだった。
やがて男は歓喜の声をあげた。
「やっぱりだ!こいつはあの伝説の薔薇乙女シリーズの1体だ!すごいぞ!だけどだいぶ痛んでしまってる…無理もないか、幻といわれる人形だ、
現存していたとしてもこうして破損していても不思議じゃない。でも僕はツイてるぞ、もしかしたらこいつを直せるかもしれないんだ」
「お兄ちゃんが!カナを直してくれるの?雛嬉しいの〜」
雛苺は期待に目を輝かせた。
金糸雀が生き返るかも知れない!なんと心の踊ることか?!
だが雛苺は状況がまだよくわかっていなかった。
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