苑子応援SSスレ next2


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苑子応援SSスレ next2

1: そのまる:13/10/02 20:08
立ててやったぞ。小説書けよオメーら

849: 名無しだし@呪いだ:15/12/13 10:41
「いい加減に自立しろ!」
30を過ぎて尚、親に寄生して生活をする苑子に、さすがの両親もキレて、苑子は僅かな現金を持たされ、家を追い出された。
「お腹空いたよ、寒いよ。」
人生で初めての挫折を味わった苑子は、公園のブランコに座って子供のように泣いていた。
脂肪でパンパンになった体にパツパツのトレーナーに描かれた何かのキャラクターは、元の形がわからないぐらいに横に広がり、グレーのチェック柄の入ったピンクのスカートは、大粒の涙が染み込んでビショビショであった。
「うるせえんだよ!豚女!」
道行く人は苑子に向って小石をぶつけて去っていくはかりであった。
「せめて携帯ぐらい持ってきたらよかったなあ」
リュックから取り出したノートは、書くスペースが無いぐらい悪口や不満でびっしり埋まり、真っ黒になっていた。
その夜、苑子は公衆トイレの個室の中で一夜を明かすことにした。

床にダンボールを敷き、横になって寝ようとすると、外を石焼きいも屋の通る気配がした。
「お腹、空いたなあ…」
苑子は財布の中から小銭を取り出して握りしめた。

つづくよ


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