●▲■おとぉーちゃんスレ3●▲■


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●▲■おとぉーちゃんスレ3●▲■

1: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/06/25 17:47
スーパーストロングおとぉーちゃんだけんがにゃやぁー。
取り敢えじゅ新たに3を立てたしんが、またオールドプロレチュのネタで盛り上がりたいがなや。
ちみ達も自分の知っちょるプロレチュ知識をバンバンカキコってけれ、かんが、OK?バッチシ?完璧?

http://imepic.jp/20110617/671790




101: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/14 15:15
ヤングライオン杯終了直後にあの長州軍団が再び新日に戻ってきたのだ。
橋本からすればUWF軍団同様、勝手に出ていって都合が悪くなったら戻ってきた出戻りである。
しかも長州達が出ていって新日は崩壊の危機に直面したのだった。
それを何とか一丸となって支えてきたのも事実。
そういう原因を作った長州達を迎える気などさらさらなかった。
そして事件が起きた。橋本がヒロ斉藤に怪我を負わせてしまったのである。ヒロが倒れているシーン。←(ひとコマ)
これには長州が大激怒。幾ら出戻りとはいえ先輩後輩の秩序を乱す者は絶対に許さない。
怒り心頭の長州は橋本に自ら制裁を加えた。
橋本が血だらけで倒れてるシーン。←(ひとコマ)
若手ではもっとも血気盛んな橋本だったが、手痛い洗礼であった。
この時は橋本自身もプロの厳しさを思い知ったのだった。
――そして猪木が考え込む顔をアップで描く――
※猪木がその場にいたかいないかを想像させる演出。

102: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/14 15:17
新日では世代闘争が行われていた。
猪木、マサ、坂口、星野、藤原らのナウリーダー。
長州、藤波、前田、木村、マシンらのニューリーダー。
更に下の世代で橋本と蝶野の同期の武藤は何故か猪木のナウリーダーに組み入れられていた。
見方は様々だが、武藤の大抜擢である。

――長州の『藤波、前田、お前らは噛み付かないのか!』の場面。――

そして猪木が登場。
猪木『俺の首をかっ切ってみろ!』
リング下の橋本が見つめている。横には蝶野。
橋本『凄い気迫だ!これこそ本物のプロレス!』『観客も異常に盛り上がっている!』
『俺もいつか観客を魅了するレスラーになってやる!』
しかしまだキャリア3年程度の橋本はまだまだ課題があった。

やがて橋本と蝶野が海外武者修行に飛び立った。海外武者修行は期待されたレスラーのみ与えられる。
橋本は燃えていた。
橋本『よし、ビッグになって帰ってきてやる!』

103: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/14 15:22
橋本はプエルトリコ、蝶野はヨーロッパへ。

※ここは主役の橋本に焦点を当てる。

――プエルトリコのリング上の場面。――
長髪でヒゲのブロディもどきの相手は目潰しなどを使って橋本を攻撃してくる。
橋本『ウグッ、このヤロー、姑息な真似を!』
相手の顔面に蹴りを叩き込む。
そして倒れた相手の腹にエルボーを落とす。『ブゲェ〜』
いきなり次の試合へ。
今度はスキンのブッチャーもどきの白人デブ。
相手が橋本の右腕をリストロックで決めて指を噛む。
橋本『グァ〜』『クソッ』と怒り心頭の顏に。
相手の顔面にヘッドバットを叩き込む。列伝特有の、叩き付けた瞬間に血が飛び散るシーン。

相手は『ギャッ〜』と悲鳴を上げて倒れる。そこに珍しくギロチンドロップ。
またもや列伝特有の相手が口から大量の血を吹き出すシーン。
ちなみに橋本は白のパンタロン。


104: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/14 15:23
次は大巨人相手。見た目は3メートルある大巨人が橋本を見下げる。←(またもや列伝特有の大げさに。)
こいつはオールバックで馬場体型のほっそり体型。
前蹴りが橋本の股間に炸裂。『アァ〜』とうめき声とともに場外へ転げ落ちる。
橋本『こいつが噂の化け物か!』『早いとこ仕留めないと…殺られる!』
リングに上がってローキックで大巨人を倒す。腹にエルボー。
だが大巨人はニヤッと笑う。
橋本『こ、こいつは本物の化け物だな!』
橋本のニールキックを払い飛ばす大巨人。
倒れた橋本をストンピングでバンバン踏み付ける。
デカさを強調するために大巨人の裸足の足が橋本の体全体の大きさに描く。
橋本『ヤ、ヤバイ!本当に殺られる!』
そして大巨人の股間を蹴り上げる。
『ギャオ〜』と倒れる大巨人。
橋本『さっきのお返しだぜ!』
そしてスリーパーで一気に大巨人を絞め落とす。


105: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/14 15:25
泡を吹いて失神する大巨人。
試合は橋本の勝ち。

橋本『ここは日本とは違う!まさに殺るか殺られるかだ!強くなきゃ生き残れねえ!』

――プエルトリコの地獄の様相を描き表す。――

橋本はプエルトリコで文字通り命を賭けた試合に臨んでいた。しかもリング外でも…

――町で橋本を襲うチンピラ3人。――

橋本がその3人を叩きのめす。蹴りとパンチで2人を倒して残りを倒れた2人に投げ付ける。
そして慌てて宿舎に逃げ帰る橋本。
橋本『チッ、こんなとこにいたんじゃ命が幾つあっても足りやしねえ!』
――更には試合会場の控え室でも…――
ある黒人レスラーが橋本に絡んできた。橋本の活躍に嫉妬してのこと。
黒人『ヘイッ、最近ちょっと目立ちすぎだぞユーは!』
橋本『なんだこいつは?俺の活躍に嫉妬か?←(言葉通じなくても意味を理解する橋本。)』


106: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/14 17:18
そして乱闘が始まった。最初は黒人が蹴りを入れて吹っ飛ぶ橋本。
だが橋本も黒人の顔面に蹴りを入れて投げ飛ばす。ここで周囲のレスラー達が止めに入る。
次の場面では橋本が三角締めのシーン。これで黒人の腕の筋を伸ばした展開。
橋本『これでしばらく腕は使えねえぞ!そっちから“仕掛けて”きたんだ!自業自得だ!』
周囲のレスラー達が橋本を恐れるシーン。←(遠巻きに橋本を見る。)
この時に控え室には十人くらいのレスラーがいたことに行く。
こうして橋本はこのプエルトリコでリング内外での命懸けの中で本物の強さを身に付けていった。
橋本『日本とプエルトリコでは全てが違いすぎる。』『早く日本に帰りたい。』
『でも自分から逃げ出す真似はしたくねえ!』
橋本はここプエルトリコで生き抜くには文字通り己の強さのみ、と実感していた。
このプエルトリコにて橋本の強さは更に磨かれていったのであった。


107: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/14 17:31
このプエルトリコで橋本は蝶野、武藤と合流して『闘魂三銃士』を結成して新日全体に宣戦布告をした。
※蝶野編でのシーンと同じだから大きな1コマで。
日本のマスコミも闘魂三銃士を大々的に報道。いつしか日本プロレス界で一番の話題となっていた。←(大袈裟に)
まだ20代で今後のプロレス界を担う逸材と目されていた3人。
希望に燃えるこの若き三匹の勇ましい獅子たちが天下取りの下克上宣言。
その闘魂三銃士の橋本真也、蝶野正洋、武藤敬司の闘魂三銃士が遂に日本に逆上陸を果たした。

――1988年7月、有明コロシアム――
闘魂三銃士が日本に初登場してファンのド肝を抜いた。

この日は猪木VSベイダーのIWGP挑戦者リーグ戦や藤原VSニールセン(山田VSニールセンだったっけ?)がラインナップされていた。
しかしファンの最大の注目は橋本、蝶野、武藤の闘魂三銃士であった。
『私も時代の流れを感じた。既に自分の時代ではなくファンは新たなものを求めてるのを痛感した。猪木(談)』

108: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/14 18:31
※ここでは橋本中心に描く。

相手は藤波、木村、越中組。橋本の蹴りが3人にバシバシ決まる。←(各1コマずつ。)
更には藤波にエルボー、越中に地獄突き、木村にバックドロップ。
観客《橋本スゲー!半端じゃねえぞキックは!》《完全に体力とパワーで圧倒してるよ!》
最後は勢い余って三銃士の反則負け。でも闘魂三銃士ここに在り!を“実力で”見せつけた。
リング上で充実した顔の橋本。
橋本《見たか!これがプエルトリコで培った“俺自身”だ!》
そして蝶野と武藤と3人で手を挙げるシーン。
更に88年暮の年末のイリミネーションタッグにも参加。藤波と蝶野と組んで出場した。

――恒例の公式戦の描き殴り。――藤波、蝶野、橋本組は決勝戦に駒を進めた。相手は猪木、長州、星野組。
橋本は猪木との対決に胸を踊らせた。あの猪木と戦える。
かつての食事の後の“打倒アントニオ猪木”を決意した時を思い出していた。

109: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/14 18:32
――決勝戦の大阪府立――
リングに6人が揃ったシーンから。
橋本『絶対に俺が猪木さんから取ってやる!』
ここでゴングが鳴った。まずは橋本が長州にニールキック2連発をた叩き込む。
その後は6人の入り乱れた戦いを描き殴り。
遂に猪木との初対決に。興奮で身震いする橋本。最初に猪木にナックルを叩き込むがブロックされる。
そして猪木からナックルの連打を受ける。
橋本『グァッ』しかし橋本もボディスラムで叩き付ける。そのままアームロックへ。
更にはジャンピングエルボーから三角絞めへ。

※この流れはビデオ見て書いてるから実際の流れ。多少脚色したが。
試合は藤波が長州をコブラの状態で場外に落ちて失格。
またもや猪木と橋本。お互いに殴り合って橋本のキックの連打に猪木がダウン。←(大げさに。)
更には強烈なDDT。そしてニールキックは猪木にかわされた。そこに延髄斬りからフォールされる。

110: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/14 18:35
フォール取られた橋本リングでが大の字になっている。
橋本『これが猪木さんの魔性か!奥が深い!打倒アントニオ猪木はまだまだだ!』
橋本は猪木の底力を改めて痛感していた。
パワーと体力なら明らかに自分が上。しかしパワーを出せば出すほど猪木に吸い取られる不思議な感覚だった。
試合は藤波が最初に星野をドラゴンスリーパーで仕留めて、残った猪木と蝶野の対決。
蝶野をグランド卍で仕留めた猪木が勝利を収めて猪木組が優勝。←(3コマで。)
猪木との貴重な対決で多くのものを得た橋本。

――ここで一気に89年4月のドーム大会へ。――
橋本はIWGPトーナメントに参加。
初戦の長州戦は首固めで初勝利。←(1コマ)
ザンギエフ戦も勝利。←(1コマ)
橋本は決勝戦まで駒を進めた。海外武者修行の命賭けの戦いの成果が現われた。
観客《橋本凄いぞ!》《このままならタイトル取れるよ!》《橋本ガンバレー!》


111: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 07:38
おぱよんごじゃいまスゥーパァーストロングゥーおとぉーちゃんーーー“ブゥーーーーーーッ”だがなや。
橋本コーナーは蝶野コーナーよりもかなりぃ長いかんが、こっちもコピペるのも大変、だがなや。
まあ梶原ワールド全開になっちょるしんが、カキコった人は絶対に列伝が大好きだったと思うがな。
おとぉーちゃんは列伝は後々になって見たかんが、自称20歳のおとぉーちゃんは見るわけない、がなや。
連載されちょったのぁ80年9月頃〜83年5月頃だけんが、おとぉーちゃん生まれる前の計算しんが。


112: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 10:10
トーナメント決勝戦の相手は最強外国人のビッグバン・ベイダー。
ベイダーは新日で猛威を振るっていた文字通り最強の外国人レスラーであった。
超巨体で凄まじいパワーの持ち主だが、起用な技も身に付けている。
橋本『よし、一気にタイトルを取ってやる!ベイダーだろうが潰してやる!』

――ここでは珍しく入場シーン。橋本の決意溢れる顏を描く――
両者が対峙する。→ゴング。両者の攻防戦を描き殴り。
ベイダーハンマー、ラリアット、ボディリフト、橋本のニールキック、エルボー、チョップ。1ページ。
橋本の蹴りにベイダーが何度も吹っ飛ぶシーン。←(大げさに。)
ベイダー『グホッ!』『グワッ』『ギェ〜』
ベイダー『こ、このままならハシモトに殺られる!』
何とあのベイダーが橋本に心底から恐怖を感じたのだ。
身の危険を感じたベイダーが最後は橋本を圧殺で逆転勝利。だがベイダーを圧倒した橋本の評価は格段に上がった。

113: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 10:12
何とか勝利を収めたもののベイダーはベルトを抱えてコーナーでグッタリ状態。
猪木、藤波、長州達が手を焼いているベイダー相手に完全に圧倒した橋本であった。
※実際には橋本がダウンしてベイダーは橋本の体の上にベルトを置いたシーンがあった。←(敬意を表したアングルだったのか?)
『ベイダーの壁は厚かった』との展開にしようかとも思ったが、『敢えて橋本強し』の流れにする。

ベイダー戦で更に自信を付けて一皮剥けた橋本。試合には負けても評価は上がった。
試合後に自信に満ちた橋本の顏。

橋本はこの年の7月に本格的に凱旋帰国を果たした。
凱旋第一戦は忘れたから得意の描き殴りで。橋本の戦いを1ページに。
橋本はまさに破竹の勢いで突っ走っていった。青森では再びベイダーとの雪辱戦。
キックの連打でベイダーを追い込んで試合後はベイダーは病院へ直行。控え室で血を吐くベイダーの姿。←(実話…らしい。)


114: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 10:14
89年8月10日、両国。
ソ連のレッドブル軍団の大将、サルマン・ハシミコフとも対戦した。

――両者が向かい合ってる場面を描く――

橋本のキックの連打とハシミコフのスープレックスのシーンを1コマずつ。
ここでも橋本はハシミコフを完全に圧倒。
最後は逆転の水車落としで破れたもののハシミコフを圧倒した。
ハシミコフがグッタリ倒れているシーン。橋本の強さは誰もが認めるまでに。

秋には闘魂三銃士の雄の蝶野が凱旋帰国。蝶野と橋本は意地の張り合いで熱い戦いを展開。
※ここは蝶野編で書いたから軽く流す。

年末にはワールドカップ争奪リーグ戦が開催された。
ここもある程度流す。橋本の公式戦の戦いを1ページで。
橋本は準決勝戦まで駒を進めた。相手はスティーブ・ウィリアムス。
ベイダー、ビガロと並ぶ強豪外国人レスラー。
橋本『まずはウィリアムスを倒すしか優勝への道はねえ!』


115: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 10:16
89年12月6日、愛知県体育館
橋本とウィリアムスの一戦。両者が対峙するシーン。ここから両者の攻防戦を描き殴り。
ウィリアムスのタックル、ラリアット、橋本のキック、ヘッドロック。
橋本のキックがウィリアムスの胸板に炸裂するが利かない。
橋本『こいつ、化けモンだな!』
ウィリアムスが橋本をリフトアップ。
辻《凄い!橋本の巨体を軽々と持ち上げた!ウィリアムスのパワーが爆発であります!》
叩き落としてギロチン。、ニードロップ。
橋本『グエッ!』遂にバックドロップが爆発。
辻《出たー!殺人バックドロップ!橋本万事休すか!》
カウントが入る。ワン、ツー、スリー、ギリギリで返す橋本。顏はグッタリ。
橋本『こ、ここで負ける訳にはいかねえ…』
ウィリアムスをニールキックで状態へ落とす。橋本もそのまま場外に落ちる。
殴り合いからウィリアムスのラリアットが鉄柱誤爆。そこにニールキック。


116: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 10:19
死力を振り絞った橋本のニールキックでウィリアムスが場外フェンスの外に飛ばされる。←(大げさに)
橋本がリングアウト勝ちで決勝戦進出へ。蝶野を下した長州も決勝戦進出。
長州VS蝶野はお互いに大流血の場面をひとコマに。
決勝戦は長州×橋本となった。
橋本『ドームでは丸め込んで勝てたが本当はああいう勝ち方は好きじゃない!』
『今日は必ず蹴り倒して正々堂々の完全KOで勝ってやる!』

12月7日、両国
――いきなり試合展開へ。――
橋本のキックの連打で長州がグッタリシーン。エルボー、ニードロップ。
辻《橋本のキックの猛攻であります!長州、ドームに続き2連敗か!》
更に地獄突きからニールキックで長州がダウン。
しかし2発目のニールキックをかわしてリキラリアット。長州『ハシモトー!』橋本『グェッ!』モロに食らっ橋本は完全にグッタリ状態に。
すかさずドラゴンスリーパーで締め上げる長州。

117: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 10:21
橋本『ギブアップしてたまるか!負けねえぞ!』しかし意識が薄らいでいく橋本。
橋本『ダ、ダメだ、意識が…』と失神する。
そこに長州がフォールして試合が終わる。
意識が戻った時は既にパワーホールの中で長州が勝ち名乗り。
橋本『こ、これはパワーホール。えっ!?お、終わった?まさか…俺は負けたのか?』
『クソッ、何てこった!チクショー!』と悔しがる橋本。
しかし勝って長州もグッタリして膝をついた状態。
橋本も堂々の準優勝。だがまたもや価値が上がった。

――飛んで90年の2月へ。――
ドーム大会で橋本と蝶野のタッグが猪木と坂口の黄金タッグとの激突が決定した。
橋本は身震いした。かつて憧れた伝説の黄金タッグと試合ができる。
坂口が3月に引退が決定しただけに最後の黄金タッグである。
橋本は全身全霊で戦う決意を。恩を込めて黄金タッグ潰しを強く誓った。――橋本の決意溢れる顔をアップで描く――


118: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 10:24
橋本と蝶野はこの頃は意地の張り合いで抗争を繰り広げていた。
――両者が殴り合ってるシーンを大きなひとコマに――
しかし橋本には蝶野とのタッグに抵抗もわだかまりもなかった。
黄金タッグと戦える。ましてやドームのメイン。パートナーは誰でも良かったのだ。

――ドームの控え室で。――

かつての黄金タッグの戦いが橋本の脳裏を駆け巡った。
大きな1コマでテーズ、ゴッチ組とシン、上田組との戦いを描く。
そして“例の”インビュー。
蝶野『潰すよ今日はオラッ!よく見とけオラッ!』
蝶野は1×3で戦う決意であった。続いて橋本へ。
橋本『時は来た!それだけだ!』
まさに橋本の“時は来た”のであった。夢に見た黄金コンビとの対決。橋本には正夢の時である。※猪木のビンタシーンは省く。

そしてリング上のシーンへ。黄金コンビの入場を待つ。
黄金コンビの入場をしっかり目に焼き付ける橋本。感きわまっている。


119: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 10:26
『憧れたレスラーとの対戦、これは言葉で言い表せないものがある。
私もかつては同じ経験をした。テレビや雑誌で見たレスラーと戦える。
これこそ本当にレスラー冥利に尽きる。猪木(談)』
橋本、蝶野の入場シーンと猪木、坂口の入場シーンを各ひとコマに。
4人がリングに揃ったシーン。
橋本『イカンイカン、俺はもうファンではなくレスラーだ!』
『今日の観客はほとんど黄金コンビを見に来てる人達ばかり!』
『古いファンも大勢いるだろう。よーし、橋本真也ここに在りを見せ付けてやる!』

辻《さあ、ドームのメインであります!黄金コンビと若獅子コンビ》
《おじいちゃんタッグと孫タッグの世代を超えた戦いです!》
ここでゴング。
※蝶野編同様に攻防戦を大きな1ページに。
坂口が橋本を背負い投げ。橋本も坂口にエルボー。猪木にもキックの連打を叩き込む。←(実際にはローキック一発だったが。)



120: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 12:24
――若さと勢いの若獅子コンビに対して黄金コンビも真っ向勝負の展開。――
1ページに両チームの攻防を交互に。
最後は猪木の魔性の延髄斬りで試合は終わる。
橋本は感動のあまり勝敗にはこだらなかった。
※ここでは猪木の“初ダー”には触れずに進める。
全日勢の新日登場もスルー。

この一戦を皮切りに更に飛躍した橋本。橋本のキックとチョップのシーンを大きな1コマに描く。
4月にはマサ斎藤と一緒に保持するIWGPタッグを凱旋帰国したばかりの武藤と蝶野に奪われる。
しかし5月の橋本、武藤、蝶野、健介の4人のシングルトーナメントでは最後に武藤を下して雪辱。
ここも1ページで。橋本VS健介、武藤VS蝶野と。
7月にはソ連の柔道王のアレキセイ・チューリンとの異種格闘技戦。
2メートル200キロを超える超巨漢柔道家のチューリンをも撃破。
ここは大きな2コマ。橋本がチューリンを投げるシーンも。
8月のホール7連戦は省略。

121: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 12:27
更にはかつてブラウン管越しで見たスタン・ハンセンともタッグならが初対決を果たした。
ハンセンが橋本の肩にエルボーを落とすシーンと橋本がキックをハンセンに叩き込むシーン。
ここは1ページに。
※実際にこれは6月でチューリン戦は7月だが、細かい事は抜きで。
そして9月、猪木のデビュー30周年記念大会の開催が決定した。
またも橋本は身震いした。憧れの存在から師匠となった猪木の30周年記念大会。
橋本『猪木さんは俺が生まれる前からプロレスやってんだよな。』『30年は長いし、凄い。』
まだ25歳の橋本には30年の重みは理解できなかった。自分の生きた年数以上だからである。
猪木のパートナーはなんとタイガー・ジェット・シン。
橋本が子供の頃から猪木との激闘を見てきた偉大なレスラー。
猪木とシンの攻防を大きなひとコマに。
相手はベイダーとアニマル浜口組。30周年記念大会に相応しいカードだ。


122: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 12:28
橋本の相手はクラッシャー・バンバン・ビガロ。この日ばかりは自分の試合はオマケだった。
あの猪木とシンが組む。ファンの気持ちにもなり、師匠の特別な大会にも思いを馳せた。
橋本『凄いカードだ。早く見てえ。俺も猪木さんの為にビガロを倒す!』
――1990年9月30日、横浜アリーナ――
橋本はビガロと。蝶野はTNTと。武藤はムタとしてリッキー・スティムボートとの試合が組まれた。
この日は猪木を祝福の為にかつての往年のライバル達が駆け付けた。
嵐にも関わらず会場も超満員。嵐すら吹き飛ばす勢いであった。

――記念セレモニーで10人がリングに揃ったシーン。――
橋本『凄い、これこそ猪木さんの偉大な歴史だ!』
そして橋本とビガロの試合に。主に橋本がキック、DDT、チョップのシーン。1ページ。
ビガロの巨体とパワーを圧倒する橋本。両者リングアウトだったが激戦だった。
※実際はこの日はメイン以外はほとんど塩試合ばかりだったが。

123: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 12:34
そしてメインへ。
レフェリーは元AWA王者のニック・ボックウィンクルという豪華さ。
リング上で猪木、シン、ベイダー、浜口、ニックが揃ったシーン。

内容はダイジェスト的に1ページに殴り描き。
猪木VSベイダー、シンVSベイダー、猪木VS浜口、シンVS浜口を。
猪木がベイダーにナックル、ベイダーが猪木にベイダーハンマー。
シンがベイダーにトーキック、ベイダーがシンにパンチ。
猪木が浜口をバックドロップ、浜口が猪木にエルボー。
シンが浜口にクロー、浜口がシンにストンピング。
各シーンを描く。
最後の浜口への猪木の延髄斬りからフォールのシーンを描く。

橋本『俺は人生50年と考えている。人生は太く短くだ。』
『だから俺はプロレスを30年もやることはまずないだろう。』
『でも猪木さんを見習って偉大なレスラーになってやる!』
※結果的に橋本は人生40年だったが…


124: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 12:43
猪木の30周年記念試合を見た後の橋本は更に勢いがついた。
――橋本がベイダーにチョップや長州にキックのシーン――
だが、そんな橋本もスランプに陥った。
橋本は巨大なボクサーとの異種格闘技戦が組まれた。
フィンランドが誇るスーパーヘビー級ボクサーのトニー・ホーム。

――1990年12月、浜松アリーナ――
リング上に二人が揃ったシーン。
橋本《こんなデカイボクサーがいたのか。》《縦はベイダーやビガロよりデカイ!》
ホームの巨体に驚く橋本。ホームは無口で。
そして試合へ。
橋本のキックとホームのパンチのシーンを描く。
ホームの重いパンチはかつて橋本が受けた事のない衝撃、ダメージだった。←(大袈裟に)
そしてホームに惨敗。大きなひとコマ。

橋本はリング上で大の字状態。
橋本《世の中は広い、あんなデカくて強いボクサーがいたとは…》
《レスラーとしてのプライドでホームを倒さねば!》


125: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 12:51
一気に翌年へ。
翌年の2月の札幌中島体育センターでの雪辱戦。橋本は再起を決意してホームとのリベンジマッチに。
この1ヵ月は打倒・トニー・ホームのみしか頭になかった。
ボクシングに対応する練習を中心に行なった。
グラブを付けた練習シーンを大きなひとコマに描く。
――そして試合前のリング上――
ホーム《またお前かよ。今日も返り討ちにしてやるよクソデブ!》
橋本《今日はお前を蹴り倒してやる!》

試合が開始。
しかし、橋本の健闘も虚しく結果的にホームの返り討ちに。大きな1コマ。
ファン《橋本がまた負けた?》《どうなってんだよ!》
控え室で一人でイスに座ってうなだれる橋本、そのシーンを描く。
これまでの勢いがホームによって完全に止められた。
『レスラーをやっていると誰でっスランプはある。それを乗り越えた時に更にビッグになるのだ。猪木(談)』

傷心の橋本はシリーズ欠場で中国に渡って武術を取得へ。

126: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 12:54
ホームに二連敗を喫した橋本。これまで命賭けで築き上げたものが一気に崩れ去った。
打倒・ホームの秘策として中国に単独で渡ったのであった。
ここで少林寺憲法の達人の王(ワン)氏と出会う。王氏は小柄で80過ぎの老人であった。しかし少林寺憲法の腕は落ちていない。
また幸いな事に王氏は日本語ができた。戦時中に捕虜となり、日本軍に奴隷とされた王氏。
その時に日本語を覚えたのであった。
――戦時中の光景を3コマ位に描く――
この王氏との“運命的”な出会いが橋本に少林寺憲法を体得させた。

王『ハシモト、君はパワーに頼り過ぎる。それでは相手に利用される事もあったろう。』
橋本『た、確かに!過去の猪木さんや藤波さんにはこのパワーを利用された!』
王『君のパワーに少林寺憲法を混ぜれば鬼に金棒だ。君には是非、少林寺憲法を覚えて欲しい。』
橋本『よ、よろしくお願いします!』
と王氏と握手のシーン。


127: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 12:55
森の中で少林寺憲法の練習風景。橋本は上半身裸。王も裸で鋼の筋肉に描く。
橋本『王氏は凄い!とても80過ぎとは思えない体だ!』
王『ハシモト、私を力一杯蹴ってきなさい。』
橋本『えっ!?で、でも王さん、さすがにそれは…』
王『いいからきなさい。中国憲法の極意を見せて差し上げましょう。』
橋本『ハ、ハイ…』と引き気味で。
橋本の前蹴りが王に炸裂…とその瞬間に王がスッと消えた。次の瞬間には橋本の足を決めている。
橋本『ウギャ〜!』右足を決められて悶絶する橋本。
次は王の胸に正拳突き。これは当たる。が、橋本の腕が痺れる。
橋本『な、何だ!力が抜ける!』そして橋本の腕を捻る王。
橋本『イデェ〜!』とまたも悶絶する。
王『ハシモトよ、これが中国憲法の極意だ。相手の力を利用する。気だ。』
橋本『気!』と橋本は驚く。
そうして橋本は中国憲法を体得していった。
※橋本と王は橋本を巨大に描く。猪木とアンドレみたいに。王は白髪の髭と長髪で仙人みたいに描く。

128: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 15:09
橋本は三か月間で一日も休みなく、朝から晩まで修行に励んだ。そして5月に帰国。

※実際には中国には行かずに遊びまくっていたらしいが、そこは修行した事にする。

改めて打倒トニー・ホームを誓った。

ホーム『何ー、ハシモトがまたこの俺様に挑戦だと?』
『ふざけるな、2度も負けた癖に、クソ生意気な小僧だ!』←2歳しか変わらないが敢えて“小僧”呼ばわり。
『三か月も中国にいただと?奴は俺のハードパンチで気が狂ったのか?』
『だったら俺が2人の強豪を用意してやる!こいつらに勝てば挑戦を“受けてやる”!』
ホームは2人の強豪を用意して、2人に勝てば挑戦を受けてやる、との条件を突き突けてきた。
ホーム『どっちかに負けたら終わりだ!ハシモトとはもうやらねえ!』
『これは逃げじゃねえ!俺は既に2回勝ってるんだ!だから上に立ってものを言わせてもらう!』
指定試合の相手はランディ・ソントンとラムジン・シビエフ。


129: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 15:10
最初の指定試合は黒人キックボクサーのランディ・ソントン。実力者で2メートル級の巨人である。

――91年5月、大阪城ホール。――
この日は藤波のレスラー20周年記念大会でもあった。
しかも久々の橋本の復帰戦という事もあり、ファンは橋本目当てでも沢山来ていた。

橋本の入場シーン。
辻《さあ、橋本が三か月振りに新日本のリングに帰ってきたぞー!》
“ハァーシモトッ、ハァーシモトッ、ハァーシモトッ、ハァーシモトッ”←(館内は大橋本コール。)
辻《大阪城ホール全体が大橋本コールでありますっ!》
小鉄《ファンは橋本の復帰を本当に待ってしたね!》

橋本『ウゥッ、みんな俺を待っていてくれたのか!』
『激動の新日本プロレス、俺なんか忘れ去られていたと思ってたが…』
と涙を流す。

橋本『ファンがこんな俺にここまで期待してくれているとは!』
『よし、ホームの指定試合で2人を潰して打倒トニー・ホームだ!』

130: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 15:12
――試合のシーンから――
王の教え通りソントンのパンチを軽くかわす橋本。
ソントン『な、何だコイツは?俺のスピードあるパンチを全部読んでるのか?』
随所にキックをた叩き込む橋本。
苦痛に顔が歪むソントン。

ソントンは事前にホームから橋本のた戦い方を聞いていた。
ホームとソントンの会話シーンを1コマに描く。
ソントンはホームからこの様に聞いていた。
橋本はパンチをかわすのが苦手、また体系的にスタミナがないから連打を打ち込めば勝てる、と。
バワフルな重いキックとグラウンドさえ気を付ければ十分勝てる、とも。
しかしそのパンチが一向に当らない。ソントンに焦りが。
そこに橋本のミドルキックの連打。『ウグッ!』と倒れたソントンに腕ひしぎ。橋本の完勝であった。
(辻)《やりました。トニー・ホームの指定試合、まず一勝であります!》
橋本『よし、まずは一勝!』
ホームとの再戦に一歩近付いた橋本。


131: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 15:14
続く指定試合第二戦目はソ連のラムジン・シビエフが相手。
超一流のソ連のハードパンチャーである。

――91年6月、武道館――
この日は武藤、蝶野、馳がアメリカ遠征の為に不出場。
客入りが心配されたが、橋本の指定試合の第二戦を見に武道館は大観衆が押し寄せた。
※復帰第二戦かは忘れた。大阪城ホールのソントン戦後に試合あったっけ?

いきなり試合場面から。シビエフのパンチもかわしまくる橋本。
観客《橋本って動きが俊敏になったなー!》 《全然パンチが当たってねえじゃん!》
そして水面蹴り。2回、3回とブーメランの如く。これにはシビエフもダウンする。『グァ〜』
(観客)《な、何だ!あの蹴りはー!》《初めて見るぞー!》
(辻)《おーとっ、見た事ない蹴りであります!中国で体得した秘密兵器かー!》
小鉄《ブーメランみたいな凄い蹴りですね!》
王からの直伝の橋本の初公開の水面蹴りはファンのド肝を抜いた。

132: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 15:20
次の水面蹴りはシビエフがジャンプでピョンとかわす。
橋本『そうかい、足が嫌なら顔面にくれてやるよ!』
シビエフの顔面にハイキックを豪快に叩き込む。←(大きな1コマで)ここで試合終了。
館内は大橋本コール一色に。
橋本『いよいよ次はホームだ!必ず倒してやる!待ってろよホーム!』
炎をバックに闘志溢れる橋本のアップの顔。


しかし橋本の前に新たなる敵が現われた。ホームとは無関係のところから。
それは新日本プロレスマットを席巻していた“超竜”スコット・ノートンである。

――90年夏に新日勢数人がレイガンス道場を訪問した時のシーン。――
新日勢は橋本、蝶野、越中、ミスター高橋、服部、若手2人(西村と天山にしとく)。

レイガンス『ようこそ、我がレイガンス道場へ。』
橋本『ここが数多くの“強豪”を輩出したレイガンス道場か!』
リングが真ん中にある道場では沢山のレスラーが練習してる光景を描く。

133: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 15:22
レイガンスが道場全体を紹介する。
この時に橋本とノートンの運命の出会いが…
そしてノートンを紹介。ノートンがトラックのタイヤ程のデカイバーベルを上げているシーンを描く。
レイガンス『彼はスコット・ノートンというまだデビューしたばかりの新人。』
とベンチをやってるノートンを指差す。
そしてノートンがこちらに来る。髭はなし。
橋本『スゲー体だ!コイツ本当に人間かよ!』
レイガンス『彼は左右のアームレスリングのワールドチャンピオンだ。』
橋本『アームレスリング、腕相撲の世界チャンピオン!しかも左右の!』←(驚きの表情で。)

そして橋本とノートンの腕相撲の場面へ。
橋本『俺も新日では長州さんや健介と1、2を争うレベルだ!』
『でも実際に本職の腕相撲の世界チャンピオンはどんな程度なんだ?』

腕相撲の試合開始。
橋本『ウゥ〜…、な、何だ、全くビクともしねえ!』
簡単に橋本が負ける。ハーハーして青息吐息の橋本。

134: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 15:24
レイガンス『ワッハッハッハッ、ハシモト、ノートンはほとんど力入れてないぞ。』
『どんなパワーファイターでもコイツにはパワーじゃ絶対に敵わない。』『ノートンはキャリアの無さをこのパワーで十分すぎる程補っている。』
『相手を壊してばかりだから少しは手を抜け、と言っているんだ。』
『今はAWAでファイトしてるがみんなが対戦を嫌がってるんだよな。』『まあこの俺だってコイツと試合するのは絶対に嫌だからわかるけどな。』
自慢気に愛弟子のノートンを語る笑顔でレイガンス。
新日勢も驚きの顏で『…』
橋本『確かにコイツは今の腕相撲ではほとんど力を入れてなかった。』
『こんな化け物がプロレスを覚えたら一体どんだけになるんだ!』
ゾ〜として青冷める橋本の顏。


年末(90年12月)には初来日を果たして一躍トップ外人の地位を築いたノートン。
圧倒的なパワーで対戦相手を破壊していたのであった。←(大げさに。)


135: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 19:20
スコット・ノートン、当時はまだキャリア1年にも満たない新人。
だが岩石の様な筋肉の鎧の超巨体と腕相撲左右世界一という超剛腕。
かつていないかった本格的な超パワーファイターであり、アメリカマット界を席巻していた。
超デブな白人相手をリフトアップ、片手で黒人デブをチョークスラム。の場面
マスクマン相手にバワースラム、小柄な相手がラリアット食らってで血を吹く場面。1ページに渡って描く。
スコット・ノートン旋風がアメリカマット界に吹き荒れていた。←(大袈裟に)

――初来日のノートンの試合を2ページに渡って描く――

初戦は師匠のレイガンズ、バッドニュース・アレンとの強力トリオ。
相手は長州、馳、健介組。
馳健のダブルドロップキックを簡単に跳ね返すシーン。長州のラリアットにもビクともしない。
馳の回転エビを下からネックハンキング。
観客《スゲーパワーだ!》《こんな外人がいたのか!》
驚く観客。

136: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 19:29
試合はノートンが馳をパワースラムで圧殺。
大の字の馳の横に長州と健介もグッタリ。
初来日のノートンは凄まじいインパクトを残したのであった。
――続いてマサ斎藤との試合を描く。90年12月、名古屋レインボーホール――
マサより二回り大きなノートンを描く。
マサのラリアットを軽く受けて逆にラリアット。血を吹いて吹っ飛ぶマサ。
観客《あのマサ斎藤が完全にパワー負けしてるよ!》
《日本人じゃ相手いないだろ!》
続いて後藤達俊との試合を。
――12月、両国――
ここでも二回り大きくノートンを描いて強大に見せる。
後藤のタックルを反対に弾き飛ばす。トップロープを超えて場外に吹っ飛ぶ後藤。
辻《凄いパワーであります!剛腕スコット・ノートン!次々と相手を破壊しまくりだー!》
小鉄《本当にシャレにならないですね!》
フラフラの後藤をパワースラムで。口から血を流してダウンの後藤。
観客《早くベイダーやビガロとの試合を見てえなー!》

137: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 19:38
――91年2月――
待望の再来日を果たしたノートン。
観客《ノートン、待ってたぞー!》《お前は今や外人ナンバーワンだ!》
ビガロとの試合。
実際に沿ってお互い大流血。
お互いの攻防を交互に描く。
ノートンのラリアット、チョップ、ビガロのヘッドバット、ブレーンバスター。
最後はノートンがビガロの超巨体をリフトアップで投げてエルボー。
ビガロ《ボゲェー!》←(待望の)
ここで試合が終わった事にする。
辻《外人ナンバーツーのビガロを下したノートン!》《次はナンバーワンのベイダーが餌食かー!》

そして飛んでベイダーとの試合へ。

――91年5月、大阪城ホール――
辻《外人最強ナンバーワン決定戦のベイダーVSノートンが実現しましたー!》
両者が向かい合ってるシーン。レフェリーを小さく描いて二人の巨大さを際立たせる。
お互いの攻防。ベイダーをカウントツーで高く返す。
観客《凄いパワーだ!》《あの重いベイダーを!》

138: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 19:40
最後は倒れたベイダーの真上でノートンが手を上げて勝ち名乗り。
あの最強外国人の名を欲しいままにしていたベイダーをもパワーで完全に圧倒して撃破していた。
※橋本×ソントン戦での大阪城ホールでのリングアウトの勝ち方と
橋本×シビエフ戦の武道館ではベイダーにフォール負けは触れず。

橋本がホームとの一戦で欠場したと同時にノートンの快進撃が始まった。
ベイダーの前にはあのビガロも破り、文字通り最強外国人の座を“実力”とパワーで手に入れた。
3月〜4月と橋本の不在中にノートンは短期間で確固たるステータスを築き上げたのであった。
ここでビガロにノートンのラリアットと武藤にタックルのシーンを大きな1コマに描く。

――91年7月7日、福岡国際スポーツセンター――
両者がリングで対峙するシーンから。ノートンの大きさを強調する為にノートンを大きく描く。

辻《さあ、中国から凱旋の橋本と今や外人ナンバー1のノートンの注目の一戦であります!》


139: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 19:44
ノートン『あの時のジャパニーズボーイか!また腕相撲と同じ結果にしてやるぜ!』
橋本『…』←(闘志溢れる怒りの表情。)
橋本『パワーじゃ負けるが…俺にはノートンにないキャリアとキックがある!』
ゴングが鳴って試合開始。
橋本がいきなりタックル。しかし跳ね返される。バーンと。
(観客)《橋本があんなに軽く跳ね返されたのは初めてだー!》会場全体が驚く。
橋本『な、何だ、壁にぶつかった感じだ!』
次はミドルキックの連打に。
しかし胸を突き出すノートンには全く効かない。
(辻)《何とー、あの橋本の爆殺キックがノートンには全く効いていないぞ!》
橋本『コイツは本物の化け物だ!ベイダーやビガロ以上だ!』
ニールキックにきた橋本を払い落とすと自らがロープに飛んで強烈なタックル一撃。←(大きな1コマ。)
勢い余って場外に落ちる橋本。
(観客)《凄い!あんなタックル見た事ないよ!》


140: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 19:46
橋本『ク、クソッ、ベイダーやビガロにも手を焼いてるのに…』
『どうすりゃいいんだ!』
エプロンの橋本の喉を掴んで豪快なチョークスラムで中に入れる。
更にはリフトアップで叩き付ける。そしてジャンピングエルボー。
橋本『ボゲェ〜』←(みなさん待望の。)
(辻)《完全にノートンペースであります!破壊王が破壊されてしまうのかー!》
(小鉄)《橋本はヤバイですねー!》

更には強烈なラリアットからパワースラムで試合終了。
勝ち名乗りを上げるノートンの横にコーナーでグッタリの橋本の姿。
橋本『強い!強すぎる!ノートンは仮想ホームなんかじゃねえ!ある意味ホーム以上の強敵だ!』『ホームはボクサーだから負けてもまだ自分に言い訳できた!だがノートンはレスラーだ!』
『今後ノートンは俺の最強のライバルになっていくぞ!』
橋本の予感通りノートンとはその後も数多くの激戦を展開してゆく事になる。


141: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 19:47
橋本にはショックはあったもののノートンの圧倒的な強さに自分の甘さを感じていた。
ソントン戦とシビエフ戦で中国での修行成果が現われた事によって自信過剰になっていた。
ノートン戦の敗北から2週間後の7月19日、札幌中島体育センターで今度はベイダーとのシングルが。
自分の甘さを排する気持ちで臨んだが…

いきなり試合シーンへ。両者の攻防戦を描く。
橋本のアームブリーカー、DDT、ハイキック、ベイダーのパンチラッシュ、ラリアット、ブレーンバスター。
だが最後はボディプレスで圧殺された。
(辻)《橋本ー、ノートンに続きベイダーにも敗北であります!》
《一体どうしたんだ橋本ー、ノートン戦のショックでありましょうか!》
※これはこの試合が掲載された雑誌を見ながら書いている。

橋本に精神的脆さや油断、慢心が浮き彫りになった。
ホームとの雪辱戦に燃えるあまりにノートンに完敗。そして尾を引いてベイダーにも完敗。
橋本『中国での修行の成果で自信過剰になりすぎた!』

142: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 19:52
そして91年8月、G1クライマックスが開催された。
※蝶野編で書いたし、橋本は準優勝だから軽く流す。
参加者8人の顏を大きな1コマに描く。藤波、武藤、ベイダー、ノートン、長州、橋本、蝶野、ビガロと。
橋本は準優勝で蝶野と激突した。しかし蝶野の執念の前に惜しくも敗退。
二人の攻防戦を。橋本のキックとDDT、蝶野のケンカキックとSTFを。
だが試合中には蝶野を何度もダウンさせた橋本の強さが光った試合だった。
優勝は逃したものの、橋本も決して落ち込まなかった。
そして9月にいよいよトニー・ホームとの雪辱戦が決定した。
橋本には三度目の正直、これを逃したら文字通り今までの苦労が水の泡。橋本は“引退”の二文字を背負って戦いに臨んだ。
橋本『絶対に負けられない!死んでも負けられない!負けたら=死だ!』
『ここで負けたら四度目はない。仮にホームが承諾しても俺がお断りだ!』
橋本はレスラー人生全てを背負って決戦に向かった。

143: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 19:55
――91年9月23日、横浜アリーナ――
この日は藤波×ムタ、ベイダー×ノートン、蝶野×馳と超豪華なカードが並んだ。
しかし一番の注目は何と言っても『橋本×ホーム』であった。いや、『ホーム×橋本』である。
橋本はまさに断崖絶壁の崖っ淵。もう既に深い谷底に墜ちたかも知れない。
初対決から9か月。長かった9か月。2月のリベンジマッチも返り討ちにされた。
これまでのスランプとは全く比にならない。

――橋本の入場シーン。――
これまでの9か月が走馬灯の如く橋本の脳裏を駆け巡った。
中国での王との修行風景。ソントンやシビエフとの試合。そしてファンの温かい声援。
更にはこの日の試合前に猪木からも助言をもらったのだ。

そのシーン。
猪木『橋本、よくここまで辿り着いた!』
『危ぶむな!己の信じた道を征け!』
この言葉を胸に橋本はリングに上がった。

※実際に猪木はこの日は私服で挨拶した。欠場中の長州も“逆下克上宣言”をした。


144: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 19:56
橋本とホームがリング上で対峙する。実際のの写真通り身長差は15センチ位に描く。

ホーム『フンッ、ノートンやベイダーにまで負けて、よく俺様と戦う気になるな!』
橋本『…』←(既に感極まって涙を流している。)
ホーム『試合前に泣く様な泣き虫小僧なんか話にならねえ!』
『今日は1ラウンドで終わらしてやるから試合後に好きなだけ泣きな!』
※ホームを如何にも嫌な奴として表現。顏も嫌味ったらしく描く。

橋本『自分の為は勿論、王さん、そしてファンの為にも…俺は絶対に勝ーつ!』

そして運命のゴングが鳴った。

ホームの強烈なパンチを次々とかわす橋本の動きにホームは焦る。
ホーム『…』『いつの間に…でもその内スタミナが切れるだろうよ!』
だがホームのパンチをことごとく軽快にかわす橋本。
まずは1ラウンド終了。気付いて見ればパンチを打ったホームの方がスタミナを消耗していた。
イスに座って汗をダラダラ流してグッタリのホーム、『…』。


145: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 19:57
2ラウンドの開始と同時に橋本の豪快な背負い投げが決まる。
辻《おーとっ、橋本の背負い投げが決まったー!》
観客《いいぞー橋本ー!今日は絶対に勝ってくれー!》
更にはミドルキックの連打でホームを追い込んですかさず水面蹴りでホームを倒して膝十字に。
ホーム『ウァ〜…』と悲鳴を上げる。必死にロープに手を伸ばす。ここで2ラウンド終了。
橋本『ゴングに救われたな!だが膝が痛んで立ち上がれねえだろ!』

足を引きずるホーム。足にダメージを負った為にパンチも威力半減は免れない。
3ラウンド開始。ホームがヤケクソでパンチの連打。だが橋本は全部かわす。
ホーム『クソー、俺が負ける訳ねえんだよ!』だがホームはスタミナ切れ状態。
橋本は冷静だった。ホームの首を取るとDDTの体勢へ。だがホームは渾身の力でロープに逃げる。
そして…ここで…ホームのパンチが橋本の股間に炸裂。
橋本『ウギャッ』と悲鳴。コーナーにもたれた状態に。
そこにホームがパンチの連打で橋本をダウンさせる。

146: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 19:59
辻《今のは急所打ちですねー!汚い戦法であります!》
小鉄《でもああいう悶着状態だと故意にやっても過失と見なされる事が多いですから!》
観客《ホーム汚えーぞー!》 《ふざけんな、コノヤロー!》 《正々堂々とやれよ!》
レフェリー高橋『ホーム、ユーは今のはわざとやったな!』
ホーム『わざとじゃねえよ!必死にもがいてたら当たっただけだよ、フン!』
詰め寄る高橋の胸倉を掴んでパンチを打とうとするホーム。
高橋『やめろ、反則にするぞ!』
橋本『待てー!相手は俺だ!間違えんじゃねえホーム!』
ここで3ラウンド終了。
4ラウンド開始。
橋本のラッシュが開始。水面蹴りからアームロックで締め上げる。何とかロープに逃げるホーム。
すかさずミドルキックの連打。更にはニールキックからDDT。完全にKO状態のホーム。
橋本『立ってこい、ホームー!』
スタミナ切れとダメージでフラフラのホームのパンチが橋本に当たる。が、そのまま動かない橋本。


147: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 20:00
観客《何だ?あそこまで追い込んで橋本の逆転負けか!》

しかし橋本には効いていなかった。中国の王からの直伝の“気”である。
ホーム『何だ、当たったはずなのに力が抜ける!力を吸い取られてるみたいだ!』
橋本は自分の顔面にあるホームの右腕を捻って投げ飛ばす。←(豪快に投げるシーンを描く。)
そのまま腕ひしぎ逆十字固め。
ホーム『ウギャ〜』
堪らずホームはギブアップ。橋本の雪辱が果たされた瞬間であった。
これも雑誌見ながら列伝風に脚色して書いた。

リング上で涙を流して喜ぶ橋本。
橋本『ヤッター、遂に果たしたぞー!王さん、ありがとうございます!』
『そしてファンのみんな、ありがとうー!』
橋本はこの日を境に新たな戦いが開始された。
今度はノートンやベイダーへの雪辱戦、三銃士のトップ争い。更にはIWGP奪取。
まだまだ目標はありすぎる。この日はその通過点でしかすぎない。

※打倒・猪木はいつの間にかなくなってるが。

148: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 20:06
その後は更にビッグになった橋本。破壊王:橋本真也が形成されていった。
92年に入ると更に三銃士同士のトップ争いが激しくなった。

――92年G1――
またもやってきた真夏の祭典、いや、真夏の激戦。しかし橋本はまたもや勝利の女神から見放された。
※トーナメントで橋本が誰に負けたかは忘れた。
この年も蝶野が意地を見せて前人未到の二連覇を達成した。
だが橋本には小さな事であった。優勝できなかった分、他の試合で鬱憤を晴らした。
橋本のキック、チョップ、DDTの場面を大きな1コマに。
※展開がはやいが。
93年の1/4ドーム大会では猪木とのタッグが決定した。橋本が猪木に申し入れをして猪木が受諾。
ノートン、レイガンス組との試合だった。
しかし結果的には猪木の体調不良でドームは欠場。マサ斎藤が代理を務めた。
橋本『残念だが仕方ない。また別の機会に…』
この思いをノートンとレイガンスにぶつけて破壊王ここに在り!を見せ付けた。


149: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 20:07
とどまる事を知らない破壊王:橋本の驀進。
恒例となった夏の風物詩93年のG1はまたもや優勝を逃した。
馳に丸め込まれたシーンを描く。
しかし橋本はG1最終戦に新日に殴り込んだWARの大将の天龍源一郎とシングル。
しかもG1期間に行われたのも橋本の評価の現われであった。
橋本『天龍さん、いや天龍、男としてお前を潰す!』
――試合シーンから――激しいチョップ合せん、天龍のグーパンチ、橋本のキックを大きな1コマに。
最後はパワーボムで破れた。しかし破れて悔いなし!まさに男の戦いに会場中が酔い痴れた。
秋にはムタからIWGP王座を奪取して初栄冠。
毒霧を何度も浴びながらもDDTで激勝。顔面が毒霧で汚れた橋本のDDTを大きな1コマで。
遂に念願のIWGP王者に。子供の頃から憧れたIWGPベルト。
橋本『ついに取ったぞ!俺はこれが欲しくてプロレスに入った様なもんだ!』
喜びは同時に破壊王驀進の起爆剤になった。

150: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 20:09
この頃の橋本は敵なしの状況。橋本=最強説まで囁かれていた。
IWGPタイトルも連続防衛。
※防衛回数と相手も全部わからんから一気に飛ばす。

94に入っても橋本の驀進は止らない。一旦は藤波の老獪な丸め込みにやられた。
しかしリターンマッチではキックのラッシュで藤波を完全KOに。
――94年4月:広島サンプラザ――
鬼の形相の橋本のキックのラッシュと藤波のダウンした姿を描く。2コマに。
余りの凄まじさに会場全体がシーンと静まり返っていた。
その後も長州、蝶野、武藤、越中、マシン、馳、健介と対戦相手を次々と破壊。
彼らとの各試合を1コマずつ計7コマに。
※実際にはこの7人は全部が防衛戦の相手ではないが、如何にも防衛戦の様相で。
もはや橋本は完全に新日本プロレスのトップに立った。
文字通り日本人最強レスラーに相応しい男へと。
橋本『誰でもいいから俺を潰してみろー!』
――橋本のアップの顔を描く――


151: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 20:11
95年に入り、相変わらず橋本の驀進が続く。
しかし5/5福岡ドームで武藤にタイトルを奪われる。
二人の攻防戦を1ページに描く。
だが、タイトルを手放した事でまた自由の身になった橋本。
報道陣の前で。
橋本『まあこれでやっとベルトの重圧からやっと解かれました。』
『プレッシャーで潰されそうで思う様に試合ができなかったんでね。』
余裕の顏の橋本。橋本が去ったあとに。
記者A『プレッシャーって…橋本にプレッシャーあったのか?』
記者B『プレッシャーあっても今まであんな凄い試合じゃあ…』
記者C『これから橋本ってどんだけの強さになるんだ?』
呆気に取られる記者達。
橋本はタイトルを失ったのではなく、軽く手放した程度にしか考えていなかったのだ。
『これまでの橋本ならベルトを失っていたらきっと落胆していただろう。
しかし自信を得た橋本は王者から転落する事にも動じない程大成長したのだ。猪木(談)』←(久々)


152: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 20:15
95年G1。
橋本は決勝戦まで勝ち上がった。
タイトルを奪った武藤との決勝戦。
キックと怒濤の攻撃で後一歩まで追い込んだが最後は大逆転負けを喫す。
キックで武藤が何度もダウンしたシーンを1ページで描く。
しかしこの時の武藤は断崖絶壁の崖っ淵状態だったのだ。橋本はかつての自分自身に重ね合わせていた。
橋本『追い込まれた人間は強い。俺も何度も経験した事だ。』

更に秋にはUWFインターとの全面対抗戦が実現。
歴史的な10/9ドーム大会が開催された。ドームは7万を越す超満員に。
全8試合が組まれた。全ては完全な潰し合いである。
橋本は中野辰夫とのシングル。10年前には新日の前座を沸かせたカードだ。
――若手時代の両者の攻防をひとコマに描く――
しかしこの10年で両者の差は大きく開いた。ファンからすれば橋本×中野では物足りなかった。
やはり橋本×高田が見たい。しかしタイトルマッチとなった為に武藤×高田がメインに。


153: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 20:23
現場監督の長州は新日の全勝を読んでいた。新日が負ける訳ない、と。
しかし蓋を開ければ6試合中で飯塚と健介が落とした。
飯塚VS高山、健介VS垣原の攻防を各ひとコマに。
長州は自らも出陣して200%勝てる!と啖呵を切った安生洋二を5分足らずで横綱相撲で下す。1ページに。
だが、2敗を喫した状況に長州は控え室で荒れまくり。
長州がイスを壁に投げ付けて机を蹴り上げるシーンを描く。
長州『何やってんだタココラー!ふざけんなコラー!』『飯塚と健介、アイツら何だあのザマはコラー!』
横で冷静な橋本。既に歴史的なビッグマッチであっても気負いもプレッシャーも一切ない。

――中野との試合シーンへ飛ぶ――

中野の攻撃を一切受け付けずに垂直落下DDTで横綱相撲。
対峙シーンと中野を垂直落下〜で持ち上げるシーンと勝ち名乗りのシーンを各1コマで。
橋本強し!しか残らない試合内容であった。
※橋本VS中野と健介VS垣原はどっちが最初かは忘れた。


154: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 20:25
対抗戦だけではなくタッグタイトルも平田と共に保持していた。
橋本、平田の大型パワーコンビはタッグ戦線でも敵なし。その原動力は橋本。
大型外人にも体格負け、パワー負けしない。
橋本、平田の戦いを1ページに、ノートン、蝶野、天山、越中、武藤、健介を相手のシーンを描く。
飛んで96年1/4ドームでもUインターとの対抗戦。橋本は別枠で山崎一夫を撃破。1コマに。
だが、何とメインの武藤×高田で武藤が破れた。IWGPは他団体に流出したのだ。
しかも高田は自分の興行でもIWGPタイトルマッチを越中相手に行なった。
これにはさすが新日側も焦った。橋本の闘志にも再び火が付いた。
橋本『よし、俺がベルトを取り戻してやる!』
『高田、お前を潰す!覚悟しとけ!』
4/29ドームで高田×橋本のIWGPタイトルマッチが決定した。
橋本『会社の為じゃねえ!俺自身の為にタイトルを奪い返す!』

――そして4/29ドームのメイン――
両者がリングで対峙している。


155: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 20:28
橋本はかつて若手時代に高田と毎晩飲みに行ってバカをやった楽しい記憶が蘇った。
そのシーンを大きな1コマに描く。
しかし感傷的にはなってない。目の前にいるのは良き先輩・高田伸彦ではなく外敵・高田延彦である。
試合前に両雄がリング上で向かい合うシーン。

橋本『高田さん、高田、今日でお前の王者は終わりだ!覚悟しとけ!』
高田『橋本、まさかこんな形で会うとはな!まあお前も武藤と同じ事になるよ!』
お互いに心の中で。

コングが鳴って試合開始。攻防戦を恒例の描く殴りで。
高田のキックの猛ラッシュを受けまくる橋本。
橋本『グァッ、こ、これがいつも俺がやってる蹴りか!』
『で、でも俺のキックは…もっと…重い!』
と高田に強烈なミドルキック。一発で吹っ飛ぶ高田。
辻《橋本の強烈なキックが炸裂しましたー。やはり重さやパワーが違うぞ!》
またもや一進一退の攻防戦を描き殴り。お互いが互角の攻防を展開してる様に描く。

156: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 20:31
壮絶なキック合せんだが、スピードで勝る高田が有利の展開。橋本のキックは頻繁にかわされる。
高田のキックのダメージが蓄積される橋本。
橋本が顔面、腹部、足とキックを食らうシーンを各ひとコマに。
橋本『マ、マズイ!このままなら…』と目を見開いて高田のスピードあるキックをかわす橋本。
でもただではかわさない。水面蹴りが炸裂した。倒れた高田にジャンピングエルボー。
コーナーに詰めてケサ斬りと膝蹴りの連打からDDT。
辻《橋本の怒濤の猛反撃、猛ラッシュだー!》
小鉄《これで勝機を掴めそうですね!》
しぶとい高田は橋本の顔面にハイキック。だが橋本も倒れずに体を回転させてのケサ斬りを高田の顔面に。
最後は強引に持ち上げて垂直落下DDT→三角絞めに。
高田がギブアップで橋本の勝利。異常に盛り上げるドーム全体。
橋本はコーナーに掛け上がってアピール。
橋本『遂にタイトルを取り戻しだぞー!』
“実力”でベルトを取り戻した橋本。完全に橋本時代が到来した。

157: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 20:35
試合後のリング上。

高田『橋本、随分と強くなったな。見違える程だ。』
橋本『高田さん…俺も揉まれてきましたよ。』
二人は戦い終ってノーサイド。
高田『橋本、今度またキャバクラ行こうな。今度はお前の奢りで。昔は散々奢ってやったんだから』
『お互い結婚してる身だけど(笑)』
橋本『ええ、わかりました。』と笑顔で。
再びIWGP王者となった橋本。だが以前よりも遥かに頼り甲斐のある王者誕生であった。
その後も“最強王者”は怒濤の快進撃を続けた。
恒例の殴り描き。
そして一気に飛ばす。
97年1/4ドームでは引退を示唆する長州を倒して防衛。

97年春になり、何とオリンピックメダリスト小川直也が新日のリングに登場が決定した。
ウェイン・シャムロックの新日初登場が潰れた為にその打開策が小川投入だった。
しかし結果的にはシャムロックより小川の方が遥かにインパクトが大きかったのである。
橋本×小川の異色対決が実現した。


158: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 23:45
バルセロナとアトランタの五輪で銀メダルの栄光。
97年春に長年勤めたJRA?を退職した小川は猪木に拾われた。
猪木の元で生きる決意からJRA?を退職したとも取れる。
そんな中で猪木は小川を後継の弟子の一人としようとしたのだ。
これには新日内部からも反感が出た。橋本も当然…

だが結果的に小川は猪木が新日本プロレスに送った刺客という立場に。

――97年4月、ドーム――
メインは橋本×小川の異色対決。知名度ある小川の参戦に一般マスコミもかじり付いた。
最初に小川の入場。まだ柔道着を着て太っている頃。
観客《小川デケーな!》 《アトランタの銀だよ!》 《強いんだろうな!》

そして橋本もリングイン。
小川のセコンドに猪木と佐山がいる。
橋本『猪木さん、何でそっちなんだ?』『あんたは新日の敵なのか?』
橋本の疑問は不満となり、怒りを呼び込んだ。
そして運命のゴングが鳴った。対峙する両雄。
小川をデカく描く。


159: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 23:47
橋本『柔道で勝負したら確実に負ける!だがこれはプロレスだ!』
橋本の強烈なキックがバシバシ炸裂する。無防備で逃げまどう小川。防戦一方な状況。
観客《柔道家に蹴りはキツイな!》 《橋本に蹴り潰されちゃうんじゃないか!》
更に強烈なローキックで小川がダウンする。キックの対応、ディフエンスができない小川。
辻《やはり柔道家はキックに対する対処が全くできません!》
小鉄《でも橋本選手も油断はダメですよ!捕まったら落とされますから!》
そして何と橋本が小川を払い腰。『一本!』柔道ならここで終わりである。1ページ全体に描く。
小川『ク、クソッ、俺が投げ飛ばされた!』
佐山『マズイ!小川、精神的ショックがデカい!』
だが小川の追い込まれた心境と橋本の油断が明暗を分けた。
橋本『よし、俺の勝ちだ!こんな事やってる場合じゃねえ、やる事が沢山あるんだよ!』
橋本は乱立するマット界統一を真剣に考えていたのだ。
小川との試合はただの通過点に過ぎない。

160: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 23:49
特に全日本プロレスとの交流を真剣に考えていたのである。それこそが日本のプロレス界の為になる。
それだけに小川との試合はただの試合の一つとしてしか考えていなかった。この時までは……

辻《さあ橋本がフィニッシュにいくのかー!》
しかし小川が橋本に突然の猛突進。足を掛けてそのまま押し倒した。1ページ全体に描く。
観客《ア、アー!》
後にSTOと命名される最も危険な柔道技である。
橋本『な、何だ…』
そして胴絞めスリーパーで橋本を絞め落としたのだ。

――試合終了――

辻《橋本まさかの敗北ー!小川が大金星でありますー!》
観客《橋本が負けたー?》
騒然とするドーム全体。猪木の元に駆け寄る小川。
小川『ありがとうございます。』
猪木『ウム、ご苦労サン。』
橋本がまさかの敗北。セコンドも騒然とする。意識を取り戻した橋本。
橋本『あ、頭がイテー!あれ?試合は?』
そしてリング上の光景で橋本も状況を察した。
そう、自分自身の敗北を。

161: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 23:51
翌日は各新聞に試合が一面に掲載された。『プロレスが柔道に負けた!』と書かれていた。
橋本は失意のどん底に。後一歩まで小川を追い込んだだけに悔やみ切れない。しかもプロレス全体に汚点を。
橋本は自分の敗北よりそっちの方が悔しかった。責任を感じていた。
小川とのリベンジを会社に直訴した。すぐに1か月後に再戦が決定した。
橋本『プロレス界全体の為にも…小川を殺す!』
もはや橋本には殺るか殺られるかの戦いしか頭になかった。

――97年5月、大阪ドーム――
すでにリング上のシーンから。
1勝している小川は前回より余裕の表情。一方の橋本は目がイッている。完全に殺る気である。

橋本『小川、テメーの好きにさせねえ!この前は負けたが今日は勝たせてもらう!』
小川『もう怖くない!今日も絞め落としてやる、橋本!』
試合開始のゴング。
いきなり橋本がキックの猛ラッシュ。小川も多少はガードを覚えた。
しかし強烈なキックに小川はダウン。

162: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 23:52
しかし立ち上がるとまたガード。
橋本『コノヤロー!猪木さんからキックのガードのやり方を教わったか!』
『だがな、俺のこの背負ったものの重さは猪木さんからも教われねえんだよ!』
とガードする小川を強烈なミドルキックで吹っ飛ばす。
更にジャンピングエルボー。そして俯せの小川を更に蹴りまくる。
辻《おーと、橋本がプッツンしたかー!このままいけー橋本ー!》
ドーム内が大橋本コールに包まれる。
更には立ち上がった小川にチョップとケサ斬りの連打。小川が口から血が飛び散るシーンを描く。
初公開のローキックケサ斬りが小川の頭部をモロに捉える。意表を付かれた小川はダウン。
一方的な壮絶な試合にドーム全体が静まり返る。
水面蹴りで再び倒して無理やりのDDT。
辻《決まったー!これで小川も万事休すかー!》
しかし小川も完全に死んでいなかった。逆に意表を付いたSTOを決める。
橋本『グワッ…』
そして胴絞めスリーパー。前回と同じパターンへ。

163: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/15 23:54
橋本『マ、マズイ!またか…だが俺はプロレス界全体を背負っている!』
『死ぬのは…小川、テメーだー!』
と絞めている小川の強烈な腹部にエルボーを叩き込む。
※胴絞めスリーパーで橋本の体勢が上になってる状態から下の小川の腹部にヒジ打ち。
小川『ボゲェ〜』←(またもや待望の)
そして怒りの表情でゆっくり立ち上がる橋本。
無防備で膝立ち状態の小川の顔面に強烈なハイキック。ガツーンの音と共に1ページ全体に。
橋本の完全KO勝ちである。
佐山『ヤバイ!』と慌てて倒れた小川に駆け寄る。完全に失神状態の小川。
鬼の形相の橋本は仁王立ち。そしてリング下の猪木と目が合う。猪木を睨む橋本の怒りの顏を描く。
橋本『猪木さん、アントニオ猪木、俺を潰せるもんなら潰してみろ!』
心の中で。
だがこれは橋本と小川の運命の序曲にすぎなかった。

その後8月の名古屋ドームでは健介にIWGP王座を奪われるも怖い橋本は益々怖さを身に付けていった。
健介戦も大きな1コマに。

164: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 10:03
おぱよんごじゃいまスーパーストロングおとぉーちゃんだけんがなやぁー。
橋本コーナーは蝶野コーナーよりもかなりぃ長いしんが、こっちゃあコピペるのも大変だがなや。
完全に梶原ワールド全開しんが、これに原田先生の画質を想定しながら読んどるけんがなや。
そいから橋本元夫人が自伝を出したかんが、おとぉーちゃんも昨日ちょこっと読んだだがなや。
橋本に3人の子供がいたのぁ知らんがったかんが、亡くなる直前に離婚しちょった事も初耳だったがな。


165: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 10:07
おとぉーちゃんだがにゃ。
このコピペは確かに列伝チックだけんが、セリフや内容が完全に列伝チックの梶原ワールドだがな。
ちょんでも橋本が好きな織田信長は出てこないしんが、橋本は信長の永久も受けてたはずかんが。
っんだけんが、橋本元夫人の自伝はおもろいかんが、またバンバン立ち読みをしゅる、がなや。
女癖はかなりぃ酷かったみたいだけんが、まあそれらも踏まえての破壊王、橋本真也だがなや。


166: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 10:13
新日では蝶野率いるNWOが猛威を振るっていた。
久々の蝶野との対決シーン。←(タッグ、会場や日時は特定しない)
橋本の膝に蹴りを叩き込む蝶野。
橋本『グワァ〜!』
蝶野『よそ見ばかりしてっと足元すくわれるぞ、オラー、エー!』
だがケサ斬りで反撃。蝶野を吹っ飛ばす。出てきた天山には地獄突きからヘッドバット。
二人をダブルDDTに。いつの間にかゴングが鳴る。
キック主体の橋本はこの頃は膝がかなり悪化していた。全力ファイトの代償であった。
膝が完全に弱点と化した橋本は相手から頻繁に膝を狙われる様になっていた。
NWO武藤の低空ドロップキック、山崎のアキレス鍵固め、藤波のレッグロックのシーン。
しかし橋本は膝の痛みを省みずにキック主体のスタイルを貫いた。
特定しない相手にキックを叩き込むシーンを描く。
98年には長州、そして猪木が現役を引退。いよいよ橋本は本格的に新日のトップに躍り出た。
ここも大きな1コマずつ。


167: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 10:16
そんな自覚から98年のG1では念願の初優勝を果たす。
――決勝戦の山崎との試合を1コマに描く――
橋本のチョップのシーンを。

橋本『遂に優勝できた!8年間で1度も優勝できなかったが遂に!』
『G1では蝶野と武藤に先を越されたが…これで俺も胸を張れる!』
だが、これまで誰よりも激闘を繰り広げてきた橋本にはG1優勝はオマケにすぎなかった。

そして運命の99年1/4ドーム。
橋本は久々1年8か月振りに小川との対戦。前回の顔面蹴り壮絶KO以来。
小川は既に柔道着を捨て、体重も絞って格闘家に変貌していた。
体も以前より一回り以上もシェイプされた。
柔道技+打撃系のスタイルで世界の格闘技界からも注目を集めていた。←(大げさ)
スタイルを確立したニュー小川と橋本の対決。
小川が目がイッちゃってる顏で入場シーン。橋本の入場シーンも。両者が対峙してゴング。
小川『橋本、前の俺とは違うぞ!今日はあの時のお礼を何倍にもして返してやるよ!』


168: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 10:18
突然、橋本の顔面にパンチを連打で放つ小川。橋本は早くもダウン。そして蹴りまくる。
観客《何だ小川は?前の仕返しか!》 《何かヤバイ展開だな!》
橋本『ウグゥ…何なんだコイツは?これが小川のニュースタイルか?』
またもや橋本の腹部にトーキックの連打、そしてマウントでのパンチの嵐。橋本が血だらけのシーンを描く。
橋本の顔面にハイキック、踵落とし、ストンピング、パンチを描く。その都度、列伝特有の血が飛び散るシーン。
更には橋本を場外に蹴り落としてツバを吐き掛ける小川。←(ふてぶてしく描く)
辻《どうしたんでしょう、小川は最初からプッツンしております!》
小鉄《これは試合よりも殺し合いに近いですよ!》
小川『どうしたオラー、上がってこいよ!』
橋本『そうか、そっちがその気なら殺ってやるよ!』
エプロンからの水面蹴りで小川を倒してエルボー。だが小川も体勢を入れ替えて橋本の顔面をタコ殴り。
この手の戦いなら不慣れな橋本より小川が数枚上手だ。

169: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 10:21
橋本も随所で反撃攻勢に出るも全てが決定打とならず単発的で終わる。
あまりの凄惨な光景にドーム全体が息を飲み静けさに。
しかも橋本の膝蹴りが運悪く誤ってレフェリーのタイガー服部を直撃。
レフェリー不在状態で小川は橋本を殴る蹴る。
小川『橋本ー、立ってこいよオラー!』『そんなもんかよ、コノヤロー!』
控え室の武藤と蝶野も真剣な面持ちで無言でモニターを見つめている。そして猪木も…

ここでようやく起き上がった服部が戦闘不可能として試合終了のゴングが。
若手やセコンドに抱えられる橋本。
橋本『ま、待て、まだやれる!止めんじゃねえ!』
長州『何てこった!』と長州がリングに上がる。事態を察知した平成維新軍の小原までもが。
リング上に大勢が集結。
長州『小川、これがお前のやり方か!』
小川『戦いにやり方もクソもねえだろコノヤロー!』
長州と小川がひと悶着状態に。長州が小川を殴るシーン。
リング上は総勢30人近くが上がり大混乱の状態で収集がつかない程に。

170: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 10:23
この試合は結果的に新日史上に残る最悪の後味悪い“事件”となってしまったのだ。
この試合は猪木が小川に勝負度胸を試す手段で橋本に“仕掛ける”様に煽った。
過去の顔面蹴りで橋本に対する恐怖心、トラウマを完全に払拭させる為に小川を試した。
すると猪木の予想を遥かに超えたセメント、シュートマッチに発展してしまった。
結果論として小川は猪木の予想を遥かに超える程の勝負度胸があったのである。
猪木の、小川の勝負度胸を試す意味合いがとんだ惨事を招いてしまったのであった。
一番最悪な被害者は橋本。だが橋本も雪辱を強く心に誓った。
もはや橋本には『打倒・小川』以外には何も見えない状態。
それも不意打ち的に仕掛けられただけに怒りは計り知れないものがあった。
小川の背後の猪木の存在を確信した橋本は猪木とも決別宣言。猪木・小川との戦いを決意。
橋本『絶対に許さねえぞ!小川はもちろん、アントニオ猪木!』
『貴様は絶対に許さん!小川共々に必ず俺が地獄へ叩き落としてやる!』

171: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 10:26
そして99年10月ドームで小川との再戦が組まれたのであった。
他の全ての存在が霞んでしまう程のインパクトがあった両雄の抗争、いやっ私怨。
ドームには橋本のリベンジを願うファンがドームに駆け付けた。
最初は口下手だった小川もすっかり毒舌を吐く、相当な雄弁者になっていた。

――大勢の報道陣の前で啖呵を切る小川――
小川『まあ俺の方は別に逃げる理由なんか一切ねえからやってやるよ!』
『あいつが俺に殴られたいなら望み通り死ぬまで殴ってやるからよ!』
『俺とやるより新日内で仲良く楽なママゴトしてた方がいいと思うんだけどネ!』
橋本は終止無言を貫いた。小川に何を挑発されようが…全てはリング上で…

そして再戦の日がやって巡ってきた。

――両雄がリングで対峙する――
両雄のただならぬ殺伐としたオーラが会場全体を覆い尽くす。
既に完全に総合格闘家として活躍していた小川はかつての小川直也とは別人であった。
小川に取ってはただの試合の一つにすぎなかった。

172: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 12:10
試合開始のゴングが鳴った。
小川は前回同様にナックルの連打を叩き込む。橋本も敢えてかわさずに小川の顔面にナックル。
二人の壮絶な殴り合いにドーム全体がどよめく。両雄共々顔面が血だらけの状態。
だが、まずは小川がダウンを奪った。マウントを取って橋本をタコ殴り状態に。
しかしやられてもやられても橋本も目は死んでいなかった。
小川『しぶてえ野郎だな!お前じゃ無理なんだよ!』
『お前に限らず誰も俺を倒せやしねえ!わかれよコノヤロー!』
橋本が一瞬の隙を付いて逆にマウントに。しかしこの戦法は慣れてる小川に分がある。
だがここはプロレスのリング。橋本は渾身の力でジャンピングエルボーを小川の腹部に。
小川『ボゲッ!』そして倒れた状態の小川にキックの嵐。
観客《橋本ー、殺せー!》 《小川なんか潰せー!》
辻『いいぞ、橋本!このまま小川を一気に潰してくれー!』
だが小川も顔面を上手くガードしている。世界の柔道家から既に最強挌闘家に変貌した小川。


173: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 12:16
スタンド状態で今度は橋本の顔面にミドルキックの連打。橋本もキックを放つ。
両雄のキックが交差するが、足の長さで小川有利。
遂にSTOが炸裂。
観客《キャーーーー》

ドーム全体から大きな悲鳴が。
更にSTOの連発。
小川も必死なのである。決して小川に取っても楽な試合じゃない。
楽どころか強敵橋本相手の死闘だった。
橋本はフラフラ状態て立ち上がるも最後のSTO。
――ここは1ページ分で――

これで勝負あった。橋本の二連敗に。
既に意識を失った状態の橋本。小川もグッタリ。二人の死闘の凄まじさを表す為に両雄グッタリの状態を描く。
ドーム全体のファンも力を落とすシーン。

そして控え室。
小川『俺の勝ちだよ…文句ねえだろ!』
さすがの小川も激戦でくたびれ果ててしまい言葉少なめ。
一方の橋本は控え室で大の字。周りに長州、健介、マサ、ライガーらが心配そうに取り囲むシーンを描く。
橋本の完敗である。厳しいがこれが現実であった。

174: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 12:23
今後はもはや橋本にはリベンジのチャンスはない、誰もが思った。
既に妻子がある橋本だが、家族にも顔向けできない。
息子の大地君は小学生になった。ごまかしは利かない年齢。そんな傷心の橋本を夫人は労る。
テーブルに座った橋本の肩に手を置くシーンを描く。両者の顏ははっきり描かない。
小川に全てを奪われ破壊はれた橋本。だがあくまで戦いの中での出来事。
そこは橋本もわかっている。『強い者が勝つ!』これは橋本の持論。
小川が悪いのではなく、負けた自分が悪い。自分が弱いから悪い。
橋本の敗北の衝撃はプロレス界全体にも及んだ。
ここで三沢、小橋、川田がその記事の新聞を読むシーンを各1コマずつ。
しかしこのままでは“男”として引き下がれない。だがもう再戦はない。
あったとしても相当先になる。橋本自身はいつかは、としか考えていなかった。
更に再戦を直訴する事は橋本の性格上、絶対にできない事であった。



175: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 12:26
破壊王:橋本真也のかつての勢いは完全になくなった。
それに伴い新日本プロレスの勢いも失われていった。
新日に取って橋本はそれだけ影響力があったのだ。
だが傷心の橋本を気遣った社長の藤波が橋本と小川の再戦、いや、再再戦を企画した。
橋本奮起を促した。そして社長権限を強引に駆使して実現させた。
橋本はこのままなら間違いない終わる、そう判断した藤波の“決断力”だった。

――橋本と藤波の会話シーンを1コマ――

二人の真剣な話し合いの中で橋本は本気の引退を賭けて臨む事となった。
更には8年振りのゴールデン放送が決定。しかも番組名まで付いた。
『橋本真也34歳 負けたら即“引退”スペシャル』
まさにプロレス番組では前代未聞の放送企画であった。
しかしこれは全て橋本が承諾した事。というか橋本自身自ら望んだ事だ。
軽々しく再戦なんかできない。やるなら己の人生、強いては命を賭ける覚悟だ。
ファンも橋本の決死の覚悟を感じ取って、今度こそ橋本の勝利を確信した。


176: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 12:28
2000年4月、東京ドーム
遂に来た。橋本の運命の日が。橋本真也34歳、負けたら即刻引退である。
覚悟を決めた橋本は頭も坊主に丸めた。
そしていざメインの試合へ。
橋本『これで負けたら死だ!もう後がない!やるしかねえー!』
体から炎が燃え上がる様なシーンを描く。
橋本の入場シーン。涙を流しての入場。ドーム全体が割れんばかりの大橋本コール。
リングでも涙を流す橋本。
小川『ケッ、試合前に泣く奴なんかお話にならねえなあ!』←(ホームのパクリ)
田中ケロ『ハシモトォーーシンッーーヤァーーーー』
橋本『これが最後のコールかも知れん!最後の入場、最後のコール、最後の試合!』
『例え最後でも…小川ー、お前だけは潰すぞー!』
と小川に飛び掛かり試合開始の流れに。橋本の猛攻を描く。
キック、チョップ、ケサ斬り、ニールキック、バックドロップ、地獄突き、ヘッドバット、エルボー
これらを2ページ使って描く。
辻《一方的な橋本ペースであります!いけー橋本ー!》《今日こそ小川を徹底的にブッ潰してくれー!》
ドーム全体も橋本の猛攻に大お祭り騒ぎ状態。


177: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 12:35
しかし小川も反撃へ。パンチとキックのコンビネーションで試合を立て直す。

――お互いに互角の攻防――

橋本のチョップ、ケサ斬り、地獄突き、キック、小川のパンチ、キック、張り手、膝蹴りを描く。
そして遂に1発目のSTOが炸裂。

観客《アーーー!》
館内に悲鳴が轟く。
モロに頭を強打した橋本。だが目は死んでない。
橋本『ク、クソッ、効きやがる…』更にSTOの連打に。小川も焦っているのだ。
命を賭けて臨んでいる橋本に脅威を抱いていた。
小川《これでおわりだー、橋本ー!》
しかし次のSTOでは橋本が咄嗟に右腕を小川の首に巻き付けてDDTに。
※これは実際にあったシーン。STO返し。
橋本も頭を強打したが、同時に小川も脳天をマットに強打した。1ページ全体に描く。
不意を付かれた小川のダメージも深い。ダウンして起き上がれない小川。先に立つ橋本。
これで誰もが橋本の勝利を確信した。


178: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 12:45
いよいよフィニッシュの場面、誰もがそう確信をした。
これで橋本の勝利が…
小川の首を掴み自分の首に掛ける。
最後の力を振り絞って橋本は小川を垂直落下DDTの体勢に持ち上げるシーンを。
だが小川も最後の力を振り絞ってその体勢からSTOで橋本を倒す。
小川も命を賭けて戦っているのだ。
そして止めの最後のSTOへ。
――大きなひとコマを使って描く――

小川の執念が橋本を上回った。
カウントが数えられる。『ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス』
『セブン、エイト』←(沢山の会場の観客を描く)
『ナイン』←(グッタリして何とか立っている小川を描く)
『テン』←(ダウンしてる橋本を描く)

『カンカンカンカン』←(試合終了のゴング)

橋本は遂に起き上がれずにKO負けに。勝者小川も終了ゴングと同時にコーナーに倒れている。

橋本が引退を賭けて臨んだリベンジマッチだった。
『しかし結果は小川の勝利、いや、橋本の敗北!』

179: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 12:49
ドーム全体が信じられない光景に愕然とする。セコンドも全てが。
ここで解説席の辻と小鉄の驚きの顏も。

――全てが静止画みたいに止った様な状況に描く――

小川『ハーハー…お、俺が勝ったのか…』
小川も死にそうな顏。今※回は両者血だらけにはせず。

リング上で大の字の橋本を描く。周りを暗くする。
大の字状態で真上を見ながら。
橋本『終わった…俺のプロレスが…今日で、お、終わった…』
潔く引退を覚悟する橋本の顔を描く。全てをやり尽くした。燃え尽きた、と。

※読み手の涙を誘う描き方&書き方で。

立ち上がり、四方に礼。
涙を流すファンばかりを敢えて描く。
橋本も涙を流しながら花道を歩き全体に入場ゲートの入口でファンに最後の礼を。

ここは一切誰のセリフもなし。音の無い世界を演出。
※最後の礼の後には笑顔で両手を上げてる橋本の姿を描く。大きな1ペー
『破壊王:橋本真也、34歳、2000年4月6日、引退…』



180: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 12:53
引退して以来、橋本は家族との時間を共有していた。
プロレスラーという職業柄で家にいる事はほとんどなかったからだ。
また橋本の様にビッグになれば人気レスラーとして試合意外でも多忙だった。
決して家族をないがしろにした訳ではない。かすみ夫人もそこは十分理解していた。
しかし橋本には家族に申し訳ないという気持ちが強かった。
というより引退して家族と時間を共有する様になってからそういう気持ちが芽生えた。
橋本『これで大事な家族と一緒にいられる。これでいいんだ。』
『これまでは家族には随所と寂しい思いをさせてしまったからな。』
かすみ夫人に長男の大地君、長女、次女も生まれた。家族4人、橋本もようやく普通の父親になれた。
家族と公園で楽しむシーンを書く。
※橋本って子供が3人いたんだね。長男、次女、長女、次女と。
次女はまだ小さいから橋本が亡くなる少し前に生まれたのかな?





181: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 12:56
いつしか橋本の頭から『プロレス』の4文字は消えていた。
プロレス雑誌も中継も報道も一切見なくなり、完全にプロレスから切れた状態へと。
これまで命を賭けた戦いで築き上げた莫大な財産で生活をしていた。

しかし夏に藤波から連絡があって会う事になった。
橋本からすれば元の会社で大変お世話になった社長と会う。その程度の感覚だった。

そして藤波と橋本が超高級ステーキハウスで会ってるシーンを描く。
橋本『お久し振りです。』
藤波『ああ…』
そして一呼吸間を置く意味合いで店内を描く。
次のシーンで藤波が切り出す。
藤波『橋本、戻ってこい!』
橋本『……』
藤波『リングがお前を必要としている!』
橋本『ハッハッハッ、藤波さん、そんな冗談を言う為に俺を呼んだんですかぁー!』←(笑顔で)
橋本『今日は子供達と映画に行く予定だったん…』と笑いながら言う言葉を遮って
藤波『橋本、頼む、戻ってこい!』
橋本『…いや、俺は戻れませんよ。それをやったらプロレス界を裏切る事になります!』
橋本『男は一度言った事は貫かないとダメだと思いますから!』

182: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 14:58
藤波『お前の気持ちはわかる!十分わかる!だがお前にはリングしかないんだ!』
藤波『責任は俺が取る!何があっても俺は命を賭けてお前をリングに戻す!』
5時間以上の藤波の説得に遂に橋本の心は動いた。
藤波の執念が橋本の心を強引に動かした。
既にプロレスには全く未練がなかった。二度とリングに上がる事もないと思っていた。
万が一にもリングに上がるとすれば何年か後に新日本プロレスが、引退した元レスラーを招待する催しがある時。
そしてそれに自分が招待されれば、と。その時は引退した元レスラーとして上がろうと思っていた。
だが藤波の命賭けの説得が橋本の心を揺り動かしたのだ。
そして橋本の新日復帰、レスラー復活が正式に決定したのである。

復帰戦は10/8東京ドーム。半年前に、結果的に最後の試合になった場所である。
相手は社長の藤波が自ら務める。第一試合に組まれた。
これは橋本が申し出た事。軽々しく後の方で試合なんかできない。それは他の選手達に失礼。
自分は出戻りの立場だけに一番最初に試合をするべきだ。


183: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 15:00
橋本がかすみ夫人がテーブルで向き合っているシーンを描く。

橋本『かすみ、すまない。俺はまたリングに戻る事になった。』
かすみ夫人『そうですか。わかりました。謝る必要はありませんよ。』←(笑顔で)

そして再びトレーニングに励む橋本。以前は簡単に上げていたバーベルも上がらない。
――バーベルを苦痛の表情でようやく持ち上げる――
数か月一切トレーニングをしていなかっただけに当然である。
コンデションがどうか?それは橋本自身が一番よくわかっていた。
プロレスは決して甘くない。トレーニングを数か月もやらなければ体も鈍って1からに戻る。
必死にトレーニングに励む橋本を描く。
そして当日。
この日は新日と全日の対抗戦が組まれていた。
三沢、小橋、田上ら主力選手が大量に離脱した全日は崩壊の危機に晒されていた。
残った選手は川田と渕の太陽ケアの3人のみ。崩壊を懸念した新日側が助け船を出したのだ。
しかも橋本の復帰戦もあってドームには沢山のファンが押し寄せた。

184: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 15:05
――橋本の入場シーン――
『爆勝宣言』が鳴り響くと大歓声の大橋本コール。橋本も涙を流しながら入場。
橋本『もう二度と戻る事はないと思ったリング!』
『感謝の気持ちを込めて藤波社長にぶつけるぞ!』
橋本がリングイン。藤波が待ち構えている。
藤波『橋本、お前の気持ちを全部俺にぶつけてこい!』
『俺が命を賭けてお前の気持ちを全部受け止める!』
そして試合開始。
またまた橋本と藤波の攻防戦を大きな1コマに描く。
藤波のドラゴンスリーパー、バックドロップ、延髄斬り、橋本のキック、ケサ斬り、エルボー。
最後は橋本の勝利。←(手を上げてるシーン)
橋本『藤波社長、ありがとうございました!』←手を上げたまま泣いている顏で。
下には大の字状態の藤波が。
藤波『橋本よ、よく戻ってきた!お前にはリングしかない!』
『俺はお前を無理やり戻した責任で命を賭けてお前を守る!』
『遠慮せずにこれまで以上に暴れまくってくれ!』

『新日本のリングに再び破壊王:橋本真也旋風が吹き荒れる!』←(ここは文字のみ。大きな1コマで黒バックに白文字で

185: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 15:09
『誰もがこれまで以上の橋本の驀進を期待した。しかし…』←(ここも文字のみ。
同じく黒バックに白文字、しかし、は大きな文字)
橋本は復帰早々に新日内部で揉めてしまったのであった。原因は新日内での部屋制度の導入の企画で。
社長室で藤波がその話を聞くシーンを描く。
藤波『是非やってくれ。それが新日全体の活性化につながる。』
橋本『ありがとうございます。』
藤波はかつては『ドラゴンボンバーズ』という部屋制度を導入したが失敗。
だからこそ自分ができなかった事を橋本に託した気持ちもあったのだ。
しかし新日内部からは反発が起こった。それも長州が一番拒絶反応を示した。
幾ら条件通りとはいえ周囲の引き止めやファンの気持ちを無視して一方的に引退。
そして勝手に復帰して勝手気ままにやる橋本の姿勢が許せなかった長州。
橋本と長州の衝突は新日本プロレス全体に及んだ。
結果的に橋本は新日を出る羽目に。

※当時の少年の兄弟が橋本復帰の為に千羽鶴と署名を集めた部分は省略。

186: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 15:12
橋本と長州の確執。これまでは仲のいい親分と愛弟子の関係にあった。
しかし状況も変わり、すっかり険悪な状態に。結果的に修復不可能までに発展へ。
更には『命を賭ける』の言葉通り藤波が橋本批判に対して真っ向から対立した。
事態は最悪に。藤波が社長の座を追われるまでに発展した。
橋本『冗談じゃない!これ以上、藤波社長に迷惑は掛けられない!』
『俺さえいなくなれば藤波社長にも迷惑は掛からないだろ!』
橋本は自ら辞めるより解雇を申し出た。その方が藤波にも迷惑は掛からない。
橋本『俺は1度は辞表を出した身だ、2度も辞表なんか書けるか!』
そして希望通り橋本は復帰から僅か1か月後の11月13日付けで新日を解雇された。
橋本はそのまま新団体を設立。名前は部屋制度の時に考案したままで。
その名は『ゼロワン』である。
※最初は『ゼロ』で後々『ゼロワン』になった気がするが。
そして橋本は旗揚げ前の12/23のノアの有明大会に単独殴り込み。大森を下した。
大森との攻防戦を2〜3コマに描く。大森のアックスボンバー、チョップ、橋本のDDT、キック。

187: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 15:16
年明け21世紀、2001年1/4ドームでは因縁の長州との一戦。
お互いが意地剥き出しの大激戦の末に痛み分け。←(にする。1コマ)
※大顰蹙のドラゴンストップはカット。

更には3月に有明コロシアムで念願のゼロワンの旗揚げ。
橋本の気持ちに賛同した大谷と高岩もゼロワンに移籍。
永田もワンマッチのみの友情参戦。更にはノアの三沢と秋山も協力参戦した。
全ては橋本の人柄、人徳、男気に共鳴して自らが集結したのであった。
『旗揚げ戦でこれ程の人数やメンツが集まるのは凄い。しかも橋本が一切頼んでいないにも関わらず。
これこそ橋本の日頃からの面倒見のよさと人柄に共鳴した男達の大結集であった。猪木(談)』

旗揚げ戦のメインは何と橋本、永田組×三沢、秋山組に決定。
ファンの夢をそのままカードとして提供。ゼロワンはファンに夢を与える団体となった。
橋本《ゼロワンはファンに夢と希望を与える団体にする!》
《ゆくゆくは他団体にも上がって交流できる団体だ!》



188: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 18:31
――旗揚げ戦当日――

橋本の門出を祝して会場には数多くのファンが押し寄せ超満員御礼の札止め状態。
まずは最初の橋本の挨拶のシーン。
橋本がマイクを持っているシーン。既に感極まって涙を流す。大歓喜の涙。

橋本『破壊なくして創造はなし、悪しき古きが滅せねば誕生もなし、時代を開く勇者たれ!』
この橋本の理念を掲げてゼロワンがスタートした。
――そしてメイン――
既に4人がリングに揃ったシーンから。橋本と三沢、橋本と秋山、三沢と永田、秋山と永田、
どれも初の絡みで、夢のカードである。
観客《橋本と三沢が遂に戦うぞ!》《永田と秋山も初対決だ!》

館内も最高のボルテージへ。ファンの夢が正夢へと。
運命のゴング。橋本と三沢の対決。
三沢『橋本、おめでとう!この気持ちを全部ぶつけさせて貰うよ!』
橋本『三沢さん、ありがとう!この気持ちは戦いの中で!』
90年代の平成の日本マット界の中心だった闘魂三銃士と四天王。
相まみえる事は無いと思われたが、橋本と三沢から戦いの火ぶたが切って落とされた。

189: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 18:32
最初に三沢の強烈なエルボーが1発炸裂。
橋本『ウグァッ…』
更にエルボーの連打に橋本は倒れる。
橋本『こ、これが世界を制したエルボーか!』
今度は橋本の強烈なキックが三沢の胸板に。
三沢『グァッ…予想以上にキツイ!』
更にはキックの連打で三沢を倒す。
会場からはどよめきが起こる。
その後は4人の攻防戦を描く。
橋本のDDTが秋山、秋山のエクスプロイダーが橋本、三沢のエルボーが永田、永田のバックドロップが三沢
秋山のスリーパーが永田、永田のナガタロックが秋山、と公平に描く。
最後のシーンは橋本のニールキックが三沢に炸裂。垂直落下DDTで三沢を上まで持ち上げる。
しかし三沢が体を反転して着地。そのままジャーマンで橋本のフォール負けに。
しかし橋本には充実感があった。新たな始まりの手応えを掴んだ。
橋本『ありがとう!みんな、ありがとう!俺はプロレスに骨を埋めるぞ!』
勿論、いちレスラーとして負けた悔しさもあった。そこは必ずリベンジを誓った。


190: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 18:40
ゼロワンは団体として活動を開始した。各地で興行を打って大盛況に。
また、長年新日のリング上がっていた武藤も全日に戦いの場を求めて新日を離脱。
蝶野はそのまま新日に残留。
かつての闘魂三銃士は完全にバラバラに。
――3人の顔を描く――

だがこれは決して袂を分かった決別ではない。
新たなる戦いの為の3人の発展であった。3人がそれだけビッグになった結果である。
そして3人は一国一城の主となったのであった。結果的に3人はこうなる運命だったのだろう。
3人がビッグになった、というより元々それだけの力か3人にはあったのだ。

『かつて私もある大先輩からいつかは馬場と猪木は袂を分かつと思った、言われた。
それと同じく彼等も。
新日から始まって3人はバラバラになって団体の長となった。
でも私は彼らを最初に見た時からただならぬオーラを感じていた。
いつかはお互いがプロレス団体の長となるであろうとも予想した。
そしてその通りになった。私の目も節穴ではないという事だ。猪木(談)』←またも久々に。

191: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 18:42
――そして沢山の報道陣を前にした小川――
小川『まあね、橋本の復帰には久々に大笑いさせてもらったよ!』
『本当に1年分の大笑わせてもらったよな!』
『みなさんも橋本の男らしい決断に盛大なる大拍手を!』
パチパチと茶化しながら手を叩く。
『まあ俺は弱い者イジメは好きじゃないからね!』
『いいんじゃねえの、橋本は弱い奴相手に強さを見せれば!』
『俺は更に上の戦いを求めるからよ!』

しかしその小川が予想通りゼロワン、橋本にちょっかいを掛けてきた。
橋本としてもそうなるのはわかっていた事だ。しかし小川を避ける気は毛頭ない。
そして再び橋本と小川の抗争が始まる。橋本にはリベンジである。
明らかに分が悪い橋本だが小川との絡みには一切引いていない。
もはや開き直った橋本の闘志に小川が対応できるか?

橋本『小川よ、俺は命を賭けてゼロワンを立ち上げた!』
『お前がくるならいつでもこい!俺は逃げも隠れもしない!』
『お前とは地獄の果てまでやってやる!』

192: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 18:44
しかし運命はどうなるかわからない。
あれだけ遺恨を残した橋本と小川が何とタッグ結成。
最初は成り行きに過ぎずお互いは納得していなかったのだが…

※対戦相手や日時、場所はわからんから描き流し。

――新聞(東スポ)を読むファン数人――
ファンA『橋本と小川がタッグ組むんだってさ。』
ファンB『えーっ、マジで、仲間割れ確実じゃん。』
ファンC『何でこんな無謀なカード組むのかな?』
ファンD『連携もうまくいかねえだろ。下手すりゃ3分持たないな。』

最初は2人のタッグ結成を聞いた誰もが仲間割れと思った事だろう。

しかし橋本と小川は意外にもまともな試合を展開していった。
2人ともプロ。同じコーナーに立てば安易に仲間割れなどするはずがない。
橋本と小川が相手と戦うシーンを大きな1コマに描く。
橋本のDDT、水面蹴り、小川のSTO、スリーパー。
相手はわからないから顏が見えない技を。
元々は地力のある2人、個々が力を出せば強力なチームである。


193: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 18:48
それから何度もタッグを組んで試合をした。最初はお互いの負けず嫌いの気持ちが先行していた。
お互いが『コイツには絶対に負けない』との強い気持ちが。
――橋本と小川の汗だくの顏を1コマに――
だが、そういうお互いの気持ちが結果的には好試合を生んでいったのだ。いい相乗効果となって、試合に表われた。
まさしく思わぬ産物だった。
そしていつしか2人の過去の遺恨が洗い流されていったのである。

また小川は橋本と接していく内に橋本の凄みを肌で感じていた。
戦う男としても勿論、いち男としての橋本の凄み。いち人間の橋本真也の凄みを感じていた。

戦績では全5戦3勝1負1無効試合。
1戦目と2戦目は敢えてタイとする。
3戦目では一方的に“仕掛けて”事実上の完全勝利。
そして4戦目と5戦目も命賭けのリベンジに燃える橋本を返り討ち。
特に5戦目では事実上の『引導』を渡した。
戦績を見れば圧倒的に自分が有利である。


194: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 18:50
しかし小川はわかっていた。
例え戦績で有利でもそれが『橋本を超えた』『橋本の上をいった』とはならない事を。
試合ではたまたま勝てたに過ぎない。自分が橋本の全て上回った訳でもない。
また、小川は橋本の立場を自分に置き換えて考えた。
もしも自分が橋本の立場なら…もしもそうなら自分は2度とリングには立てないだろう。
どんなに周囲から強く哀願されてもその勇気が出ない。
リングが怖いなではなく、自分にその気持ちが芽生える事は有り得ない。自分にはそんな強い精神力はない。
ましてやその原因の相手と再び同じリングに立つなど考えられない事で有り得ない。
小川は本気でそう考えた。
全てを失ったゼロからのスタートの状態、にも関わらず全てを払拭して再びリングへ。
小川は自分には絶対に真似のできない事をやった橋本の凄みを心底感じていた。
橋本には試合では勝った。だが、勝負では負けた。男としての勝負には完敗、大敗、大惨敗と。
これが小川の考えた結論である。

195: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/16 18:53
小川のそういう気持ちが橋本への尊敬の念へと変わっていったのだ。
そして橋本、小川組という類いまれに見る友情コンビが誕生したのである。
それはファンにも伝わっていった。
コンビの名前も『OH砲』へと。OとHは2人のイニシャルだが、本来ならHO砲となるはず。
だが、それは橋本の配慮だったのだ。

橋本『俺達はどちらも同等のコンビ、格上も格下もない!』←(大きな1コマ)
もしも『HO砲』となったら自分が上と捉えられてしまう。そういうイメージも抱かれる。
だから敢えてOを頭に付けたOH砲と。

試合でもOH砲は大爆発した。
2人の合体技の『刈龍怒』も生み出した。
マッド・ガファリに橋本の水面蹴りと同時に小川がSTO。←(この場面を描く)

橋本、小川のOH砲は日本マット界でも有数の強烈なタッグとなっていったのであった。←(大袈裟に)
元々は地力のある2人だけにそこに友情が芽生えたのだから鬼に金棒だ。


196: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/18 10:18
おとぉーちゃんだがなやぁー。
新たにおとぉーちゃんを張るかんが、前に貼ったのぁ昨日で期限切れになってもうた、だがなや。
http://imepic.jp/20110718/366700

これぁ『きんもぉー仮面』だけんが、別んとこでどっかの頭お菓子屋クゥーンが命名したしんが。


197: にこにこ糞° LwrDF0YM:11/07/19 09:56
知り合いのオッサンからの報告だが、先日、流星仮面をナマで見たら
かなりちっこくなっていたらしいぞ。

198: 名無しさん:11/07/20 04:06
>>195
それ、無理があるだろ。
OH砲は単に王・張本のOH砲のパクりだと本人らが言っていたし。

199: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/20 10:23
朝っぱらからおとぉーちゃんだがなや。
>>198クゥーン、この橋本物語は別んとこからのコピペだけんが、カキコった人ぁ列伝信者っぽいがな。
っちゅうか橋本と小川の経緯の真実を知りたいかんが、4試合目に橋本がなんで勝たなかった?がなや。
あの時点で5試合目の『橋本の負けたら即引退』企画があった?しんが、真実は如何に?けんがな。
橋本コーナー張るのも疲れるしんが、ちょんでもおとぉーちゃんも列伝画風を想像しながら読んどるがなや。

200: おとぉーちゃん bG/5cSPk:11/07/20 12:27
連戦連勝のOH砲、2人はプロレス界の話題を独占した。最強タッグとの呼び声も。
しかもゼロワンは世界の屈指の強豪が集結する団体になっていた。←(大げさに)
だが、OH砲も連戦連勝ばかりではなかった。
時には…
プレデターが橋本と小川の首を同時にチェーンで締め上げるシーン。橋本と小川はグッタリ。
※これは実際にあったシーン。何故、ブロディがファンクス相手にこれを思い付かなかったのか?
控え室に戻ってきて、やられながらも笑顔の2人。
小川『今日のプレデターの野郎は随分と勢いありましたねえー、橋本“さん”!』
橋本『ああ、本当だな!奴は自力があるから今後も要注意だ!』
小川『あの野郎、次はSTOで眠らせてやりますよ!チクショー首イテー…』
橋本『頼むぞ!お前が俺を潰した時以上に徹底的にやってくれよ!』
『そうすりゃあ俺は一切出番なくて楽だからな!ワッハッハッハ』
小川『は、はあ…ハハハ…』←(頭を掻いて冷や汗で気まずそうな顔)
※同等のコンビとは矛盾してるとの突っ込みもあろうが、細かい事は抜きにして。


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