マターリエッチなSSを公表するスレ


FIRE EMBLEM@2ch2掲示板 > マターリエッチなSSを公表するスレ
全部1- 101- 201- 301- 最新50

マターリエッチなSSを公表するスレ

1: RF:2002/04/28(日) 01:54 ID:zi/Inp36
では、後はお任せ

93: _| ̄|○ もうダメぽ:03/05/06 21:41 ID:5La90R6Q


「アレン……アレンッ!」
短く切りそろえられた青髪を揺らしながら、
半狂乱状態でその女性は救護用のテント内へ息急き飛びこんできた。
「どうした、ティト……俺はここにいるぞ」
そんな彼女の表情にやや面喰らいながらも、
いつものように落ち着きある低い声でアレンが答える。
だがティトの視線は彼の左腕に突き立っていた異物に釘付けとなってしまっていた。
「貴方っ……腕に矢が…!」
「これか? たいした傷じゃない。
 今シスターを呼びに行ってもらった……出血を防ぐためにこんな状態だが」
自分を揶揄するように苦笑いしながら、
アレンがいつもと変わらない様子にティトは安堵する。
が、その硬い筋肉をまとった二の腕にある矢はあまりに痛々しく、
「たいした傷じゃないって、そんなに深く刺さってるのに!
 どうして……どうして貴方は自分の命をそんな簡単に扱えるのッ!?」
もしその矢があと少しだけ身体側に反れていたら……
そんな感情も相まって激昂せずにいられなかった。

94: _| ̄|○ もうダメぽ:03/05/06 21:42 ID:5La90R6Q

「だが俺がやられて、あの森に弓兵が潜んでいることがわかった。
 俺が射られてなければ他の誰かがやられていただろう」
「だから貴方がその役をかって出たと言うの!?
 そんな戦い方じゃ命がいくつあっても足りないって前にも言ったはずでしょう!?」
自分が犠牲になれば、その代わりに助かる命がある――
騎士であるアレンにとってそれは誇らしい考え方であったが、
こうなることを不安に思い、前もって忠告しておいたティトが
自分の心配そのままのこの状況に憤慨して止まないのも当然だった。
「いや、君が心配してくれたことは有り難かったが、
 やはり俺の戦い方はかくあるべきなんだ。戦況をより明確にするために先陣をきる。
 その結果ロイ様の命を少しでも安全にできるなら、この命惜しくない」
そう語るアレンは真剣そのものだった。
彼は本気でそう思っているのだ。
「そんな……」
憤る感情のまま言葉を発していたティトも、
真っ直ぐに向けられるアレンの揺るぎない瞳に口を噤んでしまう。

95: _| ̄|○ もうダメぽ:03/05/06 21:43 ID:5La90R6Q

すでに自分の命の価値を見極めえられている彼には
どんな警告も意味を成さないだろう。
ティトは自分がどれだけ心配しているかを解かってもらえない歯がゆさに
苛立ちを募らせる。
「それにしてもシスターは遅いな……痛みも大きくなってきたようだ」
まるで自分の事ではないような軽い口調でそう言うと、
アレンはテントの入り口を見やった。
「ティト、すまないが外を見てきてくれないか?」
傷口の痛みはそれなりに辛いもののはずなのに、
アレンの言い方が他人事のようで、どこまでも自分の身体を労らないアレンの態度に
ティトはテント内にその感情の丈をこめた声を響き渡らせた。
「知らない! もう知らないっ! 貴方なんて馬に蹴られて死ねばいいんだわっ!!」
その甲高い声にアレンの耳が鳴る。
「ど、どうしたんだティト」
「わっ…私がどれだけ心配してるか知らないで……っ」
自分の感情の激しさにうっすらと涙さえ浮かべるティトの背後、
テントの入り口に人の姿を確認してアレンの表情がわずかに変化した。
だが彼の顔はまだ多くの戸惑いが存在している。

96: _| ̄|○ もうダメぽ:03/05/06 21:43 ID:5La90R6Q

「おやおや、穏やかじゃないねぇ。怪我に響いたら事だよ?」
背後から声をかけられたティトが咄嗟に振り向くと、
待ち人であるシスターを横に、意味深に溜息を吐く女性が腕を組んでこちらを見つめていた。
「遅くなってすまないね。エレンが重傷の兵士にかかりっきりだったんだ」
そう言って彼女は横のエレンに目をやる。
少し息が乱れている様子が見え、それが急いでこの場へ来てくれたことを現していた。
「いや…助かった。エキドナ殿、感謝します」
「アレンさん、腕を見せてください」
言われるままにベッドに横になって腕の手当てを始めるアレン達を見ながら、
ティトはテントから出て行く。大きな憤りとわずかな安堵を感じながら―――



「やぁ、なんか修羅場ってたねぇ。あの騎士さんとケンカでもしてたのかい?」
ふいにかけられた声にティトが振り向くと、いつもと変わらない調子で
エキドナが近づいてくるのが見えた。
アレンのことを思うとカッと顔に血が集まるのを感じ、ティトは気づかれないように
控えめに視線を反らす。
「いえ……そういう訳じゃありません」

97: _| ̄|○ もうダメぽ:03/05/06 21:44 ID:5La90R6Q

「ふぅん、そうかい。
 あんたがそういうならそういうことにしておこうか……私の出る幕でもないしね」
何か含みを感じさせるのようなその言い方にティトがムッとした。
「な、何が言いたいんですか?」
「あぁ、ゴメン。気に障ったんなら謝るよ」
からかわれているような気がして強く言い出たティトだったが、
エキドナはすぐに自分の否を認め、不愉快そうに表情を曇らせるティトに詫びる。
普段とあまり変わらない抑揚のない口調だったため、彼女が言葉通り反省しているかは
定かではなかったが、とりあえず謝られてはこちらも諌めなければならない。
ティトはそこで1歩止まり、好奇の色を浮かべるエキドナの顔を見つめる。
「あの騎士さんもあんたみたいな綺麗な子に心配かけて、悪い人だね。
 私から言っておいてやろうか? あまり無茶するなって」
自分のことを心配してくれるのは嬉しかったのか、
それとも初めのお世辞に照れたのか、
ティトの顔がまた違う意味で紅潮を始めた。
「あ、い、いえ、でも……あの人は言っても聞いてくれないと、思います…」
テント内での言い合いを思い出したのか、ティトの表情に影がさす。
そんな彼女の表情の起伏をエキドナは興味深そうに観察していた。
(怒ったと思や、急に落ち込んだり……面白いねぇ)

98: _| ̄|○ もうダメぽ:03/05/06 21:45 ID:5La90R6Q

普段は冷静に見えるティトも、想い人のことを考えると年相応に感情を表すではないか。
「じゃあ聞くまで言ってやりなよ、『無茶しないで』って。あんた、恋人なんだろ?」
「ち、違います!……わ、私は、そんなのじゃ…」
その返事にエキドナは細い目を瞬かせ、恥ずかしそうに顔を伏せるティトを覗きこんだ。
「……え? あんた達、付き合ってるんじゃないのかい?」
「そ、そういうのじゃありません!
 それにい、今はそんなこと考えてる場合じゃないと思いますっ!」
すごい剣幕で詰め寄って来たティトにエキドナは反射的に身を反らす。
彼女をそうさせてしまうほどに、ティトは鬼気迫る顔をしていた。
だがエキドナはそれで解かってしまった。彼女の思いを…。
「そ、そうかい…」
「私はただ、心配なだけです! あの人の戦い方があまりに危なっかしくて…
 あんな調子だともっと酷い怪我をするかも知れないって…」
「……心配、ねぇ」
神妙になっていくティトにつられるようにエキドナも声のトーンを落としていく。
ティトがどれだけアレンのことを思っていることは、彼女の表情から十分に伺い見れた。
そこには同じ軍の仲間という関係以上の、強い想いがあった。
「まぁ私がこれ以上言うのは野暮ってもんだね。
 ティト……だっけ、一つだけ言っとくよ」

99: _| ̄|○ もうダメぽ:03/05/06 21:45 ID:5La90R6Q

足元の草を踏みしめ、エキドナが一つ息を吐く。
穏やかな、優しい目でティトを見つめながら、
「こんなご時世だからこそ、思ったことは相手に伝えておくべきだよ。
 その様子じゃあの騎士さんに言ってないんだろ? 好きだって」
「だっ、だから私は…」
途中、意固地に言い返してきたティトを諌めつつ、
「考えたくないけどさ、その相手が明日にはもういないってこともあるかも知れないからね。
 そうなってから後悔するのは嫌だろ?」
「…………」
低く言い聞かせるように、エキドナはそう言い終えた。
その言葉の意味を噛み締めるようにティトが真っ直ぐな瞳をじっと彼女に返していると、
フッと優しい微笑みを携えて、エキドナは踵をかえした。
「自分の……気持ち……」
無意識のうちに口から出た言葉が、アレンに対する自分の気持ちをしっかりとした形に成していく。
いつからだろう、あの人の姿を目で追いかけるようになったのは。
別働隊で動いている時でも彼のことが心配で仕方ない。
私がいてもいなくても、きっとあの人は先陣を切って戦場を駆けるのだろう。
主君のために命を燃やす彼の力になりたい――その想いは日増しに強くなっていく。
ティトは今はっきりと気づいた。
赤い鎧を身に纏ったフェレの騎士の生き様に魅了されていたことに。
ティトは今はっきりと気づいた。
そんな彼を大好きでいる自分に―――




100: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:05 ID:5La90R6Q


夜風が草端を撫でる音だけが聞こえる深夜になって、
アレンは自分が休んでいたテントの入り口が開くのに気づいた。
人の気配を感じ、治療を受けた左腕を気持ち庇いながら、意識をそちらへ向ける。
真っ暗なテント内、入り口から差しこむ月光を背景にした女性がそこに立っていた。
「アレン……起きてる?」
青白い月明かりが彼女の青髪に浸透して白く輝いている。
灯りのないテント内に浮かぶ彼女のシルエットはうっすらと白いラインで縁取られて見えた。
その神秘的な容姿に目を奪われてはいたが、その主の声は確かに聞き覚えのあるものだった。
「ティトか?」
「えぇ……」
目が慣れてきたか、目の前に立つ彼女の顔がはっきりしてくる。
強い意志のこもった蒼い瞳が真っ直ぐこちらを見つめていた。
「アレン……驚かずに聞いてほしいの…」
そう言って、ティトはゆっくりとアレンが横になっている簡易ベッドに近づいていく。
胸元を緩め、自分の服を紐解いて雪のように白い肌を露出させながら。
「ティト! な、何をしてるんだ?」

101: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:06 ID:5La90R6Q

露わになっていく彼女の生肌に動揺するアレンの傍にそっと座り、
ティトはその細い指を硬いアレンの胸へ沿わせた。
「アレン……」
赤く上気した頬、潤む瞳……普段の彼女とは明らかに違う、
『女』を匂わせる雰囲気がそこにある。
しかしアレンはティトの息遣いに混ざる違和感に気づいた。
(アルコール……?)
強く胸を刺すティトの吐息が彼女の異変を物語っている。
赤く染まる頬の訳も、乱れた呼吸の意味も、全てがアレンの中で一つに繋がった。
「ティト、酒を飲んでいるのか?」
「……」
アレンの胸に顔を埋めていたティトが顎を上げる。
落ちつきのない視線が目の前の騎士の顔をくまなく飛び散っていた。
赤茶けた髪へ、筋の通った鼻に、見る者を引きこんでしまう深い茶色の瞳……
「ご、ごめんなさい……でも、こうでもしないと私…言えそうにない……」

102: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:08 ID:5La90R6Q

語尾が消え入るようにか細い声になってしまったところに、
今のティトの心情を映し出されているように思えてしまう。
一瞬泣きそうな顔をつくって、ティトはアレンの左腕に巻かれた包帯を撫ぜる。
まだ熱を持っているようで、その部分は痛々しく脈打っていた。
「昼間はごめんなさい……ア、アレン……」
激情した自分を恥ずかしむように目を伏せ、ティトが口を開いた。
胸にピッタリとつけられた頬が熱かった。
アレンは動悸を押さえようと努めながら、彼女の言葉に耳を傾ける。
「でも解かって……私、貴方のことが心配なの……」
「そ、それは嬉しいが、ティト、少し離れてくれな…」
「アレン、貴方のことが本当に心配なのよ! 夜も眠れなくなるぐらいに!」
唇をわななかせ、ティトは涌き上がる気持ちを吐き出した。
染まる頬の熱に負けないぐらいの熱い視線がアレンを射る。
「……今日、エキドナさんに言われたの、私。
 自分の気持ち、伝えられる時に伝えておかないと後悔するって……。
 私の、アレンへの気持ち……」
緊張で乾くのだろうか、そこでティトは一つ喉を鳴らした。
自分の胸と合わさった彼女の膨らみから伝わってくる鼓動は激しくなっていく。

103: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:08 ID:5La90R6Q


「アレン……私は貴方が…………好き…」
全身を支配する恥ずかしさの中から捻り出したような一言だった。
言い終わった彼女の身体は硬直し、なお早鐘を打ち続ける鼓動だけが
はっきりと伝わってくる。
酒の力に頼ったとしてもティトの気持ちは揺るぎないものだということは
アレンにも感じられた。
冗談を言った後にこんな表情が出来るほど彼女は器用な人間ではないからだ。
「ティト」
目を開け続けるのも恥ずかしくなるほどの空気の中、
ティトはアレンから離れて、とうとうその下半身を包む布さえ下ろしてしまう。
「め、迷惑じゃなかったら……わ、私でよかったら……
 貴方の気持ち、私の身体に刻んでほしい……」
極度の緊張からか、彼女の肌が汗ばんで見える。
アレンはティトの生まれたままの姿に目を奪われながらも、
彼女への想いがどの位置に存在しているかを自問し続けていた。

104: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:09 ID:5La90R6Q

最近頻繁に顔を合わす機会が多かったのは偶然だったのだろうか?
戦場ではしきりにお互いの姿を気にしては、
フォローに走ることの多かったように思える。
それはアレンの中でティトの存在が特別なものになっていることに違いなかった。
色恋沙汰に縁がなかったアレンには、彼女に対する感情を
形容する言葉は今まで思いつかなかったが、
それは今、目の前に立つティトがぶつけてくる感情と酷似しているように感じられた。
「……ティト、俺も君と似たような気持ちを持っていた」
暗がりの中響く低い声にティトがはっとする。
眼前まで迫った彼女の顔を見ながら、アレンは自分に言い聞かせるように言葉を紡いだ。
「今までこんな気持ちになったことなどなかったから戸惑っていた。
 しかし今君を目の前にしてより大きくなるこの気持ち……これが”好き”という感情なんだろうか」
「ほ、本当? アレン、本当に…」
「恥ずかしい話だが、俺は今まで恋愛というものをしたことがない。
 だから自分のこの気持ちが君と同じものなのかはわからない……しかしティト、
 君は俺にとって特別な人であることは確かだ」
「ああ……!」

105: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:09 ID:5La90R6Q

実直なアレンの言葉だからこそ、胸に響く。
慎重に言葉を選びながら自分の胸中を告白してくれたことに対して、
またそれが自分にとって願い続けたものであったことに対して、
ティトは胸がすく思いを抱いた。
「嬉しい……」
アレンの腕が遠慮がちにティトの肩へ下りる。
感涙する彼女がとても愛しく、アレンは自然とその細い肩を引き寄せた。
「あっ…」
突然の行動にティトが驚くと、アレンはハッと彼女の肩から手を離す。
「す、すまない。こういうのは初めてで…」
「………いいの」
慌てるアレンの胸へ自分から跳びこみ、ティトは彼の広い胸板に頬をつける。
早い鼓動がアレンの心情を表しているように感じて、どこか可笑しかった。
そんな彼女の両肩をアレンの腕がぐっと力強く包みこむ。
ティトはその力の成すまま全身を彼に預けた…。



106: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:10 ID:5La90R6Q

顔を寄せ、口付けを求めるティトにアレンが動揺を見せる。
「……ん」
落ちつかない彼の視線を愉しみながら、ティトは自分の意志を率先させて
アレンの唇を奪った。
ただ唇を合わせるだけのキス。
だがお互いの心はこれ以上なく満たされ、興奮を促した。
初めての口付けがとても甘美なものだったため、唇が離れた後も
相手の瞳をずっと見つめたまま余韻に浸る時が続く。
「君がアルコールをとるなんて、珍しいな」
「……何かきっかけがないと、貴方に気持ちを伝えられそうになかったの……」
気まずそうに口許を崩し、ティトが許しを乞うように呟く。
アレンとしては責めている訳ではなかったのだが、
その一言に過敏に反応したティトは、もしかして気を悪くしたのではないかと
心配してしまったようだ。

107: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:10 ID:5La90R6Q

表情にやや影がさしたのを気にしたアレンが言葉を続ける。
「いや、悪いと言ってるんじゃない。いつもの君とはまた違った魅力を感じる」
「本当……?」
「ああ、本当だ……いつもよりさらに綺麗に見える」
そのしっかりとした物言いにティトは頬をさらに赤らめて、アレンを見つめる。
掌でアレンの胸を軽く押しながら、ティトは上半身を起こしたままだったアレンを
ベッドに横たわらせた。
「あぁ……身体が熱いの……アレン、貴方を想うだけで私…」
「ティト……その、君の……」
アレンは目の前のティトの裸体をまともに見れずに視線を泳がせている。
それでも男としての本能が、彼の視線を露を垂らしててらてらと光るティトの股間へ
向けようとする。
自分の身体に興味を持ってくれていると感じたティトは、
そんなアレンを見て恥ずかしくも嬉しい気持ちを抱きながら、
彼の下半身から硬く苦しそうに蠢くモノを取り出し始める。

108: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:11 ID:5La90R6Q

「アレン……硬いわ……私を見て、こうなってしまったの……?」
「い、いや、これはその……す、すまないティト…」
「謝ることなんてない……だって、私もこんなに濡れてるんですもの……」
ポタポタと雫を落としながら、ティトの秘所はその潤いをアレンに存分に見せつけている。
初めて見る女性の秘部。
ヌラヌラと赤く光る肉襞がその奥の秘孔をより淫靡なものに感じさせていた。
アレンがその魅力的な部分に目を奪われていると、ふと下半身が軽くなった。
見れば、自分の股間に恥ずかしくなるほど怒張したペニスが天を向いてそそり立っている。
その赤黒いモノにティトは一つ息を飲みこむと、その怒張をまたいで
そっと手を添えてから、待ち焦がれていた自分の股間へ導き出した。
「アレン、私に任せて……いい?」
「あ、あぁ……」
知識だけは持っていたものの、生々しい光景にアレンは気が動転していたようで、
ティトがリードしてくれるのは有り難かった。
ぬるりと生温かい肉に自分のモノが包まれる感覚にアレンが背筋を奮わせる。
「うっ……、ティト……っ」
「あっ……あ、あ、あ!」

109: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:12 ID:5La90R6Q

狭い孔道の中へ強引にティトは怒張を埋めていく。
充分な準備ができていたとは言えそれなりに痛みは生じたはずだが、
ティトは止まることなく自分の膣内へアレンのモノを全て飲みこませた。
「……っ」
「だ、大丈夫なのかティト…」
アレンの腹筋あたりに両手をついて、ティトは痛みなのか快感なのか解からない
感覚に身を震わせている。
「へ、へいき……ぃっ……はぁ、はぁ……入っ、た…わ」
「ああ……これがティトの……中……!」
無意識なのか、ティトの膣壁は断続的にアレンのモノを刺激し続けていた。
熱いティトの中が、アレンに未知の快楽を休むことなく送りこむ。
「は……、ぁ、ぁ……っ」
「うっく……こ、これは…っ!」
ティトがゆっくりと腰を揺すり始める。
少しでもアレンへ快楽を感じてほしいという思いと、
身体に埋まった彼のシンボルを自ら感じたいという思いから、
その動きは破瓜の痛みを味わった処女のものとは思えないほどに
大きく激しいものへ変わっていく。

110: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:12 ID:5La90R6Q

「はぁぁ……っ! アレン……、アレンッ!」
「く、ティト……そんなに動かないでくれっ!」
耐え難い快感を和らげようと、アレンはティトの腰に手をやって
その動きを緩いものにするよう促すが、円を描くように動き続けるティトの腰は
まるで快楽を貪るかのように淫靡なものになっていく。
さらに掌を通じて感じるティトの身体の柔らかさ、ふっくらとした腰の肌触りを目の当たりに
してアレンを蝕む快感はさらに加速する。
「アレン! アレンッ……気持ちいい? 私のカラダ、気持ちいいっ!?」
「あ、っく……! ティト、駄目だ! これ以上は……!」
「いいの、出してっ! このまま中にっ……」
射精の瞬間を受け入れようと、ティトが身体に力をこめた。
それに呼応するように、ぎゅっと膣壁がアレンのモノを圧迫する。
おぞましいほどの快感が、アレンの防波堤を砕く。
「はぁっ、駄目だ! ティト……出てしまう!」
「あぁ、アレンッ………来てっ……!!」

111: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:13 ID:5La90R6Q

鮮血の混じる愛液を滴らせながら、ティトはアレンとの結合部が泡立つほどに激しく動く。
時折痛みに顔を歪ませながらも、アレンを最後まで導こうとただがむしゃらに…。
ドクッ!
「ああっ……!!」
子宮を貫かんほどに勢いよく、アレンの欲望が迸った。
注ぎ込まれる精液が吐き出されるままに、ティトはその液体で膣内を満たしていく。
余韻が弱まり出し、しばし身体を浸らせていたアレンが控えめに口を開いた。
「ティト……その、だ、大丈夫だったか?
時々辛そうな顔をしているように見えたんだが…」
ティトは小さく笑ってから上半身を倒し、アレンに覆い被さるように倒れこんだ。
火照った身体同士が重なり、互いの呼吸のリズムが安心感を与えてくれる。
「痛かった……でも、だからこそ私は今日のことを忘れないでいられる……
 とても痛くてとても幸せだった、貴方との初めての行為を……」
「ティト……俺も忘れない。
 君の気持ちは受け取った。そしてこれからは俺の気持ちを精一杯伝えていくつもりだ」

112: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:13 ID:5La90R6Q

アレンの揺るぎない瞳がティトを見る。
固まった気持ちを口にすることで、目の前の女性を生涯愛することを誓おうというのだ。
「アレン……」
「ティト、いつも傍にいてくれ。
 君はロイ様と同じぐらい、いやそれ以上に大切な存在だ……ずっと守っていきたいんだ」
「………うん……」
そう言って、ティトは静かに目を閉じた。
このまま眠りたい……好きな人と初めて繋がった夜に共に眠りにつきたい。
傭兵として戦いの中を生きてきた彼女にも、そんな女性らしい想いを持つ権利は
等しく与えられている。
そして、その願いを共有したいと言いたげにそっと頭に置かれた
彼の大きな手にやすらぎを覚えながら、ティトは眠りにつく。
全てを包みこんでくれるこの男性にめぐり会えた自分の幸運に感謝しながら。


                完


続きを読む
掲示板に戻る 全部次100 最新50
名前: E-mail(省略可): ID非表示