マターリエッチなSSを公表するスレ


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マターリエッチなSSを公表するスレ

1: RF:2002/04/28(日) 01:54 ID:zi/Inp36
では、後はお任せ

101: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:06 ID:5La90R6Q

露わになっていく彼女の生肌に動揺するアレンの傍にそっと座り、
ティトはその細い指を硬いアレンの胸へ沿わせた。
「アレン……」
赤く上気した頬、潤む瞳……普段の彼女とは明らかに違う、
『女』を匂わせる雰囲気がそこにある。
しかしアレンはティトの息遣いに混ざる違和感に気づいた。
(アルコール……?)
強く胸を刺すティトの吐息が彼女の異変を物語っている。
赤く染まる頬の訳も、乱れた呼吸の意味も、全てがアレンの中で一つに繋がった。
「ティト、酒を飲んでいるのか?」
「……」
アレンの胸に顔を埋めていたティトが顎を上げる。
落ちつきのない視線が目の前の騎士の顔をくまなく飛び散っていた。
赤茶けた髪へ、筋の通った鼻に、見る者を引きこんでしまう深い茶色の瞳……
「ご、ごめんなさい……でも、こうでもしないと私…言えそうにない……」

102: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:08 ID:5La90R6Q

語尾が消え入るようにか細い声になってしまったところに、
今のティトの心情を映し出されているように思えてしまう。
一瞬泣きそうな顔をつくって、ティトはアレンの左腕に巻かれた包帯を撫ぜる。
まだ熱を持っているようで、その部分は痛々しく脈打っていた。
「昼間はごめんなさい……ア、アレン……」
激情した自分を恥ずかしむように目を伏せ、ティトが口を開いた。
胸にピッタリとつけられた頬が熱かった。
アレンは動悸を押さえようと努めながら、彼女の言葉に耳を傾ける。
「でも解かって……私、貴方のことが心配なの……」
「そ、それは嬉しいが、ティト、少し離れてくれな…」
「アレン、貴方のことが本当に心配なのよ! 夜も眠れなくなるぐらいに!」
唇をわななかせ、ティトは涌き上がる気持ちを吐き出した。
染まる頬の熱に負けないぐらいの熱い視線がアレンを射る。
「……今日、エキドナさんに言われたの、私。
 自分の気持ち、伝えられる時に伝えておかないと後悔するって……。
 私の、アレンへの気持ち……」
緊張で乾くのだろうか、そこでティトは一つ喉を鳴らした。
自分の胸と合わさった彼女の膨らみから伝わってくる鼓動は激しくなっていく。

103: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:08 ID:5La90R6Q


「アレン……私は貴方が…………好き…」
全身を支配する恥ずかしさの中から捻り出したような一言だった。
言い終わった彼女の身体は硬直し、なお早鐘を打ち続ける鼓動だけが
はっきりと伝わってくる。
酒の力に頼ったとしてもティトの気持ちは揺るぎないものだということは
アレンにも感じられた。
冗談を言った後にこんな表情が出来るほど彼女は器用な人間ではないからだ。
「ティト」
目を開け続けるのも恥ずかしくなるほどの空気の中、
ティトはアレンから離れて、とうとうその下半身を包む布さえ下ろしてしまう。
「め、迷惑じゃなかったら……わ、私でよかったら……
 貴方の気持ち、私の身体に刻んでほしい……」
極度の緊張からか、彼女の肌が汗ばんで見える。
アレンはティトの生まれたままの姿に目を奪われながらも、
彼女への想いがどの位置に存在しているかを自問し続けていた。

104: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:09 ID:5La90R6Q

最近頻繁に顔を合わす機会が多かったのは偶然だったのだろうか?
戦場ではしきりにお互いの姿を気にしては、
フォローに走ることの多かったように思える。
それはアレンの中でティトの存在が特別なものになっていることに違いなかった。
色恋沙汰に縁がなかったアレンには、彼女に対する感情を
形容する言葉は今まで思いつかなかったが、
それは今、目の前に立つティトがぶつけてくる感情と酷似しているように感じられた。
「……ティト、俺も君と似たような気持ちを持っていた」
暗がりの中響く低い声にティトがはっとする。
眼前まで迫った彼女の顔を見ながら、アレンは自分に言い聞かせるように言葉を紡いだ。
「今までこんな気持ちになったことなどなかったから戸惑っていた。
 しかし今君を目の前にしてより大きくなるこの気持ち……これが”好き”という感情なんだろうか」
「ほ、本当? アレン、本当に…」
「恥ずかしい話だが、俺は今まで恋愛というものをしたことがない。
 だから自分のこの気持ちが君と同じものなのかはわからない……しかしティト、
 君は俺にとって特別な人であることは確かだ」
「ああ……!」

105: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:09 ID:5La90R6Q

実直なアレンの言葉だからこそ、胸に響く。
慎重に言葉を選びながら自分の胸中を告白してくれたことに対して、
またそれが自分にとって願い続けたものであったことに対して、
ティトは胸がすく思いを抱いた。
「嬉しい……」
アレンの腕が遠慮がちにティトの肩へ下りる。
感涙する彼女がとても愛しく、アレンは自然とその細い肩を引き寄せた。
「あっ…」
突然の行動にティトが驚くと、アレンはハッと彼女の肩から手を離す。
「す、すまない。こういうのは初めてで…」
「………いいの」
慌てるアレンの胸へ自分から跳びこみ、ティトは彼の広い胸板に頬をつける。
早い鼓動がアレンの心情を表しているように感じて、どこか可笑しかった。
そんな彼女の両肩をアレンの腕がぐっと力強く包みこむ。
ティトはその力の成すまま全身を彼に預けた…。



106: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:10 ID:5La90R6Q

顔を寄せ、口付けを求めるティトにアレンが動揺を見せる。
「……ん」
落ちつかない彼の視線を愉しみながら、ティトは自分の意志を率先させて
アレンの唇を奪った。
ただ唇を合わせるだけのキス。
だがお互いの心はこれ以上なく満たされ、興奮を促した。
初めての口付けがとても甘美なものだったため、唇が離れた後も
相手の瞳をずっと見つめたまま余韻に浸る時が続く。
「君がアルコールをとるなんて、珍しいな」
「……何かきっかけがないと、貴方に気持ちを伝えられそうになかったの……」
気まずそうに口許を崩し、ティトが許しを乞うように呟く。
アレンとしては責めている訳ではなかったのだが、
その一言に過敏に反応したティトは、もしかして気を悪くしたのではないかと
心配してしまったようだ。

107: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:10 ID:5La90R6Q

表情にやや影がさしたのを気にしたアレンが言葉を続ける。
「いや、悪いと言ってるんじゃない。いつもの君とはまた違った魅力を感じる」
「本当……?」
「ああ、本当だ……いつもよりさらに綺麗に見える」
そのしっかりとした物言いにティトは頬をさらに赤らめて、アレンを見つめる。
掌でアレンの胸を軽く押しながら、ティトは上半身を起こしたままだったアレンを
ベッドに横たわらせた。
「あぁ……身体が熱いの……アレン、貴方を想うだけで私…」
「ティト……その、君の……」
アレンは目の前のティトの裸体をまともに見れずに視線を泳がせている。
それでも男としての本能が、彼の視線を露を垂らしててらてらと光るティトの股間へ
向けようとする。
自分の身体に興味を持ってくれていると感じたティトは、
そんなアレンを見て恥ずかしくも嬉しい気持ちを抱きながら、
彼の下半身から硬く苦しそうに蠢くモノを取り出し始める。

108: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:11 ID:5La90R6Q

「アレン……硬いわ……私を見て、こうなってしまったの……?」
「い、いや、これはその……す、すまないティト…」
「謝ることなんてない……だって、私もこんなに濡れてるんですもの……」
ポタポタと雫を落としながら、ティトの秘所はその潤いをアレンに存分に見せつけている。
初めて見る女性の秘部。
ヌラヌラと赤く光る肉襞がその奥の秘孔をより淫靡なものに感じさせていた。
アレンがその魅力的な部分に目を奪われていると、ふと下半身が軽くなった。
見れば、自分の股間に恥ずかしくなるほど怒張したペニスが天を向いてそそり立っている。
その赤黒いモノにティトは一つ息を飲みこむと、その怒張をまたいで
そっと手を添えてから、待ち焦がれていた自分の股間へ導き出した。
「アレン、私に任せて……いい?」
「あ、あぁ……」
知識だけは持っていたものの、生々しい光景にアレンは気が動転していたようで、
ティトがリードしてくれるのは有り難かった。
ぬるりと生温かい肉に自分のモノが包まれる感覚にアレンが背筋を奮わせる。
「うっ……、ティト……っ」
「あっ……あ、あ、あ!」

109: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:12 ID:5La90R6Q

狭い孔道の中へ強引にティトは怒張を埋めていく。
充分な準備ができていたとは言えそれなりに痛みは生じたはずだが、
ティトは止まることなく自分の膣内へアレンのモノを全て飲みこませた。
「……っ」
「だ、大丈夫なのかティト…」
アレンの腹筋あたりに両手をついて、ティトは痛みなのか快感なのか解からない
感覚に身を震わせている。
「へ、へいき……ぃっ……はぁ、はぁ……入っ、た…わ」
「ああ……これがティトの……中……!」
無意識なのか、ティトの膣壁は断続的にアレンのモノを刺激し続けていた。
熱いティトの中が、アレンに未知の快楽を休むことなく送りこむ。
「は……、ぁ、ぁ……っ」
「うっく……こ、これは…っ!」
ティトがゆっくりと腰を揺すり始める。
少しでもアレンへ快楽を感じてほしいという思いと、
身体に埋まった彼のシンボルを自ら感じたいという思いから、
その動きは破瓜の痛みを味わった処女のものとは思えないほどに
大きく激しいものへ変わっていく。

110: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:12 ID:5La90R6Q

「はぁぁ……っ! アレン……、アレンッ!」
「く、ティト……そんなに動かないでくれっ!」
耐え難い快感を和らげようと、アレンはティトの腰に手をやって
その動きを緩いものにするよう促すが、円を描くように動き続けるティトの腰は
まるで快楽を貪るかのように淫靡なものになっていく。
さらに掌を通じて感じるティトの身体の柔らかさ、ふっくらとした腰の肌触りを目の当たりに
してアレンを蝕む快感はさらに加速する。
「アレン! アレンッ……気持ちいい? 私のカラダ、気持ちいいっ!?」
「あ、っく……! ティト、駄目だ! これ以上は……!」
「いいの、出してっ! このまま中にっ……」
射精の瞬間を受け入れようと、ティトが身体に力をこめた。
それに呼応するように、ぎゅっと膣壁がアレンのモノを圧迫する。
おぞましいほどの快感が、アレンの防波堤を砕く。
「はぁっ、駄目だ! ティト……出てしまう!」
「あぁ、アレンッ………来てっ……!!」

111: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:13 ID:5La90R6Q

鮮血の混じる愛液を滴らせながら、ティトはアレンとの結合部が泡立つほどに激しく動く。
時折痛みに顔を歪ませながらも、アレンを最後まで導こうとただがむしゃらに…。
ドクッ!
「ああっ……!!」
子宮を貫かんほどに勢いよく、アレンの欲望が迸った。
注ぎ込まれる精液が吐き出されるままに、ティトはその液体で膣内を満たしていく。
余韻が弱まり出し、しばし身体を浸らせていたアレンが控えめに口を開いた。
「ティト……その、だ、大丈夫だったか?
時々辛そうな顔をしているように見えたんだが…」
ティトは小さく笑ってから上半身を倒し、アレンに覆い被さるように倒れこんだ。
火照った身体同士が重なり、互いの呼吸のリズムが安心感を与えてくれる。
「痛かった……でも、だからこそ私は今日のことを忘れないでいられる……
 とても痛くてとても幸せだった、貴方との初めての行為を……」
「ティト……俺も忘れない。
 君の気持ちは受け取った。そしてこれからは俺の気持ちを精一杯伝えていくつもりだ」

112: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/07 23:13 ID:5La90R6Q

アレンの揺るぎない瞳がティトを見る。
固まった気持ちを口にすることで、目の前の女性を生涯愛することを誓おうというのだ。
「アレン……」
「ティト、いつも傍にいてくれ。
 君はロイ様と同じぐらい、いやそれ以上に大切な存在だ……ずっと守っていきたいんだ」
「………うん……」
そう言って、ティトは静かに目を閉じた。
このまま眠りたい……好きな人と初めて繋がった夜に共に眠りにつきたい。
傭兵として戦いの中を生きてきた彼女にも、そんな女性らしい想いを持つ権利は
等しく与えられている。
そして、その願いを共有したいと言いたげにそっと頭に置かれた
彼の大きな手にやすらぎを覚えながら、ティトは眠りにつく。
全てを包みこんでくれるこの男性にめぐり会えた自分の幸運に感謝しながら。


                完

113: 手強い名無しさん:03/05/08 20:44 ID:maYhiKow
>>93-112
すごいや…真似できねえ…

114: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/09 00:07 ID:J4u54S/s


夜の帳が下り街灯が辺りを照らし出し始めた頃、
マシューは疲れた心身を労おうと酒場へ向かっていた。
主であるウーゼルに報告を終え、緊張からようやく解放された身体を
ほぐしながら賑わう酒場へ跳びこむ。
お気に入りの席、カウンターの一番隅へ目をやると、
すでにグラスを傾けてアルコールを楽しんでいる一人が見えた。
マシューはその人物の姿を確認すると、
好奇に満ちた目で見た後、急ぎ足を進めた。
「レイラじゃねぇか! お前も仕事、一段落ついたのか?」
その言葉には驚きと喜び、両方の感情が滲み出ていた。
後ろ姿だけを一見すると、性別は見分けにくい。
足元までを覆うマントを肩から羽織り、黙々とグラスを口に運ぶ仕草は
他人を寄せつけない雰囲気を醸し出している。
しかし、声をかけられ振り向いたその顔は、
気品さえ感じられるほど整った目鼻立ちをしていた。

115: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/09 00:08 ID:J4u54S/s

「あら、マシュー……奇遇ね」
喧騒の中でもよく通る声と、吸いこまれそうな紅い瞳。
片目を隠してしまうほどに伸びた前髪が、
彼女の素顔を明らかにしない効果とミステリアスな女性としての魅力とを引き立てている。
「奇遇? 俺を待っててくれたんじゃねぇのか?」
当たり前のように隣に座るマシューを気にすることなく、
レイラはグラスを口へ運ぶ。
「誰が?」
「お前だよ! あ、俺もコイツと同じやつね」
カウンターの奥でこちらを見やったマスターらしき男にそう言って、
席に座ったマシューは改めてレイラを見る。
「いいの? これ、結構キツイわよ」
「いいんだよ。俺も今日はあがりなんだから」
「そうじゃなくて……マシュー、そんなにお酒強かった?」
グラスの中を満たしている透明の液体をマシューの目の前でゆらゆらと揺らして、
レイラは揶揄するように言った。

116: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/09 00:09 ID:J4u54S/s

「う…………だ、大丈夫! 俺だってちょっとは呑めるようになったさ!」
「そう? 無理は身体によくないわよ」
レイラが言い終わると同時に、トンとマシューの前にグラスが置かれた。
それは彼女が手にしているものと同じく見事に透き通った液体でグラスを満たし、
強いアルコールの香りをマシューの鼻へ送りこんでくる。
「………」
「それじゃ…久しぶりに乾杯でもする?」
「あ、あぁ」
短く言って、マシューがグラスを取る。
宙で待機していたレイラのそれに合わせると、カチンと小気味良い音がした。
まるで水を呷るように呑むレイラ。
マシューもそれに倣うべく、グラスに口をつける…。




117: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/09 00:09 ID:J4u54S/s

「〜〜〜〜〜っっっ」
喉を焼くような熱い感覚にぐっと目を瞑って我慢するマシューに
横でレイラがさも当然の結果だと言わんばかりに冷めた視線を向けている。
ようやくヒリヒリする喉が治まったとマシューが安堵していると、
今度は胸が急に熱くなり出したらしく、息苦しそうに顎を上げては
しきりに深呼吸を繰り返していた。
「……」
何も言わないレイラを一目見て、マシューはグラスを奥に立つ男にそっと突き返す。
「ごめんマスター……もうちょっと優しいの頼むわ」
マシューの泣きの入った一言にも男は表情を変えることなく新しいものをつくり出した。
その様子を見ていたレイラの口許がそれで初めて緩む。
「賢明な判断ね」



118: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/09 00:10 ID:J4u54S/s


酒とは名ばかりの甘いカクテルを新たなお供に、
マシューは久しぶりに会ったレイラと歓談に時を過ごした。
お互いの仕事柄暗い話に行きがちだったが、何とか機動修正をしようとするマシューと
その様子が可笑しくて彼のふってくるくだらない話にも進んで乗るレイラ。
「密偵」という危険な仕事をこなす彼女らも、親しい人と共にいる時ぐらいは
任務のことを忘れたいという気持ちがあって当然だろう。
明日には忘れてしまうようなどうでもいい話でさえ、今の彼らにはとても貴重なものだった。
常に命の危険を伴っているこの2人には、今この時を生きていると実感できることが
何より嬉しく感じるのだ。ましてやその時を過ごす相手が自分の大切な人なのだから、
楽しくない訳がない。
ひとしきり喋り終え、マシューはふと声のトーンを落としてレイラに尋ねた。
「……なぁレイラ、今日はもう用事ないんだろ?」
「そうね。部屋に戻って休もうと思ってるけど」

119: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/09 00:11 ID:J4u54S/s

片肘をついて彼を見るレイラも、その表情は明るい。
彼女にとってもマシューと共に過ごしたこの時間は
とても満足できたものだったことが伺えた。
「そ、それじゃ……お、俺の部屋に来ないか?」
「え?」
突然の誘いにレイラも驚いたようだった。
なんの前触れもない急な展開だったため反応が遅れてしまう。
「い、いや、ほら……最近会えなかったし……その……なぁ」
「………ふふっ、相変わらずね。
 そんないきなり誘っても、普通の女の子は逃げちゃうわよ?」
「バ、バカ野郎、他の女なんかにゃ言わねぇよ! お前は違うだろ……その……」

120: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/09 00:11 ID:J4u54S/s

「私は特別?」
妖しい光を携えた瞳を細めて言うレイラに、マシューの心臓が高鳴る。
からかわれているような感を受けたが、それを許してしまえるほどに
その時見せたレイラの表情は可愛く、艶やかなものだった。
「う……そ、そんなこと恥ずかしくて言えるか! 行くぞ、ほら!」
「あっ……ちょっとマシュー!」
照れ隠しなのか、それともアルコールのせいか、頬を赤らめて腕を引っ張るマシューに
レイラは逆らうこともできず、強引に酒場を退去させられてしまった。
「もう、人の言うこと聞かないのは相変わらずね……」
しかしそう呟いたレイラの顔は、変わっていないマシューを嬉しく思う気持ちで満ちていた。

121: 手強い名無しさん:03/05/09 20:02 ID:pmNiCiew
>>114-
ど〜せならニノジャファキボーン

122: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/10 02:24 ID:J4u54S/s


部屋のドアを閉めてすぐ、マシューはレイラを後ろから抱きしめた。
華奢な身体つきではあるが、柔かい胸の膨らみと張りのある腰つきは服の上からでも
充分感じ取れるほど、レイラは均整のとれたプロポーションの持ち主だった。
「レイラ……い、いいか?」
マシューの腕の中で身体の向きを変え、
レイラは少し緊張しているように見える彼を見つめた。
童顔のマシューが見せるその表情が、まるで悪戯をして母親に叱られるのを待っているような、
居所の悪そうな顔をしていたために口許を緩ませずにはいられなかった。
「な、何がおかしいんだ?」
「ふふ。部屋に連れこんでからそういう事を聞くなんて、順番が逆でしょう?」
ほとんど身長差のないマシューの首に自分の腕をゆっくりと絡ませて、
レイラが紅く濡れた唇を開く。
引き締まったマシューの身体に自分の身体を進んで密着させながら、
行為を”許す”意味を込めたキスを浴びせる。

123: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/10 02:25 ID:J4u54S/s

「はぁっ……んむ」
「………っ」
突然の甘い感触に身を縮ませるマシュー。
緊張のためか、硬直した唇はなかなか開かずレイラにストレスを抱かせてしまう。
「ん……もう、マシュー……そうじゃないでしょう?
 この間教えてあげた通り…ほら、口を開けて……」
「うぁ……」
わずかに開かれたマシューの唇の間から、レイラは自分の舌を侵入させる。
熱く乾いたマシューの口内を、唾液をたっぷりと乗せた舌でねぶり始めた。
「んっ……ちゅっ……ちゅっ……」
「あああ……」
唇全体を使ってマシューの口を吸いつつ、歯型を丹念に舐めるレイラの技術は
まさに『大人』のキスだった。
成すがままに口内を蹂躙されているマシューはまさに夢見心地という表情を浮かべている。
初めての相手が彼女だったマシューにとってはあまりに刺激的すぎる口付けだろう。

124: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/10 02:25 ID:J4u54S/s

すっかり力が抜けてしまったマシューの身体を逆に抱くようにして
レイラはマシューの熱い口内を愉しんでいる。
「はぁ…………ふふっ、相変わらずキスに弱いのね。
 身体に力が入ってないわよ?」
「お……お前のキスが凄すぎるんだよ…」
ようやくレイラの唇から解放されたマシューがへなへなと力なく身体を弛緩させる。
それでもレイラの下腹部あたりに位置する彼のシンボルだけは固く存在を誇示していた。
「…準備はできたみたいね」
馴れた手つきでマシューのそれを取りだし、眼下にさらけ出させた。
ビクビクと脈打つ肉棒は痛々しいぐらいに肥大していて、
その割れた先をレイラの股間を指し示している。
「それじゃ……」
マシューの心情を察したように、レイラは自分の衣服に手をかけ素肌を晒していく。
マントを外したことで露わになった彼女の身体は、服の上から味わった通りの、
いやそれ以上に成熟したものに見える。

125: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/10 02:26 ID:J4u54S/s

視界に広がっていくレイラの身体から目を離せずに、
マシューはモノを立たせたままその場で棒のように立ちすくんでいる。
ベッドに腰を降ろしたレイラは身を覆う最後の布地である黒い下着を脱いで、
脱衣の瞬間を逃すことなく見続けていたマシューに声をかけた。
「そんな格好のままいつまでそこに立っているつもり?」
声をかけられて初めて、情けない格好で立ち尽くしている自分に気づく。
気恥ずかしそうに視線を反らしながら、マシューはレイラの待つベッドに入った。
「レイラ、お、お前は相変わらずキレイだな」
「フフッ……ありがとう。マシューも素敵よ」
ベッドに上がる際に脱ぎ捨てられたマシューのズボンを一瞥してから、
レイラは四つん這いになって近づくマシューの股間に生えているモノに目を向ける。
余計な肉を削ぎ落とした身体つきのためか、
マシューの猛ったそれは際立って見え、レイラに大きな印象を与えた。
「いいわよ……」
片足を上げて、レイラが自分の秘部へマシューを誘う。

126: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/10 02:26 ID:J4u54S/s

「い、いや、そうしたいのは山々なんだけど、お前の方が準備できてねぇんじゃ…」
「……くす。マシュー、見て……」
レイラは自分の膝裏に手を入れて、抱えるように持ち上げた。
ぱっくりと開いた彼女の肉口から、液体がとろりと垂れている…。
「い、いつの間に?」
「貴方と同じように私も興奮してたってこと………久しぶりだもの」
そんなレイラの告白にマシューも驚きを隠せなかった。
久しぶりに交わした情熱的なキスは、マシューのみならず
レイラにとっても充分刺激的だったようだ。
唇を合わせただけで濡れてしまえるほど、レイラもまたマシューとの
セックスを望んでいたのかも知れない。
両足を広げて自分の秘部を見せるという彼女の恥ずかしい行動も、
マシューだけにできるという行為に他ならない。
レイラにとってもまた、マシューは特別な存在だったのだ。
「へへ、なんか嬉しいな」
子供のような笑みを見せるマシューにレイラもまた微笑んで、
彼の身体をぐっと引き寄せる。

127: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/10 02:27 ID:J4u54S/s

マシューはいきり立った自分のモノをレイラの秘口にあてがい、
ゆっくりと腰を挿し進めた。
「はぁっ……」
「レイラ……!」
声を上げずにはいられないほどの快感が2人の背筋を走りぬける。
さほど経験のないマシューにとっては確信することはできなかったが、
幾人かの男を知るレイラにとって、マシューは最も身体の相性が良い相手だと思えた。
膣腔にぴったりと収まるモノが興奮と快感でビクビクと奮える度、
レイラの身体にも等しい官能をもたらしてくれる。
ただでさえ心地良い快感を送りこんでくれるコレが、
時に優しく、時に激しく、膣壁を刺激するのだ。
これからマシューによって与えられる、何も考えられなくなるほどひどい快感への期待。
そう考えただけでレイラの熟れた身体は独りでに疼き、
蜜の量はこんこんと増していくのだった。
「動くぜ、レイラ……」
「あぁ……マシュー………」

128: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/10 02:27 ID:J4u54S/s

切なげに鳴くレイラの膣内を、マシューは掻き回すように動き始めた。
これまで色々な動きを試した結果、一番彼女が好きな動き。
久々に味わうレイラの身体からはブランクのあるマシューに耐え難い快感を送り続けてくる。
長く持ちそうにないと思ったマシューは、最初から思いきり彼女を攻めようと考えた。
「マシュー……いいっ……! そう……っ、これが、……好きなの……っ!」
「ああ、覚えてるぜレイラ。お前が好きなやつだろ、これが!」
思いのたけをぶつけるように激しく、レイラの中を貪る。
膣内で蠢くモノに肉襞が絡みつき、マシューの中の快楽を加速させていく。
「はぁっ! んんん、あ、ぁぁっ!!」
「くっ……、レイラ……レイラ!」
頬を紅潮させて喘ぐレイラのなんと艶やかなことか。
普段のクールな彼女を知っているならなおさら、
今の彼女に扇情しない男などいないだろう。
しかしこの表情を見れるのはごく少数の男だけ……マシューはその中の一人、
それも唯一彼女が『本当』の艶姿を見せる、選ばれた男なのだ。
「はぁ、はぁ、レイラ、もっとだ…っ」

129: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/10 02:28 ID:J4u54S/s

「あぁっ!?」
マシューは腹に力を入れて迫り来る瞬間をこらえながら、
細く綺麗なレイラの片足を持ち上げて結合をより深めていく。
「いっ……、すご…っ、マシュー……!!」
「いくぞレイラぁ……、このまま最後までっ!!」
肉のぶつかりあう音が小気味よく響き、
そのリズムに合わせるようにレイラの嬌声が轟く。
「あ、あ、あッ! マシュー、駄目……私、ダメッ!!」
「お、俺ももう限界……くっ!!」
ビクッ! ビュクゥ……!
「うンン………ッッッ!!!」
腰が浮いてしまうほどの絶頂に身体を支配されながら、
レイラは声に出来ない快感に身を任せている。
溜めこんだ精を全て吐き出さん勢いで、マシューは彼女の膣内に欲望を叩きつけた。
「出……て、る……マシューの……熱い……」

130: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/10 02:29 ID:J4u54S/s

「お前のために溜めてたモンだからな。全部飲んでもらうぜ?」
「すごい量……。お腹がパンクしちゃうわ……」
射精を終えたモノが引き抜かれても、膣内は溜まった精液を楽しんでいるかのように
小さな痙攣を繰り返していた。
許容量を超えた白濁液が膣口から生々しく垂れ落ち、シーツに染みこんでいく。
「もう……どうするのよ、これ」
呆れるように呟きながらもどこか嬉しそうなレイラに微笑みながら、
マシューは彼女の隣に倒れこんだ。
火照った身体が周りの空気に熱を加えていく。
少し暑く感じるほどの部屋の中で、2人は再び身体を寄り添わせる。
「……また明日から忙しくなりそうだからな……今日は会えて良かったぜ」
「私も…今度の仕事は少しかかりそう」
「ヤバそうなのか?」
つい口に出た言葉に即座に心配してくるマシューを可笑しく思いながらも、
レイラは嬉しく感じていた。
「私達の仕事にヤバくない仕事なんて…」

131: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/10 02:30 ID:J4u54S/s

「……ないよな。レイラ……無理はすんなよ」
「わかってるわ……ありがとう、マシュー」
マシューの頬に感謝のキスを残して、レイラは身なりを整え始めた。
無造作に置かれていた衣服を着て、部屋に入ってきた格好そのままに戻る。
「泊まっていけないのかよ?」
「ごめんね。明日早いの」
そう言うレイラの表情はいつものクールなものに変わっていた。
甘い時間はもう終わりなのだと言うことを告げているようで、
マシューも無理に引き止めることはできなかった。
「じゃあね……」
部屋のドアを閉める音がマシューの心に影を落とす。
大きなぬくもりが消えた瞬間の心細さが彼を包みこんだのも一瞬、
マシューもまた身体を休めるためにベッドに潜り込んだ。
この後、2人はリキア全土を揺るがす動乱に巻き込まれていくことになる…。


                完

132: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/10 23:40 ID:5La90R6Q


幼少の頃からとかく人の上に立つのは柄じゃない、と
勉強そっちのけで戦いの腕を磨いてきたヘクトルにとって、
リキア盟主としての任はあまりにも大きかった。
本来その位置にいるはずの兄が他界し、人1倍責任感の強い
ヘクトルが兄の後を継ぐことはごく自然に思えたものの、
統治のためのノウハウをろくに学んでいないヘクトルの傍若さには
宰相達も頭を悩ませていた。

キアラン城の一室で書簡を綴っていたリンは、
部屋がノックされる音に気づき席を立った。
病を患っている祖父・ハウゼンの病状は良くなっているとは言え、
まだ数ある執務を全てこなせるほどの状態ではない。
リンは自分のできる範囲で、祖父の手助けに尽力していた。
「誰?」

133: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/10 23:40 ID:5La90R6Q

重い木製のドアを引いて、リンが来客の顔を拝む。
そこには、見ているだけで肩が凝りそうな重鎧を身に着けた蒼髪の青年が
彼女を見下ろして立っていた。
「よぉ、元気か?」
大きな体型に似つかわしい太い声に、リンが目を丸くして驚く。
人なつっこそうな笑顔で男はリンを嬉しそうに見つめていた。
「ヘクトル! あなた、どうしてここにいるの!?」
「おいおい、久しぶりの恋人との再会なのに第一声がそれかよ?」
「だっ、だって! 今あなたすごく大変なはずなのに…」
そう言いながら、リンが目の前の藍色の鎧をペタペタと触りまくる。
冷たい金属の感触、ヘクトルが動くたびにガチャガチャと擦れ合う耳障りな音、
どれもが記憶の中にあるものと重なる。
それらが目の前にいるのはまぎれもなく本物だと言うことを証明していた。
「だからその忙しい俺がわざわざ会いに来てやったんだろうが。
 もっと嬉しそうな顔したらどうなんだ?」

134: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/10 23:41 ID:5La90R6Q

「馬鹿! 忙しいならさっさとオスティアに戻りなさいよ!
 あなたはもう以前みたいに軽々と歩くことなんてできない身なのよ!?」
「そんな興奮すんなよ。実はお前に会いに来たってのは半分嘘だ」
半ばパニックに陥っているリンの両手首を掴んでヘクトルが宥める。
力強い掌から熱さが伝わってくる……ヘクトル本人の温かさを直に感じて、
リンは次第に落ちつきを取り戻していく。
「半分……?」
「ああ。今日はハウゼンのじーさんに挨拶に来たんだよ。
 盟主になってから顔を見せてなかったからな」
「お祖父様に…」
キアランへ訪れたヘクトルの理由を聞いて、リンの肩から力が抜けていく。
ヘクトルはリンが落ちついたのを確認してから、ゆっくりと手を離した。
「これからもオスティアと仲良くしてくださいってな。
 ついでに、お孫さんもくださいって言ってきたぜ」
「な、何てこと言うのよ!!お祖父様に変なこと言わないでっ!!!」

135: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/10 23:41 ID:5La90R6Q

一瞬で顔を赤く染め上げて、リンは廊下に響かんばかりの
大きな声でヘクトルを非難した。
ガバッ!!
「ッ!?」
刹那、ヘクトルは羽織っていた白いマントでリンの身体を全て隠してしまうほど
強く抱きしめた。細身の彼女の肢体がヘクトルの腕に包まれる。
「冗談だよ。ま、俺は言っても良かったんだが、リンに怒られると思って言わなかった。
 ……結局怒られちまったけどな」
「…ヘクトル…」
「会いたかったぜリン。病気なんかしてねぇか?」
「うん……大丈夫………私も会いたかった……」
額に感じるヘクトルの頬の温かさと優しい言葉に涙ぐみながら、
リンはヘクトルの胸に顔を押し付けて愛しい人との再会を喜んだ。



136: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/11 01:08 ID:J4u54S/s


「しっかし、殺風景な部屋だな。
 仮にも”公女さま”なんだからもっとそれっぽい物置いたらどうだ?」
部屋の中に招き入れられたヘクトルが開口一番、そんなことを言う。
「仮って何よ。それに公女らしい部屋なんてどんなものなのかよく知らないもの」
「まぁ、お前らしいと言えばらしいけどな」
ヘクトルは自分の鎧に手をかけて、徐に脱ぎ出した。
鍛えられた肉体は薄布の服で覆われてものの、くっきりと割れた腹筋や
これ見よがしに盛り上がった力こぶは隠しようもないほどに立派だったため、
リンの眼前に惜しげもなく晒されることになった。
「いっ、いきなり鎧脱がないでよ!」
「あ? 別にいいじゃねーか……暑いんだよ」
「すぐに帰るんじゃないの!?」
自分が脱いだ訳でもないのに、リンは顔を赤らめて視線をさまよわせている。
こんなに近くでヘクトルの身体を見たのは初めてだったからだ。
「あー、今日は泊まってく」

137: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/11 01:08 ID:J4u54S/s

「えっ!?」
その一言に、リンの心臓が跳ねあがる。
ヘクトルがさらりと口にした一言は、彼女にとんでもない驚きを与えた。
「ちょ、ちょっと!そんなこと勝手に決められても、部屋も用意しないといけないし…」
「何で? ここに泊めてくれりゃいいだろ」
「こっ! 困るわ!!」
たじろぐリンをヘクトルはきょとんとした顔で見る。
そんなことをすれば周囲に2人の関係がばれてしまうと心配するリンと、
もうすでにバレていると思っているため隠すことでもないと
考えているヘクトルの反応はまるで正反対だ。
「お前、城のモンにまだ言ってねぇのか? 俺とのこと」
「だ、だって…」
年頃の女性にとって異性とのうわついた話はどんなものより興味深いものだ。
リンはヘクトルとの関係を公然とすることで、
周りの人達にからかわれてしまうことを恐れていた。
「マジかよ?」

138: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/11 01:09 ID:J4u54S/s

「きっとここではヘクトルと私のこと知ってる人なんてフロリーナだけだわ。
 お祖父様は何か気づいているようだけど…」
「おいおい、それじゃ今俺がここにいるのもヤバいんじゃねぇか?」
「さっき部屋に入れる時は誰もいなかったみたいだから…」
そういう間も、リンは頬を赤らめて周囲を気にする仕草を度々見せていた。
もし誰かが部屋を尋ねてきたら、どう言い訳をしようかなどと考えたりもしている。
「しょうがねぇな……」
「ご、ごめんなさい。別の部屋を用意するから、今日はそこで…」
ヘクトルは小さく溜息を吐いて、リンに近づいていく。
嫌味の一つでも言われるのかとリンが身構えていると、
突然強引にヘクトルは胸の中に彼女を招き入れた。
「きゃぁ!」
「そんなら、既成事実でもつくるか? そうなりゃお前も腹が決まるだろ」
リンの耳元でそう囁いて、ヘクトルの唇が彼女の細い首筋に落ちていく。
「ちょっと、ヘクトル……! 冗談言わないで!」
「俺はマジだけどな」

139: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/11 01:10 ID:J4u54S/s

声のトーンを落として、ヘクトルはリンの項に舌を這わせた。
鳥肌が立つような感覚にリンの背筋が伸びて、
抗おうとする力が身体から抜けていく。
「あっ……駄目……っ」
ヘクトルは折れてしまいそうなほど細いリンの腰に手をまわし、
顔を自分の方へ向けさせてから、彼女の顎に掌を当てて口許を近づける。
「ほら、口開けな」
「んっ……ぁん……」
頬を両側から絞られ已むなく開いたリンの口内に、
ヘクトルの舌が侵入を開始する。
甘い唾液を堪能しながら、ヘクトルの舌は熱い口内を蹂躙していく。
「あはぁ……」
流し込まれる唾液をこくこくと飲みながら、
無意識のうちにリンは口内を自在に動き回るヘクトルの舌を
自分のそれで追いかけていた。

140: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/11 01:10 ID:J4u54S/s

舌先同士が触れ合い彼女の意志が伝わったのか、
リンの口内を味わっていたヘクトルの舌が
彼女の小さな舌と交わることに没頭し始めた。
ぬめり滑るほどの唾液を含んだお互いの舌が愛撫を続けていくうちに
2人の息は荒くなり、リンは身体が火照っていくような錯覚を覚えた。
しかしヘクトルもまた興奮しているのか、
自分の身体を彼女のしなやかな肢体により密着させてきた。
ほどよく膨らんだ2つの双丘を感じながら、ヘクトルはリンの口内を貪る。
「んっ……!」
自分からはどうしようもないほどの激しいキスにリンが身体を大きく震わせた。
軽い絶頂に追いやられたように、小刻みな痙攣を繰り返している。
ヘクトルはそれを確認してから唇を離し、2人の唇をつなぐ細い唾液の橋を
指で拭い取った。
「リン……そろそろもらってもいいか?」

141: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/11 01:11 ID:J4u54S/s

恋仲になってからというもの口付けだけは数多くこなしてきた2人だったが、
性交渉はまだ一度も行っていなかった。
何度も迫るヘクトルに「この戦いが終わってから」と口癖のように言ってきたリンだが、
その戦いもとりあえずの終焉を迎えた今は拒む理由が見つからない。
「……ヘクトル……私、恐い……」
異物を自分の身体に挿れるという未知の行為に
さすがのリンも恐怖を抱いているようだった。
涙を浮かべる彼女の頭に手をおいて、ヘクトルは優しく呟く。
「女はいつか通らなきゃなんねぇ道なんだって。大丈夫……俺に任せとけ」
子供をあやすようにポンポンとリンの頭を撫でて、
ヘクトルは彼女をベッドへエスコートした。



142: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 00:58 ID:J4u54S/s


「さてと。まずはこの邪魔なモン、脱いでもらわねぇとな」
リンは服の裾を掴みながらそう言うヘクトルを恥ずかしそうに見ながら、
「うっ……やっぱり脱がなきゃ駄目……?」
と、泣き言を言うが如く呟いた。
「別に脱がなくてもいいが……汚れるぜ?」
「……それは嫌」
何とも形容しにくい表情でヘクトルがそう言うと、
しぶしぶながらもリンは自分で脱衣を始めた。
慣れ親しんだ服が汚れるのはやはり遠慮したかったようだ。
露わにされていくリンの白い肌と恥ずかしがる彼女の表情を楽しみながら、
ヘクトルは穴が開くほどにリンを見つめている。
「ぬ、脱いだわよ…」
下着をつけたままの胸元と股間を手で隠しながら、リンが苦しそうに口を開いた。
ずっと見られていたためか、限界を超えた羞恥心が身体の体温を上げていく。
「下着は?」

143: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 00:59 ID:J4u54S/s

「下着は……勘弁してよ…」
今にも泣き出してしまいそうな声で懇願するリンにいつもの気丈さは微塵も見られない。
「(まぁ俺が脱がしてやりゃいいか…)」
ヘクトルは新鮮な気持ちで彼女を見ながら、
自らも下着姿になってリンに覆い被さっていった。
細い身体のわりには大きめの乳房に手をあてがい、形を確かめるようにゆっくりと揉み始める。
女性特有の柔らかな感触がヘクトルに伝わり、むにゅむにゅと面白いように形を変える
リンの胸に次第に捕われていく。
「あっ……ふぁ、っん……」
「柔けぇな……すげぇ気持ちいいぜ、リン…」
「んぁっ……ヘクトルの触り方、イヤらしい……」
リンが快感に集中しようと目をつぶる。
それを見てからヘクトルは胸を隠す下着をするりと取り払った。
ツンと自己主張するピンク色の先端が初々しい。
ヘクトルがそこに指を引っ掻けるようにして触れると、リンが大きな反応を返してきた。
「んんっん! はぁん……っ!」

144: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 01:00 ID:J4u54S/s

「乳首固くなってるぜ、リン。お前も気持ちいいんだな?」
「そ、そんなこと……言えな、いっ……!」
自分のものではないような艶を含んだ声が漏れないように、
リンは下唇をきつく噛んで快感を耐え忍んでいる。
「我慢すんなよ。どうせ俺しか見てねぇんだ……もっと気持ちよくなってもいいんだぜ?」
ヘクトルが胸の谷間に鼻を押し付けて、汗と体臭の混じったリンの香りを思いきり吸いこむ。
甘く淫靡な香りはそれ自体が強力な媚薬のように、
ヘクトルの股間を急激に膨張させていく。
「お前が色っぽい声出すせいでこんなになっちまった……ほら、触ってみな」
そう言って、シーツをぐっと掴んだままだったリンの片手を自分のモノに触れさせる。
ヘクトルの鼓動に合わせてビクビクと脈打つ熱い塊は、
何物にも例え難い奇妙な感覚をリンの掌に残した。
「っ……こ……これが……男の人の……っ」
震える指で形をなぞっていくと、気持ちいいのか肉塊はしきりに反応を示していた。

145: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 01:00 ID:J4u54S/s

リンはわずかな怯えと多くの好奇心に支配されて、
ついには掌全体でヘクトルの肥大したモノを掴んでしまった。
「どうだ?」
「大きい……それに、ビクビクして……すごく熱い……」
下着の中で苦しそうに蠢くモノが、掌を通して脈動を伝えてくる。
「これがお前の中に入るんだ。最初はどうしても少し痛むみてぇだが我慢してくれな」
ヘクトルはリンの頬に軽くキスを浴びせて、
彼女の股間を包む最後の布地に手をかける。
観念したのか、リンは脱がされる瞬間に備えてきゅっと目をつぶったままだ。
足を上げてヘクトルの行動をサポートしながら、リンは股間に直接空気が当たるのを感じた。
大事な部分が一切の壁を通さずに外界に曝け出された証拠だ。
「っ……」
股間にヘクトルの視線が当たるのが解かる。
恥ずかしさから目をつぶっているため彼の行動は見えないが、
ヘクトルの息が速くなるのを肌で感じられた。

146: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 01:01 ID:J4u54S/s

「(あぁ……見られてる……っ)」
局部を異性に見られている…そう思うだけでリンの身体は火照り出し、
股間の奥から蜜が湧き出していく。
「リン……濡れてるぜ」
「見ないで……ヘクトル……」
切なげに懇願するリンの秘裂にヘクトルは顔を近づけて、
愛液をまとった紅い肉ビラに触れてみた。
「うン……ッ!」
「へぇ……綺麗な色してんな。自分で触ったりしねぇのか?」
「しっ……しないわよっ…」
秘所を弄るヘクトルの指を遮るように、リンが大事な部分を手で覆い隠そうとした。
溢れるほどの愛液が自分の手に付着し、想像以上に身体が快楽に反応していることがわかる。
「おい、ちゃんと濡らしておかねぇと痛いんだぞ? お前、初めてなんだからもっと…」
「……ねぇ……ヘクトル…」
躊躇いを含んだ、控えめな声でリンが呼びかける。
ヘクトルが顔を上げると、不安そうな表情でこちらを見つめる彼女が見えた。

147: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 01:02 ID:J4u54S/s

「うん?」
「あの……ちょっと聞きたいことがあるんだけど……」
「何だ? 何でも聞けよ」
行為に関した疑問だろうか、とヘクトルが嬉しそうに上半身を起こす。
この手のことではリンよりは博識だと思って得意気に彼女をリードしていたヘクトルだったが、
リンはその彼の知識に疑問を持った。
「随分女性の身体に詳しいみたいだけど……もしかして、私以外の人としたこと…あるの?」
「………」
沈黙が場を支配する。
その重苦しい雰囲気を破ったのは、ヘクトルの乾いた笑い声だった。
「はは、は……な、何言ってんだ、リン…」
「答えて」
今だ艶を含んだままのリンの瞳がヘクトルを見据える。
しかし、その中にはかすかだがいつもの凛とした光が灯っているように感じた。
「どうなの?」
「うっ…………、ま、まぁ…その、なんだ……あ、暑くねぇか? この部屋」
いつもはっきりとものを言うヘクトルが言葉を濁す『らしくなさ』が、
質問に対する返事を表している。リンに言えない答えなのだ。
「しっ、信じられないっ!!」

148: ( ・∀・):03/05/12 16:04 ID:.SVD6eYo
マ、マターリ?

149: 手強い名無しさん:03/05/12 19:14 ID:V6O437.Q
誰だぁ!ageたのは!

150: 手強い名無しさん:03/05/12 19:40 ID:to1Qiu1Y
マターリ

151: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 23:10 ID:5La90R6Q


リンの顔が一段と赤く染まる。
しかしそれは羞恥から来るものではなく、憤怒の念から来たもののようだった。
わなわなと唇を震わせており、切れ長の瞳が心なし鋭さを増しているようにさえ思える。
ヘクトルは豹変した彼女の表情を見て、ようやくことの重大さを感じ始めていた。
「なっ、何だよ……そんな気にすることなんてねぇだろ?」
「他の人を肌を合わせておいて、私とも寝るなんて!
 そんな軽い人だとは思わなかったわ!」
身体を隠すようににシーツを覆い、リンがヘクトルから逃げるように素早く後ずさった。
侮蔑を含んだ眼差しを向けて、しきりに彼の言動を警戒している。
「む、昔のことだって! 昔、闘技場で声かけてきた女と…」
「昔ですって!? あなた一体何歳の時に経験したの!」
「い、いや……昔っつったって、2年くらい前だが…」
「全然昔じゃないじゃない!変態! 変態! 近づかないでこのケダモノッ!!」
手元にあった枕を投げつけ、ヘクトルの接近を拒もうとする。
「今まで優しかったのも、私の身体が目的だったのね!」
「なにィ?」

152: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 23:10 ID:5La90R6Q

悲鳴に近い声を上げるリンの言葉に、ヘクトルが険しい表情を見せた。
ぐっと身体を起こし、リンに顔を近づける。
「おい、さっきのは取り消せ。本気で怒るぜ」
「な、何よ…」
真剣な顔で近づくヘクトルの迫力に、リンがたじろぐ。
掴まれた手首を痛いぐらいに締めつけてヘクトルは言葉を続けた。
「お前の身体が目的だから優しくしただと?
 俺がそんな打算的な男に見えるのかよ」
「ちょっと、痛いっ」
リンの細い手首がギリギリと悲鳴を上げている。
今にも折れてしまいそうな状態だというのに、ヘクトルは力を緩めることはない。
「なぁリン……俺はそういう男に見えるのか? 答えろ」
「……っ」
鼻先がぶつかるぐらいに顔を近づけて、ヘクトルはまっすぐリンを見つめる。
深い神秘的な輝きを放つ緑色の瞳の中全てに自分の顔を映させて、
ヘクトルは射抜くような視線を向けてリンの答えを待っている。

153: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 23:11 ID:5La90R6Q

「……そ……そんなこと……ない……」
「なら取り消せ」
衰えないきつい視線を浴びせられる中、
多少の怯みを見せるリンが小さく口を開く。
「…………ごめんなさい。少し言い過ぎた……ん」
ヘクトルは彼女の口を自分のそれで塞ぎ、
可愛らしく身を縮ませたリンを再び押し倒した。
「全く……冗談でもそういうこと言うなよな」
「…だって」
口を軽く尖らせるリンの頬を優しく撫でながら、
ヘクトルは一つ息を吐いた。
「いいかリン。俺はあの時抱いた女の名前はおろか、顔も覚えちゃいねぇ。
 声かけられた場所が場所だったからな……興奮したまんまなだれこんじまったんだと思う」
「……」

154: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 23:11 ID:5La90R6Q

「闘技場の雰囲気はお前も知ってんだろ?
 ヘタすりゃ命落としちまうぐらいのところだ、みんな血が騒いでたんだよ。
 今考えりゃバカなことしたと思うが、お前が気に入らないなら謝る。すまん」
抱いた相手を覚えていないのは失礼ではないかとリンは思ったが、
ヘクトルが真剣に謝罪してきたため、その怒りは中和されてしまった。
「だがな、女と関係持ったのはそれ一回切りだ。
 好きでもない女抱くほど俺は節操無しじゃねぇ……だから機嫌直せよ、な?」
「……もうしないと誓える?」
忠告…いや、”お願い”するように神妙な口調でリンがそう問うと、
ヘクトルは少しはにかんで見せて、
「お前に嫌われない限りは、な」
と冗談ぶって答えた。
リンは安心した自分の心情を悟られたくないのか、ぷいと顔を横に反らして
ごにょごにょと何かを口篭もった。
「ん? 何だよ」

155: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 23:12 ID:5La90R6Q

「……したくなったら私に言って。
 他の女性を抱かせるぐらいなら、私が相手する」
そう言って、リンの顔が真っ赤に染まる。
性処理をかって出たとも取れる発言だった。
「へぇ、そりゃ光栄だ。そんじゃ遠慮なく言わせてもらうからな」
「その代わり私以外の女性と寝ないで。……あなたは私のもの」
リンがまっすぐヘクトルを見つめる。
その瞳に、自分より先に彼とベッドを共にした名も知れぬ女性に対する
嫉妬に似た感情を滲ませて。
そんな彼女をヘクトルは深く抱きこみ、低く静かに口言するのだった。
「あぁ。俺はお前のもの、そしてお前は俺のものだ」




156: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 23:12 ID:5La90R6Q


「リン、力抜けって。そんなにキバってちゃ入るモンも入らねぇ」
「そっ……そんなこと言ったって…っ」
秘口に押しつけられる異物の感触に、リンの身体が強張る。
しっとりと濡れた秘裂はモノを受け入れる準備はできているように思えるも、
目に見えて恐がっている彼女を前にして、ヘクトルもいささか遠慮気味だ。
「しょうがねぇな……」
顎を引いて、いつ来るかもわからない痛みに身構えているリンの唇に
ヘクトルは自分の指を咥えさせた。
「んう……」
「舐めてろ。何かに集中してりゃ痛いのもマシになんだろ」
リンの口内でヘクトルが指を鉤型に変える。
汗のせいか少し塩辛い味がするそれに、リンは舌を絡ませ始めた。
「んっ……じゅっ……ぢゅう……」
赤ん坊が乳房に吸いつくように口をすぼめるリンの姿はヘクトルを扇情させるのに
充分なほど卑猥なものに感じられた。

157: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 23:13 ID:5La90R6Q

指先を包む生温い感触に背筋を震わせながら、
ヘクトルはいよいよ彼女の中へ侵入を始める。
「リン……我慢しろ」
「ちゅぼ、ちゅっ……、ん、ん―――っ!!」
埋めこまれていく肉塊が、リンの膣孔をこじ開け入ってくる。
彼女の狭い膣道には大きすぎるそれが与える苦痛は想像以上のもので、
ヘクトルの指を舐める行為に没頭しつつあったリンを現実へと引き戻した。
「ヘクトルっ……い、痛い!」
「もうちょっとだ、もうちょっと我慢してくれっ…」
「あ、あ、あああッ!!」
肉が裂ける感覚がリンの喉を鳴らし、苦痛を訴える声を上げさせた。
それと同時に埋められたモノが身体の一番奥をノックする。
ヘクトルのくさびが赤い液体をまとって深くリンの膣内へ突き刺さり、
その先端で子宮に合図を送ったのだ。
「入ったぜ…お前の一番奥までな」

158: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 23:13 ID:5La90R6Q

「はっ……はっ……ヘクトル…、苦しい……っ」
「もう少しこのままでいてやる。よく頑張ったな、リン」
汗ばんだ髪を優しく撫でながら、ヘクトルはベッドに膝をついて腰を固定させた。
「こっ……子供扱いしないでっ……」
ヘクトルの脇から手を差し込んでしがみつきながら、リンが涙声で強がる。
苦痛に歪んだ顔を見られたくないのか、自分の頭の横にヘクトルの頭を強引に位置付けた。
結われたリンの髪がヘクトルの顔をくすぐる。
やや固い感触ながら、流れるような美しさを保っている彼女の髪の匂いを
楽しんでいるヘクトルに、リンが小さく漏らす。
「ヘクトル……う、動いて……」
「……まだ辛そうに見えっけど、大丈夫か?」
「だ、だって、全然痛いの収まらないし、
 こんな状態が続くなら、早く終わらせてもらった方がいいわよ……っ」
それに、大股を開いてヘクトルにしがみついている自分の姿はさぞ滑稽なものだろう。
いつまでもこんな格好でいる訳にもいかない。いつ新しい来客が訪れるかも知れないのだ。
「わかった。ちょっと歯ぁ食いしばって耐えてろ」

159: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 23:14 ID:5La90R6Q

「ひッ……!」
ヘクトルのモノが、膣内の肉襞を引き連れてゆっくりと抜かれていく。
伴う痛みが再びリンの身体を硬直させるが、ヘクトルは構わず抽送を続ける。
「いぐっ……!!」
「うっ……」
眼下で揺れる乳房を外側から握り、ヘクトルは自分の快感を高めようと努める。
涙を溜めたリンの瞳が何かを訴えたそうに見つめてくるが、
彼女を苦痛から解放させるためにも今はただ快感だけに集中していた。
「んんっ……うんん……!」
「リン……もうすぐだからなっ……」
「うん、ヘクトル…頑張って……っ」
その言葉は自分にかけてやれよ…とヘクトルは心の中で笑ったが、
こみ上げてくる快楽が思考を中断させた。
今だ締めつけを緩めないリンの膣内から思いきりモノを引き抜き、
欲望の証でリンの腹部を汚す。
「……ふぅ。終わったぜ、リン」

160: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 23:14 ID:5La90R6Q

取りあえず行為が終了したことを告げて、ヘクトルはリンの頬を撫でた。
「お、終わったの……?」
辛さから解放されたことは素直に嬉しかったリンだが、
意外とあっけない終わり方に少し拍子抜けした感も否めなかった。
「お前が辛そうだったから取りあえず終わらせた。
 お互い気持ちよくなんのは次のお楽しみってことにしとこうぜ」
”あっけない終わり”はヘクトルの気遣いだったのだと知り、
リンはその気遣いの嬉しさと、それをさせるほどに苦痛を表面に出した
自分を恥ずかしさに赤面する。
「ごめんなさい……私、あなたの事まで気がまわらなかった…」
「気にすんな。でも次からはもうちょっと激しく行くぜ?」
「う、うん……………が、頑張る……・」




161: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/12 23:15 ID:5La90R6Q



しばらく2人は、全裸で抱き合う心地良さと
行為の後の気だるい余韻に浸っていた。
リンが憂鬱そうに小さく溜息を吐いたのをヘクトルは見逃さず、
何か心配事でもあるのかと訊いてみる。
「うん……別にヘクトルが心配することじゃないんだけど……」
「何だよ。気になるから教えろよ」
答えを渋るリンに暑苦しい顔を近づけてヘクトルが詰め寄る。
「た、大したことじゃないわよ。
 ただ……きっと明日から侍女の人達の質問攻めに会うんだろうなぁって」
口を尖らせてそう言うリンの表情が年相応に可愛らしくて、
こみ上げてくる笑いを抑えずにヘクトルが破顔した。
「ははは。俺様のチンポはスゴかったって言っといてくれ」
「……バカッ!!」


               完

162: ( ・∀・):03/05/13 17:41 ID:nGm8S4B2
やっぱりマターリじゃないよ

163: 手強い名無しさん:03/05/13 20:52 ID:4Ypfjq8k
てすと

164: 手強い名無しさん:03/05/13 23:57 ID:YuhM3RC2
昼下がり。戦闘が終って間も無く、皆それぞれに休息を取っている。
ディークはシャニーに伝令を届けに、女性用のテントに入りかけていた・・・
「シャニー。伝令預か・・・」
早口に用件を言いかけて固まる・・・目の前にいる殆ど全裸に近い状態
のシャニーが同じく固まった状態で持っていた服を取り落とした・・・
「き、きゃぁぁぁ!?」
次の瞬間天裂かんばかりの悲鳴で意識を取り戻したディークはすぐさま後ろ
を向いてすっぽんぽんで半泣き状態のシャニーを見ないようにしながら、ど
うかこれが夢でありますようにと心から祈っていた・・・
「(やっちまった・・・)」
間に漂うキマズーい雰囲気・・・まぁ当たり前だね・・・
ともかくディークは背中に怒りと辱めのこもった何とも痛い視線を浴びながら
必死に用件を伝えようとしました・・・

165: 生き埋め:03/05/14 09:05 ID:rPmKDwh.
記念カキコ

166: jf:03/05/14 13:22 ID:IhCI2t6E
jf

167: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/15 02:10 ID:J4u54S/s


思うさま地面を照りつけていた昼間の太陽はすでに落ち、
辺りには暗闇が幕を引き始めていた。
冷気を含んだ風が草木の澄んだ香りを乗せて頬を撫でていく。
見張りの役目を全うするべく周りに気を配りながら、
白銀の鎧をつけた女性は無言で目の前の焚き火に薪を放り入れた。
パチパチと火の粉の爆ぜる音が静寂の中響き、
彼女の顔をオレンジ色に染め上げる。
「――――」
ふいに背後に気配を感じた女性が、身につけていた剣に手をかけた。
近くに小さな森があるとはいえ、わりと見晴らしのよい場所だ。
敵の奇襲ならばこれほど接近される前に気づくはず……それとも
完全に気配を絶てるほどに腕の立つ者か。
エリウッド達が眠っているテントにちらと目をやって変化のないことを確認してから、
再び彼女は森の奥の闇に意識を集中させた。

168: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/15 02:10 ID:J4u54S/s

「誰ですか? 姿を見せなさい!」
空気を割るような高い、澄んだ声が闇に吸いこまれていく。
枯れ木を踏んだ音がカサリと鳴った瞬間、張り詰めた空気の糸が切れた。
闇の中から現れた人物は、彼女もよく知る男だったからだ。
「そんなに凄まないでくれよ。こちとら小心者なんでね」
「ラガルト殿……どうかされましたか? こんな夜更けに」
長髪が邪魔にならないよう頭に巻いた黒いバンダナを弄りながら、
ラガルトと呼ばれた細身の男が女性に近づいて行く。
「いやね、あんたみたいな人が1人で見張りなんて危ないと思ってな」
焚き火の暖かさを感じられる距離まで近づいて、ラガルトはその場で膝を曲げる。
ふと顔を横に向けると、柔和な笑顔を浮かべた女性がこちらを見つめていた。
「お気遣いは無用です。このイサドラ、女なれど騎士の身。
 見張りの任はフェレにいる頃はよくこなしたもの……どうか安心してお休みください」
「そりゃ心強い。そんじゃ話し相手なんか必要ないかい?
 こんな静かな夜は1人でいると人恋しくなるもんだ」

169: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/15 02:11 ID:J4u54S/s

どうやら心配してくれているらしい。
いつもながら軽い口調のラガルトだったが、
最近とみに会話をする機会が多くなったイサドラにも彼の性格はよく解かっていた。
何気ないふりをしているが、実に気のまわる男……それが目の前に立つラガルトだ。
時折見せる人を温かな気持ちにさせる眼は一度見ると忘れることはできない。
「……ふふ。そうですね……1人でいるよりも2人でいる方が心強いのは確かです。
 それに複数人いれば、危険にもより安全に対応できる…」
「そうだろ。まぁ俺なんかじゃあんたのお荷物になっちまうかも知れねぇが」
「御謙遜を。ラガルト殿ほどの方が共にいてくれるならこれほど心強いことはありません……
 付き添いの件、私からお願いしてもよろしいでしょうか?」
座っていた場所を半身ずらして、イサドラがラガルトに尋ねる。
彼女の隣、開いたスペースをちらと見やってから、
ラガルトは不敵な笑顔をつくって自分のために開けられたその場所に腰を降ろした。



170: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/15 02:11 ID:J4u54S/s


「ここの大将さんは人徳があるんだねぇ。最近はすっかり大所帯になっちまって
 俺の出番もめっきり減っちまった。ラク出来るのは嬉しいことだが、
 逆に疲れねぇからこうして眠れない日もあるって訳さ」
焚き火の炎が弱まるのを見計らって、ラガルトは手元にあった薪を放りこんだ。
辺りに気を配ることを忘れることはないが、手持ち無沙汰なこの状況に
2人の手は自然と薪に向かう。
「エリウッド様には人を引きつける何かが備わっていると思います。
 将来はフェレを背負って立つお方……きっと今のエルバート様にも負けない、
 民に愛される主君になられることでしょう」
そう言うイサドラは、まるで自分のことのように嬉しそうだ。
「そう言やあんたはフェレの騎士様だったっけ。
 あそこの領主さん、見つかったのかい?」
いつもの軽い調子で問うラガルトに、イサドラの顔が曇る。
彼は知らないだけで悪意はないのだということは解かっていたが、
それでもこの現実は彼女にとって辛いものだった。

171: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/15 02:12 ID:J4u54S/s

「……エルバート様は……先頃亡くなられました」
唇を噛み、イサドラは己の無力さを悔いた。
その場に自分が居合わせられなかった事、
夫の訃報を伝えられても涙を見せることなく悲しむエレノアに言葉をかけられなかった事。
側近の近衛兵である自分さえエリウッドの元へ向かわせた彼女の気持ちに胸が熱くなる。
唯一の肉親である彼だけは何としてもお守りしなければ――。
「そうか……、ちょっと軽率だったかね。
 あんたの気持ちを察すれば気軽に聞いてもいい質問じゃなかった」
「いえ、ラガルト殿に悪気がないことはわかっています。どうかお気になさらずに」
イサドラは気丈にも笑う。
今この場で後悔しても何もならないということは、彼女にもわかっているのだ。
「そんじゃ、恥かきついでにもう一つ聞いてもいいかい?」
そう言って、ラガルトはおどけた表情を見せた。
やや和んだ場の空気に吊られて、イサドラもその細い眉を上げる。
「ふふっ……私で答えられることであれば」

172: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/15 02:13 ID:J4u54S/s

数瞬の沈黙。
自分の好奇心とイサドラに対する気遣いの間で揺れながら、
ラガルトはしばしその沈黙を守ってから、
ためらいがちに頭の中で吟味した言葉を吐き出した。
「あー……答えたくなかったら言わなくていいぜ、これは俺の好奇心だからな。
 この前もちらっと聞いたが……あんたのいい人はまだ国に?」
「あ……」
イサドラの笑ったままの口許が固まる。
暖かく見えた彼女の笑みは、みるみる乾いたものへと変わっていった。
「いやすまん、やっぱ聞かなかったことにしてくれ……俺には関係のないことだな」
そんな彼女を見てラガルトは慌てて質問を取り消した。
あきらかに喜びの表情ではないそれに、答えの方向が見えたからだ。
「あの人は……エルバート様と共にフェレを発ちました。
 今もまだ消息はわかっていません…」
会話が途切れることを嫌ったのか、
イサドラは瞳を悲しみに揺らしながらも重々しく答えた。

173: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/15 02:13 ID:J4u54S/s

彼女の心をさらなる闇に覆ってしまったような気がして、ラガルトも眉をひそめる。
「けれど……けれど、あの人はきっとどこかで生きていてくれている。
 私はそう祈っています」
自分に言い聞かせるようにイサドラはそう言うと、きつく唇を噛んだ。
忠誠心の一際強かった彼が、命を落とした主を残して生き残っているとは
考えにくかったが、それでもイサドラは信じていたかったのだ。
「そうか……それじゃ俺も祈らせてもらうか。
 あんたみたいな人に寂しい思いをさせている、その罪作りな人の無事を」
「……ありがとうございます、ラガルト殿……」
ラガルトの気配りにイサドラは強張った顔をわずかに緩めて、
今にも崩れてしまいそうな弱々しい笑みを向ける。
その笑顔があまりにも儚くて、ラガルトはいつも毅然としている
この騎士の中に住む普通の女性の影を垣間見たような気がした。
「……でも」
目の前で爆ぜる炎にイサドラは消え入るような声を向けた。

174: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/15 02:17 ID:J4u54S/s

続きを急かせる訳でもなく、ラガルトは澄んだ夜風を運ぶ空気を楽しんでいる。
「……でも、大切な人をただ待ちつづけるというのは辛いものですね。
 何かを伝えたくても伝えられないこの距離……強く居なければいけないと思っていても、
 心のどこかで拠所を探している…そんな自分が嫌になる時もあります」
誰に言うこともなかった、心の底にしまい込んでいた気持ちを、
イサドラはゆっくりと吐き出した。
遠巻きに自分を不器用な優しさで包みこんでくれるラガルトに、
固く閉じていた心の錠を外して見せる。
「それが普通なのさ……人間なんだから」
遠い何かを見るように、ラガルトが視線を上げる。
思うべきことがあるのか、その表情はどこか穏やかだ。
「・・…そうですね……。あの、もう少し傍にいってもよろしいでしょうか?」
わずかに恥じらいを漂わせて、イサドラが控えめな願いを申し出る。
「あぁ、別に構わないぜ」
彼女が見せた”弱さ”を、ラガルトは快く受け入れた。
自分の隣に目をやって、そこに座るよう促す。

175: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/15 02:17 ID:J4u54S/s

身体の距離が近くなり、お互いの温もりが身近に感じられる。
鼓動さえ聞こえてきそうな空気の中、イサドラの気配が動いた。
「ラガルト殿」
今度ははっきりと顔を彼の方へ向けて、イサドラが口を開く。
相手を寄せ付けないほどの剣技を奮うとは思えないか細い手で苦しそうに胸元を抑え、
オレンジの炎をその潤む瞳に携えて哀願する。
「私の……私の心の隙間を埋めてくれませんか?
 今この時だけでいい……あの人のことを思って、私が泣いてしまわないうちに……」
胸にそっとあてがわれたイサドラの手のぬくもりを感じながら、
ラガルトはいつもの感情のこもらない目で彼女を見据えた。
「俺なんかでいいのかい?」
妖しく動く彼女の手を捕らえて、ラガルトは片眉を上げる。
自分への揶揄を含んだその口調に、イサドラは口許を緩ませた。
「私の苦しみを知る貴方に……お願いしたいのです」
「……わかった。美人の頼みじゃ断れねぇな」
ラガルトはそう言って、合わせる相手をずっと待ち望んでいた
イサドラの唇を潤わせるために、自らの唇を押し当てた。




176: 生き埋め:03/05/15 14:47 ID:f6OHjepw
(゜Д゜)

177: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/15 23:22 ID:5La90R6Q


小さな森の入り口近く、大きな樹の下で重なる焚火の炎に照らされた2つの影。
「あぁ……ラガルト殿……もうこんなに……」
眼前にさらけ出されたラガルトの男根を見て、イサドラが切なげに漏らす。
赤く隆起したそれは猛々しくそそり立ち、彼の興奮度合いを示していた。
「粗末なモンで申し訳ないが」
「いいえ……充分立派だと思います……あ、んむっ……」
待ちきれないとばかりに、イサドラは木々の間から漏れる月光を浴びて
テラテラと光る亀頭を口に含んだ。
久しく忘れていた生臭い男の味が口内に広がり、身体を火照らせる。
「おっ…ぉ」
「はぁ……ん、んむ……ぢゅっ……ぢゅっ……」
深く根元まで咥えこんでから、膨張した肉根を慈しむようにゆっくりと唇でねぶる。
頬の粘膜を使って亀頭を刺激し、カリの裏側にたっぷりと唾液を乗せた舌を這わせた。
「あぁ……男の人の匂い……」
口をいっぱいに広げて、イサドラは絶えず漂ってくる男の匂いに酔っている。

178: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/15 23:23 ID:5La90R6Q

まるで愛しい人のモノを味わうように、
思いつく限りの愛撫をラガルトの男根に浴びせる。
「ぢゅむっ……ぢゅぼっ……ぢゅぼ……っ」
止めどなく溢れる唾液を拭き取ることもせず、
口内のモノにまぶしながら激しくすすり続ける。
イサドラの中に潜んでいた”雌”の本能が、
もっと味わいたいと彼女の動きを促すのだ。
卑猥に歪む彼女の表情に視覚を刺激され、
ラガルトのモノはより大きくそそり立っていく。
「ッ……!」
「んはっ……ラガルト殿……?」
股間に吸いつくイサドラの頭を無理矢理引き剥がし、
ラガルトは陶酔した瞳を向ける彼女に呟いた。
「い、いや、このままじゃ出ちまいそうだった。
 せっかくだから、あんたの中に入りたいと思ってね」
大きく脈打つモノをちらつかせながら、ラガルトは息を乱して乞う。

179: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/15 23:23 ID:5La90R6Q

透明の液体を吹きこぼすそれを見て納得したのか、
イサドラはおもむろに立ち上がると下半身を覆うものだけをゆっくりとずり降ろした。
上品な刺繍を施した白い下着の真中に薄い染みが滲んでいる。
イサドラの身体は熱くたぎったラガルトの男根を味わっただけで
充分な潤いを熟れた秘部にもたらしていた。
「……挿れてください……」
上半身を覆ったままの白銀の鎧は脱がずに、
イサドラはラガルトを招き入れようとする。
普段の凛々しさを漂わせたまま男の象徴を咥えこもうとする彼女の姿に
ラガルトは興奮を隠せなかった。
「んっ……はぁっ………!」
敏感になっている肉襞を熱い塊が割け入る感覚がイサドラを襲う。
女だけが感じられる何物にも例えられない快感が背筋を駆け抜け、
彼女の奥深くから粘ついた液体を呼び起こしていく。
「随分絞まるな……っ」
引き締まったイサドラの両足を抱え上げ、
ラガルトはより深く潜り込もうと結合を求めた。

180: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/15 23:24 ID:5La90R6Q

絶え間なく涌き出る彼女の愛液が白い太腿を伝って地に垂れる。
はしたなく広げられた股間を隠すことも出来ずに、
イサドラは突き上げられる快感に口をぱくぱくと動かせている。
「はっ……う! き、気持ちいい……ッ!」
ラガルトの首筋に腕を巻きつけて快楽を口にするイサドラ。
秘部から溢れた肉液は暴れる男根に掻き出されるように辺りに飛び散っている。
「どんな具合だい?」
「ううン……ッ! す、すごいぃぃ……! ラガルト、どのぉ……ッ!!」
泣き崩れそうな表情でイサドラがそう訴えると、
ラガルトはさらに腰の動きを速めた。
自分の秘所が奏でる淫猥な音に赤面しながら、
イサドラは身体を震わせてその快楽を受け入れている。
「ああ、ひっ! はげ、はげしいぃっ!! あ、あ、あ!」
美しい形を保つ彼女のヒップを鷲掴んで、
ラガルトがお互いの腰を密着させる。
細かい律動はイサドラの膣を刺激し、時に呼吸さえ忘れさせてしまう。

181: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/15 23:24 ID:5La90R6Q

「ひぐっ……、う、んん―――ッッ!!」
慎み深い彼女のイメージにぴったりの白銀の鎧が、
突き上げに合わせて揺れている。
その下で踊っているであろう彼女の乳房を拝むことができないのが残念だったが、
知的な彼女が愉悦に歓喜する顔を見れるだけでもラガルトは幸せ者だ。
「ラガルト殿っ……ラガルト殿っっ……ああぁっ……!!」
「ん? そろそろイクか?」
絡まってくる肉襞の圧力が一層強くなり、男根を根元から締めつけ出した。
細い眉を寄せて苦悶の表情を浮かべるイサドラの嬌声が一段高くなる。
「はいっ……、イ、イ、イクッ……! イクッ!!」
抱きついたラガルトの首筋に爪を立てんばかりにイサドラが力をこめる。
わずかな痛みが走ったが、絶頂へ辿り着こうとしている彼女はラガルトにその痛みを
忘れさせるほどに妖艶で綺麗だった。
「いいぜ……好きなときにイキな」
「うっ……ンンンン――――――――ッッッ!!!」

182: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/15 23:25 ID:5La90R6Q

許しを得るのを待ち焦がれていたかのように、イサドラの身体が大きく爆ぜた。
ラガルトの胸の中で絶頂の余韻に身体をビクビクと震わせている。
「はっ……はっ……は………」
女性の悦びを全身で感じ取っている彼女の脚を地に下ろして、
ラガルトは愛液で濡れそぼった男根を引き抜いた。
恍惚の表情を浮かべてその場に座りこんでしまったイサドラの目の前で
屹立したそれを擦り、絶頂へ導く。
「出すぜ……!」

ビュク! ビュク! ビュッ……!

劣情の証がモノの先から噴出し、イサドラの鎧に降りかかった。
彼女の象徴とも言える白銀の鎧に飛び散る汚物のコントラストは、
現実味を感じさせないほどに淫らな光景だった。
「……満足したかい?」

183: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/15 23:25 ID:5La90R6Q

萎え出したモノをしまいながら、いつもの調子でラガルトが尋ねる。
たった今まで獣のように腰を突き上げていた人物とは思えないほどだ。
「………はい………ありがとうございます……」
力が入らないのか、木の幹に寄りかかったままイサドラは抑揚のない返事をかえす。
身体を交わしただけのセックス。
だがイサドラの心に感謝の意はあれど、後悔はない。
これは彼女が望んだこと……ラガルトはそれに答えてくれただけなのだ。
周りを忘れてしまうほどに激しい情事を交わした2人も、
陽が昇ればいつもの関係に戻るだろう。
それが大人の関係。
それが2人の距離。
大切な人を待ちたいイサドラと、大切な人をつくれないラガルトの距離がこれ以上近づくことはない。
だが、それでいいのかも知れない。
つかず離れずのこの距離が2人にとって心地良いものであることに違いないのだから。



                完

184: 手強い名無しさん:03/05/16 01:26 ID:bfr4y0D6
「シャニー」
「なにっ」
「・・・伝令預かってきたんだが・・・」
「そこおいといて」
ディークは取り敢えず伝令を置き(と言うより落とし)、
すぐに立ち去ろうとした・・・
「・・・まって」
「?」
「・・・今やらしーこと考えてなかった?」
唐突な質問。・・・その気は全くない。そう言えば酷い嘘になる。
だが自分の欲望を一人よがりにぶつけても、相手は困るだけだろう。
・・・仮にここで打ち明けたとして相手は何と返してくる。
「ほんとに・・・全然?」
急に声のトーンが下がる・・・背中に当たる視線からも怒りが消えていた。
「・・・ああ」
「「・・・・・・」」
意地の悪い問いかけ・・・自分になんと言わせたいのだろうか?
信じられないのか。・・・それとも・・・
「・・・シャニー」
「・・・」
いいだろう。言ってやろうではないか。後でどうなろうと知らない。
・・・その気にさせたのは向こうの方だ・・・

185: 184:03/05/16 02:11 ID:RrnTDJos
この時間になんだがネ・・・↑
スマソ!不評だったら削ります。
また載せても良い??

  Yes or No

186: 手強い名無しさん:03/05/16 09:54 ID:RliVZfhg
>185
「汝の為したい様に為すがよいよいよいよい(例のアレ)」
との暗黒神様からの電波を受信しますた。

187: 手強い名無しさん:03/05/16 11:04 ID:.2p6Zyho
またーりえっちなSSならいつでも大歓迎ですよん?

188: ( ・∀・):03/05/16 19:38 ID:NuF.IU6M
ここに置いてあるの全部マターリじゃない!!
マターリはキスだけですませるもんだYO!!

189: 手強い名無しさん:03/05/16 20:00 ID:.Tshdctc
>>188
マターリ→それを書く姿勢のこと
つまりマターリと書いていこうということであって
マターリした物を書こうと言う訳ではないのだ…。
とマジレスしてみるTEST

190: 手強い名無しさん:03/05/16 21:55 ID:Tdw0Gy/Y
「・・・したいと思った。」
「・・・・・・」
「お前の裸見て・・・興奮してた・・・」
返答が無い。・・・やはり怒らせてしまったか。
呆気に取られているのか。・・・後ろでどんな顔をしているだろう?
「・・・」
恐る恐る振り返る・・・
「!?・・・」
「うっ・・・く・・・」
浮かべた表情は怒りではない。驚きでもない。
・・・シャニーは泣いていた。
裸の侭座り込んで、子供の様に泣きじゃくっていた。
「っ・・・ディークさ・・・あ、たし・・・
 ・・・・・・嬉しいよぉ・・・」
振り返った事を本当に後悔した。何でこんなに綺麗なんだろう。
こんなに愛しいのだろう。・・・抱きしめずにはいられなかった。
そこにいたのは何時も見る、男勝りで元気いっぱいの少女ではなく。
一人の女だったから・・・

191: 手強い名無しさん:03/05/17 00:22 ID:fj/cnwIE
「は・・・あっ・・・」
雪の様に白い胸。純粋で穢れなき白。そこに小さな蕾が二つ・・・
桃色の乳首だけが白に映えていた。雪を溶かす春の様に。
それは手で撫でてやると熱を帯び、急速に膨らみ始める・・・
「あっ・・・ひゃぁっ・・・」
小さく開いた紅い花。ディークは張り裂けそうなほど膨らんだ花を
静かに口に含んだ・・・
「ああぁっんっ・・・」
「もうこんなに硬くなってる・・・お前は感じやすいな、シャニー」
ディークは張りさけんばかり尖った乳首を指でころがしつつ、片手を胸から下に
するすると降ろしていった・・・小さな体が震えている・・・
手は下腹部をゆっくり通りすぎ、淫らに濡れた花びらに辿りついた。
「く・・・あはぁっ!んんっ」
中を掻き回すような指の動き・・・シャニーは痛みと快感の混じったその感覚に
耐え切れず、悲鳴を上げる。だがディークの手が緩む事は無い。

192: _| ̄|○ もうダメぽ…:03/05/17 01:51 ID:J4u54S/s
もしかして折れは物凄く場違いなものを書いてるんだろうか……。

193: 手強い名無しさん:03/05/17 08:10 ID:M6l.cgn.
んなこたぁない

194: ( ・∀・):03/05/17 09:46 ID:PkoUkbTg
そうかもな

195: 手強い名無しさん:03/05/17 11:35 ID:77Hy18x6
>192
楽しみにしてる香具師がここに一人いる

196: 生き埋め:03/05/17 14:02 ID:f6OHjepw
>192
センセーもっと長い前戯キボーン!

197: 手強い名無しさん:03/05/17 19:20 ID:hpVzt6Pc
>192
んな事、言わんでくれシショー!!

198: 手強い名無しさん:03/05/17 19:50 ID:9w788jXw
>>192
期待してるです!

199: 手強い名無しさん:03/05/17 21:05 ID:v0Tx15wc
狭く小さなシャニーのソコは、ディークの指一本できちきちになっていた。
ディークは両手を使い、シャニーの股を大きく開かせた・・・
「は、恥ずかしいよぉ・・・そんな観ないで・・・」
シャニーはじっと自分の股間を見つめるディークに頬を赤らめたが、
ディークは尚もそこを楽しそうに眺め、割れ目の線に沿って舌を滑らせた・・・
「あっ・・・」
「お前のココ、素直で可愛いな・・・」
くちゅくちゅといやらしい音をたてながら、舌が花びらを濡らしてゆく・・・
シャニーは恥ずかしさで泣きそうになったが、それでも体が忠実に反応する。
何時の間にか蜜は溢れ止まらなくなっていた・・・
「あぁんっ!・・・ディークさんっディークさん!・・・」
「・・・どうした?」
「とまんないっ・・・とまんないの・・・こんなの変だよ・・・
 あたし・・・おかしくなっちゃうよぉ・・・」

200: 手強い名無しさん:03/05/18 16:31 ID:29guQ.Ho
ここの職人殿の諸君!
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1048789718/l50

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