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1:
名無しさん@パワプラー
:06/04/03 14:15 ID:9./go036
エロではない
21:
名無しさん@パワプラー
:07/08/21 21:35 ID:V2EvfZyg
「まぁ、理由は何にせよ、あおいちゃんももう少し気を長く持ったほうがいいんじゃない? 爆発寸前だったでしょ? 今」
「まーね。だから八つ当たりしたい気で一杯だよ。ようし西条君、今日はボクのギザギザハートの詰まった全力投球が待っているから、覚悟してしっかり捕球するように!」
勘弁してくれ。
胸中で反論しながらも、口には出さない樹。どうせこの気温と湿気だ。全力投球なんてした日には、甲子園のマウンドでもない限り十数球でバテるだろう。まぁ思わず図らずの怒りに任せたワイルドピッチが何度も来れば、受けるこちらも堪ったものではないが。
「ほどほどにね」
言いながら静かになったグラウンドに向かうと、はるかが逆方向へと歩こうとしていることに気付く。
「って、はるかちゃん? 練習始めるよ?」
トイレだろうか。訝った樹には思慮が足りなかった。
「え? あの、道具を運ぶんじゃなかったんですか?」
…………。
ポンと、何故か視線を下へ逸らしたあおいちゃんから、肩を叩かれる。
七瀬はるかは天然だった。
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