パワプロ小説


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パワプロ小説

1: 名無しさん@パワプラー:06/04/03 14:15 ID:9./go036
エロではない

58: 名無しさん@パワプラー:07/09/16 22:26 ID:0ae9l0js
つまらなかったらスルーしてください。
途中どんどん展開がおかしくなっていくかもしれませんが。
            夜空を見上げたら
 今や早川あおいの引退したキャットハンズの顔となっている青髪のその少女は、夜空に浮かぶ三日月を見上げながら憂鬱そうに何かを思い出す。
〜橘みずき 高校1年 四月下旬〜
みずき「う〜ん、うまくいかないな〜」
 川原で投げ込みをしながらみずきは不満そうに呟く。
自分の最大の武器である『スクリュー・ボール』
左手の変則サイドスローから放り込まれる天下一品のキレを持つ、いわゆる決め球である。
 しかし、大学の練習場を借りた今日、バッターボックスに立つ大学生にことごとく打ち返された。
みずき「このままじゃあ・・・って、何考えてるのよ。野球部にいるわけじゃないんだし、それにどうせ高校生になんか打ち返せっこないんだし」
 独り言で自分を励ましながら投げ込みを続ける。しかし、やはり何か足りない気がするのか時折首をひねりながら投げ続ける。そんな時だった。
???「変化量が足りねえんじゃねえの?」
ある一人の通りすがりの男がぼそっと呟いていた。
みずき「ちょ、ちょっと待ちなさいよ。どういうことよ。」
みずきはとっさにその男を呼びとめた。外はもう真っ暗で人通りの少ない川原に声が響き、その男は足を止めて振り向いた。
よくみると高校生ぐらいの身長だった。その男はしかしまた振り向き歩き出そうとし、
???「気にすんな、独り言だよ」
 、と言い放つ。 普段のみずきなら、「あっそ。」と言ってそのまま終わりだったのだろう。しかし、現にヒントも掴めずがむしゃらに投げていたみずきの気にとまったのだろう。
みずき「だ、だから〜。どういうことって聞いてるのよ。」
 その大声に対して男は振り向きこっちに寄ってくる。自分より5cmは高いだろうその男は少し怒鳴る口調で言い放った。
???「初対面の通りすがりに対してずいぶんと失礼な奴だな。」
 ・・・そう言われてみずきは黙ってしまった。学校でも高飛車な振る舞いをしていたみずきにとってはこれほど人にものをはっきり言われるのは初めてだった。
 その様子を見た男は少し罪悪感を感じながら、しかし面倒くさそうにしゃべり始めた。
???「ん〜、キレは確かに絶品だよ。でもさ、そんだけ変化が小さければちょっとバットを軌道修正すれば楽に芯に当たるんだよ。実際ちょっとパワーのあるバッターなら楽にヒットにでいると思うぜ。」
 やはり自分の言うこといは逆らえないと覚えたみずきは再び高飛車にふるまいだした。
みずき「な、なによ。たかだか2〜3球見たあんたなんかに何がわかるのよ。」
 そういうとその男は振り返ってバッターボックスに立ち持っていたバッグから金属バットを取り出し構える。



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