雪代小百合と青沼、愛の巣


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雪代小百合と青沼、愛の巣

1: 名無しさん:15/12/20 16:07
雪代小百合と青沼のsexについて語りませんか

801: 名無しさん:18/09/09 20:13
雪代の中へ深く刺し入れた。
あうっ。ああぁっーーっ。
先程の青沼と同じ声を。
ガッチリ押さえ込んだ眼下には雪代のお椀型のおっぱいが。
僅かに乳首に触れただけの鬱憤を晴らすかの様にじっくり揉みしだき全てを味わい始めた。
いやっ、いやっ、ああぁっー
拒絶し身をよじり少しでも逃れようともがく雪代を嘲笑うかの様に今度はピストンの動きを絶妙な加減で攻め声をあげてさせた。安は長身の体を蛇のように雪代に絡みつき乳房に喰らい付き赤子のように乳首を吸い尽くした。

802: 名無しさん:18/09/09 20:49
雪代の乳首は絶品だった。
小粒ながら感度抜群で絶妙の硬さと大きさを兼ね備え攻める男にはたまらないものだった。
安はピストンの動きも辞めなかった。が雪代が違う反応を。中に感じた声だった。あの安が寸止めも作用しただろうが責めの最中に中に暴発したのだ。安の動きが止まる。ああぁっーああぁっーと雪代が生温かい液を受け入れてしまった失意の声を。
傍らで見ていた青沼が嘲笑う。
安が屈辱の表情に。テクでは絶対に負けないプライドを傷つけられ必死に雪代の膣中で回復させるやお互い敏感になった箇所を激しく擦り合わせ膣責めに集中。雪代のGスポットを激しく責めながら探った。
オンナの性本能が目覚め始めた雪代が敏感になった膣襞を男性器で刺激され青沼に剥けさせられたクリトリスを指で弄られ続け屈辱にきつく目を閉じ歯をくいしばって耐えていたのがついにGスポットを探り当てられるや限界に、堰を切ったように大きな声を上げ何度もかぶりを振った。安の面目躍如たるや一気に責め立て雪代に大声を上げさせた。青沼も身を乗り出し見入るくらいの凄まじいエロの交わりであり。
ああぁっーーああぁっああぁぁーっと

803: 名無しさん:18/09/15 12:57
続き
不本意の暴発が却って安の雪代に対する責めを冷静に。
雪代の中で硬く復活させた

804: 名無しさん:18/09/15 13:06
再び雪代の中で安の硬くなった男性器が狡猾に這い回る。
むしゃぶりついていた乳房から顔を上げ見下ろす態勢に。
安の唾液で汚されながら乳房と頂点に佇む乳首と取り囲む乳輪が更に鮮やかなピンク色を際立たせていた。
ニヤリと乳房に執着する安が眼下の乳房を雪代の穴深く刺し入れしながらプルンプルンと絶妙な揺れを楽しむ。

805: 名無しさん:18/09/15 13:11
ひひひ
下卑た笑みを浮かべその様を楽しみながらゆっくり深く雪代の中を這い回りその箇所を探り続ける。
察した雪代が少しでも安の思う様になるまいと必死に反応を出さぬよう口を閉じ耐え忍ぼうと手を片方は口元に、片方は両の乳房を隠そうと。

806: 名無しさん:18/09/15 13:40
安はオンナの扱いに関しては青沼より狡猾だった。
単純な責め一辺倒の独りよがりな青沼と対照的に。
雪代の必死のガードをそのままに己のペースを保ちながら。
じっくりと。


807: 名無しさん:18/09/15 15:14
安は雪代の中で先端を巧みに這わせその箇所を探る。
固くガードのポーズの雪代に反応が。
敏感に察した安が先端をその箇所に探りを。
雪代が不運にも同じ反応を。
確信した安。
その箇所に狙いを定め責めを集中させる。
もの凄いカラダの反応をそれが雪代を苛めた。
雪代の胎内から逆流するえも言われぬものが。
瞬く間に雪代の白い肌が顔がほの紅く染まる。
安の激しさの動きと連動する乳房も先端は更に輝きを増したピンク色に更に固くなるのをガードした腕の中で確認した。

808: 名無しさん:18/09/15 15:31
雪代のカラダを凄まじく駆け巡る反応。男を感じるオンナの反応がついに。
んー、んー、
紅潮し眉をしかめる雪代に更に安のサディズムが増長。
体を支えていた片手が口元の雪代を手を。片手が乳房をガードした手を。離しにかかるや絶妙なタイミングで泣き所を腰を入れて突き上げる。

809: 名無しさん:18/09/15 15:37
あーーっ。アァァァァんーっ。
あぁぁぁーっ
無防備にさせられた雪代の口からついにあられもない声が
傍らで見物していた青沼も身を乗り出す。
もう片手はガッチリ安に地面に押し付けられ再び両の乳房が無防備に。
安の舌が雪代の下半身を、乳房を、ワキを、アゴを、顔を、這い回る。

810: 名無しさん:18/09/15 15:46
あぁぁぁーっ
あぁぁぁーっ〜っ
波打つような雪代の声が辺りに響き渡る。
先程まで可憐で清楚な出で立ちの雪代小百合が。
はあはあ
安が雪代乳房の先端を舌でピンピン弾くように弄び
地面に押し付けた雪代の腕を不意に見やるとかろうじて見える夕刻の陽に付け根たるワキにほんの僅かな産毛が。
ウブな清楚系女子そのものを表すワキの甘さに更に犯す価値を見出すやそれが最終のスイッチが入る契機に。


811: 名無しさん:18/09/17 10:21
雪代の腋に確認した僅かな、ひっそりとした薄い毛を。
そのさまが逆に安の性欲の火に油を注ぐ契機に。
サッと再度両腿を抱えるや片手は2人の密着した箇所へもう一方は乳房を覆う様に、指は乳首を摘み。
最終段階へ。

812: 名無しさん:18/09/17 10:27
安のテクの集大成とも。
雪代の膣中の泣き所を先端でえぐく擦り上げ、指は剥き出たクリを、ピンピンになった乳首を絶妙に弄り回した。
雪代の何かをこらえる様な荒い息遣いが安の耳に。
我慢の限界だった。
渾身の力で雪代の膣中のその箇所を突き上げた。


813: 名無しさん:18/09/17 10:32
安の根元を雪代の膣が締め上げるのを感じるや生温かい違和感を股間に、再び雪代の中に出した後感じた。
安が燃え尽きた様に雪代の上に折り重なる。

814: 名無しさん:18/09/17 10:39
安の性のテクに屈した雪代。
証拠にあろうことか下半身をビクンビクン痙攣させ。
最後の瞬間
あーーっーーっーーっーっ
と悩ましい歓喜の喘きとも取れる声を。
傍らで見物していた青沼にも刺さるものを。
白い裸体を紅潮させ男を自分もオンナの悦びを全身で確かめ合う激しい汗だくSEXに。


815: 名無しさん:18/09/17 10:52
至福の余韻に浸る安。
雪代の乳房に顔を埋め。
役目を果たしたかの如く安のものが雪代の膣穴から這い出た。
その箇所はもう清純とか純潔とか汚れなきとかの形容を一切受け入れないドロドロに、泡立ち、少なめの恥毛は淫液と交わり肌に妖しく光り密着
誰が見ても男女の交わりの証を
安は感じ取った。
いつものオンナとの明らかな違いを。

816: 名無しさん:18/09/17 11:30
安自身の股間から下半身にハッキリと。
雨ではないびっしょり濡れた現実を。それは間違いなく雪代から放たれた液からのものだった。傍らに再び死んだ様に横たわる雪代。
その清楚な美少女の顔との隠された落差にさすがの安も一瞬たじろぐ。
傍らの青沼がゴクリと生唾を飲み込む。
安が体力をようやく回復雪代から起き上がるや顔を向けさせる。気配を感じ下半身が着衣を付けながらグンバツの獲物のさまを伝える。
青沼にテクで勝った確信からか余裕さえ浮かべ。
青沼は更に刺激されたのか安に雪代を起こす様にアゴを。
青沼は先程までの安と雪代の交わりを見直ぐに中に注ぐ液を生成。即臨戦態勢に。


817: 名無しさん:18/09/17 11:36
安は促され雪代の手と頭を掴み強引に立たせる。
いやっ、と抵抗の素振りも一気に青沼へ突き飛ばされる。
雪代を受け止めるやサッと素早く態勢を逆転。寄りかかっていた木に鷲掴みをした雪代を頭ごと後ろ向きに押し付けるや体を密着。

818: 名無しさん:18/09/17 11:41
木に押し付け青沼は巧みにズボンをブリーフを脱ぎ下ろし足払いする様に雪代の両足を広げるや手でそそり立つ先端を膣穴へ迷いなく一気に当てるや中へ。

819: 名無しさん:18/09/17 11:54
安は先程の余韻も青沼の性欲のまた復活したグロい凄まじさに吹き飛ばされ雪代への憐れさえ沸き起こる。
お構いなしに青沼は再び復活した欲望を処理する為雪代を犯し始める。
腰抜け状態の雪代に態勢を、自分が果てるまで維持する為だけに五寸釘先端を喉元に突き立てた。たっぷりの液で満たされ汚れた膣中を青沼の分身が再び暴れ回り敏感の極みたるその箇所をヒダの一つ一つを荒く酷薄に責め雪代は連動するように泣き喘いだ

820: 名無しさん:18/10/08 09:44 ID:DFg
雪代小百合にとって忘れられないあの夜。
自分が「女」であることを、いやというほど思い知らされた、あの夜…

821: 名無しさん:18/10/13 15:29
雪代にとって忘れられないあの夜。激しく交わった。青沼の男性器を味わい濃厚な精液を一滴足らず己の女性器で吸い尽くしこれ以上無い体験をしたあの夜

822: 瓜生不在:18/10/21 15:11
「愛の巣」という着想によれば永井豪先生のSF的展開は気絶中の朱紗の夢という事でどうでしょう。醒めた後の現実的展開を創作しては。

823: 瓜生不在:18/10/21 15:14
あの夜の瞬間だけに地縛霊みたいに留まるのはもう限界かも。
もっとも、青沼の前戯、丁寧なクンニは漫画で描写されているのに、あまり追及されてないですね。

824: 瓜生不在:18/10/21 23:35
瓜生がいない設定だと、あれが終わって誰も助けに来ないという事になります。
すると、ボロボロの雪代さんを放置して解散するはずもなく、アジトに連れて行ったでしょう。

825: 瓜生不在:18/10/21 23:38
つまり、輪姦の後拉致監禁という流れになります。連れて行くところは青沼のアパート。高校生ながらバイトで自活していた奴は同級生にもいました。そいつも早熟で女の子と同棲してました。

826: 瓜生不在:18/10/21 23:44
青沼は周到に雪代さんに家に電話させて今日は友達の家に泊まると言わせるでしょうね。
それで布団の上で続きをやりますね。
やっぱり屋外では膝や背中が痛くて限界がありますから。
その後、一緒に風呂に入って傷つき汚れた雪代さんの体を洗うでしょうね。

827: 瓜生不在:18/10/21 23:47
問題は他の奴らです。
輪姦の続きになると「愛の巣」が成り立たない。
連中をどう帰すのか?

828: 瓜生不在:18/10/25 17:02
男の習性には欲望を果たした直後に理性が戻る「賢者タイム」というものがあるが、彼らにもそれが訪れていた。

829: 瓜生不在:18/10/25 17:04
男の習性には欲望を果たした直地面に擦れて出血した自分の肘や膝のズキズキする痛みとともに
「やりすぎた、警察が入るに違いない」と普通の判断ができた。

830: 瓜生不在:18/10/25 17:09
たった1人の少女が八人もの男に取り囲まれての
「饗宴」も五時間ほど経過した後ようやく終わりを迎えていた。
欲望を果たした男たちを疲労と眠気が襲い、
野獣の群れもさすがに放心の体であった。

831: 瓜生不在:18/10/25 17:18
そして、一斉に「この後始末どうすりゃいい」
というように青沼を見た。
青沼は「俺が責任とるぜ、今日のことも手当てして破れた服も弁償する、
だから俺のアパートに連れて行く。」と宣言した。
失神から醒めた小百合を抱き寄せたので逃げ腰になっていた他の連中はほっとした。
「じゃあお前に任せるぜ、警察沙汰にならねえようにしてくれ」安川が言うと他の男も頷いた。
それは以後他の男も青沼の女と見るという黙約だった。
「その前に朱紗君を助けてあげて」
小百合が青沼に言うと「ああ」と頷いた。他の男は青沼の指示を待たずに立ち上がり、動き始めた。
こうして小百合は従順になった男共に真吾を救出させ、
ベンチに寝せ、命に別状のないことを確かめたのだった。


832: 瓜生不在:18/10/25 17:22
「俺が責任とるぜ、今日のことも手当てして破れた服も弁償するから、アパートに連れて行く」と宣言した。
逃げ腰になっていた他の連中はほっとして「じゃあお前に任せるぜ、警察沙汰にならねえようにしてくれ」安川が言うと他の男も頷いた。


833: 瓜生不在:18/10/25 17:25
それは以後他の男も青沼の女と見るという黙約だった。
「その前に朱紗君を助けてあげて」
小百合が青沼に言うと「ああ」と頷いた。
他の男は青沼の指示を待たずに立ち上がり、動き始めた。


834: 瓜生不在:18/10/25 17:28
こうして従順になった男共に真吾を救出させ、ベンチに寝せ、命に別状のないことを確かめたのだった。


835: 瓜生不在:18/10/25 17:39
朱紗を横たえると、青沼は裸身にシャツを羽織った小百合の肩を支えて「じゃあ行こうか,風呂に入れてやるぜ」と言った。
小百合はできれば家に帰りたかったがこの状態で帰宅すれば大騒ぎになるから、従うしかなかった。
「ちぇっ青沼が連れて行くのかよ」誰かが未練がましく言う。


836: 瓜生不在:18/10/25 17:43
小百合はまた輪姦される、とぞっとした。
そして憤りのままに男たちをなじった。
「あなたたちは女の子と暴力でしか向き合えないの? 愛されることを諦めているからこんな事するんだわ。女に暴力振るうのは赤ん坊より弱い人たちだわ。動物だってオス同士で戦って切磋琢磨するのに、それ以下じゃないの!」
「…悪かったよ」
誰からともなく男たちの間からつぶやきが漏れた。

837: 瓜生不在:18/10/25 17:49
これでやっと小百合と青沼の「愛の巣」に一歩近づきました。
男達の未練・執着はまだ後も続くはずですが、回復した朱紗真吾が排除します。

838: 瓜生不在:18/10/25 17:51
そしてそれが皮肉な事に雪代さんと青沼の「愛の巣」を守る事になります。

839: 瓜生不在:18/10/25 17:54
どうでしょう。こういう展開は。
あと難しいのは雪代さんが青沼の性暴力をどう許すかですね。

840: 瓜生不在:18/10/25 19:41
一つには事件のショックで雪代さんが記憶喪失症になってしまう、というのは有り得る事です。
自我の防衛機構が働いて自分の名前も忘れてしまう。
数ヶ月経って自分の名前を思い出すのですが、その時は青沼と同棲してしまっていると。

841: 瓜生不在:18/10/25 19:49
小百合はベンチに横たわって眠り続ける真吾の額にキスして呟いた。
「さようなら、朱紗くん…」
青沼に肩を抱かれて丘を降りると、道端に停めてあった車で青沼のアパートに連れ込まれた。

842: 瓜生不在:18/10/25 19:51
翌朝、青沼の腕の中で目覚めた小百合は、自分の名前も学校も思い出せない事に気がついた。
そのまま十日間、串田が介入するまで青沼と生活を共にしたのだった。

843: 瓜生不在:18/10/25 19:52
どうでしょう。これなら成立するのではないですか。
「愛の巣」が。

844: 瓜生不在:18/10/25 22:35
時間を飛ばして7~8年後に再会する場面を一つの可能性として。
東京の大学に進学した朱紗真吾は既に学部を卒業し大学院に通っていた。
進学が決まり、春休みで家に戻り母親に頼まれた買い物に出た。
久しぶりに訪れた故郷のスーパーマーケットで商品を探していると、家族連れの買い物客とすれ違った。
そのどこにでもいそうな幼い二人の子供を連れた若妻と目が合い、一瞬互いにギョッとした。

845: 瓜生不在:18/10/25 22:39
若い母親は雪代小百合であった。
いや、それは旧姓である。在学中に出産し、高校卒業と同時に結婚したのだった。
カートに乗せた子供はまだ赤ん坊であるが連れ立って歩いている五歳くらいの子は最初に生まれた子に違いない。
小百合のロングカーディガンの裾を小さな手でしっかり掴んでいる。

846: 瓜生不在:18/10/25 22:43
「雪代さん. ‥」
「朱紗君‥.変わりないわね‥.」
そう言う雪代は昔と変わらぬ清楚さと美しさを保っているが

人妻らしい、しっとりした落ち着きが加わっていた。
「今でもきれいだけど‥君はもうお母さんなんだ」
「そう‥来年は小学校なの」
「そうか、楽しみだね」
「朱紗君は?」
「僕はまだ学生さ、修士課程が終わるんだけど‥」
「そう、頑張ってるのね。私ももっと勉強したかった。」
「まだ出来るさ‥子育てが一段落したら」
「ふふ、当分無理みたい‥.お腹に三人目がいるもの。」



847: 瓜生不在:18/10/26 06:04
「僕の事思い出してくれたんだ、記憶喪失症は治ったの?」
「ええ、…完全じゃないけど。教えてもらいたい事もあるわ」

848: 瓜生不在:18/10/26 06:06
「僕も教えてもらいたい事があるよ。この7年間の事とか」
「じゃあ、喫茶店でゆっくり話する?もう二度と会えないかもしれないから…」

849: 瓜生不在:18/10/26 06:08
喫茶店での雪代さんの告白は
あの日以後青沼と同棲し始めた顛末です。

850: 瓜生不在:18/10/27 10:42
あの日から雪代は変わってしまった。
事件のショックで一時記憶喪失にさえなったのだが、
そのせいで恨みや恐怖から免れて変容し、
かえって青沼との関係は続いて深まった。

851: 瓜生不在:18/10/27 10:46
そして、三ヶ月経って妊娠を機に青沼と同棲を始めたのだった。
その時は結局中絶したが、半年後また妊娠し、
退学してとうとう青沼の子を出産したのだった。


852: 瓜生不在:18/10/27 10:58
その時まだ十八だったので親と同居し養育していたが、
やがて居づらくなり青沼と共に別の町に越して行ったのだった。


853: 瓜生不在:18/10/27 11:13
あの事件以後真吾の前から姿を消した雪代を探して
3ヶ月後に母親に聞いたアパートに赴き、
小百合と青沼が同棲して居る事を初めて知った時の衝撃は今も忘れない。



854: 瓜生不在:18/10/27 11:16
その時すでに妊娠していたのだ。
輪姦の結果の妊娠で、後に中絶した事は
青沼と雪代さんが産婦人科に行くのを目撃した同級生の噂で知った。

855: 瓜生不在:18/10/27 11:25
朱紗はその噂を確かめるすべもなかったが、雪代さんは半年後また妊娠しお腹が目立つようになる前に退学した。
やがて青沼と共に別の町に越して再び朱紗の前から姿を消し、それ以来の再会だった。


856: 瓜生不在:18/10/27 11:33
その後、風の噂で雪代さんが青沼の子を出産したと聞いた。
朱紗は今、喫茶店で向かい合う雪代さんが
目の前で子をあやしている姿に苦痛を伴う感慨を禁じ得なかった。
「この子ががあの青沼の子か‥.」


857: 瓜生不在:18/10/27 11:39
「この子が、あの青沼の子か…」
改めて子供を見るとやんちゃらしくはあるが可愛らしい普通の子だ。
しかしやや眉の上が隆起しているのが青沼に似ていると思った。
雪代さんが「普通」の幸せそうな若い母親に見えるのが不思議だった。


858: 瓜生不在:18/10/27 11:42
「普通」に着地するまでにどれほどの事があったか…
多くの修羅場、激情、性の暴風も過ぎてしまうと想像することさえ難しい。


859: 瓜生不在:18/10/27 11:46
真吾が高校を卒業した直後に披露宴なしの結婚通知が届いて
驚いたが、意外にも相手は青沼ではなく、真吾の知らない「串田」という男だった。


860: 瓜生不在:18/10/27 11:49
雪代さんは子連れで結婚したことになる。
真吾は複雑な気持ちになりつつも相手が青沼でなかったのは一抹の救いだった。


861: 瓜生不在:18/10/28 10:45
「串田って…どういう人、何をしているの?」
「…組頭をしているの。そしてデリヘル組織も経営してるわ。」
「!そ、それって…」
「朱紗くんの世界の呼び方でいうと、ヤクザね…」

862: 瓜生不在:18/10/28 10:48
「びっくりしないでね。私が辿った道を教えるわ。」
小百合は自分の「女の道」を話し始めた。

863: 瓜生不在:18/10/29 14:22
「二日目だったわ。朝目が覚めたら、青沼の腕の中で…自分が誰で家がどこかも思い出せなくなっていたの。」
「あんだけの事されたらショックで変になるのも無理ないよ、でも…残念だ」

864: 瓜生不在:18/10/29 14:25
「うっううっ、ごめんなさい、朱紗くんの事も消えてしまって
3ヶ月くらいして、思い出した時は…
もう妊娠してて青沼と暮らしていたの。」

865: 瓜生不在:18/10/29 14:32
「でも逃げ出さなかったんだ。
妊娠していたからかい?」
「それもあるけど…記憶喪失の間、側にいたのは彼だけだったから…繋がりが深まってしまったの」
「一週間も監禁されてたからか…」
「解放された後も彼、夜になると私の部屋に来ていたの…」


866: 瓜生不在:18/10/29 14:36
「じゃあ、あの後もあいつと…知らなかったよ。」
「最初の時は朱紗くんを守るためだったけど…
だんだん、抱かれる事に悦びを感じるようになって…」
「僕の事も忘れていたからね…」
「本当にごめんなさい」

867: 瓜生不在:18/10/29 14:40
青沼が来ない夜は寂しさに疼く体を持て余し、
妊娠していると知った時迷わず青沼のアパートに自分から
行って同棲を始めたのだった。

868: 瓜生不在:18/10/29 14:42
記憶喪失が癒えないままだったから、
学校の授業にも戻れなくなって、青沼だけが頼りになっていたのだった。

869: 瓜生不在:18/10/29 14:46
でも、よく監禁から逃げ出せたね…家もわからなくなっていたんだろう」
「それが…串田のおかげだったの。彼の兄貴分で組織の経営者。
他の女子高生の事も管理してたから私の家も知ってたの。
私の親に慰謝料をたくさん払ったのも串田だった。」

870: 瓜生不在:18/10/29 14:49
「それで…後になって串田と結婚したのか。」
「それだけじゃないけど…」
小百合は喫茶店では言えない事があまりに多くあったので
口をつぐむしかなかった。

871: 名無しさん:18/10/29 14:49
知らん完

872: 瓜生不在:18/10/29 14:54
青沼の子を産むという事はやはり愛があったのだろう。
しかし青沼は雪代に言葉に出来ぬほど酷いことをして
彼女の高校時代を台無しにしたのだ。


873: 瓜生不在:18/10/29 14:55
強姦・輪姦・拉致・監禁‥.だが雪代はそれを許したのか記憶が消えたからなのか、
自分から進んで同棲までした末に青沼の子を産んだ。
なぜそんな男を愛せたのか、そんな例は古典にもあるが
真吾にとって「女」は今でも謎だった。


874: 瓜生不在:18/10/29 21:19
真吾は高校生の時読んだ、男に攫われて
孕んだ末に死んだ女の話を思い出した。

875: 瓜生不在:18/10/30 05:08
安積山の女の話は有名だ。
美しい貴族の娘が下男の男に攫われて
一緒に暮らすうちに妊娠して死んでしまう。
その時に書き付けた歌がある。


876: 瓜生不在:18/10/30 05:12
「安積山 影さへ見ゆる 山の井の 浅き心を 思うふものかは」
本に出ていた解釈は馬鹿らしくて信用できないが
女の愛だけではなくて恨みもこもっている気がしていた。
恨みが愛に転化するのか、背中合わせなのか…

877: 瓜生不在:18/10/30 05:18
青沼の獣的な逞しさは真吾にはない。
雪代さんが幸せになっているなら肯定するしかなかった。


878: 瓜生不在:18/10/30 05:22
可愛い子供が生まれて生活が
成り立っているなら、
始まりが強姦であっても女は許すものなのか。


879: 瓜生不在:18/10/30 05:32
安積山の女の歌は貴族の機嫌を取り持つ歌という全く別の逸話がある。
真吾はどちらもフィクションで歌の出処は多分全く別だと思った。

880: 瓜生不在:18/10/30 05:39
藤原仲麻呂に17歳で毒殺された安積親王を悼んだ歌だろう。
仲麻呂は、後に孝謙天皇になる阿倍内親王の愛人だった。
その仲麻呂はずっと後になって彼女の愛人になった道鏡によって殺されるのだ。
青沼も、串田に小百合を奪われて殺されたのかもしれないと思った。

881: 瓜生不在:18/10/30 05:50
真吾は尋ねた。
「雪代さん…青沼はもしかして死んだんじゃないかい?」
小百合はさっと青ざめて答えた。
「そ、そうよ…何故知ってるの?」
「…なんとなく、そう思っただけさ。」
「…私、一時あの人の情婦だったけど、女として不幸とは思ってないの。」
それを聞いて真吾は小百合と青沼の「愛の巣」が
一時にせよ、あったんだなと思った。

882: 名無しさん:18/10/30 06:14
知らないので完

883: 瓜生不在:18/10/31 19:01
朱紗は確かめるように言った。
「雪代さん、じゃああの事件で君は記憶喪失になって青沼と一週間暮らした。
その後串田という男が介入して君を自宅に帰した。
すると君の部屋に青沼が通うようになった。
その後君が妊娠して、自分から青沼の元に行って同棲するようになった。
そして中絶したけど、また妊娠して…
青沼との間に子供が生まれた。
でも何年かして君は串田という男に奪われて青沼の元から去った。
青沼は…死んだ。串田が殺したの?
僕が知る限りじゃ君を襲った連中はみんな死んでるんだよね。」


884: 瓜生不在:18/10/31 19:04
雪代は答えて言った。
「これ以上は私言えない。朱紗くん、中学生の時文芸部にいたわね、和歌覚えてる?」
「ああ、短歌書けるよ。」

885: 瓜生不在:18/10/31 19:07
「じゃあ私書くから、気持ちをくみ取って」
言うと小百合は手帳を取り出し短歌を書き付けて真吾に渡した。
「朝白く 夕には汚れし 雪の道 いかでか 見るや 泥に白きを」

886: 瓜生不在:18/10/31 19:11
「……」
朱紗はそれを読んで、小百合が最も気にしているのが
青沼との間に生まれた子がちゃんと育つかということだと知った。
汚れ果てた自分が純粋に人に向き合えるかという苦悩も歌にあった。


887: 瓜生不在:18/10/31 19:13
真吾は胸を痛めながらこう返した。
「踏まれても 雪はまた降る 泥の上 つちは黒くも 白く輝く」

888: 瓜生不在:18/10/31 19:18
小百合は手帳に真吾が書いた返歌を読み取った。
「父親がどうあろうと、母親の私がちゃんとしてれば良い」
と書いたのを理解した。

889: 瓜生不在:18/10/31 19:19
そしてホッとしたように立ち上がった。
「朱紗くん、ありがとう。勇気が出たわ」


890: 瓜生不在:18/11/02 12:46
真吾は最後に、というように言った。
「雪代さん、この歌を覚えているかい?『安積山 影さへ見ゆる 山の井の 浅き心を 思ふものかは』」
「ええ、中学の時に朱紗くんと意味を一緒に考えたの、覚えてる。
中学までの記憶が戻った時に思い出したわ。

891: 瓜生不在:18/11/02 12:54
藤原仲麻呂という野心家が安積親王を殺して
彼の恋人の阿倍内親王という皇女を無理矢理自分の女にしたんだ。

892: 瓜生不在:18/11/02 12:56
「そうね、阿倍内親王は後で天皇になっても仲麻呂の操り人形だったの」

893: 瓜生不在:18/11/02 12:58
悔しかっただろうね、でも同時に仲麻呂を愛してしまっていた。」
「そこに道鏡という男が現れて…彼女は道鏡の愛人になるのよね。」

894: 瓜生不在:18/11/02 13:01
「そう、彼女は道鏡を利用して、仲麻呂を失脚させて、殺したんだ。」
「朱紗くん、歴史では彼女は道鏡に操られた事になってるのよ」

895: 瓜生不在:18/11/02 13:04
「雪代さん、彼女は仲麻呂に愛情と恨みを
同時に持っていたんじゃないかい?」
「そうね、それが女かも…」
「君も、青沼を…」

896: 瓜生不在:18/11/02 13:07
「朱紗くん、否定はしないわ。だってそれだけのことを彼はしたんだもの」

897: 瓜生不在:18/11/02 13:11
「本当に『淺くは』なかったんだ恨みと愛は …」
「まだ言えないことが、いっぱいあるの…」
「いつか、言ってくれる?」
「たぶん永遠に、言えないわ。朱紗くんには…」

898: 瓜生不在:18/11/02 13:14
「君と青沼の『愛の巣』か…僕が聞いたら気が変になるかもな。」

899: 瓜生不在:18/11/03 02:44
「…三度妊娠して、二度中絶した、それが一番辛いの」

900: 名無しさん:18/11/03 12:45
ヤッホー うし!うし!


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